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日々の活動日記

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2016/04/12
【木の美しさを取り戻す】長野市吉田で白木のあく洗い工事実施中!その効果とは?

目次

長野市木部染み抜き・あく洗い工事

施工地域長野県長野市
施工場所戸建て住宅
施工内容木部染み抜き・あく洗い
目的木部を白木に再生
施工経緯チラシを見てのお問い合わせ
使用材料木部保護塗料

和室の柱や梁、天井板、床の間などの木部が、シミや日焼けで黒ずんでいる、くすんで見える。そんな悩み、ありませんか?
「家の中の木が汚れてきたけど、張り替えるのはもったいない」
「できれば“元の色”に戻したい」
それなら、“あく洗い”と“染み抜き”の出番です。
今回の塗装現場は長野市吉田、玄関の木部の汚れを落とし、再び本来の風合いに戻す「木部あく洗い・染み抜き」を行います。

木部染み抜き・あく洗いとは?風合い再生のための洗浄技術

薬品の力で木の汚れを落とし、本来の色を引き出す技法

木部染み抜き・あく洗いとは、木材の表面に染みついた汚れ・日焼け・油分・カビ・手垢・ヤニなどを、専用の薬品や工程を用いて落とし、木が持つ自然な色合いや質感を取り戻す洗浄作業です。

木部洗浄で改善できる代表的な汚れ

あきらめていた黒ずみやシミも、洗浄で“本来の木肌”がよみがえります。
木材はその自然な風合いやあたたかみが魅力ですが、長年使用するうちにさまざまな汚れが蓄積されていきます。
しかし、それらの汚れの多くは専用の薬剤と適切な洗浄方法によって改善可能です。
以下では、木部洗浄によって見違える代表的な汚れの種類と、その効果をご紹介します。

汚れの種類特徴と改善の効果
日焼け紫外線による黒ずみや色ムラが消え、均一な木肌に戻る
カビ・シミ黒や茶色の点状のシミが薄くなり、清潔感のある外観に
ヤニ・手垢ベタつきや黄ばみを除去し、木の香りや質感を復活
油汚れ・水染み台所や障子の近くに多く、染み抜きでスッキリ

日焼け(紫外線による黒ずみや色ムラ)

長期間、陽の当たる場所にある木部は、紫外線の影響で表面が灰色~黒褐色に変色し、木目も見えづらくなります。
これは「日焼け」とも呼ばれる現象で、本来の木の色合いが褪せ、くすんで見える原因となります。
洗浄によって、表面の酸化した層を取り除くことで、木肌の明るさが戻り、色ムラも均一に近づきます。
ウッドデッキや外壁の羽目板、玄関柱など、屋外の木部に特に効果が大きい洗浄作業です。

カビ・シミ(黒や茶色の点状の汚れ)

湿気の多い場所では、木の表面に黒カビや茶色いシミが発生し、見た目の印象を大きく損ねてしまいます。
特に和室の柱や押し入れの中など、通気が不十分な場所でよく見られる症状です。
洗浄では、カビの菌糸や色素を分解・漂白する専用薬剤を使用し、シミや斑点を目立たなくすることができます。
完全に取り切れない場合もありますが、施工前と比べて明るく清潔感のある表情に大きく変わるのが特徴です。

ヤニ・手垢(ベタつきや黄ばみ)

スギ・ヒノキなど樹種によっては、樹脂成分(ヤニ)が浮き出てベタついたり、黄ばみとして残ることがあります。
また、手が触れる部分(柱の角、障子の縁など)には、手垢による汚れが蓄積し、くすみや粘着感の原因になります。
洗浄により、これらの油分や皮脂汚れを除去することで、木の質感がサラッと清潔に戻り、香りも引き立ちます。
和室や自然素材の内装を大切にされている方には、定期的な洗浄で“木の持ち味”を長く楽しむことができます。

油汚れ・水染み(台所・障子近くの黒染み)

キッチン付近の木部や障子の下枠などには、油はねや水染みが黒ずみとして蓄積されるケースが多くあります。
一度染み込んだ油汚れは、通常の掃除ではなかなか落ちず、放置すると木の劣化にもつながります。
洗浄では、汚れに応じた洗剤を使って分解・除去することで、染み抜きに近い効果が得られ、木本来の白さや柔らかさが戻ります。
「拭いても取れない」「染みが深くて困っている」といったお悩みにも、有効な手段です。

木部の染み抜き・あく洗いの施工手順

丁寧な工程で木材への負担を最小限に

木部洗浄(あく洗い)は、表面の黒ずみやシミを取り除くだけでなく、木材本来の風合いを再生し、長持ちさせるための作業です。
ただ「漂白する」「こする」といった作業ではなく、段階的に木材の状態を見極めながら進めていきます。
以下に、現場で一般的に行われる作業の流れを、5つのステップに分けてご紹介します。

木部洗浄の主な手順と流れ

① 事前調査・試験洗浄

施工前には、必ず**木の種類や汚れの程度を確認し、小範囲で薬剤の反応を見る“試験洗浄”**を行います。
これにより、木材との相性(薬剤による色変化・質感変化)や、どの程度まで汚れが落ちるかの予測が可能になります。
また、薬剤による変色や過剰な脱色を防ぐための大切な確認作業でもあります。

② 汚れ落とし・シミ抜き

本洗浄では、アルカリ系や酸化系など、目的に応じた専用薬剤を塗布し、木の表面に染みついた汚れや黒ずみを分解・浮かせていきます。
特に日焼け・カビ・ヤニ・手垢・シミなどは、薬剤の浸透によりゆっくりと浮き上がってきます。
刷毛やスポンジを使ってムラなく塗布し、反応時間を見ながら丁寧に処理していくのがポイントです。

③ 中和処理・すすぎ洗浄

薬剤で分解された汚れは、中和剤で反応を止めた後、たっぷりの水で洗い流していきます。
この「中和処理」は非常に重要で、洗浄成分が木に残ったままだと、後の変色や再劣化の原因になる可能性があります。
水洗いの段階では、ブラシでやさしくこすりながら、浮き出た汚れや薬剤成分をしっかり洗い流します。

④ 研磨(毛羽立ち処理)

薬剤の作用や水分で、木の表面が毛羽立ったりザラつきが出ることがあります。
それを、目の細かいサンドペーパーで軽く研磨し、なめらかな手触りに整えていく作業です。
この工程により、洗浄後の木肌が均一になり、仕上がりの見た目や手触りが大きく向上します。
また、後述の塗装の密着性を高める効果もあります。

⑤ 木部保護塗装(任意)

木材の表面は洗浄によって素地がむき出しになっているため、仕上げに保護塗装を施すことで、美観と耐久性が保たれます。
無色透明のクリア塗装や、自然素材のオイルフィニッシュなどが選ばれ、紫外線や湿気・汚れから木を守る役割を果たします。
この塗装は“任意”ですが、外部の木部や汚れやすい環境では、塗装を推奨することがほとんどです。

木部あく洗いの注意点とデメリット

美しく再生するためには「知識と丁寧な作業」が不可欠

正しく施工すれば木は見違えますが、誤ると“取り返しのつかない変化”を招くこともあります。
美観を回復させる非常に有効な手段ですが、薬剤を使う以上、いくつかの注意点やリスクが伴います。
下記は、私たち業者が現場で常に意識している代表的な注意点と、その背景にある理由です。あくまで「知らずにやって失敗しないため」の参考にしてください。

木部あく洗いの主な注意点

薬品による変色・白抜けのリスク

あく洗いに使われる酸化剤(たとえば過酸化水素など)は、黒ずみやシミを分解・漂白する強い効果を持ちます。
その反面、必要以上に塗布したり反応時間が長すぎたりすると、木材の表面が“真っ白に抜けすぎてしまう”ことがあります。
とくに、屋内の柱や和室建具など、自然な木肌の風合いを活かしたい箇所では不自然な仕上がりになる可能性があり、注意が必要です。
職人の経験と判断により、適切な濃度・時間・範囲で処理することが不可欠です。

薬剤が残留すると変色や表面劣化の原因に

洗浄後に薬剤を中和・洗い流す工程が不十分だと、木材に薬品が残ってしまい、時間が経つにつれて変色や粉吹きが起こることがあります。
また、薬剤が木の内部に残って反応を続けてしまうと、じわじわと木の組織を傷める結果にもなりかねません。
しっかりと中和剤を使い、十分な水量で“洗剤を抜く”ことが、木の長期的な安定につながる重要なポイントです。

木材が毛羽立つため、丁寧な研磨が必要

薬剤処理や水洗いの過程で、木材表面の繊維がわずかに膨張し、表層が毛羽立つ現象がほぼ必ず起こります。
この状態を放置してしまうと、手触りがザラついたり、見た目がくすんで見えたりする原因になります。
そこで、洗浄後には必ず、目の細かいサンドペーパーでやさしく表面を整える“仕上げの研磨”が求められます。
このひと手間で、木肌がなめらかに整い、美観も触感も一段と向上します。

濡れた状態でやすりをかけると表面が傷む

毛羽立ちが気になって、乾燥を待たずに研磨を始めてしまうと、柔らかくなった木の表面が削れすぎたり、均一に整わなかったりするリスクがあります。
また、水分を含んだ状態のままサンダーなどで強く磨くと、繊維が引きちぎれたように見える“毛羽荒れ”が生じることも。
洗浄後は、必ず完全に乾燥してから、木の様子を見ながら慎重に研磨を行うことが大切です。

シミや日焼けが完全に消えるとは限らない

木部洗浄には限界もあります。とくに古い日焼けや、濡れたものを長時間置いたことによる深い水染みなどは、木の繊維の奥まで浸透してしまっている場合があります。
そのため、洗浄によってある程度薄くはなっても、“完全に消す”ことが難しいケースもあることをご了承ください。
こうしたケースでは、漂白力を強めるか、着色系の保護塗料でぼかしてカバーする対応もありますが、やはり「素材の限界」を見極める判断が重要です。
※その判断には、経験がものを言います。プロに相談する価値がある部分です。

あく洗いだけでは難しい場合の対処法|再生が難しい木部の例

限界を見極めて他の手段も検討を

あく洗いや染み抜きは万能ではなく、木部の劣化が進みすぎていると、表面洗浄だけでは美しさを取り戻せないこともあります。

染み抜きで対処が難しい木部の例

状態補足説明
深いサビ跡・水染みが定着している場合色が繊維に染み込み、表面洗浄では除去不可
カビ菌が内部まで浸透している場合表面洗浄では菌の根を完全に除去できず、再発の可能性がある
乾燥・割れ・虫食いが進んでいる場合木の繊維自体が崩れているため、削る以外の対応が難しい

こうしたケースでは、部分的な張り替え・研磨・オイルステインなどによる色調整など、別の手段を併用する必要があります。

美しさを保つために|木部洗浄後のメンテナンスと予防策

きれいになった木部を長持ちさせる工夫を

洗浄して美しくなった木部は、その後のメンテナンスや環境管理次第で、長く風合いを保つことが可能です。

木部再劣化を防ぐためのメンテナンスポイント

直射日光を避けるカーテンや簾を設置

木材は紫外線に弱く、直射日光が当たり続けると日焼けや乾燥による割れ・変色が起こりやすくなります。
特に南側や西日の差し込む場所では、日中の数時間でも着実に色が褪せていきます。
レースカーテンや簾(すだれ)、ブラインドなどで光を和らげるだけでも、日焼けのスピードはぐっと遅くなります。
室内の明るさを損なわずに木を守る、シンプルで効果的な方法です。

こまめな乾拭き・通気でカビ防止

湿気は木の天敵。特に押し入れや壁際、北側の窓まわりなどでは、湿気がこもってカビや黒ずみが再発する原因になります。
週に一度の乾拭きと、風通しを意識した家具の配置や換気だけでも、木材はずっと長持ちします。
加湿器や室内干しの湿気がこもる場所では、扇風機で風を回す、除湿機を併用するなど、環境を整えることが予防の第一歩です。

木部用保護塗料を年1回塗布

洗浄後の木部はすっぴんのような状態。時間が経つにつれ、汚れ・湿気・紫外線の影響を受けやすくなります。
そこでおすすめしたいのが、年に1度の保護塗料の塗布。
自然由来のオイルや、UVカット効果のある木部用ワックスを使えば、木の呼吸を妨げずに表面をコーティングし、再汚れ・乾燥・日焼けからしっかり守ることができます。
「塗る」というと大がかりに聞こえますが、布に含ませて拭き込むだけの手軽な製品も多数あります。

新しい汚れは早めに除去する

黒ずみやシミが再発してしまう最大の原因は、「気づいたけれど放置した汚れ」です。
木材は一度染み込むと、内部に色素が浸透してしまい、次回の洗浄でも完全には抜けなくなることがあります。
とくに水が飛んだあとや、何かをこぼした場所は、すぐに乾いた布で拭き取るだけでダメージを最小限に抑えることができます。
汚れの早期発見・早期対応が、きれいな木肌を保つための最もシンプルで効果的な方法です。

木部の染み抜き・あく洗いで家の“本来の美しさ”を取り戻そう

木部の染み抜き・あく洗いは、単なる清掃作業ではなく、木材の持つ自然な表情や風合いをよみがえらせるための“再生技術”です。

木部洗浄でおさえておくべきポイント

◆黒ずみ・ヤニ・日焼け・シミは「薬品×技術」で落とせる
◆あく洗いの工程には、試験施工・薬品洗浄・中和・乾燥・研磨など多くの手順がある
◆薬品の扱いには細心の注意が必要
◆劣化が進んだ木部は、張替や補修を組み合わせることで対応可能
◆再劣化を防ぐにはUV・湿気対策と、定期的なメンテナンスが大切
「古い家の木部が気になる」「建て替えずにきれいにしたい」そんな方にこそ、木部あく洗い・染み抜き施工はぴったりの選択肢です。
施工実績豊富な業者に相談し、家の木が持つ本来の美しさを、ぜひ取り戻してみてください。

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