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2015/09/17
【長野市屋根調査レポ】屋根劣化の放置は危険?屋根の診断で“わかったこと”と“見てきたポイント”とは?

住んでいても、普段なかなか目にすることのない屋根。
だからこそ、「気づいた時には手遅れだった」「雨漏りして初めて劣化を知った」という声が後を絶ちません。
実は、屋根の劣化は外観の変化や異音、苔の繁殖など、身近な“サイン”として現れていることが多いのです。

現調地域長野県長野市
現調場所長野市安茂里
現調内容屋根の劣化診断・メンテナンス必要性の有無
目的直ぐ塗る必要があるのか?プロの目で見てほしい
施工経緯お客さまからのご依頼

今回の現場も屋根が傷みが進行していたそんな事例です。

目次

劣化診断の基本:屋根はどこをチェックする?

表面の状態チェックは劣化診断の第一歩

屋根の劣化診断を行う際、まず最初に確認するべきは「屋根材表面の状態」です。
見た目にはそれほど傷んでいないように見えても、防水機能がすでに失われているケースは少なくありません。
ここでは、劣化の初期サインを見逃さないための基本的なチェックポイントをご紹介します。
「塗り替え時期かも?」と感じたら、ぜひ以下の内容を参考に、専門業者による点検をご検討ください。

屋根表面の吸水テスト

屋根材の防水性を簡易的に調べる方法として有効なのが、表面に少量の水を垂らしてみる吸水テストです。
通常、防水塗装が健全な状態であれば、水は屋根の表面で玉状になって転がります。
しかし、防水性能が低下している屋根は、水を弾かず、じわじわと染み込んでいく様子が見られます。
このような状態で放置してしまうと、下地への水分浸透が進み、内部構造の腐食や雨漏りの原因になります。
吸水が確認された場合は、塗膜の寿命が来ている可能性が高いため、再塗装または補修の検討が必要です。

苔やカビの発生

屋根表面に苔・カビ・藻の発生が見られる場合、それは屋根が長時間湿気を帯びている証拠です。
特に北面や日陰になりやすい面は、乾燥しにくく、湿気がこもりやすいため発生しやすい傾向があります。
苔やカビの根が屋根材に入り込むと、表面の劣化を加速させ、塗膜や素材そのものを破壊していくリスクがあります。

さらに進行すると、雨水が内部へと浸透しやすくなり、やがては下地の腐食や雨漏りに直結することも。
「見た目が汚れているだけ」と油断せず、早めの清掃や防水処理の再施工が望ましい状態です。

表面温度の測定(赤外線カメラ)

目視では確認できない屋根内部の水分浸入を探るために有効なのが、赤外線カメラを用いた温度測定です。

水分を含んだ部分は、乾いた部分に比べて表面温度が低くなる傾向があります。
赤外線カメラを使えば、その微細な温度差を視覚的に捉えることが可能です。

この方法は、特に
◆雨漏りの兆候があるが、目に見えるひび割れがない
◆屋根材が二重構造になっていて中が見えない
といったケースに有効です。
「屋根の裏で水が回っていた」という事例も多く、早期発見によって高額修繕を未然に防げる可能性もあります。

屋根の金属部や雨樋も重要なチェック箇所

屋根の劣化診断では、屋根材そのものだけでなく、板金や雨樋などの付帯部の状態も非常に重要なチェックポイントです。
これらの部材は、建物の防水性・耐久性を陰で支えている存在ですが、小さな異常が大きな被害に発展することも珍しくありません。
以下では、特に注意して点検したい項目とその理由をご紹介します。

板金部の釘の浮きやサビ

屋根の棟板金(むねばんきん)や谷板金(たにばんきん)など、金属部材で構成された部分には、風圧や熱膨張によって釘が少しずつ浮いてくる現象が起こります。
この釘浮きを放置してしまうと、強風や台風の際に板金が外れて飛散する恐れがあり、重大な事故や屋根材の損傷につながる可能性も。
また、金属部分のサビはじわじわと広がり、やがて穴あきや腐食を引き起こします。
金属に空いた小さな穴から雨水が浸入すると、屋根下地の腐食や室内への雨漏りに直結するため、定期的な点検と早めの処置が必要です。

雨樋の詰まり・破損

一見目立たない雨樋も、実は建物の排水機能を担う大切な設備です。
しかし、落ち葉や土埃が溜まって詰まると、雨水の流れが滞り、以下のような二次被害を引き起こすことがあります。

◆雨水があふれて屋根材の端や破風板を濡らし続け、劣化を早める
◆外壁に水が垂れてシミやカビの原因に
◆地面や基礎周りが濡れて、コケや凍結、シロアリを呼び込む
また、固定金具の外れ・歪み・亀裂などの破損も見落としがちなポイント。
強風や雪の重みによる変形・傾きがある場合は、水が正しく流れず逆流を起こすこともあるため注意が必要です。

屋根材のひび割れ・欠損

スレート屋根(カラーベスト)やセメント瓦などは、経年劣化や寒暖差、強風などの影響で、表面に小さなひびや欠けが発生しやすくなります。
見た目では軽微な損傷に思えても、そこから水が染み込み、内部のルーフィングや野地板にダメージを与えるリスクがあります。
特に、ひび割れた部分に苔やカビが生えているような状態は、すでに雨水が長く滞留しているサインと考えてよいでしょう。
小さな傷でも、冬場に水分が凍結・膨張することで一気に破損が広がることもあります。
早めの発見・補修が、雨漏りを防ぐ最も有効な手段です。

見逃し厳禁!屋根劣化のサイン

屋根劣化の兆候とそれぞれの意味

劣化のサイン意味・リスク対策方法
色あせ紫外線などによる塗膜劣化の初期サイン再塗装検討
塗膜のはがれ・ひび割れ防水性低下・下地への影響大高圧洗浄+再塗装
サビ(鉄部)穴あきのリスクが高まるケレン+サビ止め+塗装
歪み・凹み・反り返り強風や水分による物理変形部分交換 or 全面改修
苔・藻の繁殖防水性の低下と湿気の多さの象徴高圧洗浄+防カビ処理
金属音がする屋根材の浮き・捲れ点検→固定 or 張り替え

劣化サインを見つけたらどうする?その対処法を解説

カビや苔の除去と防水対策の必要性

屋根にカビや苔が生えている状態は、単なる汚れではありません。
それは、「屋根材の防水機能が失われている」という、明確な劣化のサインです。
本来、防水性が保たれている屋根材の表面は、水分が浸透しにくく、苔やカビが定着しにくい状態です。
それにもかかわらず、表面にびっしりと緑色の苔が繁殖している、黒い斑点状のカビが広がっているという場合は、塗膜の劣化がかなり進行している証拠といえるでしょう。

この状態を放置してしまうと「雨水を吸い込んだ屋根材が劣化しやすくなる」「乾きにくくなり、凍害や割れが起こりやすくなる」「屋根下地まで水分が浸透し、雨漏りや腐食の原因となる」といった、建物の寿命を縮める深刻な被害に発展する可能性があります。

対応策としての3ステップ

このような屋根の状態を改善するには、以下のようなステップで適切な処置を行うことが必要です。

1. 高圧洗浄による苔・カビの除去

まずは、専用の高圧洗浄機を使い、屋根表面に付着しているカビや苔、汚れを徹底的に除去します。
この工程では、根ごとしっかりと洗い流すことで、再発を抑えるベース作りにもなります。

2. 防カビ・防藻処理

洗浄後は、防カビ剤や防藻剤を屋根材に浸透させる処理を行います。
これにより、再びカビや苔が発生しにくい状態をつくり、長期的に清潔な屋根を保つ効果が期待できます。

3. 必要に応じた防水塗装の施工

防水性が完全に失われている場合や、既に色あせ・剥がれが進行している場合には、屋根専用の防水塗料を再塗装することで、防水機能を回復させます。
この塗装工程によって、雨水の浸透をブロックし、美観と耐久性の両面で屋根の性能を取り戻すことができます。

金属屋根のサビや腐食は要注意

金属屋根は、耐久性・施工性に優れた屋根材のひとつですが、サビや腐食が発生すると一気に劣化が進む特徴があります。
特に、トタンやガルバリウム鋼板などの薄板系屋根材は、表面処理が劣化すると数年単位で穴が開くケースも珍しくありません。
サビは見た目の問題だけでなく、雨水の浸入、下地の腐食、雨漏り、最悪の場合は屋根材の脱落など、建物全体に大きな影響を及ぼします。

進行を食い止める3つの基本対策

金属屋根のサビ対策には、下地から丁寧に処理することが不可欠です。
以下のような工程で、サビの進行を止め、屋根の寿命を延ばすことができます。

ケレン作業(サビ落とし)

まずは、サビの除去である“ケレン作業”が基本中の基本です。
電動工具やワイヤーブラシを使い、浮いたサビや古い塗膜をしっかりと削り落とすことで、新しい塗料がしっかり密着します。
この作業を怠ると、どれだけ高性能な塗料を使ってもすぐに再発してしまうため、非常に重要な工程です。

サビ止め塗料の塗布

ケレン後には、金属専用の防錆プライマー(サビ止め塗料)を塗布します。
これは、空気や水分との接触を遮断するバリアのような役割を果たし、再びサビが発生するのを抑制します。
使用する塗料も、一液性か二液性か、屋根の材質に合っているかなど、的確な判断が必要です。
経験豊富な業者であれば、現場の状況に最も適した製品を選定します。

上塗りによる保護塗装

最後に、上塗り塗装で仕上げることで、耐久性・美観の両面をカバーします。
屋根用の耐候性・耐水性に優れた塗料を使用し、紫外線や雨風からしっかりと屋根材を保護します。

ツヤのある仕上げにすることで、水が流れやすく汚れも付きにくくなるという効果もあります。

スレート瓦の反り返り・欠損は交換を

スレート瓦(カラーベストなど)は、薄くて軽量な屋根材として広く使われていますが、経年劣化によって反りや割れが生じると、一気にトラブルのリスクが高まります。
特に注意が必要なのは、以下のような症状です。

 瓦の反り返り

スレート瓦が浮き上がるように反っている状態は、風の影響を受けやすく、強風や台風時に飛散する恐れがあります。
反りが大きくなると、釘やビスの固定力が弱まり、瓦が外れる・割れるといった事態も発生します。
飛来物として人や車に被害を及ぼすリスクもあるため、早期発見・早期対応が非常に重要です。

瓦の割れ・欠損

スレートはセメント系の屋根材であるため、衝撃や寒暖差、経年劣化によって割れやすくなる特性があります。
1枚でも割れてしまうと、そこから雨水が侵入し、屋根下地や断熱材を腐食させる原因となります。
割れたまま放置してしまうと、雨漏りや構造材の腐食だけでなく、カビ・シロアリの発生にもつながる可能性があります。

状況に応じた対策

劣化の度合いや範囲によって、対応方法は大きく2つに分かれます。

 部分的な交換

軽微な反りや割れが一部にとどまる場合は、**その部分だけの差し替え(部分交換)**が可能です。
既存のスレート瓦と同等品を使用し、目立たず違和感のない仕上がりにすることができます。
ただし、すでに製造が終了している屋根材(特に古いカラーベストなど)の場合、代替品による対応や全面補修を検討するケースもあります。

葺き替えリフォームの提案

反りや割れが広範囲にわたる場合や、築20年以上が経過している屋根では、屋根全体を葺き替えるリフォームをご提案することがあります。
この場合は、既存のスレートを撤去し、新しい屋根材(軽量金属屋根や高耐久スレートなど)にすることで、見た目も機能性も大きく向上します。
また、下地の点検・修繕もあわせて行えるため、長期的な安心感を得られる工事内容となります。

劣化診断は誰に頼む?信頼できる業者選びのポイント

診断に赤外線カメラやドローンを使っているか

目視だけでなく、赤外線カメラやドローンを用いた診断はより精度が高く、雨漏りや隠れた劣化の発見に役立ちます。
これらの機器を使用している業者は、信頼性の高い調査をしてくれる傾向にあります。

見積りが詳細かつ現地調査が丁寧か

きちんと現場を確認したうえで、劣化の程度に応じた見積もりを提示してくれる業者は信頼できます。
「一式○万円」ではなく、工事項目や使用材料が明示されていることが大切です。

屋根の“今”を知ることが、未来の安心につながる

屋根の劣化診断は、「まだ大丈夫」と思っていても、意外と見逃しているサインが多いものです。色あせや苔、サビ、塗膜の剥がれなど、ひとつでも当てはまるなら、まずはプロに相談してみることをおすすめします。
早めの診断・対策が、住まいの寿命を伸ばし、雨漏りや高額修繕のリスクを防ぐ鍵です。ご自宅の屋根、今一度チェックしてみてください。

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