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2015/10/21
【長野市現調レポ】ウレタン防水って必要?ベランダの診断で見られた“危険な劣化の兆候”

目次

長野市ベランダ防水工事現場調査

施工地域長野県長野市
施工場所戸建て住宅
施工内容ベランダへのウレタン防水
目的ウレタン防水層の再生
施工経緯お客様からのご依頼
使用材料防水塗料他

ベランダの床が色あせてきた、雨上がりに水たまりが残っている、ちょっと触ったら床がベコベコたわむ…
「まぁまだ大丈夫でしょ」と後回しにしがちなベランダのメンテナンス。
ですが、実は放置すると雨漏りや構造の腐食、シロアリ被害に発展する恐れがあるんです。
そのためベランダの防水にはメンテナンスが必要なんです。
今回は、そんな防水工事のご相談です。

ベランダの防水工事はなぜ必要?その重要性を解説

雨風にさらされるベランダは劣化しやすい場所のひとつ

ベランダは屋外にあるため、雨・紫外線・風・熱などの影響を常に受けている部分です。
時間とともに防水層が劣化し、ひび割れ・浮き・破れ・水たまりといった症状が出てきます。

ベランダ防水工事が必要な主な理由

ベランダは建物の中でも劣化が進行しやすい“雨仕舞いの要所”です。
防水工事を定期的に行うことで、建物内部への水の侵入を防ぎ、資産価値や居住環境を守ることができます。
以下では、ベランダ防水工事が必要とされる主な理由を具体的にご紹介します。

理由補足説明
雨漏り防止防水層が劣化すると、雨水が建物内部に侵入し、天井や壁にシミができる
構造材の腐食防止雨水が木材や鉄部に触れることで腐食やサビが進行し、建物の寿命が縮む
シロアリの侵入リスクを防ぐ湿気を好むシロアリが集まりやすく、柱や床が食われてしまう可能性も
住人トラブルの予防アパートやマンションでは、下階に水が漏れると損害賠償の問題に発展
資産価値の維持雨漏りなどの形跡があると、不動産価値に悪影響が出ることもある

たった1ヶ所の劣化が、建物全体に大きな被害を及ぼすケースもあるため、早めの対策が重要です。

雨漏り防止

防水層が劣化してヒビ割れや浮きが発生すると、そこからじわじわと雨水が浸み込み、やがて建物内部に雨漏りが発生する恐れがあります。
初期の雨漏りは見た目に分かりにくく、気づいたときには天井や壁紙にシミができていた、というケースが非常に多いのが現実です。
とくにベランダの下に居室がある場合、漏水の影響が直接室内に及ぶため、修繕費用も大きくなります。
防水層を適切に保ち、雨の侵入口を未然にふさぐことが、雨漏り予防の基本です。

構造材の腐食防止

ベランダの下地や構造材には、木材や鉄が使われているケースも多く、水分が長く触れ続けることで腐食・サビが進行していきます。
一度でも漏水が起これば、コンクリート下の鉄筋がサビて膨張し、内部からひび割れを起こす「爆裂現象」なども引き起こします。
また、木造住宅の場合は、床材や梁が腐ってしまうと、補修では済まず交換が必要になることも。
防水層が正しく機能していれば、こうした深刻な劣化を未然に防ぎ、建物の寿命を長く保つことができます。

シロアリの侵入リスクを防ぐ

シロアリは湿気を好み、水気のある木材を餌として内部に入り込む性質があります。
防水が劣化したベランダ周辺から浸水があると、見えないうちに木部が湿り、シロアリの絶好の侵入経路になってしまうのです。
特に木造住宅では、床下や壁内部まで被害が拡大するリスクもあり、気づいたときには家全体の耐震性にも影響を与える恐れがあります。
ベランダ防水をしっかり維持しておくことで、湿気を寄せつけない環境をつくり、シロアリ対策にもつながります。

住人トラブルの予防(集合住宅)

アパートやマンションでは、ベランダからの漏水が下の階に流れ込み、階下の天井にシミをつくったり、家財を濡らしてしまうトラブルが少なくありません。
こうした場合、管理会社やオーナーに賠償責任が問われる可能性があり、トラブルがこじれると長期化する恐れもあります。
防水工事を定期的に行い、漏水リスクを未然に防ぐことは、入居者間の信頼を守り、建物全体の管理体制の質を高める重要な対応です。

資産価値の維持

中古物件の購入希望者や査定時において、雨漏りやその跡が確認されると「メンテナンス不良の家」として評価が下がってしまいます。
また、ベランダやバルコニーの防水状態は、住宅診断(インスペクション)においてもチェックされる項目の一つです。
適切な防水工事を施し、美観や耐久性を保ったまま維持管理されている建物は、資産価値が落ちにくく、売却時にも有利に働きます。
「見えない部分にこそ手をかける」ことが、将来的な価値の維持につながります。

防水工事のタイミングはいつがベスト?

基本は10〜15年ごとのメンテナンスが目安

防水工事は「何か問題が起きてから」ではなく、問題が起きる前に行うことが重要です。
ベランダ防水の耐用年数は使われている防水材や環境によって異なりますが、おおむね10〜15年を目安に考えると良いでしょう。

こんな時期・状況は要チェック

以下のような状況に当てはまる場合は、防水工事の検討・点検の依頼をおすすめします。

新築から10年以上経過した

新築住宅であっても、防水層の耐用年数は一般的に10年前後が目安とされています。
見た目には傷んでいなくても、表面の塗膜が硬化・ひび割れを起こしていたり、防水機能が低下している可能性があります。
雨漏りが起こってからでは、内装や構造材まで被害が広がってしまうため、築10年を過ぎたら“予防的な点検”が最も有効です。

前回の修繕から10年以上経っている

過去にウレタン防水やFRP防水を施工された場合でも、経年劣化によって徐々に防水性能は低下していきます。
「ひびが入っていないから大丈夫」と思われがちですが、防水層の表面が粉を吹いていたり、艶がなくなっているようであれば、塗膜の再施工時期と考えてよいでしょう。
特に、前回の工事から10年以上経っている場合は、再防水やトップコートの塗り替えを検討するタイミングです。

外壁塗装など他の改修と同時に行う予定がある

外壁塗装や屋根の塗り替えといった大規模修繕の際に、ベランダ防水も一緒に施工することで、足場代を共用できてコスト削減になります。
足場設置には数十万円の費用がかかることもあるため、別々のタイミングで工事を行うより、まとめて施工したほうが効率的です。
また、建物全体のメンテナンススケジュールをそろえることで、次回以降の管理もスムーズになります。
「足場を立てるなら、この機会にベランダも見ておこう」これが長持ちする住まいづくりのコツです。

ベランダの劣化サインを見逃さない!点検時のチェックポイント

見た目や触感から判断できる「劣化のサイン」

防水層の劣化は、必ずしも雨漏りなどの大きなトラブルとして現れるとは限りません。
初期段階では、表面の見た目や手触りで異変を感じ取ることが可能です。

ベランダ劣化の主なサイン一覧

サイン状態とリスク
ひび割れ水が侵入しやすく、構造部の腐食につながる
膨れ・浮き防水層の下に水分が入り、剥がれやすくなる
表面の色あせ紫外線による塗膜の劣化が進んでいる
水が溜まる(排水不良)勾配不良や劣化による排水機能低下が疑われる
植物が生えている長期間の放置により、防水層が破れている可能性あり
シートのめくれ・破れ明らかな防水機能の喪失。早急な修繕が必要

こうした症状がひとつでも見つかったら、早めに専門業者に調査を依頼しましょう。

ベランダの防水工事にはどんな方法がある?

建物の構造や床材に応じて最適な施工法がある

ベランダの防水工事には複数の方法があります。
使用する材料や施工工程が異なり、耐用年数・コスト・メンテナンス性などにも違いが出ます。

代表的な防水工法の比較表

工法名特徴耐用年数向いているケース
ウレタン防水液状の防水材を塗る。複雑な形状にも対応可約10〜12年戸建てベランダ、狭いスペース
FRP防水繊維強化プラスチック。硬化が早く耐水性も高い約10〜12年人の出入りが多いベランダ・バルコニー
シート防水防水シートを貼り付ける。施工が比較的早い約10〜15年広い面積や施工コストを抑えたい場合
アスファルト防水高温で溶かしたアスファルトを使う工法約15〜20年ビルや大型建築物(ベランダには不向き)

ウレタン防水

ウレタン防水は、液体状のウレタン樹脂を塗り重ねて、防水層を形成する工法です。
刷毛やローラーで塗布できるため、排水口や立ち上がり部分など、形が複雑な場所にも対応しやすいのが大きな特長です。
戸建て住宅のベランダやバルコニーなど、狭く入り組んだ場所に最適です。
耐用年数はおおよそ10〜12年程度で、施工時には乾燥時間が必要ですが、改修時にも上から重ね塗りができるため、メンテナンス性にも優れています。

 FRP防水

FRP防水は、「繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastic)」を使った防水工法で、ガラス繊維のマットと樹脂を組み合わせて硬化させることで、強靭な防水層を形成します。
耐久性・耐摩耗性が非常に高く、人の出入りが多いベランダやバルコニーに適しています。
施工後はすぐに硬化し、1日で終わる場合も多いため、工期を短くしたい場合にもおすすめ。
耐用年数は10〜12年程度で、ただし伸縮性は低いため下地の動きが大きい場所にはやや不向きです。

シート防水

シート防水は、塩ビシートやゴムシートといった防水性のある素材を外壁や屋上に接着剤や機械的な方法で貼り付ける工法です。
あらかじめ厚みや性能が安定しているシートを使うため、施工ムラが出にくく、防水層としての信頼性も高いのが特徴です。
施工スピードも比較的早く、広い面積の屋上や屋根に向いています。コストを抑えたい大規模な建物にもよく用いられ、耐用年数は約10〜15年です。
下地の凹凸が多い場所にはやや不向きですが、改修時の重ね貼りにも対応できます。

アスファルト防水

アスファルト防水は、加熱したアスファルトをシートに含ませ、積層していく工法で、数ある防水方法の中でも最も重厚で耐久性に優れています。
耐用年数は15〜20年と長く、ビル・マンション・公共施設などの大規模建築物の屋上で多く採用されています。
ただし、施工時には高温で加熱したアスファルトを扱うため、においや煙が出やすく、狭小部や住宅のバルコニーには適しません。
広い面積をしっかり防水したい場合には、非常に効果的な選択肢といえるでしょう。

工事前に知っておきたい!業者選びと注意点

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見積もり内容と実績をしっかりチェック!

防水工事を依頼する際は、施工実績が豊富で説明が丁寧な業者を選ぶことが大切です。
また、金額だけでなく見積もり内容の詳細や使用材料、保証内容を確認しましょう。

業者選びでチェックすべきポイント

防水工事の専門業者かどうか

まず確認したいのは、その業者が防水工事を専門分野として扱っているかどうかです。
外壁塗装やリフォーム業者が“ついでに”防水を行っているケースもありますが、防水には独自の知識・経験・技術が必要です。
ウレタン・FRP・シート防水など工法ごとの適切な選定・施工ができる業者であれば、耐久性や仕上がりにも大きな差が出ます。

現地調査を行ってくれるか

丁寧な業者であれば、必ず工事前に現地調査を行い、既存の防水層の状態・劣化の進行具合・構造の特徴などを細かく確認してくれます。
現地調査なくして“適正な見積もり”や“最適な工法の選定”はできません。
逆に、電話や写真だけで金額を提示するような業者は、トラブルにつながる恐れもあるため注意が必要です。

写真や図面を用いた説明があるか

現場調査の内容を、写真や図面を使って視覚的に説明してくれる業者は信頼性が高いと言えます。
「どこが劣化していて、どの範囲を、どんな工法で施工するのか」が明確に伝わることで、お客様側も納得して依頼できるからです。
専門用語ばかりで説明されるのではなく、誰でもわかる言葉で、施工内容を丁寧に説明してくれるかどうかも大切な判断材料になります。

保証書が発行されるか

防水工事は「仕上がって終わり」ではなく、完了後にどれだけ機能を維持できるかが重要です。
そのため、工事後に保証書を発行してくれるかどうかは必ず確認すべきポイントです。
保証年数は工法によって異なりますが、ウレタン防水なら5〜10年程度が一般的な目安です。
また、万が一の不具合が発生した際の補修対応についても、保証書に明記されている内容を確認しておきましょう。

自社施工か下請けか明確にしているか

業者によっては、見積もりや契約は自社で行い、実際の工事は外部の職人(下請け業者)に任せるケースもあります。
この場合、現場での情報共有や品質管理が不十分になる可能性があるため、
「どこまでが自社対応か」「職人は自社スタッフか外部業者か」などを事前に確認しておくことが重要です。
安心感を重視するなら、自社施工で、施工担当者の顔が見える体制の業者がベストです。

ベランダの防水工事は、建物を守るための“先行投資”

ベランダは毎日の生活では見過ごされがちですが、実は建物全体の耐久性・快適性に深く関わる部位です。
防水層が劣化すれば、雨漏りや構造の腐食、シロアリの被害などが発生し、大規模な修繕工事につながるリスクも。

ポイント
◆劣化のサインを見逃さない(ひび・浮き・水たまりなど)
◆10〜15年ごとのメンテナンスが目安
◆使用環境に合わせた防水工法を選ぶ
◆専門業者による診断と見積もりを依頼する
「まだ大丈夫」ではなく、「今だからこそできる対策」を。
ベランダの防水工事で、あなたの住まいを長く安全に保つための第一歩を踏み出しましょう。

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