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2015/10/14
【現調レポ】長野市安茂里での雪害雨どい修理が“火災保険で自己負担ゼロ”になった話

目次

長野県長野市安茂里雨どい交換修繕工事

施工地域長野県長野市
施工場所戸建て住宅『屋根及び雨どい』
施工内容雨どい修繕・屋根瓦交換・足場設置工事
目的雨どい修繕・交換にて雨どいを正常の機能に戻す
施工経緯以前、現場調査に伺い雨どい修繕に対し保険申請のお手伝いをさせていただきました。
使用材料雨どい他

毎年冬になると心配なのが、大雪による建物へのダメージ。
特に寒冷地域である我が街、長野市はそんな被害も少なくありません。
実際に「屋根が重さでたわんできてる気がする…」「気づいたら雨どいが外れていた…」なんて、思い当たる方も多いのではないでしょうか。
そんな時、「雪が原因だけど、火災保険って使えるの?」という疑問、出てきますよね。
答えはYES!
実は、火災保険には“雪災補償”という特約(補償項目)があり、雪の重みや落下による損害も補償の対象となっているかもしれません。
今回の事例は、そんなケース!
それでは、雪害が補償された具体的な理由をお伝えしていきます。

火災保険で補償される「雪害」

火災保険は「火事」だけじゃない!雪災もカバーできる

火災保険という名称ですが、実際には火災以外にも風災・雹災・雪災など、自然災害による被害が補償されるのが一般的です。
特に雪災補償は、積雪地帯に住む方にとってはとても重要な項目です。屋根やカーポート、外壁など、雪の重さや落下による破損が補償の対象になります。

雪災補償でカバーされる主な事例

「雪のせいで壊れた…」その修理、火災保険で対応できる可能性があります。
火災保険という名前からは想像しづらいかもしれませんが、多くの保険では“雪災”も補償対象に含まれています。
雪による損害は、目に見える被害だけでなく、時間が経ってからじわじわ表面化することも少なくありません。
以下では、実際の現場でよくある「雪による損傷」と、それが保険で補償されるかどうかの目安を解説いたします。

被害内容補償の有無補足説明
雪の重みで屋根が破損した雪が積もり屋根がたわんだ、割れたなど
雪の重みで雨どいが歪んだ・外れたよくある事例。修理費が保険で出るケースも多い
雪崩で建物の外壁が損傷した近隣の雪崩も対象になる場合あり
雪の重みでカーポートが潰れた火災保険での補償対象になりやすい構造物の一つ
雪の重みで物置が倒壊した契約による物置や倉庫も保険対象になっていれば補償あり
落雪でエアコン室外機が壊れた契約による家財や設備に補償がついていれば可能性あり

雪災補償は、「雪の重みや落下が原因の破損」であることが前提条件です。

雪の重みで屋根が破損した 【補償対象:○】

屋根に積もった雪の重さで、瓦がずれたり割れたり、金属屋根がたわんだりしてしまうケースは非常に多く見られます。
特に、一度に大量の雪が降った場合や、数日間解けずに重みがかかり続けた場合には、屋根材や下地がダメージを受けている可能性が高く、火災保険での補償対象となります。

雪の重みで雨どいが歪んだ・外れた 【補償対象:○】

「雪が屋根から滑り落ちた拍子に、雨どいがグニャリと曲がってしまった」
「雨どいが外壁から外れ、落下してしまった」
こういったケースも火災保険の雪災補償でカバーされる代表的な事例です。
見た目には小さな被害でも、雨どいが機能しなくなることで、外壁や基礎への雨水の影響が大きくなるため、放置は避けたい部分です。

雪崩で建物の外壁が損傷した 【補償対象:○】

屋根から一気に落雪があったり、近隣の雪が敷地内に押し寄せたりして、外壁材が割れたり、凹んだりした場合も雪災として申請できる可能性があります。
特に、隣家や斜面から雪が崩れ込んできたようなケースでは、「自宅からの落雪ではない=不可抗力」と見なされることもあり、保険の対象となることが多いです。

雪の重みでカーポートが潰れた 【補償対象:○】

アルミ製やポリカ屋根のカーポートは、雪が積もると非常に大きな荷重がかかり、柱が曲がる、屋根が破れるといった被害が頻繁に発生します。
カーポートは、火災保険の「建物付帯構造物」として扱われるケースが多く、しっかり補償対象に含まれています。
ただし、施工時に「建物の一部」として保険加入しているかどうかが重要なポイントです。

雪の重みで物置が倒壊した 【補償対象:契約内容による】

庭や駐車スペースに設置している物置が、雪の重みでつぶれてしまった場合も、その物置が火災保険の「建物附属物」として明記されていれば補償対象になります。
ただし、設置が後付けだったり、小型の移動式物置などの場合は、補償対象外となるケースもあるため、事前に保険証券を確認しておくことが大切です。

落雪でエアコン室外機が壊れた 【補償対象:契約内容による】

屋根から落ちた雪が、下にあったエアコンの室外機に直撃して破損した場合、「家財や設備機器」への補償が付帯されていれば、申請可能な場合があります。
設備品が補償対象となっているかどうかは、火災保険の契約内容によって異なるため、「家財補償付き」のプランかどうかをチェックしましょう。

補償されない雪害もある?対象外の例に要注意

すべての「雪による被害」が補償されるわけではない

「雪のせいならなんでも補償される」と思いがちですが、実は補償対象外となるケースも多くあります。

火災保険で補償されない雪害の具体例

「雪による被害」でも補償対象外となるケースにご注意ください
火災保険には「雪災補償」が含まれている場合が多いですが、すべての“雪が関係する被害”が保険で補償されるわけではありません。
申請してみたら「補償対象外」となり、思ったより費用負担が大きくなったというケースもあります。
ここでは、現場でよく見かける補償外の事例とその理由について、詳しくご説明いたします。

被害内容補償されない理由
融雪水が屋根から漏れて天井が濡れた雪害ではなく「雨漏り・浸水」として扱われることがある
凍結による配管の破裂水道管凍結は特約がない限り基本的に補償外
雪かき中の転倒・事故人身事故は火災保険ではなく傷害保険の対象
融雪による床下浸水「洪水」に分類される可能性あり。雪災補償外
経年劣化で壊れていた屋根が雪で崩れた劣化による破損は補償対象外と判断されやすい

雪災補償では「突発的な災害」かつ「建物に直接的な被害が生じた場合」に限り補償されるのが基本です。判断が難しい場合は保険会社や施工業者に相談しましょう。

融雪水が屋根から漏れて天井が濡れた

【補償されない理由】
このようなケースでは、「雪害」ではなく**“雨漏り・浸水”として扱われることがあり、補償対象外になる可能性が高い**です。
屋根材や防水層の劣化が原因とされやすく、「自然災害による突発的な損害」ではないと判断されることがあります。
特に、雪解け水がゆっくりと時間をかけて侵入してくる場合は、雨漏りと同様の取り扱いになります。

凍結による配管の破裂

【補償されない理由】
水道管や給湯器の配管が寒さで凍結し、破裂して水漏れが発生した場合、火災保険の基本補償では対象外であることが一般的です。
このような被害を補償するには、「水濡れ特約」や「設備損壊特約」などのオプションが必要になるため、事前の契約内容の確認が重要です。
なお、凍結防止策を怠っていた場合は、補償の対象外になる可能性がさらに高くなります。

 雪かき中の転倒・事故

【補償されない理由】
屋根の雪下ろし中や、庭・玄関先の雪かき作業中に発生した転倒・骨折などの人身事故は、火災保険の補償対象外です。
このような人的被害は「傷害保険」や「労災保険」がカバーすべき範囲とされており、建物自体の損害とは分類されません。
高齢者のいるご家庭や、雪かき作業を頻繁に行う地域では、別途の保険加入を検討されることをおすすめします。

融雪による床下浸水

【補償されない理由】
雪解けによって発生した大量の水が、地面から建物に侵入して床下が水浸しになった場合、これは“洪水”として扱われることがあり、雪災補償の範囲外となる可能性があります。
こうしたケースでは、「水災補償」が付帯されていないと保険金が支払われないこともあるため、地域の特性に応じた契約内容の確認が必要です。

経年劣化で壊れていた屋根が雪で崩れた

【補償されない理由】
屋根の下地が腐っていた、瓦が浮いていたといった経年劣化や既存不良がある状態で雪が積もり、破損が起きた場合は、「元々の劣化が原因」と判断されやすくなります。
火災保険はあくまで「突発的な災害による損害」に備えるものであり、劣化や老朽化による損壊は対象外となることが多いのです。
保険申請が認められるかどうかは、「事故的・一時的な破損だったか」が重要なポイントになります。

補償を受ける際の注意点|契約内容と免責額を確認!

契約プランによって補償範囲が異なるので要チェック

火災保険には様々な種類があり、雪災補償が基本で含まれている場合と、特約として追加が必要な場合があります。

契約時に確認すべきポイント

雪災の被害をしっかり補償してもらうために、今一度保険内容をチェックしましょう。
雪による被害が多い地域では、火災保険に「雪災補償」が含まれているかどうかが、非常に重要な分かれ道になります。
いざというときに「対象外だった」「一部しか出なかった」とならないためにも、契約時や見直し時に確認しておくべき重要ポイントをご紹介します。

雪災補償が契約に含まれているか

まず確認すべきは、現在の火災保険に“雪災補償”がきちんと組み込まれているかどうかです。
一般的な火災保険でも「風災・雹災・雪災」がセットで補償されているケースが多いですが、契約内容や保険会社によっては“雪災”が外れている場合もあります。
確認方法は、保険証券(契約書)を見て「雪災」の記載があるかどうかをチェックすること。もし不明な場合は、保険会社または代理店に確認を依頼しましょう。

支払限度額(上限金額)がいくらか

仮に雪災補償が含まれていても、損害に対して全額が補償されるとは限りません。
契約によっては、「支払限度額(保険金の上限)」が設定されているケースがあり、高額な修繕が必要になった際に「保険金では足りなかった」という事態も起こり得ます。
とくに、屋根の全面補修やカーポート・太陽光パネルの交換などは高額になるため、上限金額がいくらに設定されているかを事前に把握しておくことが重要です。

免責金額(自己負担額)が設定されているか

火災保険には多くの場合、「免責金額(自己負担額)」が設定されています。
これは、たとえば5万円の免責がある場合、修理費用が30万円かかっても保険から支払われるのは25万円という仕組みです。
免責額は契約プランによって異なり、「免責0円」「5万円」「10万円」などの選択肢があります。
小さな被害だと、免責を超えず保険が使えないこともあるため、自分の契約ではいくらが免責になっているのかを確認しておくことが大切です。

建物だけでなく家財や設備にも補償があるか

「建物の損傷は補償されるけれど、カーポートやエアコンの室外機は対象外だった」
実はこうしたトラブルも少なくありません。
火災保険では、“建物本体”以外の構造物(例:カーポート・物置・フェンス)や、設備機器(エアコン室外機・太陽光パネルなど)は、個別に補償を付けておかないと対象外になることが多いのです。
契約書を確認し、「建物」「家財」「付帯設備」のどの範囲まで補償されているか、必要に応じてオプションを追加することで、より安心感のある契約が可能になります。

例:
修理費が30万円で、免責が10万円の場合 → 支払われる保険金は「20万円」

雪害で火災保険を使うときの申請方法

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いざというとき焦らない!申請の流れを知っておこう

屋根やカーポート、雨樋など、雪害による被害は突然やってくるものです。
保険はこうした非常時のためにある大切な備えですが、いざ申請となると「どう進めればいいのかわからない」と戸惑う方も少なくありません。
被害を受けたら、できるだけ早く保険会社に連絡し、証拠を揃えて申請しましょう。以下は一般的な流れです。

火災保険申請の基本ステップ

被害を受けたらすぐに写真を撮る

雪による被害を確認したら、最初に行うべきは現状の「写真撮影」です。
保険申請では、被害の“証拠”が非常に重要になるため、破損箇所のアップ写真だけでなく、建物全体との位置関係がわかるような引きの写真も撮影しておきましょう。
屋根や高所の撮影が危険な場合は、無理をせず業者に依頼するのもひとつの方法です。
可能であれば、被害前の状態がわかる写真もあると比較しやすくなります。。

保険会社に連絡し、雪害での申請意思を伝える

写真を撮り終えたら、できるだけ早くご加入の保険会社または代理店に連絡し、「雪害による損害が発生したので、申請をしたい」と伝えましょう。
連絡は電話でもウェブでも可能です。
この時点で、必要書類の送付を依頼しておくとスムーズに進みます。
保険の種類や契約内容によって対象範囲が異なるため、担当者に「どのような損害が補償対象になるか」も確認しておくことをおすすめします。

業者に見積もりと被害報告書を依頼

保険会社に提出するには、修理の「見積書」と「被害報告書」が必要になります。
これは施工業者に依頼するのが一般的で、被害状況の調査に基づいて、どのような損傷があるのか・修理にはいくらかかるのかを明記した書類が必要です。
火災保険に詳しい業者であれば、保険対応に適した形式で書類を用意してくれるので、依頼時に「火災保険申請用」と伝えると安心です。

書類一式を保険会社に提出

必要な書類が揃ったら、保険会社に提出します。
基本的には以下の内容が必要になります
①被害箇所の写真
②保険会社指定の申請書
③施工業者による修理見積書
④損害報告書
⑤被害状況の説明メモなど。
書類の不備や内容に不明点があると審査が長引く原因になるため、不安があれば事前に保険会社に内容を確認してから提出するとスムーズです。

鑑定人による現地調査(省略される場合もあり)

保険会社が必要と判断した場合、「損害鑑定人」が現場を訪れて被害状況を確認することがあります。
この場合は、立ち会いが求められることもあるため、施工業者にも同席を依頼しておくと、技術的な説明もスムーズに進みます。
ただし、被害が軽微だったり写真と報告書で充分と判断されれば、現地調査が省略されることもあります。
連絡を受けたら、必ず日時の調整を行いましょう。

審査通過後、保険金が支払われる

書類の審査や現地調査が終わると、保険会社から審査結果の通知が届き、支払いが決定した場合は保険金が指定口座に振り込まれます。
通常であれば、審査完了から1〜2週間程度で入金されますが、大雪や台風など災害が広範囲に及んだ場合は申請が集中し、対応に時間がかかることがあります。
申請後も進捗が気になるときは、遠慮なく保険会社に連絡して状況を確認しましょう。

雪災補償でよくあるQ&A

実際によくある疑問をまとめました

Q:雪害で車が壊れたら火災保険で補償されますか?
いいえ、自動車への被害は自動車保険(車両保険)での対応になります。

Q:賃貸物件でも火災保険で修理してもらえますか?
建物のオーナーが加入していれば、建物の補償は可能です。入居者個人の契約では対象外のケースもあります。

Q:雪でソーラーパネルが壊れたら対象?
契約内容によっては補償されることも。設備補償があるか確認しましょう。

雪害対策は火災保険で備える!契約内容を今一度チェック

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冬の時期、建物を守るためには火災保険の雪災補償が大きな助けになります。
ただし、すべての雪による被害が補償されるわけではないため、契約内容を確認し、備えておくことが重要です。

ポイント
◆雪の重みや落下による破損は火災保険で補償される可能性が高い
◆凍結や経年劣化による破損は補償対象外となる
◆契約内容・免責金額・上限額を事前に確認しておく
◆被害時は写真・見積・報告書を揃えて申請
◆雪害リスクが高い地域では「雪災補償」が必須
「うちは大丈夫」と思っていても、自然災害は突然やってきます。
“いざというときの保険”を活用できるよう、今のうちに備えておきましょう。

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自然災害による保険対応について

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雨どいの修繕や交換、保険申請までお手伝い!

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