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2015/10/17
【須坂市現調レポ】外壁が剥がれて雨を吸い込むとどうなる?現調で見えた“劣化の連鎖”

 

現調地域長野県須坂市・臥竜
現調場所戸建て住宅『外壁』
現調内容外壁の劣化診断
目的チラシからのお問い合わせのお客様の住宅にうかがいました。
現調経緯チラシを見てのお問い合せ
使用材料塗料未定

「外壁に小さなキズがあるけど大丈夫かな?」「最近、雨の後に壁が濃い色になってるような…」そんな悩み、意外と多くの方が抱えています。
実はその“濃く見える外壁”は、雨水を吸い込んでいるサインかもしれません。
雨水を吸い込んだ外壁はひび割れや雨漏り、カビ・藻の発生、最悪の場合は建物の構造を劣化させる原因にも。
この記事では、外壁が雨を吸い込むとどうなるのか、そのまま放置するとどうなるのか、そして有効な対策まで詳しく解説します。
住まいの寿命を守るために、ぜひご一読ください。

目次

外壁が雨水を吸い込むとどうなる?放置NGな劣化のサイン

モルタル外壁は吸水と乾燥の繰り返しでひび割れしやすい

モルタル外壁は雨水を吸収しやすい性質があります。
雨が降ると膨張し、晴れて乾くと収縮。
この膨張と収縮を繰り返すことで、細かなひび割れ(クラック)が発生しやすくなります。
また、多くの雨水が浸入したとしても、「外壁がちょっと濡れているくらい、大丈夫じゃないの?」と思うかもしれません。
しかし、住まいの寿命を大きく縮めているかもしれません。
私たちが現場で目にしてきた事例の一つに、「ひび割れた外壁から雨水が浸入し、内部の構造材まで腐食していた」という深刻なケースがあります。
表面はまだきれいでも、壁の“内側”で家が静かに腐っていることがあるんです。

モルタル外壁は、そもそも水を吸いやすい

特にモルタル外壁は、雨が降れば水を吸い、晴れたら乾く。
この「吸水と乾燥の繰り返し」によって、外壁が膨張・収縮を繰り返します。
その結果、髪の毛のような細いひび割れ(ヘアークラック)が起きやすくなるのです。
このひび割れ、放置しているとどうなると思いますか?

小さなひび割れから、雨水がさらに浸入

「たった1ミリのヒビから、どれほどの水が入るのか?」
そう感じるかもしれません。しかし、雨は想像以上にしつこく、容赦ありません。
ほんのわずかな隙間でも、繰り返しの雨で水がじわじわと内部へと染み込みます。
そしてその水分が、断熱材や木材にしっかりと届いてしまうのです。

内部の断熱材や木材が湿気を含んで腐食の原因に

いったん水が入ると、内部にこもった湿気が逃げません。

・断熱材が濡れて性能を失い、結露を招く
・木材はカビて、やがて腐り、強度が落ちる
・柱や梁が腐ると、家の耐震性が低下する危険性

これは単なる“見た目の劣化”ではありません。構造そのものがダメージを受ける、重大な事態です。
たとえば、床が沈んだり、壁が波打ったり、窓の立て付けが悪くなるなど…
家のあちこちで「異変」が出てくる頃には、修繕費が数十万~百万円単位にまで膨れ上がることも珍しくありません。

冬の凍害で外壁が膨らみ・剥がれを起こすことも

寒冷地では、外壁が吸い込んだ水分が凍結し、体積が膨張してひび割れを悪化させる「凍害」も問題になります。
モルタル外壁は特に凍害の影響を受けやすく、表面が剥がれたり浮き上がる現象が起こります。

塗装の劣化は防水性能の低下?

外壁は本来、建物を雨や湿気、紫外線などから守る役割を果たしています。
しかし、その表面を覆う塗膜は年数とともに劣化し、徐々に防水性が低下していきます。
塗膜が本来の役割を果たせなくなると、雨水がダイレクトに外壁材へと染み込むようになり、ひび割れをきっかけに、建物内部への“水の浸入”が始まってしまうのです。
その結果、見た目では分からない深刻なダメージが、内部で静かに進行していくことになります。
以下でより詳しく解説します。

外壁の雨水吸収がもたらす3つの深刻なリスク

以下のチェック項目に1つでも当てはまれば、塗膜劣化が進行している可能性が高いです。

外壁を触ると白い粉が手につく(チョーキング)

チョーキングとは、外壁の表面を指でなぞったときに、白い粉が手につく現象を指します。
これは塗料に含まれる顔料が、紫外線や雨風によって分解され、表面に浮き出てきている状態です。
チョーキングが起きているということは、塗膜の保護力が著しく低下しており、すでに防水性が失われている証拠といえます。
放置すれば雨水が直接外壁材に浸透し、劣化を加速させるため、早めの再塗装が必要です。

色あせ・ツヤの消失

新築時や塗装直後にあった外壁のツヤがなくなり、色が全体的にくすんで見えるようになってきた場合、それは塗膜の劣化が進んでいる証です。
ツヤの消失は塗膜表面の樹脂が劣化しているサインであり、防水・耐汚性といった性能も落ちている可能性が高い状態です。
見た目だけの問題と油断していると、雨水が染み込みやすくなり、内部への影響が広がる前兆になります。

細かなひび割れが見える

外壁に細かいクラック(ヘアクラック)が生じている場合、そこから雨水がじわじわと入り込むリスクがあります。
特にモルタル外壁や経年劣化したサイディングでは、塗膜の柔軟性が失われるとともに微細なひび割れが生じやすくなります。
一見、表面だけの問題に見えるひびでも、内部の構造材にまで水が届くと、腐食やカビの発生を招くことも。
ひびのサイズにかかわらず、早めの点検と補修が重要です。

雨のあと、外壁にシミや染み込み跡が残る

雨上がりに外壁をよく見ると、部分的に濃い色のシミができていたり、水が染み込んだような跡がなかなか乾かない。
そんな症状が見られる場合、塗膜が水をはじく機能を果たしていない可能性があります。
これは、外壁が雨水を吸収しはじめている状態であり、防水性能の“末期症状”ともいえます。
このまま放置すると、外壁材が内部から脆くなり、補修では済まず張り替え工事が必要になることも。見つけたらすぐ専門業者に相談を。

見た目に分かりやすい劣化は、まだ“初期症状”のうちに過ぎません。
本当に怖いのは、見えないところで進む腐食とカビ、そして構造の弱体化です。

ひび割れの拡大と雨漏りのリスク

塗膜は年月とともに劣化していきます。
そして防水力が失われてしまうと、雨を防ぐ力は弱まっていきます。
その状態で雨が降ると、外壁がじかに雨水を吸収してしまうのです。

目に見えない細かなクラック(ひび)から水が浸入

雨水は想像以上に細い隙間にも入り込みます。塗膜が劣化している状態では、わずかなひびでも浸入口となり、そこからじわじわと壁の内側へ水が浸透していきます。
特に気温差の激しい時期は、熱膨張や収縮によってひびが拡大しやすく、雨のたびに被害が少しずつ蓄積されていきます。

晴れても水分が抜けず、壁の中に湿気がこもる

雨が止んだあと、外壁の表面はすぐに乾いて見えることがありますが、壁内部に入り込んだ水分は簡単には抜けません。
断熱材や下地材にまで水が染みていると、日常の換気や日差し程度では乾燥しきらず、長期間にわたり湿気がこもり続けてしまいます。
こうした“見えない湿気”はカビの原因にもなり、壁の内部環境を大きく悪化させます。
特に北面や風通しの悪い場所では、この現象が起きやすいため注意が必要です。

やがて断熱材や木材へとじわじわ侵食

浸入した水分は、やがて断熱材を濡らし、最終的には建物の構造材である柱や梁などの木部にまで影響を及ぼします。
木材は一度濡れると乾燥しづらく、腐食が進行すれば、建物の耐震性や安全性を脅かすことにもなりかねません。
見た目の小さなひびが、数年後に大規模な補修工事を招く引き金になります。
これは実際に起きている事例です。
だからこそ、外壁の小さな異変を軽視せず、早めの点検と補修が欠かせないのです。

放置すればするほど、“見えない内部崩壊”が進行してしまいます。

躯体内部の腐食・カビ・藻の発生

塗膜が劣化して防水性を失った状態では、雨が降るたびに外壁材が水分を含み、乾燥しにくい状態が続きます。
その結果、外壁の内側や構造体へと湿気が浸入し、見た目には分からない深刻な被害へとつながっていくのです。
以下のような現象が起き始めたら、すでに内部でダメージが進行している可能性が高く、早急な対処が必要です。

木造住宅では柱や梁が腐る原因に

外壁から入り込んだ雨水が断熱材を超えて構造部分にまで到達すると、木造住宅では柱や梁といった躯体そのものが腐食しはじめます。
木材は一度水を含むと乾きにくく、湿気が長時間こもることで「腐朽菌」が繁殖し、徐々に木材の強度を低下させていきます。
目に見えない場所で進行するため、気づいたときには構造の一部を大規模に取り替える必要が出てくることも。
これは耐震性の低下にも直結する重大なリスクです。

内部結露と合わせて、カビや藻が繁殖しやすい環境に

外壁からの雨水浸入に加え、室内外の温度差による“内部結露”が重なると、壁内部は常に湿った状態になります。
この環境はカビや藻の繁殖にとって非常に好都合で、目に見えない壁の裏側や断熱材、床下などにカビが広がってしまいます。
とくに北側の外壁や水回りに面した壁は注意が必要です。
内部に発生したカビは、壁紙の裏側に黒ずみとして現れたり、独特のカビ臭として感じられることもあります。

美観を損なうだけでなく、健康被害につながることも

カビや藻が広がると、外壁の表面にも黒ずみや緑色の汚れとして現れ、美観が著しく損なわれます。
しかし問題は見た目だけではありません。
カビの胞子が空気中に舞い上がることで、ぜんそく・アレルギー・シックハウス症候群などの健康被害を引き起こす可能性もあるのです。
特に小さなお子様や高齢者、免疫の弱い方がいるご家庭では深刻な影響が出ることもあり、早めの対策が不可欠です。

建物全体の耐久性が落ちる

一度塗膜が剥がれはじめると、風雨によってどんどん侵食が進みます。
・ヒビから染み出す雨水
・雨だれのような黒ずみ
・水を吸った外壁材の変形・割れ
このような症状が進行すれば、単なる塗り替えでは済まなくなることも。

「補修と塗装」で済んだはずの工事が、「外壁材の張り替え」や「断熱材の交換」にまで発展し、費用が跳ね上がるケースも多いのです。

外壁が雨を吸い込むのを防ぐためにできること

外壁のひび割れ・変色は見逃さない!早めのメンテナンスが重要

外壁に以下のような症状が見られたら、雨水の影響を疑ってみましょう。
・外壁の色が部分的に濃くなっている(雨染み)
・ヘアクラック(細いひび割れ)がある
・カビや藻が発生している
・チョーキング(白い粉)が手につく

外壁塗装や補修で防水性を回復

防水効果を保つには、適切なタイミングでの塗装メンテナンスが不可欠です。

対策方法内容効果
外壁塗装の塗り替え耐久性の高い塗料で再塗装防水・防カビ性能の回復
ひび割れの補修シーリング材やフィラーで補修雨水の侵入口を塞ぐ
防藻・防カビ塗料を使用植物性微生物の繁殖を防止美観の維持・健康対策

雨の日の外壁塗装には注意!

外壁塗装中に雨が降ると、塗料に雨水が混ざってしまい、密着性が著しく低下します。
塗膜の剥がれや乾燥不良の原因になるため、施工は中断するのが基本です。
・雨が降る予報が出ている場合は事前に工程調整が必要
・作業中に雨が降った場合はブルーシート等でしっかり養生

外壁が雨を吸うなら“対策必須”!早めのチェックと補修がカギ

外壁が雨水を吸い込むということは、それだけ防水性が低下し、建物全体の劣化リスクが高まっているということ。
ひび割れや変色、カビの発生など、わずかな変化を見逃さず、早期の塗装や補修で雨水の侵入を防ぐことが、建物の寿命を延ばす最大のポイントです。
「もしかして」と思ったら、専門業者に点検を依頼するのもおすすめ。安心できる住まいづくりのために、今こそ外壁の状態をチェックしてみましょう。

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