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日々の活動日記

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2017/11/30
車道に面している建物の外壁塗装工事のポイント

長野市内でビルの屋根・外壁塗装工事を行っています。

施工地域長野県長野市
施工場所ビルの屋根・外壁塗装
施工内容全体的に劣化が出ている建物の塗装工事
施工経緯お客様からのご依頼
使用材料屋根、笠木…アステックペイント スーパーシャネツサーモフッ素(グリーンレイバー)
外壁   …アステックペイント 超低汚染性リファインシリコン(クールホワイト)
アステックペイント 超低汚染性リファインシリコン(チャコール)
雨どい  …アステックペイント マックスシールドフッ素   (クールホワイト)
軒天   …アステックペイント マックスシールドフッ素   (リーガルブラウン)

外装工事に欠かせない「仮設足場」とは?

みなさん、こんにちはしろくまペイントの石井です。
屋根や外壁の塗装工事をはじめとする外装リフォームでは、高所での作業が避けられません。
そのため、どのような工事であっても必ず必要になるのが「仮設足場」です。
安全性や作業の効率を確保するために、足場の設置は外装工事における基本中の基本といえる存在です。

仮設足場の費用はどのくらい?

仮設足場の費用は施工会社によって多少の差はありますが、おおよそ1㎡あたり900~1,200円程度が相場です。
見積書には「仮設足場工事」などの名目で記載されており、その中には以下のような内容が含まれます。

・足場の設置・解体作業
・飛散防止メッシュシートの取り付け
・作業用昇降階段の設置
とくに塗装工事の場合は、塗料の飛散を防ぐためのメッシュシートは必須となるため、しっかりと設置されるのが一般的です。
一方で、外装パネルの張り替えなど、塗料を使用しない工事ではメッシュを使用しないこともあり、若干費用が抑えられるケースもあります。

足場費用は全体の2割前後を占めることも

仮設足場は、工事全体の中で見れば費用の2割前後を占めることが多く、「できれば安く済ませたい」「足場なしでお願いできないか」といった声をいただくこともあります。
しかし、実際には足場を省いてしまうことで、安全性が損なわれるばかりか、施工精度や仕上がりにも影響が出るリスクがあります。

足場設置は法律でも定められた義務です

建設現場での安全を守るために、「労働安全衛生規則」では高さ2m以上での作業に対して足場の設置など安全措置が義務付けられています。
これは住宅の外装工事においても例外ではなく、現場の作業員だけでなく、住まい手の安全を守るためにも重要な取り組みです。

足場の役割は安全だけじゃない。仕上がりの質にも関わります

足場を設置することで、作業員の動線が確保され、細かい部分まで丁寧に施工ができるようになります。
これは、塗装やシーリングといった作業の仕上がりの質や耐久性にも直結する重要なポイントです。
無理に足場を省こうとすると、届きにくい場所の塗装が不十分になったり、作業中に事故が起こったりするリスクも増えます。

仮設足場は必要経費と考えて、安心・高品質な工事を

足場の設置には一定の費用がかかりますが、それは安全性と品質を確保するために必要な「先行投資」でもあります。
外装工事をご検討中のお客様には、この点をご理解いただき、納得のいくメンテナンスを進めていただければと思います。

建物が車道や歩道に面している場合は道路占有許可が必要です。

車道に面している建物
左:仮設足場設中   右:仮設足場設置後

現在、長野市内にてビルの屋根および外壁塗装工事を行っています。
今回の現場は、ビルの外壁が歩道に面しているため、戸建て住宅とは異なる事前準備や申請が必要となります。

戸建てとビルの大きな違いは「足場のかかる場所」

一般的な戸建て住宅は、敷地が塀やフェンスで囲まれており、仮設足場は敷地内で完結することがほとんどです。
しかし、ビルや店舗などの建物は、道路(特に歩道)に直接面して建てられていることが多く、足場の一部が公道を占有する形になってしまいます。

歩道に足場をかけるには「道路占用許可」が必要です

公道(歩道を含む)を一時的に使用する場合、必ず道路占用許可を取得しなければなりません。
道路は種類によって管轄が異なりますが、以下のように分類されます。

・市道:市役所および該当地区の警察署へ申請
・県道・国道:県や国の道路管理者および警察署へ申請
今回のケースでは、建物の一面が市道に面していたため、市役所と警察署の両方へ申請を行いました。

申請には「安全対策」と「防犯対策」の記載が必要

仮設足場を設置することで、夜間に建物の一部が見えづらくなるなど、安全面や防犯面でのリスクが生じます。
そのため、申請時には以下のような具体的な対策を記載した書類の提出が求められます。

・チューブライト等の仮設照明を設置し、夜間も常時点灯する
・足場周辺の通行人に配慮し、転倒や接触を防ぐ措置を講じる
・現場周囲に注意喚起の看板や表示を設置する
これらの書類を整えたうえで申請を行い、許可が下りるまでにおおよそ2週間程度かかるため、工程表を組む際にはこの期間を含めてスケジュールを立てる必要があります。

電柱や通信回線に接触する場合は、電力会社・NTTへの連絡も必須

もう一つ重要な注意点として、仮設足場が電柱や電線、電話線などにかかる可能性がある場合は、それぞれの管理会社への連絡が必要です。

・電力会社(高圧電線等)
感電や大事故防止のため、必ず保護カバーの設置を依頼

・NTT(電話線・光回線)
接触により通信障害が発生する可能性があるため、事前にカバー設置を依頼

これらの保護措置は、足場を設置する前に完了しておかなければなりません。
仮設足場の設置には、見えない準備が数多くあります
こうして見てみると、仮設足場を設置するだけでも、申請、調整、対策といった多くの準備作業が必要であることがわかります。
安全性を確保し、周囲への配慮を怠らないことが、信頼される工事に繋がります。

なぜ連絡は必要か?

外壁には目に見えない重要な通信ケーブルが通っていることがあります。
特に光回線は、室内に引き込む際に壁に穴をあけて設置している場合が多く、その周辺の外壁補修や張替えを行う際に回線に影響が及ぶことがあります。
工事で使用する工具や機材が誤ってケーブルを引っ張ってしまったり、壁に穴を開ける作業で既存の引き込み線を損傷してしまうケースもあります。
中には、インターネットや電話が使えなくなるトラブルに発展することも。

回線ケーブルの有無を工事前に確認しよう

外壁工事では、古い外壁材を剥がしたり、新しいサイディングを取り付けたりといった作業が伴います。
こうした作業中に埋設されているケーブルや配管に気付かず、破損してしまうケースもあります。
光回線のケーブルは、電話線よりも繊細で損傷に弱いため、事前確認が欠かせません。
建物の図面がある場合は、引き込み位置やルートを事前にチェックしておくと、作業中のトラブルを防げます。

工事担当者とNTTの連携が鍵になる

工事内容によっては、外壁に新たな穴を開けたり、既存のケーブルを一時的に取り外す必要があることもあります。
このような作業は、NTTの専門工事が必要となる場合が多く、勝手に外壁業者だけで行うことはできません。
そのため、外壁工事業者とNTTの担当者が工事スケジュールや作業内容を連携しながら進めることが重要です。
トラブルが発生する前に、「どのタイミングで、誰が、何をするか」を明確にしておくことがスムーズな進行に繋がります。

工事完了後のチェックポイント

外壁工事が終わったら、必ずインターネット・電話が正常に動作するかどうかを確認しましょう。
ケーブルに目立った損傷がないか、配線が引っ張られていないかなどを点検し、万が一異常があればすぐにNTTへ連絡してください。
通信トラブルは、見た目では判断しづらいことも多く、時間が経ってから症状が出ることもあります。
念のため、数日間はネットや電話の使用状況を気にしておくと安心です。

NTTへの問い合わせ先一覧

内容連絡先
通話・回線トラブル(故障)局番なし「113」
各種サービスの問合せ・工事相談局番なし「116」
インターネット(フレッツ光等)NTT公式HPのWebフォーム

相談時には、工事予定日・工事内容・建物の住所・契約者情報などを準備しておくと、スムーズに案内を受けることができます。

外壁工事とひかり回線に関するよくある質問

Q1. 外壁塗装だけでもNTTに連絡すべき?
基本的にケーブルに触れない範囲の塗装のみなら不要ですが、塗装中に養生などでケーブルに負荷がかかる可能性がある場合は念のため連絡を。

Q2. 回線が切れてしまったらどうなる?
通信が一切できなくなるため、在宅ワークやセキュリティ面でも影響が出ます。NTTに連絡し、修理が必要になります。

Q3. 光回線の移設が必要になったら?
移設作業はNTTの工事扱いとなり、日程や費用が発生します。できるだけ早めに相談しましょう。

ひかり回線トラブルを防いで外壁工事をスムーズに

外壁工事は建物の価値を保つために重要なメンテナンスですが、ひかり回線などの通信インフラに注意を払うことも忘れてはいけません。
工事後に「ネットがつながらない」「電話が使えない」というトラブルにならないためにも、NTTへの事前相談と、施工業者との連携を欠かさないようにしましょう。
事前のひと手間が、快適でトラブルのないリフォームを実現する鍵になります。

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