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日々の活動日記

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2017/06/20
御代田町の風致地区内で外壁塗装で必要な申請書類とは?作成方法と業者に依頼できるか解説
  1. 御代田町風致地区での外壁塗装
足場設置
足場の設置中
足場設置
足場の設置中
施工地域長野県北佐久郡御代田町
施工場所外壁、軒天、雨どい、破風板、水切り、ベランダ防水、木部、各所シーリング
施工内容防水性能をもった塗料による塗装
施工経緯ホームページから問い合わせをいただきました
使用材料外壁、水切り:アステックペイント EC5000(パストグリーン)
軒天:日本ペイント ケンエースGⅡ(N90)
雨樋、破風板:アステックペイント セラマックスフッ素(ヤララブラウン)
木部:和信化学工業 ガードラックプロ・アクア(オーク)

6月も下旬に差し掛かり、日差しの強さに夏の気配を感じるようになってきましたね。
最近は湿度が低く、晴天が続いていたため現場作業も順調に進んでいましたが、今週から来週にかけては天気が崩れる予報が出ています。
工事が遅れてしまうのでは?とご心配の方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心ください。
しろくまペイントでは品質第一をモットーに、天候に応じた最善の施工計画で対応しております。

さて、日差しが強まるとともに、夏特有のお悩みも増えてきます。
たとえば「2階の部屋がサウナのように暑くて寝苦しい」「網戸が破れて虫が入ってくる」「西日がまぶしくてリビングが眩しい」といったご相談がよく寄せられます。
こうした夏のお困りごと、実は外壁や窓周りのリフォームで解決できるケースも多いんです。
お気軽にお問い合わせください。

そんな中、今回は御代田町で外壁塗装のご依頼をいただき、現地調査に伺ってきました。
ここで一つ、見落としてはいけない大切なポイントがありました。それが「風致地区の制限」です。

目次

景観条例がある地域では色に対する規制が

御代田町には「久保沢」「一里塚」「雪窓」「十二の森」の4つの風致地区があり、自然景観や歴史的街並みを守るために、外壁や屋根の色、素材に厳しい規制がかけられています。
今回のお宅もまさにその対象地域内にありました。

風致地区では、「灰色または茶色系統(マンセル値彩度4以下)」の外壁色や、「黒または緑系統」の屋根色など、厳密なルールが設けられており、事前に許可申請が必要となります。
知らずに自己判断で塗装をしてしまうと、後から是正命令が出され、塗り直しの費用や手間が発生するリスクも。
特に近年は景観条例のチェックが厳格化されているため、慎重な対応が求められます。

※風致地区内における制限内容(塗装工事のみ抜粋)
外壁の色灰色または茶色系統(マンセル値彩度4以下)
屋根の色黒色または緑色系統(マンセル値彩度4以下)

塗装業者の中にもそのようなことを言わずに塗装を勧めてくる業者もいるので注意しましょう。
しろくまペイントは公共工事の仕事も多く行っていますので、そのような申請の必要性や確認は必ずしていますのでご安心ください。
各種申請書の確認から申請に必要な書類の作成から許可までを全ておこなっています。
風致地区内にお住まいの方や景観条例に該当する地区にお住まいの方で外壁塗装工事を検討している方は、ご相談ください。

施工許可証
施工許可証
施工許可済みの証
施工許可済みの証

風致地区とは何か?目的と仕組み

都市計画法に基づき指定される風致地区は、都市の拡大や開発行為によって失われがちな緑地・眺望・歴史的街並みを守るための区域です。
具体的には「建物の高さ」「色彩」「屋外広告物」「樹木の伐採」などが条例で細かく規制され、自治体は許可制によって景観をコントロールします。
対象区域では、外壁・屋根の塗り替えも原則“事前許可”が必須です。
条例違反が判明すると工事中止命令や是正命令の後、過料(罰金)や刑事罰が科されるケースもあるため、何よりも先に自治体に相談し申請が鉄則となります。

塗装前にチェック!3大規制ポイント

規制項目主な内容なぜ必要?無視した場合のリスク
① 申請義務着工前に許可申請(図面・色見本提出)変更を事前に審査し調和を確認罰則・是正命令・工事停止
② 色調制限つや消し・中間色・自然色が基本反射や原色は景観を壊すため塗り直し指導・追加費用
③ 材質制限強光沢塗膜・きらめき顔料はNG周囲の落ち着いた質感を保つ不許可・再申請で工期遅延

① 申請義務を軽く見ると取り返しがつかない

風致地区での外壁塗り替えは、たとえ“同系色への塗り直し”でも工事着手前に許可が必要です。
理由は「部分的な変更でも色味・質感が周囲に与える影響が大きい」ためです。
無許可着手が発覚すると、是正命令で塗装を剥離→再塗装となり、二重の足場費や塗装費が発生。
最悪の場合、罰金が科せられるため“事前相談”を怠るメリットは皆無です。

② 色調制限は「目立たない薄茶・灰色・つや消し」がキーワード

風致地区条例では「周辺の樹木や瓦屋根の色彩と調和した低彩度色」が推奨されます。
具体例としてマンセル値5Y 6/2程度の薄緑灰、7.5YR 5/2の淡い茶系などが審査で通りやすいカラーです。
逆に高彩度の赤・青、強光沢のブラックメタリックなどは景観を乱す恐れから不許可になる可能性大。
つや消しシリコンや微弾性フィラー仕上げなど、反射を抑えたマット塗膜を選ぶと審査がスムーズです。

③ 材質制限は“テカリ”と“人工素材感”がNGライン

無機クリヤーやフッ素グレーズのように鏡面光沢を生む塗膜は「人工的で周辺樹木を映り込み過ぎる」として審査が厳しくなります。
また蓄光顔料入り塗料も“夜間の景観変化”を招くため不可。
逆に、鉱物系顔料の自然塗料や高耐候シリコンでも光沢度5以下の製品は通過実績が多いです。
要するに「遠目に見たとき木肌や漆喰のように馴染む質感」をイメージすると選択を誤りません。

一般的な申請フローとは

ステップ1:都市計画課へ“事前相談”で地雷回避

まず電話予約を入れ、現地写真・周辺景観のパノラマを持参して窓口で事前ヒアリングを行います。
ここで「色番号」「光沢度」「塗料メーカーのF☆☆☆☆証明書」まで提示できると、その後の正式申請が1回で済み、審査期間を3週間→10日へ短縮できるケースがあります。

ステップ2:必要書類と提出先

提出書類は①風致地区行為許可申請書 ②配置図・立面図 ③色見本(A4相当) ④塗料カタログ ⑤近隣写真。長野市では“窓口 or オンライン申請”の二択ですが、色見本は実物提出が必須のため最終的に原本郵送が必要。
手数料は無料ですが訂正指示が入ると再提出なので、カラーコピーを多めに用意すると再度の印刷コストを抑えられます。

ステップ3:審査期間とチェックポイント

標準審査期間は14日以内。ただし大型連休・年度末は窓口が混み合い、最大で1か月かかった事例も。
審査官は「周辺の瓦・木部・石垣との相関」を重視するため、配色シミュレーションパースを添付すると説得力がアップします。

ステップ4:許可後の施工管理

許可証には「色番号・面積・工期」が明記され、着工届と完了届の提出義務があります。
完了時に色ブレが判明すると再補修指示が出るため、現場では中塗り段階で発注者・施工者・監督員の三者確認を実施し、許可色との差異を早期に修正する体制が必要です。

色・塗料グレード別“審査通過しやすさ”比較表

塗料種別光沢度※推奨度通過しやすい色番例メリット注意点
微弾性シリコンつや消し3日本塗料工業会 22-70B低光沢でムラ隠し◎再塗装サイクル10年
ラジカル制御フッ素5分艶2025-80C高耐候・汚れに強い艶が出過ぎると減点
無機ハイブリッド3分艶1017-60D20年耐久・色安定単価が高い
自然塗料(シリカベース)215-40F蒸散性が高く木部に最適雨筋汚れに注意

※光沢度は60°鏡面反射率(JIS K 5600-4-1)

ケーススタディでわかる!許可可否のグレーゾーン

Q1:漆喰壁を真っ白(N-95)で塗り直したい

白は眩しさによる彩度ではなく明度が問題視されます。
N-85程度のニュートラルグレー寄り白なら可決されやすく、光沢ゼロの塗料を選ぶことで反射光を抑えれば許可取得の実例多数。
N-95純白は景観とのコントラストが強いため“部分使い”にとどめるなど工夫が必要です。

Q2:銅板屋根のクリア塗装はOK?

クリア塗膜で緑青の進行を止めると「材質本来の経年変化を阻害し街並みと不調和」と判断されるケースがあります。
ただし艶消しタイプで“見た目がほぼ変わらない”製品なら容認された前例も。事前相談でサンプル板を提出すると結論が早いです。

Q3:無許可で艶ありブラックに塗ってしまったら?

条例違反が発覚すると是正命令→30日以内の改善が一般的。
命令に従わない場合、市は過料5万円以下(長野市風致地区条例第18条)を科し、さらに強制執行で足場を再度組んで塗り直しになる例も。
ダメージは費用だけでなく近隣への信用失墜にも及ぶため、早急に都市計画課と弁明協議を行い、減額措置や工期猶予を得るのが現実的対応です。

致地区で“失敗しない”塗装計画5つのコツ

①着手6か月前から相談予約──年度末の混雑を避け、計画的に進める

風致地区での塗装工事は、通常の外壁塗装とは異なり、各種申請や許可が必要になるため、通常よりもスケジュールに余裕を持つことが不可欠です。
特に年度末(1〜3月)は行政窓口も工事業者も非常に混雑するため、直前に相談しても希望通りの着工ができないリスクがあります。
計画倒れを防ぐためには、着手予定の6か月以上前から相談・調整を始めることが理想です。
余裕を持ったスケジュール管理が、スムーズな許可取得と工事開始につながります。

②色は「低彩度×低光沢」で初回提案──審査をスムーズに通すための工夫

風致地区では、周囲の景観との調和が重視されるため、鮮やかすぎる色や光沢感の強い仕上げは基本的に認められません。
初回提案の時点で「低彩度(落ち着いた色味)×低光沢(控えめな質感)」でまとめることで、審査官に好印象を与え、スムーズな審査通過が期待できます。
一度NGが出ると、再提案・再審査で大きく時間をロスするため、最初から“OKベース”で提案し、微調整で済む流れを作ることが成功の秘訣です。

③塗料カタログだけでなく実板サンプルも提出──色ブレ防止と再提出リスク回避

カタログ上の色見本は、実際の施工時と若干の色差(色ブレ)が生じることが多く、審査段階で指摘を受けるリスクがあります。
これを防ぐためには、必ず実際に塗った板サンプル(実板サンプル)を提出し、具体的な仕上がりイメージを共有しておくことが重要です。
実板サンプルで承認を得ておけば、工事後に「イメージと違う」と指摘される心配もなくなり、再提出や追加対応といった二度手間を回避できます。
最初の段階で実物を見せる、これが確実な進め方です。

④外壁・屋根・樋をワンストップでまとめて申請──景観調和を強調できる

風致地区では、外壁だけでなく、屋根や雨樋なども一体で景観審査の対象となるケースが一般的です。
これらを別々に申請すると、調和のとれたデザイン提案ができず、審査が厳しくなる場合があります。
外壁・屋根・樋をまとめてトータルで申請することで、「建物全体として景観に配慮しています」という説得力が生まれ、審査官に与える印象も良くなります。
個別対応ではなく、全体像を意識したワンストップ申請が、スムーズな許可取得のカギです。

⑤完了届用に施工前後の同アングル写真を用意──検査官のチェックをスムーズに

工事が完了した際には、施工前後の写真を提出して完了届を出す必要があります。
このとき、同じアングル・同じ距離感で撮影された写真が揃っていると、検査官が比較しやすく、確認作業がスムーズに進みます。
もし角度や構図がバラバラだと、追加の写真提出を求められたり、審査に時間がかかったりすることもあります。
事前に「ここから撮る」とポイントを決め、統一感のある写真を記録しておくことが、後の手間を大きく減らすために非常に効果的です。

風致地区塗装は“早めの相談”と“控えめデザイン”が成功の鍵

・申請→許可→着工→完了届までがワンセット。無許可は高リスク。
・色は「つや消し・自然調」で審査通過率アップ。
・材質は光沢度5以下を選ぶとNGを回避しやすい。
・事前相談に実板サンプルを持参すると審査日数を約半分に短縮できる。

次の外壁メンテは“景観と調和した美しさ”で実現しましょう。
御代田町 建設水道課 都市計画係への問い合わせは建設水道課 都市計画係
電話番号: 0267-32-3129
FAX番号: 0267-31-1711
(平日8:30〜17:15)。
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