日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
【上田市現場レポ】外壁塗装で見落とされがちな雨樋”なぜ塗るのか”

目次
上田市の外壁塗装~雨樋の塗装~
施工地域 | 長野県上田市 |
施工場所 | 戸建て住宅 |
施工内容 | 断熱塗装ガイナ施工 |
目的 | 塗装にて美観回復と、断熱性能を高める |
施工経緯 | ホームページから、お問合せをいただいたお客様からのご依頼 |
使用材料 | ガイナ塗料・フッ素塗料 |
外壁塗装の相談を受けていると、「雨樋(あまどい)って塗るべきですか?」という質問は意外と多く寄せられます。
確かに、屋根や外壁に比べると目立ちにくい存在ですが、実は雨樋は建物の“顔”や“寿命”にも大きく関わる重要なパーツです。
そこで今回は、「雨樋塗装の目的・メリット・塗料の選び方・注意点」までを詳しくご紹介します。これから外壁塗装を検討している方にも、雨樋メンテナンスの重要性を実感いただける内容です。
雨樋塗装の主な目的とは?
美観と耐久性、両方のために必要なメンテナンス
雨樋は雨水を受け止めて排水するという機能的な部材ですが、同時に外壁や屋根のデザインと一体感を持たせるためにも、塗装での保護と見た目の向上が大切です。
雨樋塗装の目的と役割
雨樋は、屋根から流れる雨水を地面へと導き、外壁や基礎への侵入を防ぐ重要な排水設備です。
しかし、長年にわたって雨風や紫外線にさらされることで、表面の色あせ・剥がれ・サビ・変形などの劣化が避けられません。
そこで重要になるのが、「塗装による保護」です。以下に、雨樋塗装の主な目的とその効果についてご説明します。
目的 | 詳細 |
---|---|
美観の維持 | 紫外線や風雨による色褪せ・剥がれを防ぎ、外壁・屋根と調和した外観に整える。 |
耐久性の向上 | 塗膜で覆うことで、雨・紫外線から雨樋本体を保護。金属製はサビ防止にもなる。 |
劣化の進行を遅らせる | 塗装によって小さなひびや亀裂の進行を抑え、交換のタイミングを延ばせる。 |
美観の維持
雨樋は屋根の軒先や外壁の縁を沿うように取り付けられているため、外観の印象を大きく左右するパーツです。
しかし経年劣化により、紫外線や酸性雨の影響で色があせたり、塗膜が剥がれたりすると、建物全体が古びた印象に見えてしまいます。
塗装を施すことで、外壁や屋根の色と調和のとれた仕上がりになり、建物全体の美観が引き締まります。
また、最近はブラックやダークブラウンといった落ち着いた色味で、引き締まった外観を演出する事例も多く、意匠面でも重要な位置づけです。
耐久性の向上
雨樋は、プラスチック(塩ビ)製と金属製に大別されますが、どちらも紫外線や水分に長くさらされることで、素材そのものが劣化していきます。
特に金属製の雨樋では、サビの発生や腐食によって穴が空いたり、破損につながるケースもあります。
塗装によって、雨樋の表面に保護膜を形成することで、紫外線や雨によるダメージを直接受けないようにでき、素材自体の寿命を延ばすことができます。
これは、「見た目をきれいに保つため」以上に、長持ちさせるための“予防”という観点でも大切な作業です。
劣化の進行を遅らせる
雨樋は見た目以上にデリケートな部材で、小さなヒビや接合部のすき間が、やがて破損や水漏れにつながることがあります。
塗装には、そういった微細な傷やひび割れ部分を覆い、進行を遅らせる効果もあります。
また、塗膜によって雨水のはじきが良くなり、汚れやホコリが付きにくくなるため、日々のメンテナンスが楽になる点も見逃せません。
結果的に、雨樋の交換時期を延ばすことができ、長期的な修繕費用を抑えるメリットにもつながります。
特に「外壁だけきれいになって雨樋がボロボロ」では、見た目の印象が悪くなってしまいます。
塗装時に雨樋も一緒に手入れしておくことで、建物全体の統一感が生まれます。
雨樋の塗装はどんな素材にも必要?【金属 vs 樹脂】
素材によって塗装の目的も少し異なる
雨樋には大きく分けて金属製(トタン・ガルバリウムなど)と樹脂製(塩ビ・PVCなど)があります。
雨樋の素材別にみる塗装の役割
素材 | 塗装の必要性 | 主な目的 |
---|---|---|
金属製 | 必須 | サビの防止と美観維持。剥がれると腐食が進行しやすい。 |
樹脂製 | 推奨 | 紫外線による色褪せ・ひび割れ防止。美観維持にも効果あり。 |
金属は防錆が重要ポイント。樹脂製はひび割れ・色ムラ防止が目的になります。
雨樋塗装に使用される塗料と耐久年数・価格比較
塗料によって耐用年数・価格・機能が異なる
塗料の種類によって、塗装後の耐久性や価格が変わります。ここでは雨樋塗装に用いられる代表的な塗料を比較してみましょう。
雨樋塗装に使われる塗料の種類比較表
塗料の種類 | 耐久年数 | 単価(㎡あたり) | 特徴 |
---|---|---|---|
アクリル塗料 | 約3〜5年 | 約1,000円〜1,500円 | 安価だが耐久性は低め。仮住まい向き。 |
ウレタン塗料 | 約5〜7年 | 約1,200円〜1,800円 | 柔軟性があり扱いやすい。雨樋との相性◎ |
シリコン塗料 | 約7〜10年 | 約1,500円〜2,500円 | コスパが良く人気。耐候性が高い。 |
フッ素塗料 | 約12〜15年 | 約3,000円〜4,000円 | 価格は高めだが非常に高耐久。足場再利用の観点で選ばれることも。 |
コスパを重視するならシリコン系、長寿命を重視するならフッ素系が選ばれやすい傾向です。
雨樋塗装のメリットとデメリット
実は雨樋塗装、美観と耐久性を両立させる「見えない価値あるリフォーム」です。
施工前に知っておきたい“良い点・注意点”
雨樋塗装は、外壁や屋根のように目立つ部分ではありませんが、建物の印象や長期的な耐久性を左右する大切な部位の一つです。
ここでは、実際の工事前に知っておきたい、メリットと注意点をそれぞれ整理してご紹介します。
雨樋塗装のメリット
雨樋塗装は、外観を美しく保つだけでなく、部材の劣化を防ぎ、住まい全体の耐久性を高める効果があります。
以下では、外壁塗装などと合わせて行うことで得られる、雨樋塗装の主なメリットをご紹介します。
外観が一気に引き締まる
雨樋は、屋根や外壁と一体になって建物をぐるりと囲む部材です。
この部分にツヤのある新しい塗装が加わると、建物全体の印象がぐっと引き締まり、リフレッシュ感が際立ちます。
とくに外壁や屋根と色を合わせると、「統一感がある」「新築のように見える」と好評をいただくポイントです。
耐久性が向上する
雨樋は常に雨・風・紫外線にさらされており、表面の色あせやヒビ、劣化が進むことで機能も低下します。
塗装によって表面に新たな保護膜を形成することで、紫外線や酸性雨などから素材を守り、樋自体の寿命を延ばすことができます。
特に金属製の雨樋では、サビの進行を食い止める効果も高く、予防メンテナンスとして有効です。
外壁塗装と同時なら足場費用が節約できる
雨樋の位置は高所にあるため、塗装や交換には必ず足場が必要になります。
外壁や屋根の塗装とタイミングを合わせることで、足場の共用が可能となり、10~20万円前後の足場費用を節約できるケースが多く見られます。
「どうせ足場をかけるなら、雨樋も一緒に」という選択は、トータルコストを抑えつつ家全体を美しく保つ賢い方法です。
雨樋塗装のデメリット
雨樋塗装は、美観の向上や耐久性アップに効果的ですが、すべてのケースにおいて万能というわけではありません。
以下では、実際に施工をご検討される前に知っておきたい、雨樋塗装の代表的なデメリットをご紹介します。
塗料が内側に剥がれると詰まりの原因になる
塗料が剥がれると、落ち葉が引っかかって、水があふれたり、雨音がひどくなったりするなど、トラブルにつながる可能性も。
そのため、業者としては雨樋の外側のみを塗装するのが基本です。
「ピカピカに見せたいから内側も塗ってください」というご要望もありますが、実用性と安全性を考慮すると控えるべき工程です。
破損・歪みは塗装では直らない
塗装はあくまでも“保護”の役割であり、すでに破損している雨樋を「補強したり真っ直ぐにする」ことはできません。
たとえば、
◆雨樋が外れかかっている
◆継ぎ目から水が漏れている
◆長年の積雪や風で曲がってしまっている
このような状態の場合は、塗装よりも“交換”のほうが適切なケースです。
現地調査の際には、雨樋の状態を丁寧に確認し、**「塗装で十分なのか、それとも部分的に取り替えたほうが良いのか」**を正確にご案内します。
塗装では解決できない部分もあるということを、あらかじめ理解しておくと判断がスムーズになります。
施工後も経年で塗膜は劣化する
雨樋に限らず、すべての外装塗装には耐用年数があります。
使用する塗料の種類や施工環境によって前後しますが、一般的には約8〜10年程度で再塗装のタイミングが訪れると考えてください。
とくに雨樋は屋根に近く、強い紫外線や風雨を受けやすいため、外壁よりも劣化スピードがやや早まることもあります。
そのため、「一度塗ればずっと安心」というわけではなく、将来的なメンテナンスサイクルを見越しておく必要があります。
ただし、塗装しておくことで雨樋自体の劣化を大幅に遅らせることはできるため、塗り替えは長期的に見ても有効な予防策となります。
雨樋塗装の注意点
樋の劣化が激しい場合は“交換”が優先
塗装でのメンテナンスが可能なのは、あくまで基材(本体)が健全な場合に限られます。
ひび割れ・変形・たるみ・ジョイントの外れなどが確認される場合は、塗装よりも交換を優先すべきケースもあります。
この判断は、現地調査時に状態を見ながらご提案いたしますのでご安心ください。
塗料の選定や仕上げには細心の注意が必要
雨樋の材質(塩ビ・金属)や状態によっては、塗料が密着しにくい場合や、塗りムラ・たれが出やすいケースもあります。
このため、下塗り(プライマー処理)や使用塗料の選定、塗装工程の丁寧さが仕上がりと耐久性を左右します。
信頼できる業者選びが、長持ちする塗装のための第一歩です。
色を変えるときは全体バランスに注意
「気分転換に雨樋の色を変えたい」とご希望される方もいらっしゃいますが、
色選びは屋根・外壁・サッシの色とのバランスが非常に重要です。
「ここだけ浮いてしまった…」という後悔を防ぐためにも、カラーシミュレーションや現場での色合わせを事前に行うことをおすすめします。
雨樋塗装の最適なタイミングとは?
劣化を見逃さず、外壁塗装とセットがベスト
雨樋の塗装は、外壁や屋根と一緒に行うのが最も効率的です。
塗り替えのサイン
◆色褪せて白っぽくなっている
◆表面がカサカサ・粉っぽい(チョーキング)
◆サビや剥がれが見える
◆固定金具の周囲に劣化が見られる
このような状態を見つけたら、早めの塗り替えや点検を行うことで、雨樋の交換コストを抑えることにもつながります。
雨樋塗装は“見た目”と“保護”の両立に最適
雨樋は放置すると、劣化や破損が進んで雨漏りや排水トラブルを招く恐れがあります。
雨樋塗装まとめポイント
◆雨樋の塗装は、美観・耐久性・保護のために重要
◆素材や劣化状態に応じて、塗料や施工方法を選ぶ
◆塗装時には「内側は塗らない」が基本
◆外壁・屋根塗装とセットなら、足場費用を節約できる
◆8~10年ごとの再塗装で、雨樋の寿命も延ばせる
「見えにくい場所こそ、しっかりメンテナンスするのが家を守るコツ」
雨樋塗装はその代表的な対策です。
ぜひ外壁塗装とあわせて、雨樋にも目を向けてみてください。
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話題沸騰ガイナとは『しろくまペイントの豊富な実績も掲載しています』
長野県東北信地域の雨樋塗装お任せください
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