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日々の活動日記
こんな劣化症状でていませんか?窯業系サイディング編

こんな劣化症状でていませんか?窯業系サイディング編
戸建て住宅に採用される外壁材の中で最も割合として高い物が窯業系サイディングです。
主にセメントを主材料として繊維質のものや混和剤を一緒に混ぜて成形した板状の外壁材になります。
そんなサイディングですが、デザインは多種多様なものがありますが、サイディングボード自体の厚みも建物それぞれによって違います。
現在流通しているサイディングのほとんどが14㎜か16㎜の厚みです。
20年前位のサイディングだと12㎜が使われている建物も多く存在しています。
また、サイディングを貼る上でも2つの工法があります。
1つ目が直貼り工法です。
防湿シートの上からサイディングを貼る工法で最近の新築では採用されるケースは少ないです。
通気をする隙間がないので湿気が溜まりやすいのがデメリットです。
もう1つの工法が通気工法になります。
防湿シートとサイディングの間に通気を作るために部材を入れて通気ができる隙間を作ります。
通気ができるので直貼り工法と違い、湿気が抜けやすいです。
最近の建物の多くは通気工法が採用されています。
通気工法の住宅は劣化しにくいと思われがちですが、モルタル外壁同様に全くメンテナンスをしないで長期間放置していると劣化が始まります。

外壁が劣化していたサインとして最もわかりやすいのがチョーキングと呼ばれる症状です。
サイディングはほとんどの場合、塗装された状態で出荷されて貼られています。
塗装されているので紫外線に弱い特徴があります。
特に南面や西面が紫外線の影響を受けやすいです。
塗膜に紫外線が当たり続けると結合している成分が分解を始めます。
分解した時に表面に残っているのが塗膜の成分の一つです。
手で外壁を触った時に手が白くなったら塗膜が劣化しているサインです。

サイディングの劣化として次にあげられるのがコケやカビの発生です。
周囲に森林や畑、用水路といった立地条件で日当たりが悪く、風が抜けにくい場所に建物があると発生しやすいです。
主に北面で多くみられます。
また、冬場だと乾燥はしていますが窓からの結露によって外壁が水を吸収するのも原因のひとつです。
新築当時はコケやカビが発生しにくい様な対策が施されていますが、塗膜の劣化と共に発生しやすくなります。

3番目の写真はサイディングの凍害です。
凍害とは外壁のひび割れや隙間の中に入った水分が凍結する事で起こる症状です。
凍結すると起こる症状なので冬場に起こりやすいです。
凍害が起こるケースとして多い場所は窓サッシ周辺です。
冬場に窓サッシ周辺で起こりやすい結露が原因で少量の水を外壁が吸収して凍結を起こし、日中に溶けた水が夜に凍結するのを繰り返していると長い期間をかけて凍害につながります。
その他の場所では屋外からでているお風呂場の換気扇があります。
換気扇の吹き出し口がホコリで塞がっていると、温かい空気が逃げ場を失います。
ダクト内に温かい空気が残っていると外気温の差で結露がダクトに発生します。
外壁が結露水を吸収することで凍害起こります。
裏側からの凍害は発見するのが難しい場所なので打診検査をして音の違いから発見します。

劣化が進行するとサイディングの浮きや反りが見受けられるようになります。
浮きや反りも塗膜性能の低下と強すぎる日差しが原因で起こります。
塗膜性能が低下すると水が浸透しやすくなります。
水が浸透している状態で、急激な乾燥収縮を繰り返していると外壁が反ったり浮いたりします。
以前のサイディングは釘で留めてある事が多いので釘が徐々に浮き始めます。
サイディングの浮きや反りが合った場合、近くのコーキング自体も劣化して剥離や破断しているケースがとても多いです。
浮きや反りに追従できずにコーキングが引っ張られます。
もともと劣化していたコーキングは剥離や破断します。
コーキングの破断や剥離は防水性能がほとんど無くなり、揺れへの追従も困難になります。

それ以外であるサイディングの劣化としてひび割れが挙げられます。
サイディングの劣化はサイディングを留めている釘周辺や窓サッシ周辺と地震で起こる場合があります。
サイディングの表面は水に強いですが裏側や側面は水に弱いのでひび割れ箇所から水が浸入してサイディング自体をダメにしてしまう事があります。
サイディングが劣化してくると上記のような症状を引き起こします。
メンテナンスをする場合でも劣化がひどいと貼り替えによる対策しかとる事ができません。
外壁の劣化は目と手で確認できる事が多いので、劣化状態を見てメンテナンスをするようにしてください。