日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
もしも点字パネルが剥がれてしまったらどうする?

目次
須坂市内の店舗で点字パネルの現調にお伺いしました。
現調地域 | 長野県須坂市 |
現調場所 | 店舗 |
現調内容 | 点字パネルが剥がれてしまった |
現調経緯 | 取引先からの依頼 |
午前10時ごろですが、震度5弱の地震がありましたが、怪我等ありませんでしたか?
けっこうな縦揺れでしたが、明日以降でもいいので建物を確認してみてください。
外壁や塀にひび割れが起こっている、ヒビの幅が広がったような気がする、ドアの立て付けが悪くなった等の問題が考えられます。
こういった、地震の後には耐震補強をした方がいいという名目で悪徳業者が訪問してくる事が多くなります。
床下や天井裏を見せて欲しいといってきます。
で、部材がずれているから○○をしなければならないといったトークです。
見積もかなり法外な金額で提案され、すぐ工事をすればかなり安くなるといったトークを展開します。
地震や強風などの天災のあとは必ずあります。
一番は最寄りの市役所に相談してみればいかがでしょうか?
耐震診断などの相談も行っているそうです。
点字パネル(ブロック)とは
正式名称は『視覚障碍者誘導ブロック』といいます。
視覚障碍者の方が足裏の触感覚で認識できるように、突起をつけたもので、安全に誘導するために地面や床面に敷設されているブロック(プレート)です。
点字パネル(ブロック)の種類

点字パネル(ブロック)には2種類あり、誘導ブロックと警告ブロックがあります。
(1)誘導ブロック(線状ブロック)
誘導ブロックは進行方向を示すブロックで、線が並んだ形状をしています。
これは視覚障碍者がブロックの突起を足裏、あるいは白杖で確認しながら突起の方向に従って進む事が出来るように設置されているものです。
(2)警告ブロック(点状ブロック)
警告ブロックは危険箇所や誘導施設等の位置を示すブロックで点が並んでいる形状をしているため点字ブロックとも呼ばれています。
点字パネルの破損や剥がれは早めに修繕をしましょう。

須坂市の店舗さんで点字パネルの現調にお伺いしました。
設置されていたのだパネルタイプのもので、剥がれてそのまま置かれていたり、欠損している状態でした。
自動車もそうですが、人も通る場所なので、劣化の進行具合は早いです。
しかし、剥がれや欠損する事で不便に思われる方もいるのも事実なので早めに修繕しなければいけません。
今回はパネルタイプだったので、適した修繕方法で提案をさせていただきます。
現在、点字パネルを設置しているが剥がれてしまった、欠損している、新規に設置したい等ございましたら、一度ごご相談くださいませ。
点字パネルの補修方法と種類別の対処法
歩道や駅のホームなどでふと目にするあの点字パネル、よく見ると剥がれていたり欠けていたりすること、ありませんか?、「ここって危ないな」と思っても、どうやって直すのか分からないままにしてしまうことって結構ありますよね。気になってはいるけれど、補修って大がかりになりそうでなかなか手が出ない、というのが本音だったりします。
でも実は、点字パネルの補修には種類に応じた方法があり、ポイントを押さえれば比較的簡単に対応できるものもあります。安全な歩行環境を保つためにも、正しい補修方法を知っておくことはとても重要です。この記事では、点字パネルの種類ごとに適した補修手順や必要な道具、注意点までを分かりやすく解説します。
点字パネルの役割と重要性
まずは点字パネルの基本的な役割についておさらいしておきましょう。点字パネル(点字ブロック)は、視覚に障害のある方が安全に移動するための道しるべとして設置されています。主に2種類があり、進行方向を示す「誘導ブロック」と、注意喚起を促す「警告ブロック」があります。
これらのパネルは、駅のホームや階段、横断歩道の前など、安全を確保するために不可欠な存在です。だからこそ、剥がれたり欠けたりした状態で放置されると、転倒や事故のリスクが高まります。
点字パネルの補修には種類ごとの適切な方法がある
点字パネルにはいくつかの種類があり、それぞれ補修方法が異なります。特に「点字鋲」と呼ばれる個別の突起物を取り付けるタイプと、「点字タイル補修用シート」のように面で覆うタイプでは、作業内容も使用する材料も変わってきます。
点字鋲の補修方法
点字鋲は、金属や樹脂でできた突起物をコンクリートやタイルに貼り付けて設置されるタイプです。補修の際は、しっかりと接着するための下準備と手順が重要になります。
まずは、破損箇所や剥がれた鋲の周囲をきれいにすることから始まります。サビや油分、砂ぼこりなどの汚れは、サンドペーパーやアルコール、除光液を使って丁寧に落とし、完全に乾燥させることがポイントです。
次に、点字鋲の裏面に専用の接着剤(例えばセメダイン・スーパーXなど)をまんべんなく塗布します。このとき、いきなり貼り付けずに”オープンタイム”と呼ばれる待ち時間を5〜10分ほどとります。これによって粘着力が安定し、しっかりと固定されやすくなります。
最後に、接着面をずれないよう慎重に貼り合わせ、手で軽く押さえて圧着します。可能であれば上から加重をかけ、24時間以上の養生期間を設けるとより安心です。
点字タイル補修用シートの補修方法
もう一つの代表的な補修方法が、点字タイル用の補修シートを使うケースです。これは破損した部分に柔軟なシートを貼り、熱で溶かして接着させる方法です。
まず、補修対象の点字タイル表面をきれいにし、凹部に専用プライマーを薄く均一に塗布します。プライマーはシートとタイルをしっかり密着させるための下地処理材です。
次に、補修シートを必要な形に合わせてカッターなどでカットします。デザインやサイズを正確に合わせることが、仕上がりの見た目と機能性を保つコツです。
そして、カットしたシートをタイルの上に乗せたら、ガスバーナーやヒートガンでシート全体を均一に加熱します。加熱によりシートが溶けて、タイルの表面と一体化するように溶着されます。過熱しすぎると変形や焼け焦げの原因になるため、適切な温度管理が必要です。
作業が終わったら、シートが完全に冷えて固定されるまで動かさずにおきます。施工後は一度軽く踏んで、ズレや浮きがないか確認すると安心です。
簡易補修キットを使った対処法
最近では、点字鋲やパネルの劣化・破損に対して、より手軽に対応できる「簡易補修キット」も登場しています。例えばJR東日本高崎支社が開発した補修キットでは、特殊な樹脂をパネル部分に注入して形状を復元する仕組みが採用されています。
このような簡易キットは、応急処置として非常に有効で、施工時間も短縮できるメリットがあります。ただし、長期的な耐久性や美観を求める場合は、やはり専門的な補修方法と併用するのが望ましいです。
点字パネル補修時の注意点と安全配慮
補修作業を行う際は、使用する材料や手順をしっかりと把握した上で、安全に配慮して作業を進めることが大切です。
特に点字ブロックは公共の場に設置されていることが多いため、作業中は通行人や周囲への配慮が欠かせません。作業エリアをカラーコーンなどで明示し、必要に応じて誘導員を配置するなどの対応も検討しましょう。
また、各補修材にはそれぞれ適した使用環境や乾燥時間が設定されているため、必ず製品に記載された取扱説明を確認した上で使用してください。作業の途中で中断が必要になった場合は、仮設の安全措置を講じることも忘れずに行いましょう。
点字パネル補修方法の比較表
補修方法 | 特徴 | 使用場所の例 | メリット | 注意点 |
---|---|---|---|---|
点字鋲+接着剤 | 突起物を接着剤で貼り付ける方式 | 駅ホーム、公共施設の床面 | 作業が比較的シンプル | 接着力が弱いと剥がれやすい |
点字タイル補修シート(加熱) | シートを溶かして密着させる加熱式補修 | エレベーターホール、施設内床 | 耐久性・美観ともに優れる | 加熱作業に注意が必要 |
簡易補修キット | 樹脂注入などで応急的に形状を復元する方式 | 駅やバス停など人通りが多い場所 | 時間が短く済み、安全性が高い | 長期利用にはやや不向き |
専門業者への依頼も選択肢の一つ
補修に不安がある場合や、複数箇所にわたる補修が必要なときは、無理をせず専門の業者に相談するのが安心です。特にタイルの貼り直しや、広範囲の点検が必要なケースでは、施工実績のある業者に依頼することで、確実で安全な仕上がりが期待できます。
また、業者によっては定期点検や補修のプランを提案してくれる場合もあるので、予防的な視点でも一度相談してみる価値はあります。
点字パネルの補修は安全への責任
点字パネルは、視覚に障害のある人が頼りにしている大切な「道しるべ」です。その補修は、単なる補修作業ではなく、すべての人が安心して移動できる社会を支える行動の一つとも言えます。
種類に応じた正しい補修方法と適切な手順を知っておけば、万が一の破損にも冷静に対応でき、日々の安全を守ることにつながります。ぜひこの記事を参考に、現場に合った補修方法を選び、確実な作業を行っていきましょう。