しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
コロニアル屋根のカバー工法とは?施工手順・メリット・注意点をわかりやすく解説

築10年〜20年ほどの住宅に多く採用されている「コロニアル屋根」は、軽量で施工しやすく、デザイン性にも優れたスレート系の屋根材です。
しかし、長年の紫外線や雨風によって劣化が進むと、防水性や耐久性に問題が生じます。
そんなときに有効なのが「カバー工法(重ね葺き工法)」です。
この記事では、コロニアル屋根に対するカバー工法の流れやメリット・デメリット、注意点を分かりやすくご紹介します。
目次
カバー工法とは?コロニアル屋根に重ねて施工する省コストな改修法
カバー工法とは、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を施工する方法です。
コロニアル屋根のようなスレート系の屋根は、比較的平坦で軽量なため、カバー工法に適しています。
なぜコロニアル屋根にカバー工法が適しているのか?
- 表面が平らで新しい屋根材を施工しやすい
- 軽量な素材なので、重ねても建物に大きな負担をかけにくい
- アスベスト含有屋根でも撤去せずに施工できる(飛散リスクが減る)
築年数が15年以上経っている住宅では、屋根材の劣化だけでなく、防水層の老朽化も進んでいることが多く、カバー工法は機能回復の有効な手段です。
コロニアル屋根のカバー工法|具体的な施工手順と各工程の役割
カバー工法は「既存屋根の保護」と「新規屋根の施工」が一体化した工事です。
工程ごとに正確な作業が求められ、最終的には新築同様の屋根機能を得ることができます。
カバー工法の施工手順(一般的な流れ)
- 足場の設置:安全確保のために足場を組みます。
- 役物の撤去:棟板金や雪止めなど、既存屋根の付属物を取り外します。
- 防水シートの敷設:新しいルーフィング(防水層)を既存屋根の上に全面敷き詰めます。
- 屋根材の取り付け:ガルバリウム鋼板などの軽量金属屋根材を固定します。
- 軒先・ケラバの板金取付:雨仕舞のための金属板を取り付け、雨水の侵入を防ぎます。
- 棟板金の仕上げ:屋根の頂点にあたる棟部分に金属板を被せ、全体の一体感を出します。
- 換気棟の設置(必要に応じて):屋根裏の熱や湿気を逃がすための換気部材を設置します。
- 下屋根の施工:主屋根以外にある下屋部分も同様に施工します。
- シーリング処理:つなぎ目や接合部に防水処理を施して完了です。
施工日数は平均して5〜7日程度。天候により前後します。
カバー工法の主なメリット|コスト・工期・性能のバランスが取れた改修方法
コロニアル屋根のカバー工法には、さまざまなメリットがあります。屋根の見た目を新しくするだけでなく、性能面の向上も期待できます。
カバー工法のメリット一覧
- 解体不要で費用が抑えられる:既存の屋根を撤去しないため、廃材処分費や手間がかからない。
- 工期が短い:撤去作業がないため、全体の工期が短縮できる。
- アスベスト屋根にも対応可能:撤去しないため、アスベスト飛散リスクを抑制。
- 遮音性・断熱性・防水性の向上:新たな屋根材に加えて、防水層が追加されるため性能がアップ。
- 騒音・ホコリの発生が少ない:撤去工事がないため、近隣への影響が少なくて済む。
居住しながら工事を進められる点も、大きなメリットです。
カバー工法のデメリットと注意点|施工前に知っておきたいリスクと対策
一方で、カバー工法にもいくつかのデメリットや注意点があります。
施工前に理解しておくことで、将来的な後悔を防ぐことができます。
カバー工法の主なデメリット
- 屋根が二重構造になるため重量が増す:建物の耐震性に影響を与える可能性がある。
- 劣化が進んだ屋根には不向き:野地板が腐食しているなど、下地の劣化があると施工不可の場合も。
- 2回目のカバー工法はできない:すでにカバー工法を行っている屋根には再施工ができないため、次回は葺き替えが必要。
こんな方に向いている
- 建物の構造がしっかりしている
- 予算を抑えながら機能回復をしたい
- アスベスト含有屋根で撤去せずにリフォームしたい
事前に屋根調査を行い、下地の状態を確認することが重要です。信頼できる業者に診断を依頼しましょう。
まとめ
コロニアル屋根のカバー工法は、費用・工期・性能のバランスに優れたリフォーム方法です。
既存屋根の撤去を避けることでコストを抑えつつ、防水性・断熱性の向上も期待でき、特にアスベスト含有屋根の改修にも対応できる点は大きなメリットです。
一方で、建物への負担や施工の制限もあるため、事前の屋根診断と信頼できる施工業者の選定が成功のカギを握ります。
カバー工法を検討している方は、本記事を参考にしながら、ご自身の住宅に最適なメンテナンス方法を見つけてください。