日々の活動日記 STAFF BLOG
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 4月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 | 31 |
ARCHIVEアーカイブ
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2021年12月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
日々の活動日記
塗装後の不具合を起こさないために
目次
塗装後の不具合を起こさないために『光触媒の塗膜』を塗り替えるための最適な方法とは
光触媒塗料とは、高いセルフクリーニング機能を持ち、汚れを落とす特徴を持っています。
サイディングボードの製造・販売をしているケイミューでは光セラという製品が現在、光触媒のサイディングに該当します。
とても高い耐候性を持っており、メーカーとして製品によりますが最大で15年の保証を出しています。
しかしながら以前からも光触媒を施したサイディングボードは使われており、そんな光触媒塗料で塗装されたサイディングボードの塗装時期が到来しており、塗替えの需要が急増しているそうです。
『光触媒塗料が塗られている外壁にお住まい』の方に参考になればと思います。
①セルフクリーニング効果を発揮できる理由
光触媒塗料は原料に含まれている「酸化チタン」は紫外線に反応すると光触媒反応を起こし、反応が起こる事で、塗膜表面に付着した汚れを炭酸ガスに分解する効果を発揮します。
また、酸化チタンが紫外線と反応すると塗膜表面の親水性が高まるので、外壁の塗膜と汚れの間に雨水などの水分が入り込みやすくなり、排気ガス等の汚れも洗い流すことが出来ます。
※親水性とは…水となじみやすい性質
②光触媒塗膜の上から塗り替える際は要注意
光触媒で塗装された塗膜は難付着系塗膜と呼ばれており、一般的な下塗り材で塗装を行うと数年後に塗膜の剥離を起こす可能性がとても高いと言われています。
そのため、光触媒の塗膜に塗装をする場合は、光触媒塗膜にも付着する特殊な下塗り材を用いて塗装をしなければいけません。
③一般的な下塗り材で塗装をしてしまうとどうなってしまうのか
一般的な下塗り材で塗装をしてしまうと下記の様な2つの要因によって塗膜剥離につながってしまうケースがあります。
(1)無機系塗膜のため、付着性が著しく悪い
(2)光触媒反応によって塗替え塗膜が分解される
「色付きの上塗材で塗りつぶせば、紫外線の影響をうけないのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、塗膜を透過した紫外線の影響を受けてしまうことがあるため、塗膜剥離のリスクは変わらないです。
塗替え塗膜を透過した紫外線によって、光触媒塗膜表面でラジカルが発生し、接触している塗替え塗膜の下塗り材の樹脂を分解するため塗膜剥離に至ってしまうのです。
※ラジカルとは…樹脂や顔料の有機物を劣化させるエネルギー
④光触媒塗膜か分からない場合の見極め方
実際に見た目だけで光触媒塗膜が使われているか判別をするのはほぼ不可能です。
ただ下記のいずれかに当てはまる場合には光触媒塗膜が施されている可能性があります。
(1)窯業系サイディングの型番・製品名などに光触媒処理等の資料が残っている
※住宅を建てた会社さんからの資料は捨てずに残しておくようにしてください
(2)築10年以上が経過しているにも関わらず、外壁材にチョーキングが無い
※チョーキングとは…紫外線や雨水が原因で塗料の中の樹脂が分解され顔料が粉状になって塗装表面に現れたもの
(3)庇下等の雨が当たらない個所でも汚染がされていない
光触媒のサイディングは現地調査の段階で判別ができないまま施工を始めてしまう事で施工不良が起こります。経験のある塗装会社や担当者が時間をかけて現調・ヒアリングをお客様から確実にすることが塗装工事の成功につながります