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2017/03/16
【長野市現調レポ】錆びたフェンスをキレイによみがえらせたい!サビ落としから塗装までの完全ガイド

庭先や敷地の境界に設置されている金属製のフェンス、気がつけば赤茶色のサビが広がってみすぼらしくなっていませんか?
一見大したことなさそうに見えても、サビを放置していると見た目の悪さだけでなく、腐食が進んで強度が落ちたり塗膜が剥がれたりと問題が山積み。
塗り替えようにも「どこから手をつければいいの?」と戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、錆びたフェンスを再び美しく仕上げるための塗装方法を分かりやすく解説します。
サビ落としの道具選びから下塗り(サビ止め)・上塗りまでの一連の手順、さらに錆びにくい塗料の選び方や注意点を詳しくまとめました。
DIYで挑戦しようと考えている方も、業者に依頼する前に知識をつけたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

なぜフェンスは錆びる?まずは錆びの原因と放置のリスクを知ろう

フェンスに発生する錆びは、見た目だけでなく構造的な安全性にも影響を及ぼします。
特に屋外に設置された金属製フェンスは、雨や湿気、空気中の塩分、花粉や排気ガスなどの影響を受けやすく、経年とともに錆びが避けられない素材でもあります。
しかし、初期のうちに適切な処置をすれば、腐食の進行を食い止めることも可能です。
以下に、錆びを放置した場合に起こり得る3つの主なリスクをご紹介します。

錆びを放置するリスク

見た目が悪くなる

錆びの最も分かりやすい変化は“見た目の劣化”です。
白かったり黒かったりしたフェンスに、赤茶色の錆が浮き出てくると、それだけで一気に建物全体の印象が古く、手入れがされていない印象を与えてしまいます。
住宅だけでなく、店舗や施設の外構では、来訪者に対する印象にも影響を与えかねません。美
観の面でもマイナスになるため、少しの錆びでも「どうせ目立たないから」と放置せず、早い段階での手入れが重要です。

腐食が進み強度が低下

錆びを放置していると、見える範囲だけでなく金属の内側へと腐食が進行していきます。
特に支柱やジョイント部など、構造上の重要な部分にまで錆びが入り込むと、強風や接触などの衝撃で破損・倒壊するリスクが出てきます。
安全性が損なわれると、人や車に被害が及ぶ恐れもあり、事故につながる可能性もゼロではありません。
見た目が少し錆びているだけでも、実際には内部に深く侵食していることもあるため、強度低下のリスクを軽視しないことが大切です。

塗膜が剥がれて補修が大掛かりに

錆が発生すると、表面を保護していた塗膜が徐々に浮き上がり、剥がれやすくなります。
一度塗膜が剥がれ始めると、その部分から水分や酸素が入り込みやすくなり、錆の進行がさらに加速します。
結果として、当初は「部分的な塗装補修で済むはずだった」ものが、最終的にはフェンス全体の再塗装や交換が必要になるケースもあります。
補修費用が跳ね上がる前に、初期段階でこまめな対応を行うことで、長期的なコストを大きく抑えることができます。

このように、錆びを軽視して放置していると、見た目の問題だけでなく、安全性や修繕費用の面でも大きなデメリットが生じます。
早めに適切な処置をすることで、余計なコストや手間を防ぎましょう。

錆落としの基本ステップ|道具選びと確実にサビを除去するコツ

サビを落とす工程を疎かにすると、新しい塗料を塗ってもすぐに剥がれたり、再び錆が浮き出てきたりしてしまいます。
まずは、「錆びをどの程度・どういう道具で落とすか」を把握しましょう。

代表的なサビ落としの道具

道具特徴用途や注意点
ヘラフラットな金属片。大きな錆びの塊をそぎ落とす際に使う。・大きく剥がれそうな塗膜や錆びを最初にガリガリと落とす。
・力を入れすぎると金属面を傷つける恐れがあるので程々に。
金属たわしスチールウールやステンレス繊維の束で、細かい錆びを削る。・細かな凸凹に入り込んだ錆びをこすり落とすのに便利。
・上から押さえすぎると表面を削りすぎる場合もあるので注意。
ワイヤーブラシ硬い金属製のブラシ。サビが広範囲に広がっている場合に有効。・広い面積をまとめてゴシゴシとこすり落とせる。
・強度があるため、より進行した錆びの除去に向く。
サンドペーパー(紙ヤスリ)表面を削り、錆びや旧塗膜を整えて滑らかにする。・粗目・中目・細目を使い分けると効率的。
・仕上げの最終段階には細目を使って表面を均一にならす。
ディスクグラインダー(電動)錆が深刻に進んだ箇所を素早く削り取る電動工具。・作業が早いが、扱いを誤ると素材まで削りすぎるリスク。
・防護メガネや防塵マスクなどの安全装備が必須。

サビ落としの手順

錆びたフェンスや鉄部を再塗装する前には、どれだけ丁寧に下処理を行うかが仕上がりと耐久性を左右するポイントになります。
どんなに高品質な塗料を使っても、下地に錆びや汚れが残っていると、すぐに塗膜が浮いて再び錆びが発生する可能性があります。
以下に、失敗しないサビ落としの基本的な手順をまとめました。

大きな錆び・塗膜剥がれをヘラでそぎ落とす

最初に行うのは、目視で確認できる大きなサビや、浮いて剥がれかけている塗膜をヘラで削り取る作業です。
このとき注意すべきなのは、無理に力を入れて剥がそうとしないこと。
あくまで、「すでに浮いていて落ちそうな部分」を優しくこそげ取るイメージで作業してください。
力任せにすると、健全な塗膜まで削ってしまったり、素材自体を傷つける原因にもなります。
この段階で、作業後の仕上がりが大きく変わるので、丁寧な作業を心がけましょう。

ワイヤーブラシや金属たわしで細かな錆びを落とす

ヘラで大まかなサビを落とした後は、ワイヤーブラシや金属たわしを使って、細かく残った錆びをしっかり除去します。
角の内側や丸みのある部分はサビが残りやすく、放置するとそこから再び腐食が始まるため、ブラッシングは念入りに行いましょう。
手の届きにくい部分には細めのワイヤーブラシを使うなど、道具を使い分けると効果的です。
この工程を丁寧に行うことで、表面の錆びだけでなく、目に見えにくい初期の腐食も防ぐことができます。

サンドペーパーで表面を均一にならす

細かいサビが取れたら、次はサンドペーパー(紙ヤスリ)で表面を軽く磨いていきます。
この工程は、見た目をきれいにするだけでなく、塗装面に細かい傷(足付け)をつけることで塗料の食いつきを良くするという目的があります。
使うヤスリは#180〜#320程度の中目〜細目が適しています。
力を入れすぎず、表面を均一に滑らかに整えることで、後に塗装したときにムラが出にくくなり、剥がれにくい丈夫な塗膜に仕上がります。

粉塵や汚れを拭き取る

最後は、作業で発生した削りカスや鉄粉、油分を濡れ雑巾や中性洗剤を使って丁寧に拭き取ります。
細かい粉塵が残っていると、せっかく整えた下地に塗料が密着せず、早期の剥がれやブツブツした仕上がりの原因になります。
拭き取り後は、完全に乾くまで数時間しっかりと乾燥させるのが鉄則です。
とくに外構や屋外塗装では、湿気を含んだ状態で塗ると密着不良につながるため、天候を確認しながら作業することも大切なポイントです。

この工程をしっかりこなすことで、後の塗膜剥がれや再錆びの発生を大幅に抑えることができます。

サビ止め塗料を下塗り!防錆効果を高めるための2度塗りも検討

なぜサビ止め塗料が必要?

金属部の塗装では、いきなり仕上げ塗料を塗ってしまうと、内部に残った目に見えない錆や酸化が再び進行し、塗膜が浮いたり剥がれたりするトラブルに繋がることがあります。
これは、塗料と素材の間に空気や水分が入り込むことで、鉄が再び酸化する“再錆”が起こるためです。
そこで重要になるのが、「サビ止め塗料(防錆塗料)」の存在です。サビ止め塗料は、金属と外気・水分との接触を遮断し、酸化を未然に防ぐ“下地専用の塗料”です。
塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する、いわば“縁の下の力持ち”なのです。

塗布のポイント

まずは“しっかり混ぜる”が基本

サビ止め塗料は、防錆成分が沈殿しやすく、缶の底に固まりとして溜まっていることが多いため、開封後は底の方からしっかりと攪拌(かくはん)することが非常に重要です。
棒などで数分間しっかりと混ぜることで、防錆剤が均等に混ざり、効果が最大限に発揮されます。
混ぜが甘いと、防錆性能が部分的に不十分になり、仕上がりにムラが出る原因になります。
見た目は同じに見えても、塗料の中身の状態次第で効果が大きく変わることを覚えておきましょう。

“薄く均一に塗る”が成功のコツ

サビ止め塗料は、厚塗りすれば安心というわけではありません。
厚く塗りすぎると乾燥に時間がかかり、塗膜が柔らかくなってしまい、ひび割れや剥がれの原因になることがあります。
逆に、薄すぎると防錆性能が発揮されません。最も理想的なのは、「薄く・均一に・刷毛目を重ねすぎない」こと。
塗る道具は刷毛でもローラーでもOKですが、同じ箇所に何度も塗り重ねないよう、手早く一定の厚みで仕上げるのがポイントです。

錆びやすい部位は“2度塗り”で防錆効果を強化

特に錆びがひどかった箇所や、溶接部・接合部などの水分が溜まりやすい部分は、サビ止め塗料を2回塗りすることで防錆力をさらに高めることができます。
1度塗りで表面を整え、しっかりと乾燥させた後に、もう一度重ね塗りをすることで、より厚い防護層を形成できます。
とくに屋外の金属フェンスやカーポート、階段などは、風雨に直接さらされるため、“2度塗りは予防メンテナンス”という意識で施工することが、長期的な耐久性に繋がります。

仕上げ塗装の前に“しっかり乾かす”ことも忘れずに

サビ止め塗料は、しっかり乾燥させてから上塗りを行うのが基本です。
乾ききる前に上塗りすると、塗膜同士がうまく密着せず、膨れやひび割れなどのトラブルにつながる可能性があります。
季節や湿度によって乾燥時間は変わりますが、目安として夏場で2〜3時間、冬場で6時間以上は見ておくと安心です。
指で触れても塗料がつかない状態になってから、仕上げ塗料に移りましょう。

仕上げの上塗り|タレやムラを防ぐために薄く重ね塗りが鉄則

上塗り塗料の種類と特徴

金属フェンスに適した塗料には、アクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系など複数の種類があります。
耐候性や光沢、価格帯などが異なるので、予算や求める機能に合わせて選びましょう。

塗料タイプ耐候性価格帯特長
アクリル系低め安い乾きが早く扱いやすいが、耐久性は他より低い
ウレタン系中程度中程度ある程度の光沢や耐久性がある、バランスの良い塗料
シリコン系高めやや高い光沢・耐久性・防汚性に優れ、コスパの良さから人気
フッ素系とても高い高い長期間に渡り美観を保ち、汚れが付着しにくいがコストが高い

アクリル系塗料

アクリル系塗料は、乾燥が早く、扱いやすいことからDIYや短期使用を目的とした塗装に向いています。
価格が安く、予算を抑えたいときに有効な選択肢です。
ただし、紫外線や風雨に対する耐久性は他の塗料に比べてやや劣り、屋外使用では3〜5年程度で再塗装が必要になるケースも
。一時的な補修や、頻繁な塗り替え前提の場面での使用に適しています。

ウレタン系塗料

ウレタン系塗料は、適度な光沢と柔軟性を兼ね備えており、金属との相性が良いバランス型の塗料です。
コストもシリコン系よりは抑えられつつ、アクリル系よりは長持ちするため、耐用年数は5〜8年程度が目安です。
扱いやすく、補修塗装にも使いやすいのが魅力ですが、近年ではもう少し耐久性の高いシリコン系への移行が進んでいます。
外構の定期的なメンテナンスを前提とする場合に適した塗料です。

シリコン系塗料

現在最も一般的に使用されているのがこのシリコン系塗料です。
光沢・耐候性・防汚性に優れ、外壁や屋根、フェンスなど屋外のあらゆる場面で幅広く使われているタイプです。
価格はやや高めですが、10年近く塗り替え不要な耐久性があり、トータルコストを抑えたい人には非常におすすめです。
汚れが付きにくく、美観が長持ちする点も評価が高く、「安すぎず、高すぎず」で失敗が少ない塗料といえます。

フッ素系塗料

フッ素系塗料は、耐久性・撥水性・防汚性のすべてにおいて最高クラスの性能を誇ります。
10年以上の長期間にわたって美観を保ち、再塗装の手間が減るため、公共施設や高級住宅など、メンテナンス頻度を減らしたいケースに最適です。
ただし、施工費・材料費ともに高くつくため、初期コストを重視する方には向きません。
長期視点でトータルコストを抑えたい方には有力な選択肢となります。

上塗りのコツ

塗料をあらかじめよく混ぜる

缶に入った塗料は、保存中に顔料や樹脂成分が分離して下に沈んでしまうことがあります。
そのまま使用すると、塗り始めと終わりで色の濃さや艶、密着性にムラが出てしまうため、必ず使用前には底からしっかり撹拌(かくはん)しましょう。
棒を使って缶の底をかき混ぜるように5分程度混ぜるのが目安です。
特に、サビ止め成分やツヤ出し材が含まれている塗料では、成分が均一でないと本来の効果が発揮されません。撹拌は仕上がりの第一歩といえる大切な作業です。

ダレるのを防ぐために薄く伸ばす

塗装の初心者によく見られるミスが、「一気に厚塗りして仕上げよう」としてしまうことです。
しかし、塗料は厚く塗るほど乾きにくくなり、表面が垂れて“ダレ”が出たり、乾燥後に塗膜が割れて剥がれやすくなることがあります。
ローラーでも刷毛でも、薄くのばすように塗り重ね、1回で完璧に仕上げようとしないのが鉄則です。
ダレ防止の観点でも、塗布後に角部分などを軽く確認して、塗料が溜まっていないかチェックするひと手間が、仕上がりの美しさにつながります。

中塗り・上塗りと複数回重ね塗り

1回塗りで終えると、塗膜が薄く、色ムラや地肌の透けが目立つことがあります。
また、塗料に含まれる防錆成分や耐候成分も十分な厚みが確保されず、期待していた耐久性が得られない場合も。
特に屋外の金属フェンスや鉄部では、中塗り→乾燥→上塗りの2回塗りが基本です。
塗り重ねることで、塗膜に厚みが出て耐候性・防水性が格段に向上します。
塗りと乾燥をきちんと繰り返すことで、結果的に塗装の寿命が伸び、再塗装のタイミングを遅らせることができます。

塗料が乾く前に養生を外す

塗装の際に使用するマスキングテープやビニールシートなどの養生材は、仕上げ塗装が完全に乾く前に外すのが鉄則です。
塗膜が乾ききったあとにテープをはがすと、塗料が一緒にめくれてしまうリスクがあるため、見た目がきれいに仕上がらなくなってしまいます。
目安としては、指で触れても塗料がつかない“指触乾燥”の状態で外すときれいに剥がせます。と
くに細部の境目などは慎重に、ゆっくりと丁寧に作業すると、仕上がりの完成度が大きく変わってきます。

最終仕上げとメンテナンス|DIY塗装を成功させるための注意点

養生を外すタイミング

塗装作業が終わったら、塗料がベタつかない程度に乾くのを待ってから養生を外します。
完全に乾ききる前なら、養生テープと塗膜が強く癒着せず、キレイに剥がせる可能性が高まります。
ただし、指で触っても跡がつかないくらいには乾いていることを確認してください。

定期的な点検と再塗装の目安

・3~5年ごとにチェック
色あせや小さな剥がれ、錆びが進行し始めていないか観察し、必要に応じて部分補修を行う。

・大掛かりな再塗装は8~10年を目安に
屋外環境やフェンスの素材・塗料によって差はあるが、長期的に美観と防錆効果を維持するためには、一度本格的な再塗装を行うのがおすすめ。

錆びたフェンスは下地処理&サビ止めがカギ!美しい塗装を長く保とう

錆びたフェンスに悩む方にとって、サビの除去→サビ止め塗料の下塗り→鉄部用塗料の上塗りという工程はやや面倒かもしれません。
しかし、これらをきちんと踏まえて丁寧に作業を進めれば、見違えるほど美しく蘇ったフェンスを手に入れられます。

サビをしっかり落とす
ヘラやワイヤーブラシ、サンドペーパーで細部まで除去。錆び残しがあると後々トラブルの原因に。

・サビ止め塗料を下塗りする
防錆効果と塗料の密着性を高めるため、1回~2回重ね塗りするのが理想。

・適切な上塗り塗料の選択
アクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などの中から、耐久性や予算に合ったものを選び、薄く重ね塗りしてムラやタレを防ぐ。

・定期的な点検と部分補修
錆びや塗膜剥がれを見つけ次第、早めに対処すれば大掛かりな工事を回避できる。

フェンスがきれいになると、住宅の外観全体が明るく見え、防犯・安全面にも良い影響があります。
DIYで挑戦するにも、初めての方は少し時間と手間をかけて準備を整えましょう。
業者に依頼する場合でも、この記事のポイントを押さえておけば、施工内容をしっかり把握できて安心です。
ぜひ行動に移して、美しくリフレッシュしたフェンスを楽しんでください。

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例えば、フェンスを直したいんだけど..例えば木製デッキを塗り直したいんだけど..鉄部をケレンして再生させたいんだけど..などお気軽にご相談ください
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