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2020/01/21
中野市七瀬で金属屋根とモルタル外壁の現調を行いました

中野市七瀬で金属屋根とモルタル外壁の現調を行いました

現調地域長野県中野市七瀬
現調場所屋根・外壁
現調内容塗装工事
現調経緯ホームページから問い合わせをいただきました
左:チョーキング   右:外壁のヒビ割れ
左:サッシ周り塗膜のひび割れ   右:雪止めアングルのサビ

建物の劣化を放置すると建物自体の寿命を縮める原因につながります

ホームページから問い合わせをいただき、中野市七瀬で戸建て住宅の現調を行いました。

屋根は金属で壁はモルタルとなっています。
屋根の状態は色あせがあったものの、目立ったサビはありませんでした。
しかしながら雪止めアングルにサビが発生している為、今後雪止めアングルからのサビが屋根に移る可能性は十分に考えられます。
屋根表面に何らかの要因でキズが付き、素地が露出していると金属と酸素と水分が結合しサビが発生します。
それ以外にも新築時の塗膜が劣化し素地が露出している状態でも同じになります。
写真上では塗膜の色あせのみが確認できましたが、高圧洗浄を行った際に劣化している塗膜が全て落ち、素地が露出する可能性もあります。
金属屋根にも亜鉛メッキやガルバニウム鋼板・チタンやステンレス・銅板がありますが、戸建て住宅の多くは亜鉛メッキやガルバニウム鋼板を素材とした金属屋根の方が多いと思われます。

外壁はモルタルの上に吹き付けタイルが施されている外壁です。
現状ではチョーキングが発生している事で塗膜の劣化が進行している状態です。
外壁の塗料が紫外線の影響を長期間にわたって受けて劣化が始まったことが原因です。
手で触ると白い粉が付くのは塗料が粉状に劣化してきているからです。
そのままの状態が続くと水に対しても弱くなっていきます。
塗装直後は水を弾くので問題ありませんが、長期間経過してくると水を吸うようになります。
水を吸収する・乾くを繰り返していると壁材自体の強度も徐々に低下しひび割れが起こる事もあります。
表面上の軽微なひび割れならそこまで心配する事もありませんが、肉眼でも認識できるくらいのひび割れだと注意が必要です。

雪止めあるとサビる?

屋根に雪止め金具を取り付けたら、いつの間にかそこから錆が出ていてびっくりした…なんて経験、ありませんか? せっかく雪の落下対策でつけたのに、逆に屋根が傷むなんて、本末転倒ですよね。 実は、雪止め金具は便利な反面、設置や素材の選び方を間違えると、屋根のサビや劣化の原因になることがあるんです。

雪止め金具が錆びる理由と屋根への影響

雪止め金具は金属製のものが多く、常に外気にさらされる場所に設置されているため、経年劣化によるサビの発生は避けられない面があります。特に、降雪や融雪による水分、雨による湿気が金具に溜まりやすく、錆びの原因になります。

さらに問題なのが、異種金属が接触している場合に起きる「電食現象」です。これは、異なる金属が接触した状態で水分が介在すると、電位差によって金属の腐食が促進される現象です。 例えば、ガルバリウム鋼板の屋根にステンレス製の雪止め金具を取り付けた場合、見た目は錆びに強そうでも、接触部分で電食が起こりやすくなります。

また、錆びた金具から流れ出た水が屋根表面に広がることで、”もらい錆”が発生し、錆びが屋根全体へと広がってしまうリスクもあります。

雪止めによるサビを防ぐための具体的対策

  1. 素材の組み合わせを統一する: 雪止め金具と屋根材を同じ素材に統一することで、電食のリスクを抑えることができます。たとえば、ガルバリウム鋼板にはガルバリウム製の雪止め金具を使うと安心です。
  2. 絶縁処理を施す: 異種金属をどうしても使わざるを得ない場合は、接触部分に塗装や絶縁シートを挟むことで電食を防止できます。
  3. 塗装しないことが逆に重要: 屋根塗装の際に、雪止め金具まで一緒に塗装してしまうと、金具の水切れが悪くなり、逆にサビの温床になります。金具は塗らずに、屋根との接触部分だけ適切な処理をすることが大切です。
  4. 雪止めアングルを設置する場合の注意: アングルを浮かせて取り付ける場合、屋根との接触面が露出しており、塗装が不十分なままになることがあります。ここから錆びが広がるリスクがあるため、設置時にはその部分の防錆処理が必要です。
  5. 定期的な点検とメンテナンス: 設置後も年に1回は点検し、サビの兆候があれば早めに補修・交換することで、被害の拡大を防げます。

長野県長野市のような豪雪地域での雪止めの注意点

長野市は全国でも有数の豪雪地帯の一つであり、屋根の雪対策として雪止め金具の設置はほぼ必須となります。ただし、その分雪止めの負荷が大きくなり、サビが進行すると金具の強度が落ち、重みに耐えられず破損・落下のリスクが高まります。

落下すれば人身事故や車両への損傷など大きな被害につながる恐れもあるため、定期的な点検・交換が何より大切です。冬前のチェックと、雪解け後の点検をセットで習慣にするのが望ましいでしょう。

雪止めは便利で必要な設備ですが、設置方法や素材選びを誤ると、屋根を傷めてしまう原因になります。特にサビや電食は見た目だけでなく、建物の寿命にも関わる重要な問題です。

だからこそ、適切な素材の選定、絶縁処理、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。とくに長野県長野市のような雪が多く降る地域では、雪止めの耐久性がそのまま建物の安全性に直結します。

「雪止めを設置したから安心」ではなく、「雪止めの状態も常に気にかけること」が、これからの冬を安心して過ごすための第一歩です。

建物の汚れは築年数が経過してくると、どのお宅でも汚れはあるものなので、そこまで気にする必要はありませんが、チョーキングやひび割れ、さびに関しては建物の寿命を短くする原因につながりますので、メンテナンスが必要になります。
今回現調したお宅も当社にて4月に施工する事になっています。

しろくまペイントの本社は長野市ですが、中野市や飯山市といった地域でも現調や施工を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

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