しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
外壁塗装に適した気温と湿度とは?失敗を防ぐためのベストな環境条件と注意点

外壁塗装は見た目の美しさだけでなく、建物を風雨から守る大切な工程です。
しかし、どんなに高品質な塗料を使っても、施工時の気温や湿度といった環境条件が整っていなければ、劣化が早まったり、仕上がりにムラが出る原因になります。
この記事では、塗装に最適な温度・湿度と、気候条件ごとの注意点について詳しく解説します。
目次
塗装に適した気温とは?5℃以上35℃以下が基本条件
【気温が塗装に与える影響】高すぎても低すぎてもトラブルのもとに
外壁塗装を行う際に最も基本となるのが「気温の条件」です。塗装に適した気温は、一般的に「5℃以上35℃以下」とされています。
この範囲を外れると、次のような問題が起きる可能性があります。
- 5℃未満の場合:塗料の乾燥や硬化が著しく遅くなり、仕上がりが悪くなる。乾ききらない状態で雨や夜露にさらされると、塗膜が剥がれやすくなる。
- 35℃を超える場合:塗料が急激に乾燥してしまい、塗りムラや気泡、ひび割れが発生しやすくなる。
気温が基準内であっても、塗る面(外壁や屋根)が冷えすぎていたり、高温になりすぎていると、塗装には不向きです。
冬場の朝や夏の午後は特に注意が必要です。
【気温の変化に応じた塗装時間の工夫】早朝・昼・夕方の使い分け
気温に合わせて施工時間を調整することで、トラブルを回避できます。
- 冬場:10時〜15時の間に作業を集中させる(朝は結露が残っていることが多いためNG)
- 夏場:朝方や夕方の涼しい時間帯を活用(真昼の高温は避ける)
これは職人の体調を守る意味でも大切で、熱中症や寒さによる作業効率低下を防ぐ工夫にもなります。
湿度が高すぎるとどうなる?塗装における85%の壁
【湿度85%を超えると塗装はNG】見えない湿気が塗膜不良を引き起こす
塗装の品質を左右するもう一つの大きな要因が「湿度」です。湿度が85%を超えると、以下のような問題が生じます。
- 表面が乾いたように見えても、内部に水分が残ってしまう「未乾燥状態」になる
- 塗膜に水分が閉じ込められ、膨れや剥がれが起きやすくなる
特に梅雨時期や台風前後の季節は湿度が急上昇するため、日々の天気だけでなく湿度計での確認も欠かせません。
【湿度と結露・露のリスク】朝露・夜露・霜に注意
湿度が高い季節は、朝露や夜露、霜が塗装面に付着していることもあります。
とくに金属面ではこの影響が大きく、乾燥不十分なまま塗料を塗ってしまうと、表面から剥がれる原因に。
- 早朝の作業前には、外壁表面の結露や水分の有無を必ずチェック
- 塗布前には十分に乾燥させる時間を確保
これらを怠ると、見た目はきれいでも、数年で塗膜が浮いてくるというトラブルに直結します。
塗装に不向きな環境条件とは?地域・天候・立地によって異なるリスク
【雨・雪・氷点下の天気では塗装できない】自然条件の壁
どんなにスケジュールがタイトでも、雨や雪が降る日の塗装はNGです。
また、気温が氷点下になる地域では、塗料が凍ったり塗膜の硬化が不安定になったりするため、以下のような点に注意が必要です。
- 雨天:塗装面が濡れている状態では密着しない
- 雪:施工中の降雪で仕上がりが台無しになる
- 氷点下:塗料が凍ってしまい塗装不可
地域によっては、冬季全般を避ける判断をすることもあり、年間スケジュールを立てる際は地域の気候を重視しましょう。
【潮風や塩害にも注意】海に近い地域の施工リスク
海岸沿いの建物では、潮風による塩分が外壁や金属面に付着しやすく、吸湿しやすい状態になります。
これが塗膜の密着を妨げ、以下のようなトラブルが発生しやすくなります。
- 金属部分の塗膜がはがれる
- 錆びが塗膜の下で進行し、建材を劣化させる
海浜地区での塗装は、施工前の洗浄や防錆処理、下塗りの選定が特に重要です。
職人の体調と安全性も考慮することが、結果として高品質な塗装につながる
【職人の安全管理も重要】猛暑・極寒は品質にも影響
気温や湿度だけでなく、作業する職人の体調も仕上がりに直結します。
- 真夏の高温:熱中症リスクにより作業時間が制限される。集中力の低下でミスが起こりやすい。
- 冬の極寒:手先の感覚が鈍くなり、塗りムラが出ることもある。
安全に働ける環境が整ってこそ、丁寧な施工が可能になります。
まとめ
塗装に適した条件をまとめると、以下のとおりです。
- 気温:5℃以上35℃以下
- 湿度:85%未満
- 雨・雪・霜などがなく、表面が完全に乾いていること
また、海辺・寒冷地・猛暑地域など、立地や季節に合わせて対策が必要です。
施工の質を左右するのは、職人の技術だけでなく「環境条件の見極めと判断力」。
その判断を正しくできる経験豊富な業者に依頼することが、後悔しない塗装への近道です。
塗装前には必ず「週間天気」「湿度」「気温の推移」を確認し、無理なスケジュールを組まず、最適な日を選んで施工しましょう。