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日々の活動日記
【庭ベンチが腐らないために】耐久性と見た目を両立する素材・設置・メンテ完全ガイド

「おしゃれに設置したはずのウッドベンチが、いつの間にか腐っていた…」
「気に入っていたのに、座るとグラついて危ない」
「塗装も剥げて見た目が残念」
そういった声、実はとても多いんです。
特に日本のように湿気が多く、夏は高温、冬は寒さが厳しい気候では、屋外木製ベンチの腐敗が進行しやすいのが現実。
でも安心してください。
正しい素材選び・設置場所・メンテナンス方法を知っていれば、ベンチの腐敗はグッと防げます。
この記事では、庭のベンチを腐らせないための「素材選び」から「防腐対策」「設置方法」「メンテ術」まで、総合的に解説していきます。
目次
庭ベンチが腐る原因は?まずは“なぜ”を知ることが第一歩
水分・湿気の侵入が最も大きな原因
木製の庭ベンチが腐る最大の要因は、木材内部への水分の侵入です。
雨に直接さらされたり、朝露や霜が染み込んだりすると、表面が乾いて見えても内部には水分が残り、そこでカビや腐朽菌が活動を始めます。
特に無垢材や塗装が劣化した部分では、水を吸収しやすくなっており、目に見えない内部から劣化が進行するケースが多く見られます。
腐朽菌は湿った木材に繁殖し、わずか数年で強度を著しく低下させるため、日々の「濡らさない工夫」と「早めの乾燥」がカギを握ります。
風通しが悪く乾きにくい場所も要注意
ベンチの設置場所が、北側の日陰や建物の壁際、植栽のすぐそばなど風通しの悪い場所だと、乾燥が不十分になり、常に湿気を帯びた状態が続きやすくなります。
木材が濡れたまま乾かない状態は、腐朽菌にとって絶好の繁殖環境です。
たとえば雨のあとに乾燥しきらないベンチの脚部から腐り始めるケースはよくある事例で、特に地面と接する部分は通気性と日当たりの両方が重要です。
定期的にベンチの下部を覗き、湿り気やカビの有無をチェックするだけでも、早期対策につながります。
塗装の剥がれ・経年劣化も腐食の入口に
木材は本来、外気や雨水から守るために塗装や防腐処理が施されていますが、この塗膜が劣化すると木の素地がむき出しになり、そこから雨水がダイレクトに染み込みます。
特に塗装が剥がれた部分は毛細管現象で水分を吸い込みやすく、放置すれば数日間湿ったままの状態が続くこともあります。
表面の小さな剥がれやひび割れが“腐りの入口”になることもあるため、定期的な塗膜のチェックと、年に1回程度の再塗装・防腐剤の塗り直しが、ベンチの寿命を延ばす鍵となります。
見た目がくすんできた時点で、メンテナンスのタイミングと捉えましょう。
腐らない庭ベンチの選び方|素材で耐久性が変わる!
天然木なら「腐りにくい樹種」を選ぶのが鉄則
天然木の中でも耐久性・防腐性に優れた種類を選べば、長持ちしやすくなります。
木材名 | 特徴 | 対候性・腐りにくさ |
---|---|---|
ヒノキ | 日本の代表的耐水性木材。香りが良く美しい | ★★★★☆ |
ヒバ | 精油分が多く、虫や腐朽菌に強い | ★★★★★ |
クリ | 硬くて耐久性が高い | ★★★★☆ |
ウリン | 東南アジア産のハードウッド。極めて高耐久 | ★★★★★ |
【補足】
特にウリン材は、京都大学木質科学研究所の耐久試験でも非常に優れた耐腐性を発揮した実績があります。価格は高めですが、メンテナンスコストを抑えたい方には最適です。
樹脂木材(人工木)ならメンテナンスフリーに近づく
天然木の風合いは欲しいけれど、腐りが心配…という方には、樹脂木材(人工木)がおすすめです。
樹脂木材のメリット
・シロアリ被害なし:食害対象外の素材
・紫外線や雨にも強い:色あせ・ひび割れが起きにくい
・腐らない:そもそも菌が繁殖しない素材構造
・手入れが簡単:掃除や塗り直し不要
【補足】
見た目は天然木に近いものも多く、**「腐らない×見た目が良い」**というベンチにぴったりの素材です。
腐らないための防腐対策|塗装と設置が肝!
防腐塗装は「浸透性塗料+UVカット」が理想
天然木を使用する場合は、防腐塗料による定期的な保護が必須です。
塗装には主に以下の2種類があります。
塗料の種類 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
浸透性塗料 | 木材内部まで染み込んで保護 | ★★★★★ |
造膜性塗料 | 表面に膜を作って水分の侵入を防ぐ | ★★★☆☆ |
【ポイント】
・年に1回の再塗装がおすすめ(春〜初夏に)
・防虫・防カビ剤入りの塗料を選ぶと効果UP
・UVカット入りなら色あせ防止にも◎
ベンチの設置場所も腐敗対策に影響する
地面と密着しない設置を心がける
木製ベンチがもっとも腐りやすいのは「脚部と地面が密着している部分」です。
地面から吸い上げた湿気や雨水が木材の内部に滞留し、乾きにくくなることで腐朽菌やカビの温床になりやすいからです。
この対策として有効なのが、ベンチの脚部にコンクリートブロックやゴム足をかませる方法です。
これにより、地面との接触を避け、通気性も確保できるため、木材の劣化スピードを大幅に遅らせることが可能です。
また、設置場所は芝や土の上ではなく、水はけの良い砂利敷きや、ゆるやかな傾斜のある地面を選ぶとより効果的です。
日当たりと風通しも考慮しよう
木材は濡れたあとにしっかり乾燥できる環境であれば、簡単には腐りません。
そのため、ベンチの設置場所には風通しの良さが重要です。
一方で、直射日光が1日中当たるような場所では、乾燥を通り越して過乾燥となり、木材の表面が割れたり、塗膜が早く劣化することもあります。
理想的なのは、午前中に日が当たり、午後は日陰になる「半日陰+風通しの良い場所」です。
逆に、建物の北側や塀・植栽のそばなどは湿気がこもりやすく、雨のあとも乾きにくいため腐敗のリスクが高まります。
設置場所の選定は、長持ちするベンチ作りの基礎といえるでしょう。
腐らないための日常メンテナンス法
定期的な掃除が腐食防止の第一歩
木材の表面に落ち葉やホコリ、泥などが溜まると、水分を保持しやすくなり腐朽菌が繁殖しやすくなります。
雨上がりには乾拭きで水分を拭き取る
木材の腐食を防ぐには、「濡れたままにしない」ことが鉄則です。
特に雨が降ったあとや朝露が降りたあとには、早めに乾いた布で水分を拭き取ることが大切です。
水が残った状態が長引くと、木の表面が常に湿った状態になり、そこに落ち葉やホコリが加わることで、腐朽菌やカビが繁殖しやすくなります。
日常的な乾拭きは、ほんのひと手間で木材の寿命を延ばす基本中の基本。
特に座面や脚の接合部など、乾きにくい部分を優先的に拭く習慣をつけましょう。
月1回のブラシ掃除と中性洗剤拭きがベスト
木材の表面にこびりついた泥やホコリ、鳥のフンなどは、放置すると塗膜を傷めたり、黒ずみの原因になります。
月に一度の定期メンテナンスとして、柔らかめのブラシを使って表面をこすりながら、全体の汚れを落としましょう。
その後、水で薄めた中性洗剤を柔らかい布に含ませて拭き取ると、より衛生的かつスッキリとした仕上がりになります。
中性洗剤は塗装や木材に優しく、安心して使用できます。作業後はしっかり水拭きと乾拭きを行い、洗剤成分を残さないようにするのがポイントです。
年に1〜2回は高圧洗浄機(弱め)やホースでの洗浄も有効
長期間蓄積した汚れやコケ、黒ずみは、通常の拭き掃除だけでは落としきれません。
そこで、年に1~2回はホースや高圧洗浄機(弱圧モード)を使って、表面の汚れをリセットする洗浄がおすすめです。
ただし、強すぎる水圧は木材の表面を削ってしまう恐れがあるため注意が必要です。
洗浄後は必ず十分に乾燥させ、必要であればそのタイミングで防腐剤や再塗装を行うとさらに効果的です。
水洗いは「落とす+リフレッシュ+次のメンテナンス準備」に最適な年中行事として取り入れましょう。
異変を感じたら早めの修理・塗装を
「脚がグラつく」「表面がざらつく」「色が褪せた」と感じたら、早めに防腐塗装や部品交換を。
腐り始めてからでは手遅れになる可能性があるため、予防整備が最も重要です。
まとめ|庭ベンチを腐らせない工夫で、長く楽しむ庭づくりを
庭にあるベンチは、癒しやくつろぎの時間を演出する大切な要素。
でも、素材や設置の方法を間違えると数年で腐ってしまうことも…。
最後におさらい|腐らないベンチづくりの要点
・木材はヒバ・ヒノキ・クリ・ウリン材など耐久性の高いものを選ぶ
・ノーメンテ希望なら樹脂木材もおすすめ
・防腐塗料+UVカット塗装は年1回が理想
・設置は風通し・日当たり・地面との距離を考慮
・定期的な掃除と早めのメンテナンスが長寿命の鍵!
「せっかく設置するなら、長く美しく使いたい」
そんな方こそ、この記事の内容をぜひ実践して、**“腐らない庭ベンチライフ”**を始めてみてください。
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