日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
費用を抑えてフローリングをキレイに直す方法

外壁のひび割れって気になりますよね。
塗装したはずなのに、数年で細かいクラックが…。
「雨水が入ってないか不安」「補修費用がかさむかも」と、目に入るたびに気が滅入ってしまう。
特にモルタル外壁の家にお住まいの方なら、ひび割れ問題は“あるある”と頷いてしまうのではないでしょうか?
そんなひび割れの悩みに応えてくれるのが、弾性塗料です。
この記事では、弾性塗料の特徴、誕生の背景、種類や施工法、そして選ぶときの注意点まで、わかりやすく丁寧に解説していきます。
目次
弾性塗料とは?外壁に柔軟に追従する塗膜の正体
ゴムのように伸びる塗膜でひび割れに対応 弾性塗料とは、ゴムのように高い伸縮性を持つ塗膜を形成する塗料のこと。
外壁が乾燥や気温の変化で伸び縮みしても、その動きに追従してひび割れを防ぐことができます。
特に、ひび割れが起きやすいモルタル外壁やコンクリート建物に適しています。
JIS規格で定められる弾性の基準
JIS規格(日本産業規格)では、20℃の環境下で120%以上の伸び率を持つものが「弾性塗料」と定義されています。
これに満たないものは微弾性と呼ばれます。
弾性塗料が生まれた背景:高度成長期の建築事情と外壁の問題
1960〜80年代、モルタル建築のひび割れが深刻化
高度経済成長期、日本では大量の住宅やビル、マンションが建設されました。
第一次・第二次マンションブームの頃(1960年代後半〜70年代)には、モルタル外壁を用いた建物が急増。
その結果、乾燥収縮や施工不良により、全国で外壁のひび割れが多発しました。
シャブコン・海砂問題で劣化が加速
当時はコンクリートの原料である川砂が不足し、塩分を含む海砂が使われるケースもありました。
これが原因で内部の鉄筋が腐食・膨張し、外壁にひびが入るという欠陥も。
加えて、作業効率を優先したシャブコン(生コンを水で薄めたもの)の多用が、ひび割れリスクをさらに高めました。
弾性塗料はこうした課題から生まれた救世主
こうした建築トラブルの解決策として開発されたのが、ひび割れに柔軟に対応できる弾性塗料です。
塗膜自体が伸縮することで、0.3mm以上のクラックにも追従し、水の侵入を防ぎます。
弾性塗料のメリットと性能:防水性と柔軟性の両立
高い伸縮性で外壁の動きに対応 弾性塗料は、建物の微細な動きや熱膨張にも追従します。季節ごとの温度差や地震、経年劣化などによる外壁のひび割れにも、塗膜が割れずに付いてくるため、見た目も美しく保てます。
優れた防水性で雨漏りを防ぐ
塗膜がひびを覆うことで、水の侵入をブロックします。特に雨の多い地域や、風当たりの強い外壁面には効果的です。
モルタル外壁やRC造に最適 弾性塗料は、乾燥収縮しやすいモルタル外壁や、打ちっぱなしのコンクリート面などの防水塗装に最適です。
弾性塗料の種類と違いを表で比較
種類 | 伸縮性 | 特徴・用途 |
---|---|---|
高弾性塗料 | 120%以上 | ひび割れに追従、防水性◎ |
微弾性塗料 | 50〜100%程度 | コスト抑えつつ柔軟性あり |
硬質塗料 | 〜50%未満 | 一般的な塗料、弾性なし |
弾性塗料の施工方法と違い
単層弾性工法
下塗り+弾性主材の2工程で済む簡易な工法です。
施工費用が比較的安価で、戸建て住宅などに使われることが多いです。
複層弾性工法
下塗り・中塗り・上塗りの3層構造で仕上げる工法。
耐久性が高く、防水効果も大きいため、雨の影響を受けやすい面や集合住宅などに向いています。
微弾性フィラー工法
微弾性塗料を下塗り材として使い、上塗りに別の塗料を重ねる工法です。
弾性を確保しつつ、意匠性や耐久性の高い塗料を併用できます。
代表的な弾性塗料製品の紹介
製品名 | 特徴 |
---|---|
EC-5000PCM | 高弾性・防水・通気性あり |
DANシリコンセラ | 弾性とシリコンの耐久性を両立 |
シリコンテックス | ひび割れ追従性と美観性を兼ねた製品 |
弾性塗料のデメリットと注意点
耐用年数がやや短め 弾性塗料は柔らかい分、紫外線や汚れに弱く、他の塗料と比べて耐用年数が短め(8〜10年)になることがあります。
膨れやすく、施工技術が重要
下地の水分が多いと、塗膜が膨れることがあります。
また、施工の厚みや乾燥時間が適切でないと、施工不良の原因に。
信頼できる施工業者選びが重要です。
汚れやすい特性もある
弾性塗料の表面はややベタつくため、空気中のチリやホコリが付きやすい傾向があります。
立地によっては注意が必要です。
弾性塗料を使ってはいけないケース
窯業系サイディングには不向き 窯業系サイディングボードに弾性塗料を使うと、通気性を阻害して塗膜が膨れる恐れがあります。
サイディングの場合は透湿性のある塗料を選びましょう。
ひび割れに悩むなら「弾性塗料」という選択を
モルタルやコンクリート外壁に多い、ひび割れや雨漏りの不安。
その解決策として、弾性塗料は非常に有効です。ただし、塗料の選定や施工には専門的な知識も必要なため、実績のある業者に相談することが安心につながります。
外壁の状態に合った最適な方法で、住まいを長持ちさせましょう。