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日々の活動日記

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2017/12/09
劣化が進んでしまった京壁…

長野市内で内装工事の現調にお伺いしました

現調地域長野県長野市
現調場所戸建て住宅の室内
現調内容壁紙クロス工事
現調経緯ホームページより問い合わせをいただきました。

外が寒くなるこの時期、室内での過ごしやすさを高めるためにリフォーム工事のご相談が増えています。
寒さ対策や住まいの快適性向上に役立つ、冬におすすめのリフォームメニューをご紹介します。

冷気をシャットアウト!二重サッシの取り付け工事

冬の寒さ対策で特に人気なのが、窓に二重サッシを取り付ける工事です。
既存の窓枠を活かし、その内側にもうひとつ窓を取り付けることで、冷気の侵入を大幅に抑える効果があります。
施工も簡単で、住みながらの工事が可能です。
窓の結露も抑えられるため、快適さだけでなくカビ予防にもつながります。

和室をフローリングにリフォームして暮らしやすさアップ

最近では、畳のある和室をフローリングにリフォームする工事のご依頼も増えています。
生活スタイルの洋式化が進む中、フローリングの方が使いやすいと感じる方が多くなっているようです。
特に最近のフローリング材は、ワックス不要・傷がつきにくいタイプが主流になっており、お手入れがぐっと楽になっているのも人気の理由です。

木部の塗装リニューアルで空間を明るく清潔に

室内に使われている木部。
たとえば木枠やキッチンカウンターなどは、手垢や紫外線で色褪せや汚れが目立ってくることがあります。
そのような木部も、既存の色を塗り直したり、全く違う色に塗り替えたりすることで、空間全体の雰囲気を一新できます。
小さな変化ですが、お部屋の印象を大きく変えることができるおすすめのリフォームです。

住みながらでも安心してできるリフォーム工事

ご紹介した二重サッシ・フローリング・木部塗装といった工事は、生活しながらでも施工が可能なリフォームです。
そのため、冬の時期でも気兼ねなくご依頼いただける内容となっています。

下地の種類によっては費用が高くなることもあります。

京壁
左:繊維壁の状態   右:京壁の状態

ホームページからお問い合わせをいただいた長野市内のお客様のお宅へ、現地調査にお伺いしました。
今回のご依頼内容は、「これから引っ越すので、和室の壁に壁紙クロスを貼ってほしい」というものでした。

現状の壁は「京壁」や「繊維壁」でした

現場で確認したところ、壁の仕上げは「京壁」や「繊維壁」と呼ばれる、左官仕上げの和室特有の壁材でした。
現在の住宅では石膏ボードに壁紙クロスを貼るのが一般的となっているため、京壁や繊維壁をご存じない方も多いかもしれません。
京壁や繊維壁は、仕上がりに趣があり、和室特有の落ち着いた雰囲気を演出してくれます。
しかし、その一方で、経年劣化によって表面が剥がれやすくなるというデメリットがあります。

表面劣化や湿気によるカビに注意が必要

室内の湿気がこもりやすい空間では、京壁や繊維壁が湿気を吸い続けることでカビの発生や壁面の劣化を招くことがあります。
特に和室の場合、普段は閉め切られていることが多く、畳の上に繊維や砂壁の粒子が落ちてくるというお悩みもよく聞きます。
見た目が悪くなるだけでなく、カビが健康被害の原因になる可能性もあるため、貼り替え工事の前に殺菌・カビ処理を行ってから施工することが望ましいです。

クロス貼りには特殊な下地処理が必要です

通常の石膏ボードの壁であれば、そのままクロスを貼ることができますが、京壁や繊維壁の場合は話が別です。
これらの壁は粉が出やすく、接着力が弱いため、専用のシーラー処理やパテ処理など、特殊な下地処理を行わなければ、クロスが剥がれてしまうリスクがあります。
そのため、クロス貼り工事にかかる費用も石膏ボード仕上げよりも高くなる傾向があります。

最近の住宅は石膏ボードが主流。コストも抑えられます

現在の住宅やマンションでは、壁の下地に石膏ボードが使用されるのが一般的です。
そのため、壁紙の貼り替えがしやすく、リフォーム費用も比較的抑えられます。
一方、昔ながらの和室に使われている京壁や繊維壁は、味わい深い反面、現代のリフォームには不向きな部分もあり、クロス仕上げにする際は手間とコストがかかる点を理解しておく必要があります。

京壁がボロボロになっていた理由

京壁の表面がポロポロ崩れてくる原因のほとんどは、経年劣化と湿気の影響です。
特に築年数が長い木造住宅の和室では、素材自体が弱っていたり、換気が不十分で湿気がこもりやすくなっているため、壁材が剥がれたり粉っぽくなったりします。

また、エアコンの風や日射などで乾燥と湿潤を繰り返すことで、壁面がひび割れてボロボロと崩れやすくなることもあります。
手で触って粉が付く、削れて落ちるような状態であれば、早めの補修が必要です。

京壁の修復は状態によって3パターン

京壁の修復方法は、状態や求める仕上がりによっておおまかに3つの方向性に分かれます。
それぞれの特徴を押さえて、最適な方法を選ぶことが重要です。

剥がして塗り直す本格リフォーム

表面がかなり崩れていたり、全体にムラが出ていたりする場合は、既存の京壁をすべて剥がして下地処理からやり直すのが理想的です。
そのうえで新たに京壁を塗り直すか、漆喰や珪藻土などの別素材に変えることも可能です。
この方法は費用と手間がかかりますが、耐久性が高く、美観も良好になります。
仕上がりの品質を重視したい方や、今後10年以上維持したい場合に向いています。

既存京壁の上に重ね塗り

比較的状態が軽度で、下地がまだしっかりしている場合には、上から別の壁材を重ね塗りする方法も有効です。
使用する壁材としては、漆喰や珪藻土、珪藻土入りの塗料などがよく用いられます。
ただし、重ね塗りをする際には、下地と新しい塗料の密着性を高めるために「アクドメール」などの専用下塗り材を使う必要があります。
これを怠ると、時間が経ってから剥がれや浮きが発生する可能性があるため注意が必要です。

補修材を使った部分的な修復

欠けた部分や剥がれた箇所が少ない場合は、補修材(例:京壁なおし)を使って部分的に直すこともできます。
この方法は施工が簡単でコストも安く抑えられますが、仕上がりが周囲と完全に馴染まないこともあるため、美観を重視する場合は注意が必要です。

補修方法の比較表

方法特徴向いているケース
剥がして塗り直す下地から再施工し、美しく長持ちする仕上がり全体的に劣化が進んでいる場合、リノベーション目的
重ね塗り工程が簡略化できるが、下地が重要比較的軽度の劣化、DIYでの施工希望
補修材による補修手軽で費用が安いが、見た目にムラが出やすい一部だけ欠けている、予算が限られている

DIYでの補修は可能か?それとも業者に依頼すべきか?

京壁の補修は一見すると簡単に思えるかもしれませんが、実際は下地処理や塗りの技術が仕上がりに大きく影響します。
特に、アク止めや下地処理が不十分なまま塗ると、後で剥がれたり、塗料がにじんだりする可能性があります。
自分で補修する場合は、事前にしっかり情報収集をして、補修材の特性を理解したうえで作業することが重要です。
一方、壁全面を塗り直すようなケースでは、プロに依頼することで仕上がりや耐久性が大きく変わってきます。

業者選びのポイントと見積もりの取り方

業者に依頼する際は、京壁や和室の塗り壁に詳しい業者を選びましょう。
リフォーム会社や塗装業者の中には洋室のクロスや外壁塗装がメインのところもあり、和室の施工に慣れていない場合もあります。
複数社に現地調査と見積もりを依頼し、施工内容や費用、使う材料、保証の有無などを比較しましょう。
現地での診断結果と見積書の内容が一致しているかも重要なチェックポイントです。

京壁補修の注意点と仕上がりを長持ちさせるコツ

京壁の補修や塗り直しでは、湿度管理と換気が非常に重要です。
塗ったあとに湿気がこもると、乾燥にムラが出たり、カビが発生したりする恐れがあります。
施工後は数日間換気を徹底し、部屋全体の空気の流れを良くしておきましょう。
また、家具やカーテンの配置にも注意し、壁と接触しないようにすることで、再び粉が出るのを防ぎやすくなります。

ボロボロの京壁も状態に合わせてしっかり直せる

京壁がボロボロになっていても、状態に合わせた適切な方法でしっかりと補修・リフォームすることができます。
全体的に劣化しているなら塗り直し、部分的なら補修材、下地が安定しているなら重ね塗りと、選択肢は多様です。
大切なのは、今の状態を正しく判断し、無理のない方法で修復すること。
DIYか業者依頼かを含めて、自分にとってベストな選択をしてください。

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