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日々の活動日記

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2015/09/04
【現調レポ】長野市ビル非常階段の鉄部にサビ発見!放置はNG、その理由とは?

長野市某ビル非常階段鉄部塗装のための現場調査

現調地域長野県長野市
現調場所非常階段鉄部
現調内容非常階段への塗装
目的サビや塗膜の剥離を除去し塗装を行う
現調経緯お客様からのご紹介です。塗り替えから10年以上たちサビが見られるようになったので塗り替えを検討しているとのことでした。

「なんとなく後回しになってたけど、気づいたら非常階段がサビだらけ」
「床が抜けそうで怖い」
「ビルの見た目が古く感じる」
こうしたお悩み、実は多くの建物管理者やオーナーさんが抱えています。
非常階段は普段あまり意識されない場所ですが、いざというときの命綱であり、安全性や耐久性が求められる大切な設備です。
また、非常階段の見た目は建物の印象にも大きく関わるため、定期的な塗装によるメンテナンスが欠かせません。

詳しい内容

非常階段塗装の目的とは?

現調に行ったところ、階段の踏み台はそこそこキレイな状態でしたが塗膜はすり減っていました。
また、人が触る場所、例えば手すりなども同様な状態でした。
それ以外の場所には進行した錆が見見受けられました。このままでは、進行し腐食へと繋がってしまいます。
実は、非常階段の塗装は見た目を整えるためだけでなく、以下のような多面的な役割を担っています。

目的具体的な効果補足
防錆・防水雨風や湿気による金属腐食を防ぐ鉄骨階段にとって最も重要な機能。サビを放置すると穴あき・崩落のリスクも
安全性確保滑り止め塗装で転倒を予防特に雨天時や夜間に転倒リスクが高まる
美観維持建物全体の印象を清潔・丁寧に保つ入居者・訪問者への安心感に直結
耐久性向上塗膜で表面を保護し、劣化を遅らせる建材の寿命を延ばし、修繕コストの削減にもつながる

「錆びてからでは遅い」からこそ、計画的なメンテナンスが必要になります。

塗装の基本ステップとその理由

非常階段の塗装工事は、美観を整えるだけでなく、鉄部の劣化を防ぎ、安全性を確保するために欠かせない重要なメンテナンス。
特に屋外に設置された鉄製の非常階段は、風雨や直射日光に長年さらされることで、徐々に塗膜が劣化し、サビが発生・進行していきます。
サビが進んだ状態での塗装工事は、一般的な再塗装に比べて工程が増え、手間も費用もかかるケースがあります。

今回は、鉄部にサビの進行が確認されているケースです。

工程内容補足説明
① 下地処理サビ・汚れ・旧塗膜を削る表面の凹凸や浮きサビを放置すると、塗装後すぐに剥がれる原因に
② 錆止め塗装防錆専用の下塗り剤を塗布一時的なサビ止め効果ではあるが、金属表面の保護には必須
③ 中塗り・上塗り耐候性や美観を意識した塗料を使用塗りムラや厚みが不足すると、防水性能や耐久性に影響
④ 滑り止め処理階段の踏面に骨材入り塗料などを使用屋外階段での転倒リスクを下げるために必要な安全対策

①下地処理(2種ケレン)

まずは塗装に入る前の最も重要な工程が「下地処理」です。サビの程度が軽ければ、表面の浮きサビを除去するだけで済みますが、今回のように鉄部にサビが深く進行している場合には、電動工具を用いた2種ケレンが必要となります。
これは、ディスクグラインダーやワイヤーブラシなどの電動工具を使い、サビや劣化した旧塗膜を徹底的に除去し、素地(鉄の地肌)を出すレベルまで仕上げる工程です。
この処理を怠ると、どれほど高性能な塗料を使用しても、塗膜の密着が甘くなり、塗装後1〜2年で再び剥がれたり、サビが表面に浮き出たりする原因になります。
そのため、下地処理は見た目以上に手間がかかり、鉄部が腐食していればいるほど、工数が増える分、費用も上がってしまうことがあります。
特に、階段の裏側や手すりの付け根など、工具が入りにくい箇所では職人の手作業が多くなり、作業時間が大幅に増える要因になります。

② 錆止め塗装(下塗り)

下地処理が完了した後は、防錆性能の高い錆止め塗料を全面に塗布します。
この工程は、鉄部が空気や水分と再び反応して酸化しないよう、金属表面を化学的に保護するための「下塗り」にあたります。
防錆塗料には赤さび色やグレー系が一般的に使用され、塗りムラなく均一に塗布することで、塗膜の密着性と長期的な防食性を高めます。
あくまで“錆止め”は一次的な保護層に過ぎませんが、この層の品質が上塗り塗装の持ちに直結するため、施工精度が非常に重要なポイントとなります。

③ 中塗り・上塗り(仕上げ塗装)

錆止め塗料がしっかり乾燥した後、いよいよ仕上げの塗装工程に入ります。
ここでは、耐候性・耐水性に優れた専用塗料を用い、中塗り・上塗りの2回塗装を行うのが基本です。
色や艶のある仕上がりはもちろんですが、それ以上に重視されるのが「塗膜の厚み」と「均一な塗布」です。
塗りムラがあると、見た目が悪くなるだけでなく、水分がたまりやすい薄い部分から再びサビが発生する恐れがあります。
また、非常階段という用途上、雨に濡れる・人が頻繁に歩行する場所であるため、塗膜の強度が求められます。
このため、丁寧に重ね塗りを行い、均一で滑らかな仕上がりに整えます。

④ 滑り止め処理(安全対策)

最後に、階段の踏み面(ステップ部分)の滑り止めが効かなくなっている場合には、滑り止め処理を施すことが推奨されます。
ここでは、骨材入りの滑り止め塗料や、専用のノンスリップ材を使用し、雨の日や湿気の多い季節でも滑りにくい表面をつくります。
とくに非常階段は、緊急時に使用される場所であることから、安全対策としては必須の仕上げ工程と言えます。

この工程を行わないと、塗装後の表面がつるつると滑りやすくなり、転倒や事故のリスクが高まる恐れがあります。

環境や階段の素材によって変わる塗料の種類

非常階段塗装に使用される塗料にはさまざまな種類があり、それぞれ適した環境・性能があります。

よく使われる塗料の種類と比較表

塗料名特徴向いている環境
エポキシ樹脂塗料密着性と防錆性に優れるが紫外線に弱い屋内・日陰の階段向け
ウレタン塗料柔軟性があり耐久性もそこそこ一般住宅や中規模施設に適している
シリコン塗料耐候性・防汚性が高くコスパも◎屋外階段全般に使用されることが多い
フッ素塗料高耐候・長寿命だが高価高層ビルや商業施設向け。塗装周期が長い

滑り止め塗装には、骨材入りの防滑塗料やノンスリップテープなどの併用も効果的です。

塗装の周期とメンテナンス時期の見極め方

鉄部は、環境条件によって劣化スピードが大きく変わります。
サビが進行してからでは塗装だけで済まなくなることもあり、早期の塗り替えが建材寿命やコスト面でもメリットにつながります。
以下のような環境では、通常より短いスパンでの再塗装を検討することが大切です。

目安は5〜10年ごと。立地条件で変わる!

非常階段の塗装は、5〜10年ごとの塗り替えが一般的な目安です。
ただし、以下のような立地条件では、劣化が早まるため早めのメンテナンスが推奨されます。

早めに塗装が必要なケース

海沿い・沿岸部

海岸から数km以内のエリアでは、空気中に含まれる塩分(塩化ナトリウム)が鉄部に付着しやすく、これが原因でサビが急速に進行します。
海風に乗って運ばれる塩分は、目に見えなくても毎日のように鉄部表面を劣化させていきます。
特にフェンス、鉄骨階段、庇の支持金具などは被害が出やすく、一度サビが進行すると塗膜の下まで広がるため、表面だけの補修では対応できなくなります。
こうした環境では、5年以内を目安に再塗装を検討し、防錆塗料を使ったメンテナンスを計画的に行うことが重要です。

工場地帯や排気ガスの多い地域

工場地帯や交通量の多い都市部では、大気中に排出される亜硫酸ガスや窒素酸化物などの化学物質が、塗膜表面に付着して劣化を早めます。
これにより塗膜が粉を吹いたように劣化する「チョーキング現象」や、わずかなキズから浸水し塗膜下にサビが広がる「膨れ」が発生しやすくなります。
外気の質が塗装の耐久年数に大きく影響するため、塗装後7〜10年を待たずして劣化が目に見えてくることも珍しくありません。
定期的な点検と早めの塗り替えで、大規模な補修を未然に防ぐことができます。

日当たりが強い・雨風にさらされやすい方角

鉄部の塗装がもっとも傷みやすいのが、日射や風雨にさらされ続ける南面・西面などの外装部です。
強い紫外線は塗料の樹脂を分解し、ツヤ引け・色あせ・割れなどを引き起こします。
また、雨風が直接当たる場所では、表面の小さな劣化から徐々に水分が侵入し、内部から塗膜を浮き上がらせてサビへと発展します。
日差しが強い地域や風の通りが強い場所では、使用する塗料の耐候性も重視しながら、通常よりも1〜2年早い周期でのメンテナンスが理想です。

塗装工事にかかる費用と施工時の注意点

非常階段の塗装費用と工事時のポイント

非常階段の塗装費用は、階段の規模・段数・素材・高所作業の有無によって異なるため一概には言えませんが、おおよその目安としては、30万円~100万円程度が相場です。

費用に影響する要因一覧

◆足場の有無:高所での作業になる場合、足場の設置費用が追加される
◆階段の形状:螺旋階段や片持ち階段は作業性が低く、手間が増える
◆夜間や休日施工:稼働中の施設では利用時間外の作業が求められ、費用が割高になる
また、大規模修繕工事に該当する場合は確認申請が必要になるケースもあるため、事前に専門業者へ相談しておくことが安心です。

非常階段の塗装はきれいだけじゃない安全を守る投資

鉄製の階段や手すり、歩行設備などの鉄部塗装は、単に美観を整えるだけでなく、安全性の維持・建物寿命の延命・事故防止のためにも欠かせない重要な工事です。
とくに共用部に使われる鉄部は、日常的に人が触れたり歩いたりする場所。
サビが進行して内部から腐食が始まると、踏み抜きや手すりのぐらつきなど、重大な事故につながる可能性もあります。
特に以下のような方は早めの塗装をご検討ください。

サビが目立ち始めてきた

鉄部にサビや色あせが見られる状態は、すでに塗膜の防錆機能が低下しているサインです。
塗装の主な役割は、見た目の美しさだけでなく、鉄そのものを空気中の水分や酸素から守る「防食バリア」の機能にあります。
この保護層が劣化すると、目に見える赤サビが発生し、内部から鉄材が腐食。手すりや階段がもろくなり、安全性の低下にもつながります。
早期の再塗装により、美観を保ちつつ、構造の寿命延命にもつながります。

表面が滑りやすくなってきた

鉄製階段や通路が滑りやすくなってきた場合、それは塗膜の劣化や表面の凹凸が失われている証拠です。
特に雨の日や結露、冬場の凍結時などは、わずかな傾斜でも滑って転倒する危険性があります。
共用部分や施設利用者が多い場所では、事故が起これば責任問題に発展することも。
防滑性のある塗料やノンスリップ仕上げに塗り直すことで、安全性を大きく高めることができます。
メンテナンスを怠ると、思わぬ事故につながるリスクがあるのです。

前回の塗装から5年以上が経過している

鉄部塗装の耐用年数は、使用する塗料や環境条件にもよりますが、一般的には約5〜7年とされています。
それ以上経過すると、表面に異常がなくても、内部で塗膜の密着性や防錆性能が徐々に落ちてきている可能性があります。
特に直射日光や雨風にさらされる場所では、想定よりも早く劣化が進行していることも多いため、「見た目に異常がないから安全」とは限りません。
5年を目安に点検を行い、必要に応じて再塗装を検討するのが理想的です。

建物全体の修繕を予定している

外壁や屋根、防水層の改修など、建物全体の大規模修繕工事を計画している場合、鉄部塗装も同時に行うことでコスト面・工期面の効率が大幅に向上します。
たとえば、足場を設置するだけでも数十万円以上かかるケースがあり、鉄部だけ別の時期に施工すると、足場代が二重にかかることになります。
また、全体の色味や仕上がりを統一できるため、資産価値の向上や景観の一体感という点でもメリットが大きいです。
このタイミングを逃さず、鉄部もあわせて塗装することをおすすめします。

「まだ大丈夫」ではなく「今だからこそできる」メンテナンスが、建物と人を守ります。
信頼できる塗装業者に相談し、状態診断を受けるところから始めてみましょう。

なぜしろくまペイントで工事を行うとお得なのか!?

しろくまペイントは現場管理や営業までほとんどが職人あがりです。
現場にも出ています。
直接、塗装の施工や防水の施工ができる職人さんが社員として在籍。
そのためコストメリットがあるのです。
内装工事・防水工事・塗装工事をはじめリフォームまでを行っています。
長野市はじめ、信州新町、中条、小川、白馬村、小谷村、麻績村、坂城町、千曲市、須坂市、飯綱町、信濃町、中野市、山ノ内町、木島平村、飯山市、野沢温泉村の塗装工事や内装リフォームのご相談、まずはお気軽にご連絡ください。

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