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2017/05/10
外壁をぶつけられたときの対処法と補償の受け方:保険・法律・修理費用をまるごと解説!

想定外のトラブルが起こるのが外壁の事故です。
自分では気をつけていても、突然の衝撃音に驚いて見てみたら、外壁がへこんでいたり、サイディングが割れていたりすることも珍しくありません。
そんなとき、誰に何をどう請求すればいいのか、そもそも保険は適用されるのか、法律の専門家に相談すべきなのか…と、わからないことだらけで困ってしまいますよね。

しかし、外壁をぶつけられたときに取るべき行動や、保険・法律の知識をあらかじめ押さえておけば、不安を最小限にしながら速やかに問題解決へと向かうことが可能です。
ここでは、火災保険や加害者の保険、損害賠償の請求に関わる基礎知識をわかりやすくまとめるとともに、実際の修理費用やサイディングの補修方法などを詳しくご紹介します。

火災保険を活用する!自然災害が原因の場合

外壁に衝撃が加わる事例は、何も人や車の衝突だけではありません。
台風や強風、落雷、雹(ひょう)など、自然災害による飛来物で外壁がダメージを受けるケースも多々あります。
このような場合には「火災保険」の適用が検討できるため、まずは保険の契約内容を確認しましょう。

火災保険が適用されるケースとは?

火災保険と聞くと「火事だけしか補償されないの?」とイメージしがちですが、実際は「風災」「落雷」「雹災」「爆発・破裂」など、自然災害を幅広く補償するプランが多数存在します。
たとえば下記のようなケースであれば、火災保険が適用される可能性があります。

・台風や暴風雨などの強風で飛ばされてきた物が外壁を破損した
強風や突風による飛来物が原因の損害は風災に該当するケースが多いです。

・雹が降り、サイディングにひび割れや大きな傷ができた
雹災として扱われることが多く、保険請求の対象になりえます。

・落雷によって外壁が焦げたり亀裂が入ったりした
落雷の被害も火災保険に含まれることが多く、電気系統への影響を含め、補償が検討できます。

火災保険を申請するときの注意点

1,写真や書類による証拠保全が重要

被害箇所の写真を撮影し、日時などをメモしておくとスムーズに手続きが進みます。
修理前に記録を残すことが大切です。

2,保険適用外の損害もある

契約内容によっては、風災や雹災が補償範囲に含まれていない場合もあります。
契約書や保険証券をよく確認しましょう。

3,免責金額の存在

一定の自己負担額(免責金額)が設定されているプランだと、保険金が全額出ないケースがあります。
保険金請求の前に、どの程度補償されるのか試算してみることが大切です。

加害者の保険を使える場合も!相手の不注意による外壁損傷

外壁へのダメージが、明らかに誰か他の人や車両の過失によるものであった場合、加害者側が加入している保険を利用して賠償を受け取れる可能性があります。具
体的には、車が衝突して外壁が破損した際に、相手が自動車保険に加入していれば、その保険の対物賠償で修理費用をまかなえるケースがあるのです。

加害者の保険を使うまでの流れ

1,現場確認と連絡先交換

ぶつけられた直後に加害者と連絡先を交換しておくことが重要です。後から連絡が取れなくなると、問題解決が困難になります。

2,保険会社への連絡

加害者側が保険会社に連絡し、事故の状況を報告。被害者(外壁所有者)は加害者の保険会社からの指示に従い、見積書や写真の提出などを行います。

3,損害調査・示談交渉

保険会社の損害調査員が現場を確認し、修理費用の見積もりをもとに賠償額を算出します。双方が合意すれば、保険金から修理費用が支払われます。

注意点

・加害者が無保険の場合
加害者が保険に未加入だと、賠償金が支払われないことがあります。直接賠償請求することになり、トラブルが長期化しやすいため、法律の専門家への相談も視野に入れましょう。

・過失割合の問題
道路や敷地の状況によっては、被害者側にも一部の過失責任を問われることがあるため、保険会社の示談交渉が難航する場合もあります。

法律の専門家に相談するメリット

外壁をぶつけられた際の損害賠償請求は、個人間の交渉で進めると感情的なもつれや誤解が生じがちです。
そんなときこそ、法律の専門家(弁護士)に相談することで、トラブルを最小限に抑えながら正当な補償を得る道筋を作れます。

具体的な請求方法と専門家の役割

・請求内容の整理
加害者が明確な過失で外壁を破損させた場合、損害賠償責任(民事責任)が発生する可能性があります。
弁護士に依頼すれば、どのような請求項目が成立するのかを整理し、適切に主張してもらえます。

・過失・損害結果・因果関係の立証
民事責任が認められるには、過失(注意義務違反)と損害の発生、そして損害と行為の因果関係を示す必要があります。
専門家の力を借りれば、法的に有効な証拠を収集・整理する作業がスムーズです。

・トラブル回避の第三者介入
当事者同士だけで話し合うよりも、第三者が入ることで冷静かつ客観的な交渉が期待できます。
相手が不誠実な場合や、個人間交渉が難航する場合にも強い味方になるでしょう。

損害賠償の請求はどこまで可能?治療費や慰謝料も対象に

外壁事故が大きなトラブルに発展すると、人身損害が含まれるケースもゼロではありません。
たとえば衝突時の破片でケガを負ったり、落下物で身体を傷つけられたりした場合、損害賠償の範囲は外壁の修理費だけではなくなります。

1,治療費

ケガを負った場合の医療費用は相手に請求できる可能性があります。診断書や領収書を保管しておきましょう。

2,休業損害

ケガにより仕事を休まざるを得なかった場合、働けなかった期間の収入損失についても請求が検討されます。

3,慰謝料

精神的苦痛を受けた場合に発生する賠償金。身体的・精神的ダメージの度合いによって金額が左右されます。

外壁の破損だけでなく、人身に被害が及んだ場合は、より慎重な対応が求められるでしょう。
相手との話し合いが難しいと感じたら、早めに専門家へ相談し、請求の手続きを踏むことが大切です。

サイディングの補修方法と費用相場:破損規模に応じた選択がカギ

実際に外壁がぶつけられ、サイディングにヒビや割れが生じた場合、どのような補修方法があるのでしょうか。
サイディングの素材や損傷の程度によって最適な補修策は異なりますが、一般的には以下の方法が検討されます。

補修方法費用目安
コーキング打ち増し打ち: 約800円/1m打ち替え: 約1,500円/1m
部分的な張り替え施工費: 約10万円~20万円 (部材代別)
全面重ね張り(カバー工法)約150万円~220万円
全面張り替え約200万円~260万円

コーキング打ち

・増し打ち / 打ち替え
サイディングの継ぎ目にあるコーキング材が劣化している場合に行う方法。
わずかなひび割れや軽度のダメージなら増し打ちで補修できますが、深刻な劣化が進んでいる場合は打ち替えが必要となります。
費用は1メートル単位で換算されることが多いです。

部分的な張り替え

・局所的な破損への対処
サイディングの一部のみが割れている、あるいは落ちた場合などに適用。
施工費としては10万~20万円程度が目安で、サイディング部材の種類によって部材代も変動します。
足場の有無や作業範囲に応じて総額が上下する点に注意が必要です。

全面重ね張り(カバー工法)

・既存のサイディングの上に新しい板を張る
下地がまだ使える状態なら、既存の外壁を撤去せずに新しい材料を重ね張りする工法です。
解体費を削減できる反面、外壁の厚みが増しやすいという特徴もあります。

全面張り替え

・根本的な解決策
サイディング内部が大きく損傷していたり、既存の下地材が使えないほど劣化している場合は全面的に張り替えるのが望ましいです。
費用は高額になりがちですが、長期的な耐久性と美観を取り戻せるメリットがあります。

なぜサイディングは劣化する?水分・紫外線・熱によるダメージ

外壁をぶつけられたわけではなくとも、サイディングは長年の使用で徐々に劣化していきます。
補修費用を考えるうえでも、劣化の原因を知っておくことは大切です。

・紫外線や熱による塗膜の劣化
サイディング表面の塗装が紫外線や熱でダメージを受けると、色あせやヒビ割れが起こりやすくなります。

・窯業系サイディングの吸水性
窯業系サイディングは水を吸いやすい素材のため、塗膜が劣化して目地のコーキング材が剥がれると、内部に水が浸入してしまいます。これが原因でひび割れや浮きが発生しやすくなります。

・爆裂(はく裂)現象
外壁のクラックや雨漏りを放置すると、内部に浸入した水分が凍結・膨張することでサイディングが爆裂することもあります。特に寒冷地などでは要注意です。

こうした劣化を防ぐためにも、定期的なメンテナンスや早期補修が欠かせません。
外壁がぶつけられた場合はもちろん、自然な劣化でも放置していると被害が拡大し、結果的に高額な修理費が必要になる可能性があります。

外壁がぶつけられたら早めの対処でリスク回避

外壁をぶつけられてしまうトラブルは、いつ・どこで発生するかわかりません。
しかし、火災保険や加害者の保険、法律の専門家の活用方法をあらかじめ理解しておけば、いざというときに落ち着いて対応できます。
特にサイディングの破損は、部分補修で済むのか全面張り替えが必要なのかで費用が大きく変わるため、被害状況の正確な把握と複数の業者への見積もり依頼が重要です。

・火災保険の確認
台風や落雷などの自然災害が原因の場合は、火災保険でカバーできるケースがあります。まずは契約内容をチェックしましょう。

・加害者の保険手続き
相手が保険に加入していれば、修理費用は対物賠償で支払われる可能性があります。連絡先をしっかり交換し、保険会社の指示に従うことが大切です。

・法律の専門家への相談
個人間のトラブルや賠償請求で不安があるなら、弁護士など第三者にアドバイスを求めるとスムーズに解決できる場合が多いです。

・サイディングの補修費用を把握する
ひび割れやコーキングの打ち直し、部分張り替え、カバー工法、全面張り替えなど、修理方法は幅広いです。家の状態に合った最適な施工を選びましょう。

急な外壁トラブルだからこそ、早期に正しい対処をすることで無用な争いや出費を抑えることができます。
万が一の際には焦らず、今回ご紹介した情報を参考に、適切に行動してみてください。
大切な家の外壁を守り、トラブルの長期化を防ぐためにも、保険・法律・修理方法の知識を上手に活用していきましょう。

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