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施工事例

2015/10/11

屋根塗り替え

長野県長野市鬼無里

塗装職人奮闘記！長野市鬼無里のトタン屋根塗装工事「ビフォーアフター」

Before

After

OB様から実家の屋根塗装のご依頼

施工地域	長野市鬼無里
施工場所	戸建て住宅『屋根・母屋・蔵・駐車場』
施工内容	母屋・蔵・駐車場の屋根塗り替え
目的	塗装にて美観回復と、保護性能を高める
施工経緯	10年程前にお世話になったＯＢのお客さまよりの屋根の塗り替えのご注文をいただきました。
使用材料	シリコン塗料

長野市鬼無里にある、ご実家の屋根を塗り替えたいとのO様。
実家を大事に守っていきたい、そんな思いのあるOBのお客様です。
以前、10年ほど前ですが、長野市街地にあるご自宅の外壁と屋根塗装もさせていただいきました。
O様はご自宅についても、ご実家についてもメンテナンスへの意識が高く、私たちが現調に行くとベストな塗り替えのタイミングといってよいほど理想の状態でした。
サビもほとんどなく目立った損傷もありません。
全体的に色褪せ程度です。
そのため、下地調整などに労力を要せずコストが掛かりません。

須坂市防水工事
何が言いたいのかというと、同じ面積でも状態によっては、下地調整に8人工以上掛かる場合もあれば、2人工で済む場合もあるという事です。
例えば錆びた部分をサンダー（円状のペーパヤスリを高速で回す機械）で削り出し下地を整えることで塗料をしっかりと密着させる作業。
こういった作業の時間に差がでるんです。更に劣化が進行していて、屋根の修理が必要になれば、材料代や加工代が入ってきます。
これは、メンテナンスを先延ばしにすればするほど見られる傾向です。

須坂市防水工事

塗装だけで済むのであれば、ご要望の予算内で性能と耐久性の高いグレードの塗料も選びやすくなります。
塗り替えサイクルが長くなるため好循環に変わります。
そのため、しろくまペイントでは早めのメンテナンスをおすすめしています。
実際に、コストが変わってくることがわかればご理解いただけると思います。
補修を伴う屋根の塗装と塗装だけの改修コストの違いをご覧ください！

実例に基づいた痛みのある屋根（腐食や剥がれ）と痛みの少ない屋根の改修コスト事例

塗装や補修+塗装でメンテナンスが可能な状態でのコストです。屋根材の傷みが酷く塗装では対応できない場合には、カバー工法や葺き替え工事を行うことになります。

屋根塗装のみの塗装工事価格

屋根塗装工事	2液油性遮熱シリコン塗料（3回塗り）	100	㎡	2,600	260,000
仮設足場		240	㎡	830	199,200
仮設トイレ		1	台	15,000	15,000
安全管理費		1	式	40,000	40,000
		計			514,200

屋根材劣化の補修を伴う屋根塗装の工事価格

屋根塗装工事	2液油性遮熱シリコン塗料（3回塗り）	95	㎡	2,600	247,000
屋根補修	腐食部ケレン及びパテ補修	1	式	60,000	60,000
屋根張替		7	㎡	15,000	105,000
張替え部塗装		5	㎡	2,800	14,000
仮設足場		240	㎡	830	199,200
仮設トイレ		1	台	15,000	15,000
安全管理費		1	式	40,000	40,000
		計			680,200

工事方法と費用相場

屋根の改修工事方法は主に3種類あります。塗り替えと、今ある屋根の上から新しい屋根を張っていく方法、今ある屋根材を剥がし防水シートや下地を改修し新しく張替える方法です。屋根が傷んで補修では直せない場合や、劣化が進行してしまった場合にはカバー工法が、更に防水シートや野地板などの下地までダメージを受けてしまった場合には屋根の葺き替えを行う必要があります。後にいくほど、費用は高くなります。

屋根工事の方法	費用相場
部分補修	1万～8万円
屋根塗装（80㎡程度）	35万円～80万円
屋根カバー工法	90万円～160万円
屋根葺き替え工法	150万円～250万円

お客様のご要望も満たし、仕上がりにも満足いただけました。

須坂市防水工事

施工前です。塗装する場所は母屋・蔵・駐車場の屋根になります。駐車場は色褪せ程度、母屋は少しですが部分的に錆びています。

須坂市防水工事

屋根の状態はそれぞれ違いますが、密着させるための目荒らし（ケレン）はしっかりと行います。
塗料を密着させ性能を担保するための大切な作業です。
職人さんによって使う工具は違いますが、主にベビーサンダー、カーポリッシャー、角サンダーなどを用います。
また工具が入らないような狭い場所は、手でペーパーを入れていきます。この作業によっても違いがでるんです。

須坂市防水工事

その後、高圧洗浄を丁寧に上から下へと行っていきます。しっかり乾かしてから次の工程へと進みます。

須坂市防水工事
いよいよ塗装工程に入ります。ローラーが入らない細かい所は刷毛で先行して塗装を行い、その後全体をローラーで塗っていきます。
基本的には、この塗り工程は3回行います。

須坂市防水工事

仕上げ塗りです。これでサビなどが進行せず、良い状態を保っていけます。
トタン屋根の塗装ですが、傷みが酷いと塗り替えができないケースがあります。大きく錆が広がって腐食にまでの発展していると補修や塗装で直すことはできないからです。時々、住宅街でボロボロになったトタン屋根を見掛けますが既に屋根のダメージが酷く強度も弱くなっています。カバー工法や屋根の葺き替えでなけれ強さや綺麗さを取り戻せません。

須坂市防水工事

さて今回は屋根の塗り替えだったのですが、お客様からのご要望は、コストを抑えること、そして積雪の多い地域なので屋根に積もった雪が滑り落ちるような塗料を使いたいとのことでした。
もちろん、美観の回復や保護性能も兼ね備えたうえでです。
弊社で定期的に使う、積雪地域で人気の屋根塗料を提案させていただきました。

滑り落ちやすい塗料についてですが、しろくまペイントでは数種のラインナップをご用意しています。
屋根材や屋根の状態だけでなく気候風土に合わせた塗装仕様や改修仕様を設計します。
総工費は約50万円でした。
Ｏ様、ありがとうございました。

現状を正しく把握することは上記にも記載した通り、無駄なコストやコスト増につながる工事を避けることができます。
また、ライフサイクルコストの平準化にもつながります。
もし、トタン屋根のメンテナンスについて疑問があったり、改修方法について相談をしたかったり、使う塗料で悩んでいたら、お気軽にご相談ください。
現場調査も無料なので、お声がけくだされば早めの日程候補をお伝えします。

また、しろくまペイントでは、塗替えという観点からだけではなく、住まいを長持ちさせて守るという観点からの工事方法も提案しています。
使う塗料も素材に合わせて厳選、数種類のグレードからお選びいただけます。
塗装をはじめて50年、東北信地域で文教施設や公共施設など様々な建物の塗装や防水工事に携わってきました。
東北信地域では、皆さんが知っている施設を一つは手掛けています。ご安心してご相談ください。

須坂市防水工事

金属屋根の耐用年数とメンテナンス時期の目安について

トタン屋根は金属屋根に属します。
一概に金属屋根と言っても、数種類あり、その耐用年数や特徴が違います。
一般住宅に使われているが、トタン屋根やガリバリウム屋根、公共施設や商業施設、店舗、神社仏閣に使われている金属屋の根材には、トタンやガリバリウム以外にステンレス屋根や、銅屋根、チタン屋根があります。
その耐用年数と特徴を見てみましょう。

	耐候性	メンテナンス時期	耐用年数	特徴
トタン屋根	○	5年～8年	10年～20年	鉄板を亜鉛メッキにて覆う処理をしている。亜鉛が代わりに腐食する役割を担う。他の金属屋根と比べ安い
ガルバリウム屋根	◎	15年～20年	30年～	約55％のアルミニウムを含む。耐用年数を見ても分かるように、トタン屋根の耐久性を遥かに超える、また熱反射性を持つ
ステンレス屋根	◎		50年～	ステンレス鋼板を使用、耐久性・耐食性・強度に優れるが、価格が非常に高い
銅屋根	◎		50年～	加工性に優れる、銅特有の大気中で保護膜を形成する特徴を持ち高い耐久性を発揮する
チタン屋根	◎		半永久	加工性に劣るが、軽量で、強度・熱反射に優れる