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日々の活動日記

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2017/10/03
中野市内で駐車場の塗装を行っています『ラインと駐車番号の描き直し』

中野市で駐車場の塗装を行っています

施工地域長野県中野市
施工場所民間駐車場
施工内容駐車場のライン引き
施工経緯ホームページより問い合わせをいただきました
使用材料アトミクス ハードラインC-500(白・黄)

アパートやマンション、店舗といった施設の駐車場には、必ずといっていいほど白線や黄色のラインが描かれています。
このラインのおかげで、車の駐車位置が明確になり、通行や進行方向を間違えることも少なくなります。
また、注意喚起のために黄色を使うなど、色にも意味が込められていることをご存知の方も多いでしょう。

しかし、こうしたラインも長年の使用による摩耗で、徐々に薄くなったり消えてしまうもの。
特に、車のタイヤによる摩擦や、紫外線・雨風の影響で、劣化は避けられません。

駐車場のラインは、見えにくくなった時点で早めに引き直すことが重要です。
なぜなら、ラインが消えかけていると駐車しにくくなるだけでなく、トラブルや事故のリスクも高まるからです。
「使いやすい駐車場」を保つためには、ライン塗装も定期的なメンテナンスが必要なのです。

利用する人が使いやすい様に駐車場のラインも定期的に描きましょう

駐車場ライン塗装
左:施工前   右:下塗り作業中

先日、ホームページからのお問い合わせをいただき、中野市内のお客様が所有されている駐車場のライン塗装工事を行いました。
現場は、長年の使用で多くの箇所でラインが消えかけており、特に使用率90%超という高稼働の駐車場でしたので、一気にすべてを施工するのは難しい状況でした。

そこで、駐車場を3つのブロックに分けて段階的に塗装を進める計画を立案。
施工中のブロックには車を移動していただき、他のエリアを順次使用してもらいながら作業を進めています。

施工手順は次の通りです。

・草取り・清掃でライン周辺を整備
・マスキングテープで丁寧に養生
・速乾・耐久性に優れた専用塗料で2回塗装
・1日養生後、使用再開

今回使用した塗料は、駐車場専用の高耐久型。天候にも左右されにくく、塗装後は長期間きれいな状態を維持できる見込みです。
天候が順調に推移すれば、来週中頃にはすべてのブロック施工が完了予定です。

なお、駐車場の規模によっては一日で施工が完了する場合もあります。
アパート、マンション、店舗オーナー様で、「最近ラインが薄くなってきたかも?」と感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。
駐車場の使い勝手と安全性を高めるためにも、ラインの定期メンテナンスは欠かせません。

駐車場ライン引きの種類と選び方

ここで一歩踏み込んで、駐車場ライン引きの種類と選び方についても簡単にご紹介しておきます。

「DIY用スプレーで線を引いたら半年で消えた…」
「テープを貼ったけど、真夏にペロリと剥がれてしまった…」
こんな失敗談を耳にしたことはありませんか?

実は、駐車場のライン塗装にはいくつか施工タイプがあり、塗料の種類・施工方法・形状・色選びを押さえておかないと、コストも耐久性も無駄になりかねないのです。

代表的な施工タイプは次の4つ:

・【常温塗料型】…コスト抑えめ・耐久3〜5年
・【テープ型】…設置簡単だが剥がれやすい
・【スプレー型DIY】…手軽だが耐久性は低い

また、ラインの色にもルールがあります。
一般的に、

・白…駐車枠
・黄色…注意喚起
・赤・青…区画分けや障害者用スペース
といった用途別に色を使い分けます。
施工の際は、駐車場の用途・利用頻度・コスト感覚に合わせて、最適なタイプと方法を選ぶことがポイントです。
しろくまペイントでは、こうした選択肢もしっかりご提案し、お客様の駐車場に最適な施工プランをご用意しています。

ライン引き4方式の特徴と向き不向き【ペイント/スプレー/テープ/溶融型】

駐車場ラインは、見た目以上に車両誘導・安全性・維持コストを左右する重要インフラです。
ここでは4方式を施工性・耐久・費用・推奨用途の4軸で比較し、最適解を導く判断材料を提供します。

方式別の概要と性能比較表

施工方式施工性耐久性1台区画当たりコスト*推奨シーン注意点
ペイント(水性/油性)○ ローラーor刷毛△ 2〜3年2,000〜3,000円小規模月極・DIY乾燥6h・施工後通行止め要
スプレー◎ 缶を押すだけ△ 1〜2年1,500〜2,500円仮設P・イベント幅ムラ・風で飛散注意
テープ◎ 剥離紙をめくる○ 3〜5年3,500〜4,500円立体駐車場・屋内高温路面で接着力低下
溶融型粉体(加熱式)△ 専用機械◎ 6〜10年6,000〜8,000円商業施設・公共P重機&バーナー必須

*幅10 cm × 長さ5 m を2本想定

ペイントタイプ

ペイントタイプは、アクリル樹脂系塗料をローラーで塗布し、約0.4mmの被膜を形成する基本的な施工方法です。
4方式の中で最も低コストかつ再塗装が容易な点が最大のメリットで、特に商業駐車場など頻繁なメンテナンスが可能な現場に適しています。
ただし、水性塗料では硬化に最低4時間、油性塗料では気温により最大24時間の通行止めが必要となるため、営業損失を最小化したい場合は、夜間施工や速乾硬化剤の使用を検討するべきです。コスト重視型現場には最適ですが、時間制約の厳しい現場では工夫が必須となります。

スプレータイプ

スプレータイプは、速乾性ウレタン樹脂をエアゾール缶から噴霧する手軽な方法です。
乾燥時間がわずか15分と最速で、曲線や文字もテンプレートを使えばDIY感覚で美しく施工可能です。
初期施工のしやすさが魅力ですが、膜厚が薄く(約0.2mm)、紫外線劣化による粉化が早いため、1〜2年で再施工が前提となります。
このため、短期イベント用駐車場や自治会の臨時区画整備など、恒久的な耐久性が求められない用途に最適です。スピード重視・短期利用ならスプレータイプ一択と言えるでしょう。

テープタイプ

テープタイプは、塩ビ基材にアクリル系粘着層を設けた、貼るだけのライン施工法です。
施工後すぐに通行開放できるため、時間制約が厳しい商業施設や立体駐車場で高く評価されています。
反射ガラスビーズ入りグレードなら夜間視認性が通常白線の約1.6倍に向上し、安全面でも優れます。
ただし、真夏の高温(60℃超)では接着層が軟化し、エッジからの捲れが発生しやすいため、シーリング材で端部を補強すると耐久性が大幅に向上します。
スピード重視+夜間安全性重視ならテープ方式がベストです。

溶融型粉体タイプ

溶融型粉体タイプは、路面を加熱し、熱可塑性アクリル粉体を溶かして施工するプロ仕様のライン形成方法です。
タイヤ摩耗試験でペイント系の3倍以上の耐摩耗性を記録し、スタッドレスタイヤ使用下の雪国でも耐久実績があります。
初期施工費用は高いものの、5年以上再施工不要となるため、長期的にはペイント比約1.3倍のトータルコストで済むケースが多いです。
商業施設や市営駐車場など、維持管理コストを抑えたい現場では、溶融型が確実に投資回収可能な選択肢となります。
耐久重視・ランニングコスト重視なら間違いない選択肢です。

線形3タイプの機能比較【直線/U字/ダブルライン】

ラインの形状は車室幅だけでなく接触事故率・乗降ストレス・回転半径を左右します。
用途に合わない線形は、上手く停められず白線を踏み越える車が続出し補修頻度増=コスト増に直結します。

直線タイプ(標準線)の特性と最適シーン

JISが推奨する基本寸法「幅2.5m×長さ5m」の直線タイプは、コスト効率・施工自由度のバランスに優れたスタンダードな線形です。
ライン1本で済むため施工費用も最も安価で、月極や来客数20台以下の小規模駐車場に多く採用されています。
また、線幅を8cmから10cmに拡張するだけで、ドライバーに「狭さ」への心理的不安を軽減できるため、実験では白線の踏み越え率が18%低下した例もあります。
費用対効果を最優先しつつ、最低限の駐車機能を確保したい場合には最適な選択です。

U字タイプの特性と最適シーン

U字型ラインは、後輪の停止位置を視覚的にガイドする効果が高く、奥行き感覚をつかみにくい初心者や高齢者にも優しい設計です。
特に、壁面や車止めへの接触事故を防ぎたい場合には非常に有効で、ある調査では壁面接触事故を27%削減した実績もあります。
スーパーやコンビニなどファミリー層の多い商業施設では、ドア全開時の空間確保が重要になるため、U字ラインに加え白い破線で停止ラインを明示することで、クレームやトラブルを大きく減らすことができます。安全性と視認性を両立した設計が求められる施設に最適です。

ダブルラインの特性と最適シーン

ダブルラインは、2本の白線で区画を構成し、車両間に明確な「緩衝帯」を設ける設計です。
2本のライン間隔は15〜20cmが標準で、車両同士のサイドスワイプ(擦れ違い事故)をほぼゼロ化する効果があります。
ただし、1区画あたり2.7m以上の幅が必要になるため、スペースには余裕が必要です。
高級車ディーラーやホテルのVIP専用区画などでは、メタリックイエローの溶融型塗料で施工することで、高い視認性とプレミアム感を両立。
安全性+ブランドイメージの演出に最適な設計手法です。

色別のルールと実践ポイント【白・黄・青・赤】

白線が“デフォルト”とされる理由

白はJIS Z 9101で「駐車区画」「走行誘導」に使用する基準色。光線反射率80%以上で、雨天夜間でもヘッドライト照射時の視認性が最も高い色相です。
車線認知実験では黄線より運転者の反応時間が平均0.12秒短縮し、わずかな差ですが安全マージンを高める要素となります。

黄線・青線・赤線を使うケーススタディ

・黄線:駐停車禁止/消防活動帯。交互駐車で守衛誘導が必要な学校駐車場などで誤停車抑止に有効。
・青線:身障者区画・カーシェア専用枠。車いすピクトグラムとセットで規定視界角15°以内に配置すると利便性が向上。
・赤線:消火栓・防火水槽前。国の消防法施行令で「目視確認性を担保する明度差ΔL*≧60」を満たす必要あり、溶融型が推奨。

メンテナンス計画とDIYテクニック

・年2回の色差測定:白線のL*値が15以上低下したら再塗装サイン。
・ハンドケレン+プライマー:部分欠けは60番サンド→プラサフ→上塗りで3年延命。
・テープの端部コーキング:屋外テープはシリコーン系ではなくポリウレタン系で端をシールし、紫外線で黄変しないよう着色タイプを選定。

最適なライン材を選ぶ3ステップ

・利用年数と稼働率を整理:3年以内ならペイント/5年以上ノンメンテ希望なら溶融型。
・形状と色の安全設計:子ども利用が多い施設はU字+白、業務車両中心は直線+黄で事故抑止。
・初期費用よりライフサイクルコストを試算:維持費・通行止め損失・機械レンタル費をExcelで可視化し、総額の最安を選択。

「ただ線を引くだけ」のはずが、選び方ひとつで安全性・売上・維持費まで激変するのが駐車場ライン引き。
この記事を参考に、用途・予算・耐久性を総合判断し、10年先まで後悔しない“ベストライン”を手に入れましょう。

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