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日々の活動日記

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2015/10/13
【プール改修でここまで変わる】見た目も性能も回復!仕上がりの違いを写真で比較

プール改修事例『シャワー・本体など』

施工地域長野県上田市
施工場所プール本体及びシャワー躯体
施工内容学校プール再塗装
目的痛んだ躯体のプール及びプール関連設備を修繕
施工経緯お客様からのご依頼
使用材料プールコート他

プール塗装工事内容

シャワー場の底面がひどく傷んでいました。
塗膜が全体的に剥がれ躯体もヒビ割れ、かなり破損してしまった部分が目立つ状態でした。
高圧洗浄後に躯体の破損箇所の補修を行います。
モルタルのヒビ割れ部分・剥離部分などを入念に補修します。

ファイル-2015-10-13-18-38-28

躯体の補修後は塗装前の素地調整作業を行います。
この工程の良し悪しが後の仕上がりに大いに影響しますので入念に作業を行います。
上の写真は旧塗膜部分をケレンしている作業風景です。

ファイル 2015-10-13 18 39 07

プール躯体の高圧洗浄作業中の風景です。
高圧洗浄作業で旧塗膜・汚れ・藻・コケ・カビ等を除去することで塗料の密着性を高めます。
専用塗料で塗装を行うとはいえ、どこか一つの工程でもを抜くと塗膜剥離など不良の原因になってしまいますので全ての工程気を引き締めて作業を行っています。

ファイル 2015-10-13 18 38 46

補修と素地調整後塗装作業を行っていきます。下の写真は塗装状況(上塗1回目)です。
塗装作業は合計4回行いますが、3回目の塗装作業の様子です。
専用塗料を複数回塗重ねしっかりとした塗膜を作ります。

ファイル 2015-10-17 19 25 32

シャワー場の改修完了状況です。
塗膜が剥がれボロボロだった状況からきれいに再生できました。
写真ではわかりませんが、底面は転倒防止の為にノンスリップ仕上げになっています。

ファイル 2015-10-17 19 25 50

オーバーフロー部分の塗装状況です。
この部分は狭く作業のしにくい部分でした。
素地調整・塗装作業ともに苦労しましたが、なんとか塗り残しなく作業を終えることができ一安心です。

ファイル 2015-10-17 19 25 12

プール外回りの改修完了状況です。
今回はプール内部は塗装ではなかったので外回りとオーバーフロー部分を塗装で改修しましたが躯体のボロボロだった部分も写真のようにきれいに再生できました

ファイル 2015-10-17 19 24 36

プール塗装の役割”水圧・薬品・紫外線”から躯体を守る砦”

プール塗装は、コンクリートや金属、FRP など多様なプール素材に防水・防食・耐薬品・耐候という 4 つのバリアを同時に付与するメンテナンス工法です。
水深 1 m のプールでは底面に約 0.1 MPa の水圧がかかり、さらに次亜塩素酸や紫外線が常時作用します。
塗膜が無防備だとコンクリートは中性化し、金属はわずか 1 シーズンで赤錆が浮くケースも。
適切な塗料を正しい工程で施工することが、長期にわたる安全利用のカギになります。

プール素材に対する使用塗料一覧

素材別おすすめ塗料&主な特徴

プール素材推奨塗料系主なメリット留意点
コンクリートエポキシ下塗+ウレタン上塗強力な防水層+弾性でクラック追随アルカリ成分を中和する下地処理必須
鋼板(SS400 等)変性エポキシ+フッ素上塗防錆+高耐候で 10 年寿命サビ除去 Sa2.5 以上のブラスト推奨
アルミプール無溶剤エポキシプライマー+ウレタンアルミ腐食を抑制し密着性◎アルミ特有の“白錆”洗浄が前提
ステンレスフッ素樹脂単層 or フッ素 2 コート低汚染で美観長持ち表面研磨度 #240 以上で密着向上
FRPポリエステルパテ調整+アクリルウレタン軽量 FRP に弾性追随パテ痩せ防止に 2 回硬化確認
タイル貼りエポキシ注入+フッ素クリヤ目地白華・中性化防止タイル浮きは必ず改修後に塗装

主な塗料の特徴

エポキシ系:下塗り界の絶対王者

なぜエポキシが選ばれるのか?

エポキシ樹脂はコンクリートや金属への密着性・耐薬品性・防錆性が高く、上塗り塗料とのインターフェイス強化にも最適です。
硬化後は硬質で傷に強い反面、紫外線に弱いため必ず上塗りで遮光する必要があります。

ウレタン系:弾性+防水でクラックに追随

ポイントは“伸び率”

硬化後 150〜400 % の伸び率があり、ヘアクラック 0.3 mm 程度なら塗膜が追随して漏水を防ぎます。
プールサイドからプール内部へ一体で塗れる弾性ウレタンは、動きが大きい屋外コンクリートプールで実績多数。
ただし黄変しやすいのでトップにフッ素クリヤを重ねると美観が長持ちします。

フッ素系:10 年超えの耐候&低汚染

なぜ高価でも選ばれる?

C–F 結合の高エネルギーが紫外線で切れにくく、チョーキングや色褪せが遅いことが最大の利点。
表面が超低エネルギーで汚れを雨水が浮かせて流す“セルフクリーニング性”もあり、学校や公共プールの維持管理コストを削減できます。

FRE ライニング:溶剤ゼロで厚膜 3 mm

重防食の最終兵器

FRP のようにガラスマットを含浸させながら多層硬化させる工法で、耐薬品グレードが飛躍的に向上。
ろ過循環の薬剤濃度が高いホテルスパや温泉プールに多用されます。施工コストは一般塗装の 2〜3 倍ですが、15〜20 年維持できるケースも。

プール塗装の標準工程(3〜4 コート仕様)

工程フローと作業ポイント

工程具体的作業チェックポイント
① 下地調整研磨・高圧洗浄・サビブラスト含水率 10 %以下で次工程へ
② プライマーエポキシなど密着向上層規定膜厚 50 μm を均一塗布
③ 中塗り(1〜2 回)ウレタン or エポキシ厚膜ピンホール有無を照明チェック
④ 上塗りフッ素・ウレタン・アクリル仕上がり膜厚 200〜400 μm
⑤ 養生硬化23 ℃で 48 h 以上水張り前に硬度計で確認

工程を省くと?
中塗り省略→ピンホールから浸水、上塗り省略→紫外線による劣化進行。結果として3 年以内に再劣化するリスクが跳ね上がります。

塗装前に必ず行う劣化診断

代表的な劣化症状と対処例

症状原因推奨処置
コンクリート白華水分+炭酸カルシウム析出酸洗浄後に浸透性プライマー
金属赤錆旧塗膜剥離+酸素水分2.5 級ブラスト→厚膜エポ錆止
チョーキング紫外線分解高圧洗浄+全面再塗装
クラック 0.3 mm 超構造・凍結収縮U カット+樹脂モルタル充填

施工・維持で注意すべきポイント

なぜ施工環境が重要か?

・湿度 85 %超/気温 5 ℃以下では硬化が遅れ、表面白化(ブラッシング)を起こす。
・梅雨期施工は躯体含水率が高く、膨れ・剥離の原因に。

“素材に合った塗料と確実な工程”でプール寿命を延ばす

・コンクリート・金属・FRP など素材ごとに最適塗料が異なる。
・標準はAUスペシャル・AU中塗・AU上塗 の4 コート。
・5〜10 年ごとの計画的再塗装と季節を選んだ施工でランニングコストを最小化。
プール塗装を正しく行えば、漏水や錆による大規模改修を回避し、安全で美しい水面を長く保てます。
まずは現状診断をプロに依頼し、素材・予算・使用頻度に合わせた最適仕様で“泳ぎ続けられるプール”を実現しましょう。

プールの塗り替え提案や改修提案いたします。

プールの塗装や修繕お任せください
プールの修繕や改修お任せください

株式会社霜鳥は、創業当時、昭和50年代からプール塗装をはじめました。
学校プールをはじめ市営プールや大型プール施設などの新設・改修工事を毎年数十件手掛けてきました。
そのためプール塗装や修繕工事において数多くの実績があります。
私たちはプール改修や塗装に対し様々なご提案をしています。
これまでも設計事務所様をはじめ、学校様・公共施設様などからご相談を受てきました。
プール塗装や改修に対しての実績表や事例集・提案書もご用意しています。
まずは、お気軽にご相談ください。

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