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日々の活動日記

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2018/04/10
【千曲市施工レポ】戸建て住宅の破風板が壊れた理由とは?原因と対策を解説

千曲市内の住宅にて破風板の修繕工事を行っています。

破風板修繕工事
左:仮設足場の設置中   右:雪で壊れてしまった破風板
施工地域長野県千曲市
施工場所戸建て住宅の破風板部分
施工内容雪の影響で壊れてしまった破風板を修繕
施工経緯お客様からのご依頼

長野県千曲市の戸建て住宅にて、雪の重みで破損した破風板の修繕工事を行っています。
この住宅は下地に土を用いた伝統的な和風建築で、漆喰部分の劣化を放置すると雨や雪で崩れやすくなります。
今回のように雪害を原因とする場合、火災保険の「風雪害補償」を利用できるケースがあります。

強風・天災後の注意点と悪徳業者への警戒

先週末から県内各地で強風被害が相次ぎ、屋根や看板、樋などの破損例が報告されています。

・棟板金(屋根の頂部を押さえる金属板)は釘止めが多く、経年劣化で緩みやすいので、強風後は必ず点検を。
・災害直後には「屋根診断」「耐震診断」を名目に訪問してくる悪質業者が増えます。

悪徳業者の特徴

・他県ナンバーの営業車で二人組が多い
・名刺や社名表示を偽装
・その場で屋根に登り、不具合を仕組んで追加工事を迫る
・高齢者宅を狙い、専門用語や不安を煽る言葉で契約を急がせる
訪問販売で身分や目的を明かさない場合、特定商取引法違反です。
怪しい業者には応じず、家族や役場、信頼できる工務店に相談してください。

火災保険を活用した修繕

雪害や風害による建物破損は、保険の補償対象になる場合があります。

・加入している火災保険の「風雪害補償」を確認
・保険会社に事故受付を行い、業者の見積もりを提出
・保険適用なら自己負担ゼロで修繕可能
ただし、「保険適用できます」と過剰に勧誘する悪質業者もいるため、必ず複数の見積もりを取得し、契約前に保険会社へ直接お問い合わせを。

破風板の役割と落下リスク

和風住宅の破風(はふ)は、屋根の側面を覆い、風雨の侵入を防ぐ装飾兼機能部材です。
・外観の美しさを左右する
・雨仕舞い(雨水の流れ)や構造保護に重要

破損・落下を放置すると…

・雨漏りや構造内部への水侵入
・小動物・虫の侵入経路
・落下による通行人・車両への事故リスク
・建物耐久性の低下

破風板が落ちる主な原因

1.木材の腐食:塗装剥離や雨樋不良で雨水が直接当たり、腐食が進行
2.塗装劣化:紫外線・雨でバリア機能が低下し、水分浸透を許す
3.釘・ビスの緩み・腐食:風雨や地震で固定力が落ち、板が浮く・外れる
4.地震:建物の揺れで構造に微細なズレや割れが生じ、固定力を弱める
5.雪の重み:雪融解→再凍結の繰り返しで接合部にひび割れやズレ

メンテナンス方法と対策

対策内容目的実施タイミング
塗装の再塗装雨・紫外線から木部を守る7~10年に1回
腐食部分の補修・交換劣化した破風を新材に更新腐食やひび割れが目立ったら
釘・ビスの点検緩み・錆びをチェックし固定力を維持年1回の定期点検
雨樋の設置雨水をコントロールし破風への直接衝撃を防ぐ新築時・外壁工事時
耐震補強地震揺れによるズレ・破損を抑える耐震診断後またはリフォーム時

塗装は外壁・屋根塗装と同時に行うと足場代を節約
・腐食の早期発見は叩く・触る検査で行い、異音や軟化箇所は要交換
・雨樋設置で水はけを改善し、破風への雨水直撃を防止
・耐震補強は建物全体の安全性向上にも効果的

トラブル時の相談と応急処置

「破風が浮いている」「ズレが目立つ」と感じたら無理に自分で直さず、まずは写真を撮って専門業者に相談を。
・台風・大雨・雪解けの春先は特に負担が大きい
・定期点検を兼ねて、信頼できる工務店へ早めの問い合わせを

おわりに

破風板のメンテナンスは、家を長持ちさせ、安全・快適に暮らすための第一歩です。
日常の目視点検と適切な補修で、和風住宅の美観と耐久性をしっかり守りましょう。
何かお困りの際は、千曲市・長野市・須坂市など近隣で対応可能なしろくまペイントへお気軽にご相談ください。

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