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2015/10/13
【現調レポ】長野市上松で外壁診断!プロが最初にチェックする場所と劣化を探すためのポイントとは?

とある『長野市外壁塗装現場調査』の事

現調地域長野県長野市
現調場所戸建て住宅『外壁』
現調内容外壁塗装
目的チラシからのお問い合わせのお客様の住宅にうかがいました。
現調経緯チラシを見てのお問い合せ
使用材料塗料未定

チラシをご覧いただいたお客さまから塗装をお願いしたいとのことでした。
ところで、家の外壁をじっくり見たこって、最近ありますか?
「そういえば、ちょっと色が薄くなってきたかも」「いつの間にか緑のコケが…」
そんなふうに気になってはいるけど、まだ本格的に調査していない。実はそれ、外壁劣化のサインかもしれません。
外壁は日差しや雨風、温度変化に年中さらされているため、時間とともに少しずつ傷みが進行していくのが当然です。問題は、「気づかないうちに劣化が進行して、雨漏りやカビ、さらには構造の腐食につながる可能性がある」ということです。

外壁の劣化はどこから起こる?特に注意すべきポイント

外壁は建物全体を覆っているため、場所によって受けるダメージが異なります。特に劣化が起こりやすいのは、以下のような箇所です。

場所劣化の原因特徴
①南側・西側の外壁紫外線や熱の影響色あせ、チョーキング、ひび割れが発生しやすい
②雨風が当たる面水分の浸透・凍結塗膜の剥がれ、コケ・カビの発生が起こりやすい
③角や曲線部熱や水の集中・構造の歪みクラック(ひび割れ)が生じやすい
④屋根の傾斜下・庇の下雨水の流れが集中する汚れやすく、コケが繁殖しやすい
⑤サッシ周り・開口部防水処理の切れ目シーリング(コーキング)劣化や漏水リスクあり
⑥金属製部材との接点熱膨張やサビの進行金属の腐食が外壁に波及することもある

①南側・西側の外壁

【原因】紫外線や熱の影響
南・西面は、太陽が強く当たりやすい場所です。特に夏場は1日を通して高温と紫外線にさらされ、塗装表面の劣化が進行しやすい傾向があります。
【特徴】日焼けのように色あせて見えるほか、手で触ると白い粉(チョーキング現象)がつく場合があります。また、塗膜の乾燥が進んで小さなひび割れが生じていることも多く、これが放置されると雨水が内部に侵入するリスクが高まります。

②雨風が直接当たる外壁面

【原因】水分の浸透・凍結膨張
外壁の中でも、風雨の吹き付けが強い面は、常に湿気と乾燥を繰り返すため、劣化スピードが速くなります。
【特徴】塗膜が浮いてきたり、剥がれたりするほか、壁面にうっすらと緑色のコケや黒カビが見られることがあります。
とくに日当たりの悪い北面では乾きが遅く、表面だけでなく塗膜下にも水分が残ることで、内部の傷みが進んでいるケースも見受けられます。

③外壁の角や曲線部

【原因】熱や水の集中・構造上の歪み
建物の角や丸みを帯びた部分には、素材にかかる応力や温度変化、水の流れが集中しやすくなっています。
【特徴】これらのストレスにより、クラック(ひび割れ)がピンポイントで発生しやすい場所です。
髪の毛のように細い「ヘアクラック」から、下地まで達する「構造クラック」まで、サイズによって修繕の内容が変わるため、気になるヒビを見つけたら放置せず、専門業者に一度確認してもらうのが安全です。

④屋根の傾斜下・庇(ひさし)の下

【原因】雨水の流れが集中する
屋根や庇は、建物の中でも特に雨を受け止める面積が大きく、傾斜部分では雨水が一箇所に流れ集まりやすくなっています。
【特徴】このため、水が流れた痕が黒ずんだ汚れとして残ったり、コケや藻が繁殖しやすい場所でもあります。放置すると美観の問題だけでなく、塗膜の防水性能が低下し、屋根材の劣化や雨漏りにつながることもあるため、汚れが目立つ場所は早めの洗浄や塗装が効果的です。

⑤サッシ周り・開口部

【原因】防水処理の切れ目からの劣化
窓やドアなどの開口部は、外壁と異素材が接する“境界”にあたるため、施工の際に防水処理としてコーキング(シーリング)が充てんされています。
【特徴】このコーキング材は、経年で硬化・ひび割れを起こしやすく、隙間が生じると、そこから雨水が建物内部へと侵入する恐れがあります。
サッシまわりに黒ずみやヒビが見える場合は、早めの打ち替えをおすすめします。

⑥金属製部材との接点

【原因】熱膨張やサビの進行
雨戸・庇・手すりなど、外壁と接して取り付けられている金属製の部材は、金属の熱膨張やサビによって、外壁側にも劣化の影響を及ぼすことがあります。
【特徴】接合部のまわりに赤茶色のサビ汁が垂れているような跡があれば、すでに金属が腐食し始めているサインです。
金属のサビはそのまま外壁にも広がりやすく、場合によっては壁材の張替えや補修が必要になるケースもあります。

外壁が劣化する主な原因

外壁の劣化は、さまざまな要因が重なって進行します。以下は代表的なものです。

原因内容なぜ劣化するのか
紫外線太陽光の熱や紫外線が塗膜を破壊するチョーキング・退色・ひび割れの原因に
雨・湿気水分が浸透し、素材を腐食させるカビ・コケ・凍結によるクラックの要因に
気温差膨張・収縮を繰り返す経年でひび割れや隙間の拡大を引き起こす
ホコリや砂を運び、塗膜を削る表面の劣化を促進し、耐久性が低下する
大気汚染排気ガスや酸性雨が塗膜を劣化させる特に都市部での劣化スピードが早い

 

外壁劣化の放置が深刻な二次被害を齎す

外壁のヒビや色あせを「まだ大丈夫」「見た目の問題」と思って放置してしまう方も多いですが、実はその下でじわじわと建物全体に悪影響が広がっている可能性があります。
外壁の劣化は、単なる塗装の問題ではなく、建物の寿命や住む人の健康、安全性に関わる問題です。
以下のような“二次被害”が起きてからでは、費用も手間も何倍にも膨らんでしまいます。

雨漏り・内部腐食

小さなクラックや劣化したコーキングの隙間から侵入した雨水は、見えない壁の内側で静かにダメージを与えていきます。
柱・梁・土台など、建物を支える重要な木部が湿気によって腐食し始めると、表面だけの補修では済まず、大規模な内部補強や交換工事が必要になります。
こうなると、数十万円~百万円単位の修復費用がかかるケースも珍しくありません。
たった1ヵ所の劣化が原因で、家全体の寿命を縮めてしまうこともあるのです。

カビの発生

外壁から侵入した雨水や湿気が、断熱材や壁内の空間にこもることで、目に見えない場所にカビが発生する恐れがあります。
カビは空気中に胞子を放出し、ぜんそく・アレルギー・皮膚炎などの原因になることも。
特に小さな子どもや高齢者、呼吸器に不安がある方がいるご家庭では深刻な問題となります。
また、見えない壁内のカビは発見が遅れやすく、室内リフォームを伴う大がかりな対処が必要になることもあります。

シロアリの侵入

湿気を含んだ木材は、シロアリにとって絶好の棲みかとなります。
外壁の劣化によって雨水が内部に浸透し、木部が常に湿っている状態になると、シロアリが入り込みやすくなります。
シロアリは表面からは分かりにくく、気づかないうちに土台や柱を食害し、建物の耐震性を大きく低下させることも。
特に日本の住宅に多い木造構造では、シロアリ被害が広がると建て替えに近いレベルの修復が必要になることもあるため、予防の意味でも外壁の早期点検・補修が重要です。

外壁劣化のサイン|こんな症状があったら要注意!

外壁の劣化は、見た目や触り心地からある程度判断できます。以下のような症状が見られる場合は、早めの対応が必要です。

見逃さないで建物が発する塗り替えサイン(外壁)

 

①チョーキング塗膜が劣化して白い粉状になります。触ることで白い粉がつきます。
②汚れ・コケ・カビなどカビやコケ・藻が生えてしまうことがあります。
③褪色・色褪せ紫外線が直接当たる場所から色褪せしていきます。塗膜の表面が劣化していきます。
④塗膜の剥がれ・浮き経年劣化や施工不良で塗膜が剥がれてしまっている状態です。
⑤剥離・地肌の露出さまざまな原因によって地肌が露出します。
⑥ヘアクラック0.2から0.3mm以下の細いひび割れで経年劣化によって起こります。
⑦クラック長い年月によって徐々に水分を失い、表面にひび割れを起こします。雨水浸入の原因になります。
⑧シーリングの劣化シーリングが硬くなってしまうと、建材ジョイント部への外的要因を防げなくなってしまいます。

①チョーキング(白い粉がつく)

外壁に触れたとき、指先にサラサラと白い粉がついた経験はありませんか?
これは「チョーキング現象」と呼ばれる劣化の初期サインで、塗料が紫外線によって分解され、防水機能が低下している証拠です。
一見、ただの汚れのようにも思えますが、この段階を放置すると塗膜が脆くなり、雨水の侵入リスクが高まります。
外壁塗装の塗り替え時期を判断する上で、非常に重要な目安となります。

②汚れ・コケ・カビなど

外壁の表面に緑色や黒っぽい汚れが点々と現れている場合、それはカビやコケ、藻が繁殖しているサインです。
特に北側や日当たりの悪い場所、湿気がたまりやすい箇所で見られやすく、これは外壁の防水機能が低下して湿気が内部にとどまりやすくなっていることを意味します。
見た目の問題だけでなく、素材の腐食、空気中の胞子によるアレルギーの懸念など、健康面や建物の耐久性にも影響が及ぶ可能性があります。

褪色・色褪せ

新築時や塗り替え直後には美しかった外壁の色が、時間とともにくすんで見えたり、色ムラが出てきたりするのは典型的な褪色・色褪せの症状です。
原因は紫外線や風雨による塗膜の劣化で、見た目だけでなく、塗料の持つ防水性・保護性能が弱まってきている状態を示しています。
外観の印象が古びて見えるだけでなく、素材そのものが紫外線や湿気の影響を直接受けやすくなるため、早めの対応が建物の寿命を延ばすことにつながります。

④塗膜の剥がれ・浮き

外壁表面がペリペリと剥がれていたり、ぷくっと膨らんで見える部分がある場合、それは塗膜の密着性が失われている状態です。
原因としては、経年劣化による塗料の劣化、または下地との相性不良、施工時の不備などが考えられます。
塗膜が剥がれた場所からは、直接雨や紫外線が外壁材に当たってしまうため、防水性はほぼゼロの状態となります。
ここまで進行している場合は、早急な塗装や補修が必要です。

⑤ 剥離・地肌の露出

摩耗したり、雹など外的な力が掛かって保護部分が失われた個所は、素地がむき出しになるため、雨水や汚れ、紫外線のダメージをダイレクトに受ける状態になります。
そのまま放置すれば、外壁材自体が劣化し、最終的には張り替えや大規模補修が必要になるリスクも。
剥離が確認できた時点で、早めの塗装メンテナンスを検討されることを強くおすすめします。

⑥ヘアクラック

外壁をよく見ると、髪の毛のように細いひびが縦や斜めに走っていることがあります。
これは「ヘアクラック」と呼ばれる現象で、幅0.2〜0.3mm以下の非常に細いクラックです。
主に塗膜表面の経年劣化や、乾燥・収縮による動きに追従できなかったことが原因で発生します。
構造的な問題ではなく、深さも浅い場合がほとんどですが、この段階での対処が外壁材そのものの劣化を防ぐ鍵になります。
放置すると、ひびから雨水が浸入し、内部の下地や断熱材がダメージを受けるリスクが出てくるため、目立たないクラックでも早めのメンテナンスをご検討いただくのが安心です。

⑦クラック(ひび割れ)

外壁に走る細かな線や割れ目、これが「クラック」です。
表面だけの浅いもの(ヘアクラック)もあれば、下地まで届いているもの(構造クラック)もあり、どちらも放置することで雨水が浸入し、内部の腐食や断熱材のカビ発生にまでつながることがあります。とくに、雨の後にクラック周辺だけが乾きにくい、水が染み込んでいるように見える場合は、内部へ浸入している可能性があるため、注意が必要です。

⑧シーリングの劣化

外壁のつなぎ目や窓周りなどに充填されている“ゴム状の素材”が、コーキング(シーリング)です。
この部分がヒビ割れたり、触ると硬くパリパリになっていたりする場合、すでに防水性と伸縮性を失っている状態です。
コーキングは、建物の動きに合わせて伸縮することで水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしていますが、劣化するとその機能が失われ、雨水の侵入口となってしまいます。
外壁全体を塗り直す前に、このコーキングの打ち替えが必要になるケースも多く、劣化が進む前の対応がコストを抑える鍵となります。

劣化を早期発見するための調査方法

外壁の劣化は、自分でもある程度チェック可能ですが、正確な判断や修繕が必要な状態かどうかの判断には専門知識が必要です。

調査方法内容特徴
目視調査(セルフチェック)チョーキング・クラック・コケなどを確認自分でできるが、見落としがち
打診調査壁を叩いて音を確認し、浮きや剥がれを調べる専門業者による診断が必要
赤外線調査赤外線カメラで水分や劣化を可視化非接触で劣化箇所を発見できる
高所調査足場やドローンを使って屋根・高所を確認足場が必要な場合もあるが精度は高い

今回の調査は

今回の調査は、目視調査と高所調査で行いました。屋根には傷や凹みがありましたが、状態は悪くありません。
この後、診断結果を作成し提出します。
外壁の塗り替え時期はおよそ10年位からだといわれていますが、建物の立地や地域の気候風土によっても塗り替え時期が変わってきます。
塗り替え時期を把握できる建物の劣化の状態を知り、塗り替えの適正時期を見逃さないようにしましょう。

劣化の進行を防ぐには日常点検と早期対応が鍵

劣化を完全に防ぐことはできませんが、日常的に少しの注意を払うことで進行を大きく遅らせることができます。

外壁劣化を防ぐためのポイント

外壁の劣化は放置すればするほど被害が広がり、修繕コストも大きくなります。
だからこそ、日常のちょっとした観察やメンテナンスの積み重ねが、外壁を長持ちさせる最大の防御策です。

南側・西側などの日当たりが強い面を重点的に観察

外壁の中でも、南側や西側は1年を通じて強い紫外線や風雨にさらされる時間が長いため、他の方角に比べて劣化が早く進行する傾向があります。
とくに注意すべきなのは「色あせ」「チョーキング(粉状の白い汚れ)」「細かなひび割れ」など。
こうした初期劣化を見逃さず、定期的に目視で確認する習慣をつけましょう。
見つけた段階で写真に記録を残しておくと、変化にも気づきやすくなります。

カビやコケは早期に除去

外壁の表面にカビやコケが繁殖しはじめると、見た目が悪くなるだけでなく、塗膜や外壁材自体が湿気を含んで劣化しやすくなります。
特に北面や植栽が近い場所は風通しが悪く、湿気がこもりやすいため注意が必要です。
軽度なうちに水洗いや中性洗剤でやさしく洗浄することで、素材の寿命を大きく延ばすことが可能です。
高圧洗浄を使う場合は、圧が強すぎると塗膜を傷めることがあるため、扱いには十分注意しましょう。

シーリングの状態を確認し、劣化は早めに補修

外壁材の継ぎ目に使われるシーリング(コーキング)は、建物の防水性能を支える重要な部分です。
年数が経過すると、硬化してひび割れたり、痩せて隙間ができたりすることがあります。
シーリングが劣化すると、そこから雨水が浸入し、壁内の断熱材や構造体を傷める原因になります。
目視で割れ・剥がれが見つかった場合は、早めに補修することで大規模な補修を防ぐことができます。
特にALCパネルや窯業系サイディングを使った外壁では、シーリングの状態チェックが欠かせません。

10年を目安にプロによる点検・塗装を検討

塗装は見た目だけでなく、防水機能を果たす重要な役割を持っています。
外壁塗装に使用される塗料には耐用年数があり、多くの一般住宅で使われているシリコン系塗料の場合、約10年前後で塗膜の防水効果が薄れてきます。
このタイミングを過ぎて放置してしまうと、外壁材自体が水を吸い込み、膨れ・剥がれ・クラックの発生につながります。
築年数に応じて専門業者による点検や塗り替えを検討することで、長期的に住まいを守ることができます。

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外壁の劣化は、住まいの寿命・快適性・資産価値すべてに関わる重要な要素です。
「まだ大丈夫」と思っていても、目に見えないところで確実に劣化は進んでいきます。特に南面や開口部まわり、シーリングなどは要注意。
日常点検と定期的な調査・メンテナンスで、大切な住まいを長く守っていきましょう。

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