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日々の活動日記
【屋根塗装のスタート】足場を組む理由?長野市の現場から学ぶ足場の種類と役割とは

目次
長野市屋根塗装・足場設置
施工地域 | 長野県長野市 |
施工場所 | 戸建て住宅 |
施工内容 | 足場設置 |
目的 | 外壁・屋根塗装のため |
施工経緯 | チラシを見てのお問い合わせ |
使用材料 | ビケ足場 |
建築現場や改修工事、外壁塗装などに欠かせない足場(あしば)。
一見同じように見えるかもしれませんが、実は用途や高さ、作業内容に応じて様々な種類があるのをご存じでしょうか?
この記事では、「足場の種類ごとの特徴と用途、安全性、選び方のポイント」をわかりやすく解説します。
戸建て住宅から高層ビルまで、適切な足場選びが安全で効率の良い施工に直結します。
足場とは?まずは基本の役割と重要性を知ろう
作業者の安全と作業効率を支える仮設構造物
足場とは、工事現場で作業員が高所で安全に作業するために設けられる一時的な仮設構造物です。外壁の塗装や屋根の修繕、電気工事、窓の設置など、高所作業が発生する現場には欠かせません。
足場の基本的な役割
足場は、外壁塗装や屋根工事、防水工事などにおいて絶対に欠かすことのできない仮設設備です。
一見すると「ただの鉄の骨組み」に見えるかもしれませんが、足場には現場の安全性と作業効率、そして仕上がり品質を支える重要な役割があります。
作業員の転落防止
最も基本的で重要なのが、作業員の安全を確保することです。
屋根の縁やベランダ、2階以上の高所作業では、わずかな足元のぐらつきが命取りになることもあります。
足場があることで、安定した作業床と手すりが設けられ、作業中のバランス崩れや転落事故を防ぐことができます。
特に外壁塗装や防水工事では、手元に集中しながらの作業になるため、足元の安全性が確保されていることが大前提となります。
安全な移動経路の確保
2階以上の壁や屋根までスムーズに移動するためには、はしごや仮設階段だけでは不十分です。
足場が設置されていれば、上下階の移動や建物周囲の横移動も安全かつ効率的に行える動線が確保されます。
これは、作業員の体力負担を軽減するだけでなく、作業のスピードや正確性にも直結します。
また、非常時の避難経路としても、足場は重要な役割を果たします。
資材・道具の持ち運びを支える
外壁塗装や防水工事では、塗料や工具、補修材、清掃道具などを手作業で持ち上げる場面が多くあります。
その際、足場があることで、資材を一時的に置いたり、安全に運搬したりするスペースとして活用できます。
もし足場がなければ、片手に道具・片手に体のバランスを取りながらの作業となり、大きな危険を伴うだけでなく、効率も著しく低下します。
工期短縮と作業精度の向上
足場が整っている現場では、作業のスムーズさがまったく違います。
作業員が安全に・素早く・正確に動ける環境を整えることで、作業のムダが減り、全体の工期短縮にもつながります。
また、作業姿勢が安定することで、塗りムラの少ない均一な仕上がりや、手の届きにくい場所の丁寧な処理が可能になります。
結果的に、「品質の高い仕上がり」が実現できるのです。
これらの目的を果たすには、作業内容に適した足場を選ぶことが非常に重要です。
足場の種類一覧と特徴・用途比較
現場の状況に応じて選び分けることが成功のカギ
以下では、よく使われる6種類の足場について、特徴・適した用途・安全性・費用感などをまとめた表で整理しました。
足場の種類と特徴を比較表で確認
足場の種類 | 特徴 | 主な用途 | 高さ対応 | 安全性 |
---|---|---|---|---|
くさび式足場 | 部材同士をくさびで固定、組立てが速い。比較的軽量。 | 戸建住宅・低中層建築・解体現場など | ~10階程度 | ◎ |
枠組み足場 | 鋼製枠を組み合わせて構成。重厚で高層にも対応可能。 | 高層建築・大規模施設・改修工事など | ~20階超 | ◎ |
単管足場 | 単管パイプをクランプで固定。自由度が高いが熟練が必要。 | 狭小地や複雑形状の建物、仮囲いなど | ~2~3階 | ○ |
吊り足場 | 上部から吊り下げて設置。地面からの設置が難しい場所に対応可能。 | 橋梁・高速道路・ビル外壁など | 制限なし | ◎(要管理) |
移動式足場 | キャスター付きで自由に移動できる。軽作業や天井工事に最適。 | 内装・天井設備・照明器具取付など | ~3m | △(転倒注意) |
脚立足場 | 軽量で持ち運びが簡単。簡易的だが安全性は低い。 | 短時間の簡単な作業・低所点検など | ~2m未満 | △ |
規格について:インチ規格とメーター規格の違い
足場部材の寸法規格は2種類!現場の互換性に注意
足場には「インチ規格」と「メーター規格」の2種類があります。
それぞれの規格の特徴と違い
規格 | 特徴 | 主な使用地域 |
---|---|---|
インチ規格 | 1インチ=25.4mmを基準とした寸法体系。海外輸入品に多い。 | アメリカ・一部旧規格の日本現場 |
メーター規格 | 1m=1000mmのメートル法を基にした体系。国内主流。 | 日本国内の建築現場 |
互換性がない部材を混在させると、組立時に不安定になり事故の原因になります。必ず同じ規格の部材を使用しましょう。
各足場の特徴と選び方のポイント
作業内容や現場環境に合った足場を選ぶ
ここからは、それぞれの足場の使用場面や選定時の注意点について、もう少し詳しく見ていきます。
◆ くさび式足場(ビケ足場)
【特徴】
部材をハンマー1本で組み立てられる簡易構造で、組立・解体のスピードが非常に速いのが特長です。足元は鋼製布板で安全性も確保されています。
【用途】
戸建て住宅の外壁塗装やリフォーム、屋根工事、解体工事など、短期間で完了する作業に多く使われます。
選び方のポイント:
狭い敷地でも設置可能で、効率とコストを重視する現場に最適です。
住宅街などで多く見られる足場で、施工件数が多い工務店や塗装業者が好んで採用します。
◆ 枠組み足場
【特徴】
柱と水平材が一体化した強固な構造で、高層建築物にも対応できる安定性の高い足場です。大きな構造体のため組立にはクレーンや資格者が必要です。
【用途】
マンション、商業ビル、大型施設の大規模新築・改修工事に使用されます。
選び方のポイント:
高さが必要な現場では必須。風圧にも強く、長期間の施工に向いています。
ただし、設置スペースが広く必要なため、敷地に余裕があることが前提です。
◆ 単管足場
【特徴】
1本の鉄パイプを自在に組み合わせて設置する足場で、自由度が非常に高い構造です。組み立てにはクランプ(固定金具)を使用します。
【用途】
狭小地、路地、補修工事、仮囲いなど、特殊な条件の現場や簡易的な作業に向いています。
選び方のポイント:
足場の形状を自由に調整できる反面、設置には高い技術が必要で、慣れていない業者には不向きです。
短期間の補修などに有効ですが、安全管理が特に重要です。
◆ 吊り足場
【特徴】
地面からの足場設置が困難な場合に、上部構造から吊り下げて設置する足場です。橋梁や高所壁面などで用いられます。
【用途】
橋脚、トンネル内、ビルの高層部の外壁修繕など、足元が無い・設置不可な場所に使用されます。
選び方のポイント:
設置には入念な計画と、高い安全基準のもとでの施工が求められます。
現場監督や安全管理者との連携が非常に重要で、信頼できる業者に依頼すべき足場です。
◆ 移動式足場
【特徴】
キャスター付きで、室内などの平坦な場所で簡単に移動できる足場です。高さの調整や設置が簡単で、軽量な作業に向いています。
【用途】
工場や施設内での照明交換、配管工事、清掃、点検など軽作業中心の短期使用が一般的です。
選び方のポイント:
設置床が水平かつ段差がないことが使用の前提です。傾斜地では使用できません。
作業中はストッパーを必ずロックし、安全確認を徹底しましょう。
◆ 脚立足場
【特徴】
シンプルで軽量な構造。短時間で終わる低所作業に使用され、可搬性に優れた足場です。
【用途】
屋内の照明交換、エアコンフィルター清掃、点検など短時間の軽作業に使われます。
選び方のポイント:
あくまで補助的な作業用具と捉えるべきで、作業時間が長い場合や不安定な姿勢になる作業では安全性が不十分。
長時間の作業には、安定した足場を設置するのが原則です。
安全対策と最新工法|手すり先行工法とは?
手すり先行工法とは、「足場の作業床に登る前に、先に手すりを設置しておく」ことで、作業中の墜落リスクを低減する安全対策工法です。
厚生労働省の定義に基づく概要
厚生労働省では「墜落災害防止措置」として、作業者が常に手すりなどで囲まれた状態で作業できる体制の構築を義務づけています。
組立時の安全措置:先に手すりを設置し、内側から移動する
足場を組み上げていく際には、1層下の作業床から、上の層に取り掛かる前に先行して手すりを設置することが原則です。
このとき、手すりは水平材と中さん(中間手すり)を含めた2段構成が基本とされており、墜落防止機能を果たします。
設置された手すりの内側から作業員が上層に移動することで、作業者は常に「囲まれた安全ゾーン」の中で作業を進めることができ、万が一バランスを崩した場合でも落下を未然に防ぐ構造となっています。
解体時の安全措置:作業床を外す直前まで手すりを残す
逆に、足場を解体していく際には、作業床を取り外す“最後の段階”まで手すりを残すことが定められています。
これにより、作業員は作業中ずっと落下防止設備に守られている状態を維持したまま、次の層へと安全に作業を進めることが可能になります。
つまり、手すりが外された状態での作業を極力なくすことで、解体中の墜落事故のリスクを最小限に抑える仕組みとなっているのです。
常に“囲われた状態”が原則
このような手順を守ることで、足場の組立・解体作業においても、作業者は常に三方向以上が手すりで囲まれた「安全帯域」の中で作業できるようになります。
特に、風の強い日や地盤が不安定な現場、高所作業の際は、この「先行手すり方式」が作業者の命を守る大きなポイントとなります。
この工法により、作業者は常に手すりに囲まれた状態で作業が可能となり、組立・解体中の事故リスクが大きく低下します。
手すり先行工法のメリット
安全・安心の作業環境を実現する理由とは?
手すり先行工法は、足場作業における重大事故(墜落・転落)を防止する有効な手段として、国土交通省や厚生労働省も積極的な導入を呼びかけています。
メリット一覧とその理由
メリット | 補足説明 |
---|---|
作業床に登る前に手すりがあるため、安全性が非常に高い | 組立・解体時も常に手すり内で作業可能 |
墜落事故のリスクを低減できる | 重大災害につながる事故を未然に防ぐ |
作業者の心理的負担が軽くなる | 安心して作業に集中できるため、効率もUP |
現場全体の安全レベルが向上する | 労災のリスク低下、施工主への信頼も高まる |
特に足場業者や外壁塗装会社では、この工法の有無が施工品質の判断材料にもなりうるため、施主側にとっても重要なポイントとなっています。
足場の種類を正しく選び、安全で効率的な現場をつくろう
足場は、単に「登るための設備」ではなく、作業の安全性・効率・仕上がりの品質を左右する重要な仮設構造物です。
作業内容や現場環境に適した足場を選ぶことで、事故を防ぎ、工期を短縮し、作業品質の向上にもつながります。
外壁屋根塗装お任せください。
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