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日々の活動日記
【中野市現調レポ】雨漏りとすが漏りの違いとは?発生原因と正しい対策で冬のトラブルを防ぐ!

「屋根から水がポタポタ落ちてきた」「天井にシミができている」
そんな時、多くの人は「雨漏りだ!」と感じますよね。
でも実は、それが雨漏りではなく“すが漏り”だったというケースも、少なくないんです。
特に寒冷地の冬場に発生する水の浸入は、原因が「雨」ではないこともあります。
「すが漏り」は雪と氷が原因の雨漏りに似た現象ですが、修理方法や予防策が異なるため、間違った対処をするとかえって被害が悪化してしまうことも。
この記事では、
・「雨漏り」と「すが漏り」の違い
・すが漏りの発生メカニズム
・修理・予防に役立つ具体的な対策
について、表や具体例を交えてわかりやすくご紹介します。
目次
雨漏りとすが漏りの違いとは?
見分けがつきにくい「雨漏り」と「すが漏り」
どちらも天井から水が滴る・壁にシミが出るなどの症状があるため、見た目では判断しづらいのが現実です。
しかし、原因・発生時期・修理方法に大きな違いがあるため、正しく理解しておくことが重要です。
比較表:雨漏りとすが漏りの違いまとめ
項目 | 雨漏り | すが漏り |
---|---|---|
原因 | 屋根材の破損・劣化、施工不良など | 雪の凍結・融解による水の滞留 |
発生時期 | 一年を通じて発生 | 冬季限定(特に積雪の多い地域) |
特徴 | 屋根の破損部から雨水が直接浸入 | 屋根に損傷がなくても発生する |
修理方法 | 屋根の補修・防水処理など | 断熱対策や氷柱の除去、雪下ろしなどの熱管理 |
【補足】
すが漏りは「目に見えない落とし穴」。
屋根がしっかりしていても、屋根の構造や断熱不足が原因で起きることがあり、見落とされやすいです。
雨漏りの基本的な原因と対策
雨漏りの主な原因
雨漏りは、以下のような屋根・外壁の“破損”や“老朽化”が原因で起こります。
屋根材(瓦・スレート・金属板など)の割れやズレ
屋根材は常に風雨や紫外線にさらされており、台風・地震などの影響でズレやひび割れが起きると、そこから雨水が侵入します。
特にスレートや瓦屋根では、1枚のズレでも雨水が野地板や下地材へ染み込み、雨漏りの原因になります。
見た目には分かりづらく、室内にシミが出る頃にはすでに内部が傷んでいることも多いため、定期的な点検が必要です。
シーリング材(コーキング)の劣化
窓枠や外壁の継ぎ目に施工されているシーリング材は、柔軟性をもって建物の動きや雨水を吸収・防水する役割を果たしていますが、紫外線や寒暖差の影響で年々劣化していきます。
ひび割れや剥がれが生じると、そこが水の通り道となり、内壁や柱の中まで浸水することも。
おおよそ5〜10年で打ち替えが推奨されるメンテナンス部材です。
雨樋の詰まりや破損
屋根から集まった雨水を排水するための雨樋(あまどい)が、落ち葉や砂埃で詰まったり、ひび割れや金具の外れで破損していると、正しく排水できずに水があふれます。
その結果、外壁や軒裏に水が伝い、やがて壁内部へと侵入。知らないうちに室内天井に雨染みが現れることもあります。
定期的な掃除と点検が雨漏り予防の基本です。
ベランダの防水層の劣化
ベランダやバルコニーは屋根と同じく風雨にさらされる場所。
床面に施工されている防水層(ウレタン・FRP・シート防水など)が、経年劣化や外力によるひび割れを起こすと、下地のコンクリートや構造体へ雨水が浸透します。
特に2階ベランダなどの下が居室の場合、気づかぬうちに雨漏りが進行し、天井にシミやカビが発生することもあります。
壁のクラック(ひび割れ)
モルタルやサイディング外壁に見られる小さなクラック(ヘアークラック)や構造的な亀裂(構造クラック)も、雨漏りの入り口になります。
初期のうちは雨水の侵入を防げても、徐々にひびが広がったり、内部に達したりすると、壁内部に水が染み込み、室内側へと被害が及びます。
特に雨風の強い地域では、早めの補修が重要です。
これらの原因によって建物の外から入り込んだ雨水は、壁内や天井裏を通って、室内に到達して初めて「雨漏り」として発見されます。
見えない部分で進行していることが多いため、定期的な点検と早期の対処が被害を最小限に抑える大切な手段です。
雨漏り対策の基本
雨漏りを防ぐためには、目に見える症状が出る前の「予防メンテナンス」が何よりも重要です。
定期的な点検と適切な補修を行うことで、被害の拡大や高額な修繕費を未然に防ぐことができます。
以下に、特に注意しておきたい基本的な対策をまとめました。
5〜10年ごとの屋根塗装・シーリング補修
屋根材は常に紫外線や風雨にさらされており、年数が経つと塗膜が劣化して防水性が低下します。
塗装が薄くなると、雨水が屋根材の隙間や下地へと浸透しやすくなり、雨漏りのリスクが高まります。
また、屋根の継ぎ目や板金まわりに使われているシーリング材も劣化が進むため、塗装とあわせて定期的な打ち替えが必要です。
おおよそ5〜10年ごとの塗装・補修が理想的な目安です。
雨樋の掃除・交換
雨樋は屋根に降った雨水を集めて排水する重要な役割を持っています。
落ち葉や泥が溜まって詰まると、水があふれて外壁や基礎部分に伝い、雨漏りや構造体の劣化を引き起こす原因となります。
また、樋のひび割れや金具の外れなど破損箇所を放置すると、正しい排水ができなくなります。
年1~2回の定期清掃に加え、破損があれば早めの交換・修理を行いましょう。
屋根のひび割れ・ズレのチェック
瓦やスレートなどの屋根材は、経年劣化や強風、地震の影響でズレたり割れたりすることがあります。
こうしたズレや亀裂から雨水が侵入すると、内部の防水シートや下地材が傷み、最終的には天井からの雨漏りに繋がります。
屋根は高所作業となるため、自分での点検は危険です。
5年に一度を目安に、専門の屋根業者による点検を依頼するのが安心です。
外壁のコーキング打ち直し
外壁の継ぎ目や窓枠まわりに使われているシーリング(コーキング)材は、建物の動きや温度変化に対応しながら防水を担っています。
しかし、紫外線や経年によって硬化やひび割れ、痩せが生じると、水が内部に入り込む経路になります。
一般的に、施工から10年前後が打ち直しの目安とされており、状態によってはそれより早く劣化が進むこともあります。
定期的なチェックと早めの補修で、外壁からの雨水侵入を防ぎましょう。
すが漏りの発生メカニズムを解説!知らないと冬の大敵に…
すが漏りは雪と氷の“温度差”から発生する
すが漏りは雪国特有の現象で、屋根の上に積もった雪が原因で冬場に突然の雨漏りのような症状を引き起こします。
見た目では分かりにくいため、気づいたときには天井から水が落ちていることも少なくありません。
その発生メカニズムを理解しておくことで、事前の対策が取りやすくなります。
① 屋根の雪が日中の太陽で溶ける
晴れた日中、屋根に積もった雪は太陽の熱や、室内から屋根裏に逃げた暖気によって徐々に溶け始めます。
特に屋根の断熱性能が不十分だったり、天井裏の気密性が低い場合、屋根表面の温度が上がりやすく、積雪が水へと変化しやすくなります。
② 溶けた水が軒先で再び凍る
屋根の先端部分(軒先)は建物内部からの熱が伝わりにくく、外気温の影響を受けやすいため、夕方以降に急激に冷え込みます。
その結果、屋根上で溶けた水が軒先に流れたところで再び凍結し、氷となって蓄積。
つららが形成されるのもこの段階です。
③ 氷が“水の流れ”をせき止める
軒先にできた氷の塊が排水経路をふさぐことで、本来なら雨樋へ流れるはずの融雪水がせき止められ、屋根上にとどまります。
水の逃げ道がなくなった結果、逆流するように屋根材の下部へ水が浸入しはじめます。。
④ 屋根の隙間から室内へ水が侵入する
逆流した水は、屋根材の重なり部分や釘穴、劣化した防水層など、わずかな隙間を通じて屋根の内部へと入り込みます。
そして野地板や断熱材を濡らしながら、最終的に天井裏へと達し、室内に水滴が垂れる「すが漏り」として現れるのです。
このように、すが漏りは一時的な気温の変化によって引き起こされる“隠れた雨漏り”とも言える現象です。
とくに断熱・気密性が不十分な建物では発生しやすく、被害が広がると内装材の腐食やカビ発生の原因にもなります。
早期に兆候を把握し、適切な断熱・通気・排水対策を講じることが予防への第一歩となります。
すが漏りを防ぐための4つの具体的対策
すが漏りは自然現象によって発生するため、完全に防ぐのは難しい面もありますが、日常の予防と意識次第でリスクを大幅に減らすことが可能です。
特に積雪が多い地域では、屋根への負担や水の滞留を最小限に抑える工夫が重要になります。
以下に、すが漏りの予防に有効な4つの対策を紹介します。
1. 定期的な雪下ろしと屋根の除雪
もっとも効果的な予防策は、屋根に雪が長期間積もったままにならないよう管理することです。
特に屋根の勾配が緩い住宅や、断熱性能が不十分な場合は雪が部分的に溶けやすく、水分がたまりやすくなります。
こうした状態はすが漏りの原因になりやすいため、積雪が多くなってきたら、早めの雪下ろしで雪の重さと水分を取り除くことが重要です。
安全のため、必要に応じて専門業者に依頼するのも選択肢です。
降雪後に気温が上昇・下降する日が続く
日中に気温が上昇して屋根の雪が一部融け、夜間に再び冷え込むと、融けた水が凍結し、つららや氷の塊となって屋根に残ります。
この温度差の繰り返しが、屋根に水分を溜め込みやすい状況をつくり、すが漏りの原因になります。
このような天候が続くと予想されるときは、雪が融け始めるタイミングを見計らって除雪を行うことで、被害の発生を未然に防げます。
軒先につららができやすい
軒先につららがよくできる家は、屋根裏に逃げた室内の熱が原因で屋根雪が部分的に融けている可能性が高く、屋根上で水が滞留している証拠とも言えます。
その水が冷えた軒先に流れ込んで凍ることで、排水経路をふさぎ、逆流によるすが漏りを引き起こすことがあります。
つららが目立つ家では、軒先部分の雪を優先的に除雪し、水の流れを確保することが有効な対策となります。
過去にすが漏りを経験した屋根
一度すが漏りが発生した屋根は、構造的に水分が滞留しやすい傾向があります。
断熱不足、排水勾配の不備、防水層の劣化など、目に見えない弱点がある場合も多く、放置すると毎年同じ場所から雨漏りが起きることも。
そうした屋根では、他の家よりも除雪の頻度を増やしたり、専門業者に状態をチェックしてもらうことが必要です。
必要に応じて、断熱補強や通気層の改善といった構造的な改修を検討するのも効果的です。
【補足】
除雪は「積もってから」ではなく「こまめに」が大切。安全に作業できるうちに早めの対応を。
2. 屋根塗装や防水メンテナンスを定期的に行う
屋根の塗膜は、雨水や雪解け水を弾いて屋根材を保護する役割を持っています。
しかし経年とともに塗膜は剥がれたり、薄くなったりしていきます。
塗装が劣化した状態では、屋根材が水を吸収しやすくなり、凍結による膨張・収縮でひび割れが起きることも。
この状態がすが漏りの温床になります。
約10年ごとを目安に屋根の状態を点検し、防水塗装やメンテナンスを計画的に行いましょう。
防水塗装で水をはじく
屋根の表面に高性能な防水塗料を施工することで、雪解け水や雨水が浸透せず、自然と滑り落ちるようになります。
防水塗料は塗膜として機能し、屋根材自体が水を吸い込むのを防止。
これにより屋根材の膨張や劣化を防ぎ、すが漏りだけでなく凍害・ひび割れといったトラブル全般のリスクも軽減できます。
使用する塗料は耐候性・防水性に優れたものを選ぶことが重要です。
つなぎ目にシーリング材を充填
瓦屋根や金属屋根、屋根板金などの接合部は、水が入り込みやすい「弱点部位」です。
こうしたつなぎ目に丁寧にシーリング材(コーキング)を充填することで、微細な隙間からの水の侵入を防ぐことができます。
特に雪解け水は「毛細管現象」により、わずかな隙間でも吸い上げられてしまうため、接合部の密閉性を確保することは極めて重要です。
シーリング材も時間とともに劣化するため、5〜10年を目安に点検と打ち直しを行うのが理想的です。
塗膜の劣化を早期に修繕
屋根の塗膜に粉が吹いたような状態(チョーキング)や剥がれが見られたら、それは防水性が失われているサインです。
このまま放置すると、屋根材が水を吸い込み続け、構造体や断熱材にまでダメージが広がってしまう恐れがあります。
初期の段階で再塗装を行えば、工事の規模も費用も最小限に抑えることが可能です。
劣化の兆候を見逃さず、早めに対応することが、長く快適な住まいを守るコツです。
3. 天井裏に断熱材をしっかり敷く
まず基本となるのが、天井裏への断熱材の施工です。
断熱材を敷くことで、室内の暖気が屋根裏に伝わるのを遮断し、屋根の表面温度の上昇を防ぐことができます。
屋根の雪が部分的に溶ける現象を抑えることで、雪解け水が再凍結してすが漏りになるリスクを軽減できます。
断熱材の厚みや施工範囲が不十分だと、効果が発揮されにくくなるため、隙間なく丁寧に施工することがポイントです。
吹き込み式グラスウールやロックウールを使用
屋根裏の複雑な形状や梁の隙間などにも柔軟に対応できるのが、吹き込み式断熱材のメリットです。
グラスウールやロックウールといった素材は、繊維の中に細かく空気を含んでおり、高い断熱性と優れた施工性を併せ持っています。
細部までムラなく断熱材を充填できるため、屋根裏の断熱性能を均一に高めることができ、熱の偏りを抑えられます。
小屋裏換気を設けて湿気を逃がす
いくら断熱材をしっかり敷いても、屋根裏に湿気がこもってしまえば結露の原因となり、建物の内部劣化を招くこともあります。
換気棟や軒天換気口などを適切に設けて通気経路を確保し、湿気を効率よく排出させることが大切です。
これにより、断熱材が湿気を含んで性能が低下するのを防ぎ、常に乾燥した環境で断熱効果を保ちやすくなります。
気密性を高めて室内の熱を逃がさない構造に
断熱材の施工だけでなく、「隙間なく密閉する」という気密処理も重要なポイントです。
天井と断熱材の間に隙間があると、そこから暖かい空気が屋根裏に漏れ出し、すが漏りを誘発することになります。
断熱材と天井の取り合い部分を丁寧に処理し、空気の漏れを最小限に抑えることで、冬でも屋根の表面温度が安定し、すが漏りが起きにくくなります。
【補足】
“断熱”はすが漏りだけでなく、光熱費の削減や夏の室温上昇防止にもつながる、一石三鳥の対策です。
4. 防水シートや屋根材の劣化チェック
屋根材の下に敷かれている防水シート(ルーフィング)は、雨や雪が侵入しないようにする最終的な防水層です。
しかし、経年劣化によってひび割れや破れが生じると、防水機能が著しく低下します。
特に屋根材の下は見えないため、表面だけを見て安心するのは危険。
目視で異常がなくても、防水シートが劣化していれば、少量の雪解け水でも屋内に侵入するリスクがあります。
屋根工事のタイミングなどを活かして、内部の状態も確認することが大切です。
屋根工事のついでに防水シートも点検
防水シートの状態を確認するには、屋根材を一度はがす必要があります。
そのため、塗装工事や屋根材の交換などのタイミングで、防水シートの状態も同時に点検するのが効率的です。
別々に施工すると手間や費用が倍増するため、「屋根を触るなら中も見てもらう」が基本姿勢です。
とくに屋根のすが漏りや雨染みが過去に見られた場合は、シートの点検は必須項目です。
15〜20年経過した屋根は要注意
一般的な防水シート(アスファルトルーフィングなど)の耐用年数は約15〜20年とされています。
これを過ぎると、徐々に柔軟性が失われ、ひび割れ・釘穴の広がり・接着力の低下などが進行。
屋根材の下に水が回り込んだ際、シートが劣化していると、そのまま屋内に水が浸入してしまいます。
築年数が20年を超える住宅や、前回の屋根工事から長期間が経過している場合は、見た目がきれいでも要注意です。
すが漏りが一度でもあった場合は防水層の全面見直しを検討
すが漏りが発生したということは、屋根のどこかで防水機能が破られている状態です。
場合によっては部分的な補修で済むこともありますが、同じ箇所での再発が多く、長期的な安心が得られにくいのも事実です。
すが漏りの再発防止を本気で考えるなら、防水シートの全面張り替えや、屋根構造の見直しを検討することが重要です。
これは費用面で大きく感じるかもしれませんが、室内の被害やカビ、構造体の腐食といったリスクを回避できる大きな投資になります。
すが漏りが起きてしまった時の応急処置と注意点
室内でできる応急処置の例
バケツや洗面器を設置して床濡れを防ぐ
水滴がポタポタと落ちている場所には、バケツ・洗面器・雑巾などを敷いて水受けを設置しましょう。
床材が水を吸い続けると、フローリングの変形や下地の腐食につながるため、濡れた箇所はなるべく早めに吸水・乾燥させることが大切です。
雑巾やタオルはこまめに交換し、必要に応じて新聞紙やブルーシートを併用すると効果的です。
濡れた天井は絶対に破かない!カビや落下の原因に
「天井の膨らみが気になる」「水が溜まっていそう」と感じても、自己判断で天井を突いたり破ったりしてはいけません。
中に水が溜まっている場合、急激に天井材が崩れ落ちるリスクがあり、室内への大量漏水やケガの原因にもなります。
また、穴を開けてしまうと湿気が壁内や断熱材に広がり、カビの発生や構造体の劣化が進む可能性も。
不安な場合は、早めに専門業者に状態を見てもらいましょう。
電気配線が濡れている場合はブレーカーを切る
雨漏り・すが漏りで照明や電気まわりが濡れているような状況では、感電や漏電、火災の危険性があります。
天井からの水が照明器具やコンセント周辺に流れている場合は、ブレーカーを落として電気を遮断しましょう。
電気が使えない間は、懐中電灯や携帯型LEDライトなどを活用して、安全を確保することが大切です。
通電再開の前には、必ず電気業者または雨漏り専門業者による点検を受けるようにしてください。
【注意】
応急処置はあくまで一時的な対応です。根本解決には専門業者による点検・修理が必要です。
雨漏りとすが漏り、見た目は同じでも対処法はまったく違う!
雨漏りとすが漏りは、発生するシチュエーションも原因もまったく違います。
だからこそ、症状を正しく見極めて、適切な対策を取ることが重要です。
最後におさらい!ポイントまとめ
・雨漏りの場合には屋根や壁の破損が原因。1年中発生する
・すが漏りは雪と氷による冬季限定の現象。屋根の断熱や雪処理がカギ
・見た目で判断せず、発生時期や天候・場所をチェックして見極めよう
・不安がある場合は、住宅メンテナンスの専門業者に早めの相談を!
自然災害による保険工事!まずはご相談ください
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