日々の活動日記 STAFF BLOG
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 4月 | ||||||
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
ARCHIVEアーカイブ
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2021年12月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月
- 2019年2月
- 2018年9月
- 2018年8月
- 2018年7月
- 2018年6月
- 2018年5月
- 2018年4月
- 2018年3月
- 2018年2月
- 2018年1月
- 2017年12月
- 2017年11月
- 2017年10月
- 2017年9月
- 2017年8月
- 2017年7月
- 2017年6月
- 2017年5月
- 2017年4月
- 2017年3月
- 2017年2月
- 2017年1月
- 2016年12月
- 2016年11月
- 2016年7月
- 2016年6月
- 2016年5月
- 2016年4月
- 2016年3月
- 2016年2月
- 2015年10月
- 2015年9月
- 2015年8月
日々の活動日記
劣化が進行してからでは遅い、スレート屋根のメンテナンスの重要性とは
劣化が進行してからでは遅い、スレート屋根のメンテナンスの重要性とは
戸建て住宅の屋根では主に3種類の屋根材が大きな割合を占めています。
その中でも、今回はスレート屋根について説明します。
そもそもスレート屋根はどうやって作られているのかを知る必要があります。
例えば、金属屋根の場合は数種類もの金属を混ぜ合わせて一つの屋根材を作っています。
スレート屋根の場合はセメントに繊維状の素材を混ぜて薄い板状に加工したものを製品として使用しています。
大体の厚みは約5㎜程度と言われています。
スレート屋根は塗装された段階で出荷されます。
しかしながら、スレート屋根に限らず屋根材は紫外線や雨水の影響を受けやすいので外壁材よりも劣化の進行は早いです。
スレート屋根はセメントが主な材料なので、塗装が劣化していない状態であれば問題ありませんが、塗装が剥がれて素地のセメント部分が露出すると雨水をそのまま吸収します。
雨水を吸収し乾燥を繰り返しているとスレート材自体が劣化してしまいます。
もともとスレート材は強度として高い方ではないので、上から重い物が落下した際には割れてしまう事もあります。
劣化している状態なら尚更ではないでしょうか。
屋根の構造によっても違いますが、基本的に北面は日当たりの悪い場所です。
南面は日当たりがいいので紫外線の影響を強く受けるので塗装が劣化しやすくなります。
一方の北面は日当たりが良くないので紫外線の影響をあまり受けない反面、雨水が乾かない・湿度が高い関係でコケやカビが生えやすい環境です。
コケやカビもスレート屋根に悪影響を与える劣化になります。
それでは劣化してきたときにメンテナンスをどうすればいいのかという話です。
まずは屋根材の状態を知らないと適したメンテナンスをする事ができません。
築年数や菌類の発生具合・屋根材の色あせ・破損状態でメンテナンスの種類が決まります。
メンテナンスの方法は全3種類あります。
①塗装によるメンテナンス
もともとの屋根材の上から塗装をして保護するメンテナンス方法です。
1番需要がありコストが低いメンテナンスです。
使用する塗料の種類にもよりますが、耐候年数の低い塗料を使用すると2~3回建物を維持する上で塗装工事が必要になることがあります。
塗装業者さんに希望を伝えて、業者さんから適切な提案を受けましょう。
②カバー工法によるメンテナンス
塗装でのメンテナンスが難しいほど劣化が進行しているとカバー工法が望ましいです。
カバー工法の多くは金属屋根で施工されるケースが多く、屋根を2重にする事で防音性や断熱性の向上に効果があります。
新品の屋根材を使うので耐候性はとても高いです。
金属屋根にも使われている材質や表面の塗装仕様・仕上げの形状によって費用が変わってきます。
カバー工法の場合、もし雨漏りが起こると原因の特定が難しい場合があります。
③葺き替えによるメンテナンス
葺き替えとは既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材を敷設するメンテナンス方法です。
カバー工法と違い屋根材を全て撤去するので建物に対しての荷重が増える事がありません。
また、下地の状態も把握できるので劣化している部分があれば交換できるといったメリットがあります。
費用の面では廃材の処分が屋根の面積分あるので塗装やカバー工法と比べても割高です。
それぞれのメンテナンスにはメリット・デメリットがあります。
お客様からの要望が無い限りはほとんどの業者さんは塗装を勧めると思います。
ただ、スレート屋根の中にはそれなりに劣化していなくても塗装でメンテナンスが出来ない場合がありますので気をつけましょう。
塗装が出来ないスレート屋根に塗装をすると早い段階で剥がれるといった施工不良が起こります。
実績のあるしっかりとした専門業者に見てもらうようにしてください。