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2021/03/13
【現調レポ】金属屋根にサビが発生するワケ!知らないと大規模補修に⁉

金属屋根のサビは油断しない!早めの対策で長持ちさせる

金属屋根は塗膜で保護されているが…

左:屋根材の腐食   右:屋根材のさび

■塗膜は金属屋根を守るため

金属屋根の表面は、工場出荷時の塗装(塗膜)で保護されています。
この塗膜があることで、雨水や紫外線、外気の酸素から屋根材そのものを守り、サビの進行を抑える重要な役割を担っています。

■屋根は外壁よりも過酷な環境にさらされる

屋根は、建物の中で最も強い紫外線・雨・雪の直撃を受ける部分です。
そのため、外壁よりも塗膜が傷みやすく、劣化スピードが早く進む傾向があります。
小さな傷や色あせを放置すると、塗膜の保護力が失われてしまうリスクが高いのです。

■塗膜の劣化は“サビ”への入り口

塗膜が劣化し、ひび割れや剥がれが生じると、下地の金属がむき出しになります。
金属が露出すると、酸素や水分に触れやすくなり、サビが急速に発生するのが怖いところ。
一度サビが進行すると、屋根材自体の耐久性が落ち、雨漏りなどのトラブルに直結してしまうのです。

サビ発生の主な原因

屋根材のさび

■小さなキズからの露出

雹(ひょう)や飛来物の衝突、雪下ろしのスコップ、人が屋根に乗る作業などで、金属屋根に小さな傷が入りやすいです。
この小さな傷が、雨水や空気中の酸素を呼び込み、局所的にサビを発生させる入り口になります。
見た目にはわかりづらいキズでも、早めの補修を怠ると深刻なサビに発展することがあります。

■異素材接触による電蝕(でんしょく)

雪止めアングルや補強金物など、屋根材とは異なる金属が直接触れると「電気化学的腐食(電蝕)」が起こります。
これは、異なる金属間で微弱な電流が流れ、接触部分から急速にサビが進行する現象です。
例えば、アングル取り外し時にびっしりと赤サビが付着している場合は、すでに電蝕が進行している証拠です。

■塗膜の劣化・剥離

金属屋根は塗膜が防水・防錆のバリアですが、紫外線や雨風による経年劣化で塗膜が薄くなると、そのバリア力が失われます。
さらに、塗膜が剥がれ落ちると、サビが塗膜と素地の間に入り込む悪循環が始まります。
この状態になると、塗膜剥離→サビ拡大が止まらなくなり、屋根全体の耐久性を著しく損ないます。

サビ放置の深刻な影響

■腐食の進行

サビが放置されると、塗膜の下で金属の腐食がどんどん進行します。
やがて屋根材に小さな穴が開き、金属の防水機能が完全に失われてしまうのです。
この段階になると、もう塗り替えだけでは済まない状態になり、屋根の寿命に大きなダメージを与えます。

■雨漏りの誘発

穴が開いた箇所からは、雨水が屋根下地にまで侵入します。
木造住宅では、下地の木部が腐食し、やがて雨漏りや構造躯体の劣化へと発展します。
つまり、サビ放置は屋根だけでなく、建物全体の耐久性を脅かすリスクに直結します。

■メンテナンス費用増大

サビは、初期の小さな段階で補修すれば費用も最小限に抑えられます。
しかし、放置して腐食が広がると、塗装だけでは修復できなくなり、葺き替えや大規模補修が必要に。
結果的に、初期の10倍以上のコストがかかるケースも珍しくありません。

早めのメンテナンスと予防策

■定期点検

金属屋根は、年に1回の定期点検が鉄則です。
高所カメラや双眼鏡で、屋根全体の色あせ・小キズ・サビ兆候を見つけるだけでも、大きな修繕リスクを防げます。
定期的な点検は、屋根トラブルの予防と早期対応の第一歩です。

■小さなキズの補修

もし小さなキズや塗膜のはがれを見つけたら、速やかに防錆プライマーを塗布し、タッチアップ塗装を行いましょう。
こうした“小さな修繕”がサビ拡大を抑え、屋根の寿命を守るカギです。

■適切な塗料選び

屋根には、紫外線・風雨に強い金属屋根専用塗料を選ぶことが必須です。
メーカー推奨の厚膜塗装をしっかり行うことで、防水・防錆効果を最大限に発揮できます。

■異素材部品の見直し

雪止めアングルや金物は、異素材接触による電蝕(でんしょく)リスクがあるため注意が必要です。
必要に応じて、ステンレス製や非イオン化塗装された電蝕対策品への交換を検討しましょう。

■早期サビ除去

サビが見つかったら、ワイヤーブラシや電動サンダーでしっかり除去。
その上で、防錆剤の塗布→再塗装を行うことで、サビの進行を止めることができます。
早めの対応が、修繕コストの抑制と屋根寿命の延伸につながるのです。

おわりに

小さなキズや初期のサビを見逃さず、定期的な点検と早めの補修を徹底することが、金属屋根を長持ちさせる秘訣です。
高所作業には専門の足場や高所作業車が必要となるため、安全・確実な施工をお望みなら、実績ある専門業者へご相談ください。

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