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2017/04/24
【中野市現調レポ】雪止めが原因で雨漏りに?知らないと危険な屋根のトラブルと対策ガイド

「屋根に雪止めを設置しているから安心!」そう思っていたのに、ある日ふと天井にシミを見つけてしまった…。
「えっ、これって雨漏り?まさか雪止めが原因?」と疑問に思う方、意外と多いんです。
実は雪止め金具の設置不良や劣化、雪の重みによる屋根材の変形などが、雨漏りの原因になるケースが少なくありません。
「対策したはずなのに逆効果なんて…」と思わずため息が出るようなトラブルも、正しい知識と点検・対策を行えば未然に防ぐことができます。
この記事では、雪止めが原因となる雨漏りの仕組み・よくある原因・効果的な対策方法について、事例を交えて分かりやすく解説していきます。

雪止めが原因で雨漏りが起きる主な理由

1. 屋根の形状や勾配に合わない雪止め金具の選定ミス

屋根にはそれぞれ適した形状・勾配・構造があります。
それに合わない雪止め金具を取り付けてしまうと、水の流れが滞りやすくなり、雨漏りを引き起こすリスクが高まります。
たとえば、緩やかな勾配の屋根に急勾配用の雪止めを設置すると、水が金具の周囲に滞留し、そこから浸水・凍結が発生。
最悪の場合、屋根内部まで水が入り込み、天井にシミが出たり、断熱材が濡れてカビが発生したりすることも。

間違った雪止め金具は“水の壁”を作ってしまう

本来なら流れていくはずの水が、雪止めで堰き止められ、小さな“池”のように溜まってしまう。
それが長時間続けば、屋根材の隙間から水が侵入するのは自然な流れです。

2. 雪止め金具の劣化や緩みによる隙間の発生

雪止め金具は長年風雨や紫外線にさらされることで、錆びたりネジが緩んだりします。
このような劣化が進行すると、金具と屋根の接点に微細な隙間ができ、そこから雨水が侵入していくことも。
特に金属屋根の場合は、金具が錆びて屋根材を腐食させてしまい、穴が開くようなトラブルに発展するケースもあります。

3. 雪の重みによる屋根材の破損・変形

豪雪地域などでは、屋根に積もる雪の重みが数トンになることもあります。
これにより、屋根材や下地がたわんだり、雪止め部分が沈み込んでヒビや割れが生じると、そこから雨漏りが起きやすくなります。

【補足】例:30cmの雪が屋根全体に積もった場合の重量は?

・一般的な乾雪:約50kg/㎡
・それが10㎡の屋根に積もると…500kg!

これだけの荷重が毎年屋根にかかれば、設計が甘いと雪止め部分が押しつぶされるのも無理はありません。

4. 雪解け水が屋根に滞留しやすくなる

雪止めを設置することで、雪解け水の流れが遅くなり、屋根に水が長時間残ることがあります。
このように水が滞留すると、屋根材の継ぎ目・ビス穴・シーリング部分からじわじわと水が染み込むことも。
夜間に気温が下がると、溜まった水が凍結・膨張を繰り返し隙間を押し広げるという悪循環を生み出し、雨漏りのリスクをさらに高めます。

雪止めが原因の雨漏りを防ぐための効果的な対策

1. 屋根の形状や勾配に合った雪止めを選ぶ

まず大切なのは、屋根に適した雪止め金具を選ぶこと。
同じ“雪止め”でも、以下のように用途によって設計が異なります。

雪止めの種類特徴向いている屋根
①アングル型横方向にバーを渡す勾配の急な金属屋根など
②羽根型板状で面全体で雪を止める緩勾配や瓦屋根
③突起型ピンのような突起が複数雪解け水を流しやすく残す場合

①アングル型
屋根に横方向のバーを渡して設置するタイプで、主に勾配の急な金属屋根に用いられます。
バーが雪を一括でせき止めるため、大量の積雪にも対応可能です。

②羽根型
屋根に板状のパーツを取り付けるタイプで、面全体で雪の滑落を防ぎます。
緩やかな勾配の屋根や瓦屋根に多く採用されており、外観にもなじみやすいのが特徴です。

③突起型
屋根にピンのような小さな突起を複数設置するタイプです。
雪を完全には止めず、雪解け水を適度に流しながら残すため、軒先への負担を軽減できます。
見た目もスッキリとしており、デザイン性を重視するケースにも向いています。

専門業者に相談することで、屋根材と地域の積雪量に最適な製品を選定可能です。

2. 雪止め金具の定期点検とメンテナンス

見た目ではわかりにくい緩みや錆び、ズレも、定期点検で早期発見することができます。

◆年1回の点検(冬前・雪解け後がおすすめ)
毎年、本格的な降雪前と雪が解けた直後の2回のタイミングが理想です。
積雪によるズレや劣化の兆候を早期に発見できます。

◆緩んだボルトの締め直し
金具の固定ボルトは、積雪の重みや風の影響で徐々に緩んでくることがあります。
見た目がしっかりしていても、工具での確認が大切です。

◆錆のある金具の交換
雪止め金具が錆びている場合は早めの交換が必要です。
劣化したまま放置すると強度が落ち、落雪事故の原因になる恐れがあります。

◆接着部や固定具の補強
特にリフォームなどで後付けした雪止め金具は、接着剤や固定金具の耐久性にも注意が必要です。
浮きや剥がれがあれば補修・補強を行いましょう。

屋根に上る作業は危険を伴うため、足場の設置や安全対策を行うプロに依頼することを推奨します。

3. 屋根の除雪をこまめに行う(特に豪雪地域)

屋根の雪が50cm以上積もっている場合は、なるべく早めに除雪作業を行うことが重要です。
放置すると雪止めの負荷が高まり、変形や破損、雨漏りリスクが急上昇します。

【注意点】

・雪下ろしは必ず2人以上で実施
・落雪や転落事故に注意
・融雪ヒーターの併用も有効(電気代とのバランスを考慮)

4. 被害を防ぐために雪止めの設置そのものを見直すケースも

「そもそも雪止めが本当に必要なのか?」を再確認することも大切です。

【設置が必要なケース】

◆隣家が近く、落雪による被害が懸念される
住宅密集地では、屋根から落ちた雪が隣家の敷地や車両、物置などに直接落下する危険があります。
損害賠償トラブルに発展する可能性もあるため、境界側の屋根には必ず雪止めを設けておくのが安心です。

◆車庫・出入口の上に屋根がある
玄関やガレージ、勝手口などの上に屋根がある場合、落雪が人や車に直撃する危険性があります。
特に、朝の出入りが多い住宅では、突然の雪崩れによる事故を防ぐためにも雪止めは必須です。

◆軒先から落雪すると雨桶が破損する恐れがある
雪が滑り落ちる際、勢いよく軒先の雨樋を巻き込んでしまうことがあります。
結果、雨樋が曲がったり、外れたりして修理が必要になるケースも。
特に屋根勾配が急な住宅では、雪止めで荷重を分散させる工夫が重要です。

これらのケースに該当する場合は、屋根材や勾配に合った適切な雪止め金具の設置を早めに検討することをおすすめします。
安全性と建物保護の両面からも、雪止めは重要な屋根部材の一つです。

【設置が不要なケース】

◆勾配が非常に緩やかで雪が自然に落ちにくい
傾斜がほとんどないフラット屋根やゆるやかな片流れ屋根では、雨水が屋根の先端に集中せず、全体に拡散して流れ落ちるため、雨樋で排水を集中管理しなくても被害が起きにくいという判断がされることがあります。
特に庇や軒の張り出しが広い場合、雨水が建物に直接当たるリスクも軽減されます。

◆屋根の下に障害物がない
広い庭や畑、舗装された駐車場などで、雨水が地面に落ちても住宅や外構に悪影響を与えない構造になっている場合です。こ
のような敷地条件であれば、雨樋がなくても排水による被害リスクは非常に低く抑えられます。

◆地域的に積雪量が極めて少ない
例えば、乾燥した気候で降雨日数が極端に少ないエリアでは、雨水による建物への影響そのものが限定的です。
こういった地域では、あえて雨樋を取り付けず、メンテナンスコストを下げるという選択肢を取るケースも存在します。

必要な場所にだけ設置し、不要な箇所はあえて外すことでトラブルを防げることもあります。

雪止めによる雨漏りが住宅に与えるダメージとは?

1. 小さなシミがカビや腐食の原因に

雨漏りによって天井や壁にシミができ始めると、放置すればカビの発生→構造体の腐食→健康被害と、悪循環に発展します。
目に見える被害は氷山の一角。内部の断熱材や木部が湿気で腐ることで、リフォーム費用が数十万円規模になることも。

2. 外装・鼻隠し・雨桶の破損による追加工事が発生

雪止めによって屋根に雪が溜まりすぎると、雪の重さで雨桶(雨樋)が外れたり、鼻隠しが割れるといった外装被害も発生します。
そうなると、雨漏り対策だけでなく外装の修理も必要になり、工事範囲が拡大し費用が跳ね上がる結果に。

雪止めは正しく使えば頼れる味方!でも間違えるとトラブルの元に

雪止め金具の設置やメンテナンスを怠ることで、雨漏りという大きな問題につながる可能性があります。
しかし、屋根の状態や地域の雪事情を理解し、適切に設置・点検すれば、雪止めは強い味方になります。

最後にもう一度、覚えておきたいポイントをおさらいしましょう。

雪止めによる雨漏り対策のポイント
・屋根の勾配・材質に合った雪止めを選ぶ
・年1回以上の点検・メンテナンスを怠らない
・降雪後は早めの除雪で負荷を軽減する
・被害が拡大する前に、専門業者に相談するのが最善策!

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