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2021/03/06
木部の劣化症状を知ろう!戸建てでよくあるダメージと補修方法

木部の劣化サインと、壊れる前のメンテナンスのすすめ

戸建住宅で使われる木部は、外壁や鉄部以上に劣化が早い場所です。
見た目にはまだ大丈夫そうに見えても、紫外線や雨雪にさらされ続けるうちに内部から傷みが進行します。
劣化が目に見える段階では、すでに交換が必要なほど進んでいることがほとんど。
早めのメンテナンスが欠かせません。

左:破風板表面の劣化   右:階段のコケ

主な木部の種類とその役割

■ウッドデッキ・木製フェンス

ウッドデッキや木製フェンスは、外観デザインに温かみをプラスするお庭の主役です。
自然素材ならではの風合いが楽しめ、家族や友人が集まるスペースとしても大活躍します。
しかし、屋外にある分、紫外線や雨風に直接さらされるため、防腐処理や塗装メンテナンスが欠かせない部分でもあります。

■破風板(はふいた)・軒天・外壁の一部

破風板(はふいた)や軒天、外壁に組み込まれた木部は、屋根や外壁の端部を守る重要なパーツです。
破風板は風雨の侵入を防ぎ、軒天は屋根裏の通気を確保しながら建物の顔としてのデザインにも寄与します。
どちらも外部に露出しているため、経年劣化を放置すると雨漏りや外壁の痛みを誘発するリスクがあります。

■バルコニー・階段の手すり

バルコニーや階段の木製手すりは、住まいの使い勝手を大きく左右するパーツです。
手すりの美観が整っていれば、住まい全体がぐっと引き締まるだけでなく、日々の昇り降りの安心感も支えてくれます。
ただし、人が直接触れる部分なので、ひび割れやササクレのないメンテナンスが求められます。

最近は外壁や破風板に木を使う例は減少傾向ですが、ウッドデッキやフェンスは需要が増えています。

木部が劣化する主な原因と症状

左:外壁腰壁の色あせ   右:柱の色あせ

■コケ・カビの繁殖

木部が湿気の多い北面や軒下にあると、表面に黒ずみや緑色の苔が生えてくることがあります。
これは「見た目の汚れ」だけでなく、木材内部に湿気が入り込んでいるサインでもあります。
コケ・カビが増えると、美観だけでなく木材の耐久性も損なうため、早めの対処が重要です。

■木材の腐食

コケやカビが根を張ると、木材内部に水分がどんどん浸透します。
この状態が続くと、繊維が分解されて“フカフカ”と柔らかくなるいわゆる「腐食」へ進行します。
腐食が始まると、見た目だけでなく構造的な強度まで大きく低下するため、木部全体の寿命を縮める原因に…。

■反(そ)り・割れ

木材は、水分を吸収して膨らむ→乾燥して収縮するを繰り返すと、形が反って(そって)しまうことがあります。
さらに、反った木材を無理に戻そうとすると、ひび割れや裂けが生じてしまうことも。
反り・割れは木材本来の耐久性を損なう要注意症状です。

■色あせ・退色

長年の紫外線や風雨にさらされると、木部を守る塗装の保護膜が劣化していきます。
塗膜が弱まると、**木材の素地がむき出しになり、灰色にくすむ「色あせ・退色」**が進行します。
見た目が古びるだけでなく、素地が紫外線や雨に直接ダメージを受けやすくなるため、塗り直しや再塗装が必要です。

劣化が進むほど、腐食や割れが建物全体の躯体にも悪影響を及ぼします。

事前メンテナンスの方法とポイント

塗装による保護

浸透タイプ塗料

浸透タイプ塗料は、木材の内部にまでしっかり染み込むことで防水・防腐効果を発揮します。
木材そのものの質感や通気性を損なわずに、内部から湿気やカビの侵入をブロックできるのが特徴です。
「木の自然な風合いを残したい」という方には特におすすめの塗料です。

造膜タイプ塗料

造膜タイプ塗料は、木材表面に塗膜を形成して、紫外線や雨水の侵入を防ぎます。
この膜が外的ダメージから木をガードするため、色あせ・ひび割れの進行を抑える効果も期待できます。
「しっかりと耐久性を持たせたい」「見た目を美しく整えたい」という時にぴったりの塗料です。

木部専用塗料を選ばないと、塗膜の膨れや剥離を起こす危険があります。退色や色あせが見られたら、早めに再塗装しましょう。

金属巻き(メタルカバー)

■破風板など、頻繁に劣化しやすい部材に有効

金属巻き(メタルカバー)は、特に傷みやすい破風板などの木部をしっかり保護する方法です。
紫外線や雨水の影響を直接受けやすい破風板に金属カバーをかぶせることで、木部の表面劣化を大幅に抑えられます。

※木製破風板そのものが腐朽している場合は、まず板材の交換が必要です。

定期点検と清掃

■年に一度の“表面クリーニング”

屋外の木部は、1年に一度のペースで点検・清掃をするのがおすすめです。
特に、高圧洗浄機やブラシを使って表面に付着したコケ・カビをしっかり除去しましょう。
汚れを取り除いた後は、風通しの良い日陰で十分に乾燥させることで、再び湿気がこもるのを防げます。

■ひび割れや反り

清掃の際に、小さなひび割れや木材の反りを見つけたら要注意。
放置すると、ひびから雨水が染み込んで劣化が加速してしまいます。
見つけたら、すぐに防水補修材を使って充填し、雨水の浸入を食い止めるのがベストな対応です。

まとめ

木部は「壊れる前」に手を打つことで、交換コストを大きく抑えられます。目に見える劣化(コケ・カビ、色あせ、反り・割れ)が出始めたら、ぜひ以下を検討してください。
■木部専用の浸透/造膜塗料で再塗装
■破風板などには金属巻きで長期保護
■定期的な高圧洗浄やブラシ清掃
信頼できる専門業者に現状を診断してもらい、最適なメンテナンスプランを早めに実行しましょう。

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