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日々の活動日記

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2018/05/22
【長野市施工レポ】地下駐車場塗装で塩カルから守る実例と対策ポイント

長野市地下駐車場の塗装工事

施工地域長野県長野市
施工場所機械式駐車場
施工内容機械式駐車場の再塗装
施工経緯お取引先からのご依頼
使用材料錆止め ジャパンカーボライン ラストボンドSG
下塗り 大日本塗料 Vグラン下塗り
上塗り 大日本塗料 VトップHBスマイル

須坂市で内装工事の作業中

今週初めから須坂市内のお宅で内装工事を進めており、今週末のお引越しに合わせて急ピッチで作業中です。
しかし、スケジュールが厳しいときほど、慌てず冷静な対応が不可欠です。
慌ただしい現場では怪我や施工ミスのリスクが高まるため、まずは必要な職人を全員確保し、それぞれがスムーズに動けるよう段取りを徹底しています。
お引き渡しまでの限られた時間でも、安全と品質を最優先に工事を進めてまいります。

内外装工事は1か月前からの準備を

只今、込み入っていますので、外装工事をお考えの方は、お早めにご相談ください。
時期や工事内容によっては、ご希望のタイミングでスケジュールを組めない場合があります。
場合によってはご希望の時期に沿えないこともありますので、余裕を持った計画がありがたいです。どうぞ早めのご依頼をご検討ください。

地下ならではの環境と乾燥管理

さて、先週から長野市内で進めている機械式駐車場の塗装工事ですが、地下空間という特殊環境の中で本日から上塗り工程に入りました。
地上に比べて気温が低く湿度が高いこと、そして日差しが当たらないことが乾燥時間を長引かせる大きな要因です。
上塗りを始める前には、必ず塗布済みの下塗り面の乾き具合を細かく確認し、乾燥不良による下塗りの侵食を防ぐよう注意しています。
錆止めから下塗りまでの作業は無事に完了しましたが、ここからが勝負です。
特に地下空間では、温度と湿度の変化が著しいため、後工程に移るタイミングを誤ると仕上がりにムラが出てしまいます。
塗装面を触りながら慎重に乾燥状況を見極め、最適なタイミングで上塗りに移行しています。

上塗り塗料の色選定と特性把握

上塗りに使用している色は、既存の仕上がりに近づけるべく日本塗装工業会発行の色見本帳を参照しながら厳選しました。
同じ“塗料”と一口に言っても、塗布量や希釈率、推奨道具などそれぞれ異なる特性を持っています。
施工前には必ずカタログで性能や適用条件をチェックし、経験と知識を活かして最善の塗装環境を整えています。
今回の駐車場工事は明日までが工期ですが、順調に仕上がりつつあります。
しかし「終わりそう」という安心感は最大の油断につながるため、最後の仕上げまで気を緩めず、施工品質と現場管理を徹底します。
工期内に安全・確実に完了させることをお約束します。

本日から上塗り作業

機械式駐車場①
左:錆止め塗布   右:錆止め後
機械式駐車場②
左:下塗り中   右:上塗り中

なぜ立体駐車場の塗装が必要なのか?

機械式駐車場は、車の出し入れに伴う金属同士の摩擦や荷重によって塗膜が擦り減るため、劣化スピードが非常に早いのが特徴です。
とくにパレット部分は車のタイヤが直接接するため、塗装の摩耗や剥がれが起こりやすく、放置すれば金属の露出部分からサビが進行します。
この錆が進行すると、パレット自体の強度が下がり、安全性に支障をきたす危険性があります。
また、長野市の場合には持ち込んだ塩カルが表面に留まることによって、ダメージを受けることがあります。

このような劣化を未然に防ぐには、5〜10年を目安とした定期的な塗り替えが効果的です。

塗装の種類と特徴|パレットには耐摩耗性が重要

立体駐車場の塗装で使われる塗料には、目的に応じた機能が求められます。
以下の表に代表的な塗料の種類と特徴をまとめました。

塗料の種類特徴と用途例
エポキシ系錆止め塗料鉄部の腐食を防ぐ下塗り材。高い防錆性と密着性がある
耐摩耗性床用塗料タイヤの摩擦に強く、剥がれにくい。駐車スペースやスロープに適している
防塵塗料表面を滑らかに仕上げ、粉塵の発生を抑える
ノンスリップ仕上げ塗料滑りにくく安全性を高める。歩行エリアや車両移動の多い場所で使用される

このように複数の塗料を適材適所で組み合わせて施工することが、耐久性・安全性・美観の維持につながります。

塗装工程の流れ|安全で長持ちさせるために必要な手順

立体駐車場の塗装工程は以下のような流れで行われます。

1.作業準備と清掃 塗装前に塗布面のゴミや汚れを取り除きます。パレットの洗浄は高圧水洗やケレン作業(機械的にサビや旧塗膜を除去)で行います。
2.下塗り(サビ止め) 鉄部のサビ防止のため、エポキシ系錆止めなどの下塗りを丁寧に行います。
3.中塗り・上塗り(仕上げ) 下塗りの上に、耐摩耗性の床用塗料を塗布。通常2回に分けて塗り重ねることで強度と耐久性を確保します。
4.ノンスリップ処理 必要に応じて、滑り止めの骨材をまぶすノンスリップ加工を施します。歩行者やタイヤのグリップ向上に寄与します。
5.養生と乾燥 作業後は乾燥養生期間を設けます。気温や湿度により乾燥時間は変わりますが、通常は24〜48時間が目安です。

費用の目安と見積もりの取り方

立体駐車場の塗装費用は、使用する塗料の種類や施工面積、現場条件によって変動しますが、一般的な相場は以下の通りです。

項目単価(1平方メートルあたり)
エポキシ下塗り1,000〜2,000円
耐摩耗性仕上げ塗料2,000〜4,000円
トータル費用(平均)3,000〜7,000円

広範囲に渡る塗装工事では数十万〜数百万円に及ぶこともあるため、必ず複数の業者から相見積もりを取りましょう。
その際、施工内容・使用材料・保証内容などを細かく比較するのがポイントです。

専門業者に依頼するメリットと注意点

立体駐車場の塗装は、一般的な外壁や内装塗装と違い、機械式駐車場の構造や動作に配慮した作業が求められます。
車両の昇降装置や電動パレットがある現場では、塗装と同時に機械部の点検やメンテナンスを行う場合もあるため、設備の知識を持つ専門業者に依頼するのが安心です。

塗装前にチェックしたい事前準備

・施工中に車両を移動する必要があるため、入居者や利用者への事前連絡 ・養生シートや仮設の案内表示などの安全対策 ・施工後の乾燥期間中の使用制限(最低1〜2日)

これらを計画的に進めることで、トラブルや苦情のリスクを最小限に抑えられます。

塗装は駐車場の寿命を左右する重要メンテナンス

立体駐車場の塗装は、見た目の美観だけでなく、構造の劣化防止・安全性確保にも直結する重要な工事です。
とくに屋外で使用される機械式駐車場では、サビや摩耗による事故を防ぐためにも、定期的な塗装とメンテナンスが欠かせません。
費用や工期を抑えるためにも、早めの塗り替えと複数業者への相談を行い、信頼できる業者に依頼するのが成功のカギです。
安全で長持ちする駐車環境のために、今日からできるメンテナンス計画を見直してみましょう。

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