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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/05/27
鉄に水が掛かるとなぜ錆びるのか?放置するとどうなる?進行を防ぐメンテナンス方法とは

そもそも鉄の特徴とは?

mizu
鉄には、エネルギーの大きい部分と小さい部分があります。このエネルギーは、乾燥状態では反応しないので錆びることはありません。

サビは鉄が酸化したもので、“酸化鉄”とも呼ばれます。
鉄の酸化には、溶解する水分、溶解を促進させ安定化させるための酸素が必要です。
塗膜は、この水分と酸素が鉄と接触することを防ぐ役割があります。

また鉄に限らず、多くの金属は他の材質を混ぜてできたものになります。
実際見た目は均一に見えるかもしれませんが、顕微鏡レベルで見た場合ムラが生じています。

水がかかるとなぜサビが発生するのか?

さびが進行すると、建材としての役割が果たせなくなってしまうため、塗り替えが必要となります。
サビが進行すると、建材としての役割が果たせなくなってしまうため、塗り替えが必要になります。

水がかかると鉄の一部が水と結合をするため、そこからサビが徐々に発生していきます。

そして完全に錆びてしまったものは、ほとんど鉄としての役割を持っていないことになります。
そうなってしまうと交換ぐらいしか手がなくなってしまいますので、いかに日頃からのメンテナンスが重要なのか
ということになります。

サビの種類を詳しくご紹介

赤サビ

錆びは金属全般の腐食生成物のことです。
錆びは、金属全般の腐食生成物のことです。

空気中の酸素の作用により、金属の表面に作られた赤茶色の酸化水酸化鉄のことをいいます。

赤サビは水に溶けやすく、強度もないもろいサビと言われています。
気を付けなければならないのが、進行が非常に速いサビであるということです。

黒サビ

鉄の表面にできる酸化膜で、黒サビは、赤サビの発生を抑えることができます。そのため黒さびは良性の錆と言われることもあります。意図的に鉄の表面に膜をつくり、その膜で錆から保護します。
鉄の表面にできる“酸化膜”。黒サビは赤サビの発生を抑えることができます。そのため黒サビは、“良性の錆”と言われることも。意図的に鉄の表面に膜をつくり、その膜で錆から保護します。

赤さび同様鉄に付着するサビですが、鉄によく密着し硬く安定しているため、鉄を保護する役割を担っています。
しかし、美観の面でいうとキレイではないので、掃除で錆を取らなければなりません。

白サビ

白さびは亜鉛が酸化して出たさびです。亜鉛は腐食により白色の粉が発生します。
白サビは、亜鉛が酸化して出た錆です。亜鉛は腐食により白色の粉が発生します。

亜鉛酸化物が、メッキの表面に付着しているものです。
メッキ層が、雨露に乾燥せずに残ってしまう環境下で発生します。
白サビはメッキの表面にかさばって付着している錆ですが、メッキ部分の腐食がわずかでも
その表面に付着してしまうため、定期的に掃除をしなければなりません。

青サビ

青さびは緑青(ろくしょう)とも呼ばれ、銅が酸化することで発生します。
青サビは緑青(ろくしょう)とも呼ばれ、銅が酸化することで発生します。

銅が酸化することで発生します。銅製品の表面に膜を作り、内部の腐食を防いだりします。

塗膜下腐食

塗膜下腐食
塗膜の浮きなどにより隙間が生じると、酸素や水分が透過するため、その部分からサビが発生してしまいます。

“塗膜下腐食”が起こる原因は、サビ面やケレン後に塗装する下塗り材等が凹凸面まで浸透しない場合、
金属面と下塗りの塗膜の間に隙間が生じることから起こります。
隙間が生じると、塗膜から酸素や水分が透過するため、その部分からサビが発生するということです。
見た目では気づきづらいですが、内部ではサビが進行していることがあるのです。

サビの進行と段階

一端さびができると、進行するには時間がかかりません。腐食によって素材表面が薄くなったり、穴が開いてしまうので早めの対策をおこないましょう。
一端錆ができると、進行に時間はかかりません。腐食によって素材表面が薄くなったり、穴が開いてしまうので早めの対策をおこないましょう!

一度でも鉄にサビが出始めると、徐々にですが進行していき、新たなサビの発生や進行を助長します。

サビが進行すると鉄が腐食します。
例えば鉄部の厚みが減少していき、ひどくなると穴があくほどまで進行してしまいます。

では サビを防ぐためには?

金属の使用用途や環境・コストを考えたうえで適した方法を選択しましょう。
金属の使用用途や、環境・コストを考えた上で適した方法を選択しましょう。

サビが起こる原因でもある、鉄と酸素の結びつきを防がなければなりません。
その結びつきを防ぐための方法が、金属の表面をほかの物質で覆い酸素を遮断する方法です。
塗装によって覆うのか被せるのか、色々と方法はありますが、金属の使用用途や環境、コストを考えた上で
適した方法を選択しましょう!

見た目はもちろんですが、安全面にも関わること。
お住まい、職場に気になる箇所がある際には、早め早めにご相談くださいませ!!

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