日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
【施工の1日】須坂市住宅の外壁のひび割れ|その放置がもたらす“5年後・10年後”とは?

須坂市住宅壁補修・下地処理
施工地域 | 長野県須坂市 |
施工場所 | 集合住宅 |
施工内容 | 壁補修 |
目的 | 既存の壁をできるだけコストをかけずに補修する |
施工経緯 | お客さまからのご依頼 |
使用材料 | シーリング・シリコン塗料 |
外壁にひび割れを見つけて「これって大丈夫?」と不安に思ったことはありませんか?見た目の問題だけでなく、放置すると雨漏りや建物の耐久性低下につながる可能性があります。この記事では、外壁クラックの原因から補修方法、費用相場、注意点まで詳しく解説します。早めの対応で安心・安全な住まいを維持しましょう。
外壁クラックの種類と原因
ヘアークラックと構造クラックの違い
外壁のひび割れには主に「ヘアークラック」と「構造クラック」の2種類があります。
ヘアークラックとは
ヘアークラックはその名の通り、髪の毛のように細い、幅0.3mm以下のごく浅いひび割れを指します。
主に塗膜の経年劣化や乾燥収縮によって発生し、外壁材自体ではなく、表面の塗装部分に限った現象です。
見た目には白っぽく線状に浮き出ることが多く、特に白や淡い色の外壁では目立ちやすいのが特徴です。
構造への影響は基本的にないため、すぐに大きな修繕が必要になることは少ないですが、放置すると水分が侵入し、やがて塗膜の剥がれやコケ・カビの原因になることもあります。
【対処の目安】
・美観を損ねる程度の状態なら、定期的な塗り替え時に補修を
・深く広がる様子がある場合は、早めの再塗装を検討
構造クラックとは
一方で、構造クラックは幅0.3mm以上、深さもあり、下地や躯体にまで達している可能性がある深刻なひび割れです。
このクラックができる原因には、地震、不同沈下(地盤の偏り)、躯体のズレ、外壁材の反りなどがあり、建物の強度や耐久性に直結する重大な問題を含んでいるケースがあります。
外から見るだけでは分かりにくいこともありますが、クラックがV字型や階段状に入っている場合は特に注意が必要です。
放置すると、雨水が壁内部に浸透し、鉄筋の腐食や断熱材の劣化、内部のカビ被害など二次被害に発展するリスクがあります。
【対処の目安】
・幅0.3mm以上のひび割れがある
・外壁の素材ごとに割れている(塗膜だけではなく壁材まで)
・同じ場所に何度もひびが入る
これらに該当する場合は、すぐに専門業者による調査と補修が必要です。
クラックの主な原因
外壁クラックの原因はさまざまですが、主なものを以下にまとめます。
原因 | 説明 |
---|---|
経年劣化 | 時間の経過とともに材料が劣化し、ひび割れが発生します。 |
地震や振動 | 地震や交通による振動が建物に影響を与え、クラックが生じることがあります。 |
温度変化 | 昼夜の温度差による膨張・収縮が繰り返されることで、ひび割れが発生します。 |
施工不良 | 建築時の施工ミスや材料の不適切な使用が原因でクラックが生じることがあります。 |
経年劣化
どんなにしっかり施工された建物でも、時間の経過とともに外壁材や塗膜は徐々に劣化していきます。
紫外線や風雨にさらされ続けた塗膜は、弾性や密着力が低下し、小さなヘアークラックが生じやすくなります。
特に築10年以上経過した建物では、目に見えないひび割れが徐々に進行しているケースも多く、塗り替えやメンテナンスの重要なタイミングとなります。
地震や交通による振動
外壁にかかる力は、地震だけでなく、日々の小さな揺れや振動も無関係ではありません。
たとえば、交通量の多い道路沿いの住宅や、基礎の弱い建物では、日常的な振動の蓄積が構造にストレスを与え、クラックの原因になることがあります。
また、地震発生後には特に構造クラック(0.3mm以上の深いひび割れ)が見つかることが多いため、点検は早めが肝心です。
温度変化(膨張・収縮)
外壁材は気温や日射の影響を受けて、日々わずかに膨張・収縮を繰り返しています。
この「伸び縮み」は目に見えませんが、朝晩の寒暖差が大きい地域や、直射日光が長時間当たる南・西面では、特にクラックの発生が目立ちやすい傾向があります。
外壁材と塗膜の伸縮率の違いによって、表面に細かいひびが入ることもあり、断熱性の高い塗料や伸縮性のある外壁材の選定が効果的な対策となります。
施工不良(初期不具合)
新築やリフォーム直後でも、施工方法が不適切だった場合には早期にクラックが発生する可能性があります。
よくある例としては、
・シーリング材の厚み不足や施工不良による目地割れ
・乾燥不十分なまま塗装されたことによる塗膜の収縮割れ
・下地処理不足による密着不良からのひび割れ
などが挙げられます。
見た目は綺麗でも、工事直後にひび割れが出た場合は要注意。
保証期間内であれば、施工会社に補修を依頼することが可能なケースもあります。
クラック補修の方法と費用相場
補修方法の選択
外壁やコンクリートに発生するクラック(ひび割れ)には、軽度なものから構造的に重大なものまでさまざまなケースがあります。
補修工法は一律ではなく、ひびの深さ・幅・位置・建物の構造によって使い分ける必要があります。
ここでは、代表的な3つの補修方法と、それぞれに適したケースについて詳しくご紹介します。
シーリング材充填(ヘアークラック向け)
幅0.3mm以下の浅いひび割れ(ヘアークラック)に対して用いられる、最も簡易的な補修方法です。
まずクラック部分の汚れや旧塗膜をしっかり除去し、プライマーを塗布してから、防水性のあるシーリング材をひび割れに沿って充填します。
この工法の目的は、雨水の侵入や空気の通り道を封じること。
構造への影響がないクラックでも、放置すると塗膜の剥がれや劣化の進行を招くため、早めの処置が重要です。
【主な使用ケース】
・細いクラックが表層に数本だけ発生している
・塗膜の経年劣化による表面的なひび割れ
・美観と防水性を維持したいが、大規模補修は不要な場合
カットシーリング充填工法(構造クラック向け)
幅0.3mm以上の構造クラックや深さのあるひび割れに対して用いる本格的な補修方法です。
クラック部分を**V字またはU字に切り込むようにカット(はつり)**し、その中に高密着性のシーリング材をしっかり充填します。
このカット処理によって、表面だけでなくクラックの“奥”まで補修材がしっかり届くようになるため、
単なる表面補修とは違い、再発防止や強度確保につながる点が大きなメリットです。
【主な使用ケース】
・明らかに壁材自体が割れている
・同じ場所に繰り返しひびが発生している
・地震・地盤沈下の影響が疑われる箇所の補強
低圧注入工法(深部補修・鉄筋コンクリート向け)
クラックが内部の鉄筋や構造体まで達している場合に用いられる、最も専門性の高い補修方法です。
専用の注入機器を使い、エポキシ樹脂やポリマー系接着剤などをひび割れに沿って低圧で丁寧に注入します。
低圧でゆっくりと注入することで、ひびの奥深くまで樹脂が入り込み、構造体を“内側から接着・補強”する役割を果たします。
主に鉄筋コンクリート(RC構造)やALCパネルなどで用いられることが多く、構造安全性の回復に直結する重要な工法です。
【主な使用ケース】
・クラックから雨水が室内へ浸水している
・構造クラックがコンクリートの内部まで進行している
・爆裂(コンクリートの剥離)を伴う補修に
費用相場
補修方法やクラックの状態によって費用は異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。
補修方法 | 費用相場(1箇所あたり) |
---|---|
シーリング材充填 | 1万円前後 |
カットシーリング充填工法 | 6万円前後 |
低圧注入工法 | 12万円前後 |
※高所での作業が必要な場合は、足場代(約15〜20万円)が別途必要になることがあります。
クラック補修の注意点とポイント
早期発見・早期対応の重要性
ひび割れは初期の段階で対処すれば、簡易な補修で済み、費用も最小限で抑えられます。
しかし、気づかずに放置すると雨水の侵入や構造材の腐食、断熱性能の低下といった二次被害が進行し、
「塗装だけで済んだはずの補修が、外壁の張り替えや防水処理まで必要になる」というケースも少なくありません。
特に、築10年以上の建物や、地震・台風後の建物は、定期的な目視点検や専門業者による調査が不可欠です。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、手遅れになることもあるため、小さな異変も“早めの行動”が建物の寿命を左右します。
補修後の仕上がり
クラック補修は、ひびを埋めるだけで終わりではありません。
補修箇所が部分的に浮いて見えたり、色が周囲と異なって見えたりすることで、美観に影響を与える場合もあります。
特に外壁が日焼けしている場合や、塗装から年数が経っている場合には、補修箇所の色が目立ちやすくなるため、
見た目を重視される方は、「外壁全体の塗装をあわせて行う」ことで、補修跡を自然に仕上げることが可能です。
将来的に塗装を検討しているタイミングでクラックが発見された場合は、補修と塗装をセットで計画することが効率的でコストパフォーマンスも高くなります。
専門業者への依頼
最近では、DIYでのクラック補修用品も手に入るようになりました。
しかし、構造クラックや外壁材まで割れているようなケースでは、表面的な処理だけでは根本解決に至らず、再発のリスクが非常に高いのが実情です。
また、高所での作業には落下事故の危険が伴い、工具や材料の選定ミスも重大なトラブルにつながる恐れがあります。
専門業者であれば、
・クラックの深さや進行状況の正確な診断
・適切な工法の選定(シーリング・注入・補修塗装など)
・見た目まで含めた仕上がりの提案を一貫して対応できるため、確実性と安心感が段違いです。
補修費用を抑えるための工夫
火災保険や助成金の活用
まず確認しておきたいのが、「自然災害によって発生したクラックであるかどうか」です。
たとえば、台風・地震・積雪・強風などが原因で発生したひび割れの場合、火災保険の補償対象となるケースがあります。
この場合、補修費用が実質的に“自己負担ゼロ”になる可能性もあり、申請する価値は非常に高いと言えるでしょう。
また、お住まいの地域によっては、自治体が設けている住宅改修に対する助成制度もあります。
「住宅の耐震補強」「雨漏り修繕」「バリアフリー改修」といった項目の中に、外壁補修も該当するケースがありますので、
市区町村の公式サイトや建築課などに一度問い合わせてみることをおすすめします。
相見積もりの取得
補修工事では、1社だけの見積もりで判断せず、必ず2~3社以上から相見積もりを取ることが重要です。
これは単に「安い業者を探すため」ではなく、
・価格の相場感を知る
・工法の違いを比較する
・保証やアフターサービスの内容を確認する
といった、多角的な判断材料を得るためのプロセスです。
特に、見積書の中に“一式”という表現が多い場合は要注意。
どこにどれだけの費用がかかっているのかが不透明で、あとから追加費用が発生するリスクがあります。
信頼できる業者は、材料費・人件費・補修面積・使用材料などを明確に提示してくれます。
まとめ
「見積もりは無料です」と掲げている業者も多く、調査だけでも気軽に依頼できる時代です。
同じ補修でも、工法・材料・人件費の考え方で数万円〜数十万円の差が出ることもあるため、比較は必ず行いましょう。
そして、火災保険や助成金の申請は「知らなかった」で損をしてしまう典型的なケースです。
補修の前に一度、保険証券の内容や自治体の制度を確認するだけで、思わぬメリットが受けられる可能性があります。
大切な建物を守りながら、賢く補修を進める。
それが、コストを抑えつつ後悔しないリフォームの第一歩です。
詳しい施工内容
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