しろくまペイントの日々の活動日記。

長野市上松で外壁塗装の現調を行いました。

塗装工事で失敗しないために計画を立ててから行いましょう

長野市上松にて外壁がサイディングの戸建て住宅の現調を行いました。
築１５年になります。
通常でしたら築１０年位からそろそろ塗装工事の計画を立て始める方が多いので、タイミングとしては丁度いいのかもしれません。
屋根・外壁を確認していきます。
汚れはあるものの塗膜の劣化を表すチョーキングはほとんど出ていませんでした。
外壁に関しては急いで対策をとらなければならないといった事はないでしょう。
しかしながら、外壁を雨水や建物の揺れから保護する上で必要なコーキングに劣化を確認しました。
ただ、全ての外壁で確認したわけではなく日当たりのよい南側や西側です。
紫外線の影響によってコーキングにひび割れが起こったと考えられます。
一部ではコーキングの痩せもある事から今後雨水の浸入する可能性があるので注意しなければいけません。
もちろんどのお客様のお宅でも同じような劣化が起こる訳でもなく、立地によって大きく変わってくることも覚えておいてください。
コーキングを放置しておくと、雨水によって凍害が起きたり、建物が揺れてサイディング同士がぶつかって割れてしまう問題が起こります。
あまりにも被害がひどいとサイディングの交換です。
同じデザインのサイディングがあればいいですが、多くが販売終了となっているので、似たようなサイディングで貼替をしなければいけないでしょう。
そうしないためにもある程度の時期でメンテナンスとして外壁塗装をするのが望ましいのです。

例えば、屋根と壁を塗装すると１００万円以上はかかってきます。
計画も立てずにそれだけの大金を出すのは難しいと思います。
多くのお客様は塗装工事に限らずリフォームにおいても数年前から計画をしています。
外壁塗装の場合、台風や地震・大雨といった以外はよっぽどの事が無い限り緊急性は少ないです。
また、目視で確認できる部分なので明らかに変な部分があってもすぐに対処できる部分でもあります。

例えば、業者によって２００万円の見積が出たとして、今日中に契約をしてくれたら１５０万円でいいですよという業者もいますが、どこの企業でも利益を出さなければ経営をする事はできません。
まず値引きの５０万円は丸々利益としてあったという事です。
次に値引きした１５０万円の中から値引きした額と近い利益を生み出さなければならないです。
原価として人件費や材料費等は必ずかかるものですからいかにしてその部分を圧縮して利益を出す事を考えます。そうすると必然的に実際に施工する職人さんの手間を安くしたり材料のグレードを下げる規定量以下で塗装をする事を考えます。
施工している職人さんも利益を出さなければいけませんから、いかにして人件費を抑えるか考えます。そうなると、工程を省くか一日に多くの工程を進める事で工期が短縮できるので、そこから利益を生み出そうとします。
その結果、施工後すぐに塗膜不良などの施工不良が起こる可能性が高くなるのです。

こういったのは悪徳業者の例ですが、もし、そういった大幅な値引きに合った時は目先の値引き額に惑わされる事無く断りましょう。
塗装工事は市販されているものと違い価格あってないようなものだと言われていますが、適正価格はあります。
それを知るために必要なのが相見積です。
相見積をすれば同じグレードの塗料で見積もりをした場合金額の誤差は少ないでしょう。
そうする事で適正価格を知る事ができます。

しろくまペイントにご依頼をされるお客様の多くが問い合わせから工事までに少なくとも２か月はかかります。
それ以外でも塗装工事を数年前から考えて計画しているお客様がほとんどです。
じっくりと計画を立てて行動に移すことが失敗しないための秘訣ではないでしょうか。