日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
【長野市現調レポ】シャッター塗装完全ガイド|素材別の可否と失敗しないメンテナンス術

外壁はツヤツヤなのにシャッターだけ粉を吹いたように白っぽい。
写真を撮ると浮き出るあの残念感。
開閉のたびにギギッときしみ、「塗装で延命できるならやりたいけど自分で出来るの?」と二の足を踏む毎日。
業者見積もりの“シャッター塗装一式”の金額を見て「本当に必要?」と悩むあのモヤモヤ。
本記事では、素材別に塗装の可否を判定し、DIYとプロ施工の違い、手順・道具・費用・リスクをすべて整理しました。
読めば「我が家のシャッターはどう扱うべきか」がスッキリわかるはずです。
目次
なぜシャッターに塗装が必要なのか
シャッターは雨風を直接受け止める外装パーツ。
防錆塗膜が薄くなればスラット(じゃばら部分)の端から赤サビが広がり、穴があき、故障し交換という高額コースに直行します。
また、色褪せたシャッターは外観評価を平均で約7 %下げるという不動産査定データもあります。
他にも、塗膜が滑走レールの潤滑を兼ねているため、傷んだまま使うと開閉抵抗が増え火災時の避難経路を塞ぐリスクさえ生じます。
防錆・美観・安全性の3拍子を長持ちさせるには、外壁塗替え周期(10〜15年)に合わせて再塗装するのが最も合理的です。
素材別にチェック! シャッター塗装“可・不可”早見表
素材 | 特徴 | 塗装の可否 | 推奨プライマー | 推奨上塗り | メモ |
---|---|---|---|---|---|
スチール(溶融亜鉛メッキ) | 量産品で最多。サビが出やすい。 | ◎ DIY可 | エポキシ錆止め | 2液弱溶剤シリコン or フッ素 | 薄膜吹付で巻取りOK |
アルミ押出材 | 高耐食・防汚・撥水 | △ 専門業者推奨 | 酸エッチング→アルミプライマー | 弱溶剤ウレタン | 研磨不足だと即剥離 |
ステンレス(SUS304) | サビに強いが色が乗りにくい | △ 同上 | メタルプライマー | 2液ウレタン | 意匠性目的以外はクリーニング推奨 |
木製 | ガレージの意匠シャッター | ◎ DIY可 | 木部防腐プライマー | 造膜型ウレタン | 伸縮追従の弾性塗料が必須 |
◆スチール(溶融亜鉛メッキ)製シャッター
最も一般的に使われている素材で、工場や倉庫、住宅用ガレージシャッターにも多く見られます。
亜鉛メッキで一時的な防錆性はありますが、経年で塗膜が劣化するとサビが急激に進行することがあります。
塗装の際は、ケレン(サビ落とし)とサビ止め塗料の使用が必須です。
スチールは再塗装が有効で、耐久性も復活しやすいため、メンテナンス性に優れる素材です。
◆アルミ押出材のシャッター
サビには強いが、表面のアルマイト処理や焼付け塗装が劣化してくると色あせ・白化・粉吹き(チョーキング)が見られます。
塗装は可能ですが、アルミは密着しづらいため専用プライマーを使用する必要があり、難易度が高いです。
プロに依頼するのが安心です。
美観が気になる場合や外壁と色調を合わせたい場合には、全面塗装によってリフレッシュが可能です。
◆ステンレス(SUS304など)製シャッター
高耐久でサビにも非常に強く、基本的には塗装不要です。
ただし、長年の使用による小キズやくすみ、酸性雨・塩害によるもらいサビが発生するケースもあります。
塗装する場合は、プライマー選定と表面研磨処理が非常に重要です。
塗装というよりも研磨・クリアコート・コーティング系の保護処理が中心になります。
◆木製シャッター
現在では少ないですが、古民家や店舗で意匠性を重視して採用されていることがあります。
木材は紫外線・雨・湿気に弱く、定期的な塗装が必須です。
塗膜が劣化するとひび割れ・黒ずみ・腐食が進行しやすく、放置すれば交換が必要になることも。
防腐・防虫塗料を使った浸透型塗装がおすすめで、外部用のウレタンニスやキシラデコールなどが多く使われます。
ポイント
・電動タイプはモーター部に塗料ミストが入ると故障リスク大。必ずマスキングで密閉。
・表面にフッ素樹脂や粉体塗装が施された高級アルミシャッターは塗装不可の場合あり。メーカーに確認を。
DIY塗装とプロ施工を比較
費用シミュレーション(幅2.4 m×高さ2.0 m・1枚)
区分 | 材料費 | 工具レンタル/購入 | 足場・安全具 | 作業時間 | 合計費用目安 |
---|---|---|---|---|---|
DIY(スチール) | 塗料・プライマー8,000円 | スプレーガン11,000円 コンプレッサー1日5,000円 | 脚立・養生3,000円 | 6〜8 h | 約27,000円 |
プロ施工 | 材料費込み | ― | 足場共 | 1〜2 h | 18,000〜25,000円 |
高所作業や電動シャッターの場合、DIYはさらに安全具・感電対策費が加算。
リスク比較
【DIY】
塗膜厚がムラになりやすい、巻き上げ時に干渉し塗装剥離
プライマー選定ミスすることで、半年以内に全面剥がれ
スプレー飛散で外壁・車両を汚損し補修費発生
【プロ】
工程短縮での乾燥不足指、硬化がしていない事での触で跡残り(施工保証で再塗装可能か要確認)
結論:DIYは“趣味”として楽しむ領域
DIY成功の鍵は設備投資(コンプレッサー&エアガン)と塗装ブース並みの養生スキル。
換算すると専門業者の単価と大差なく、再塗装保証も付かないため、美観を10年維持したいならプロ一択と言えます。
スチールシャッターDIY塗装の完全手順
スチール製のシャッターは、風雨や紫外線による劣化が早く、塗膜の剥がれやサビが目立ちやすい部分。
ただし、正しい手順と道具を使えば、DIYでも見た目・耐久性ともにプロ並みに仕上げることが可能です。
以下に、失敗しない塗装の4ステップを詳しく解説します。
Step 1 ケレン(下地調整)
まず最初の工程が「ケレン」。
ここでは塗料の密着力を確保するために、旧塗膜の艶とサビをしっかり落とす作業を行います。
200番のサンドペーパーとワイヤーブラシを使い、スラット(シャッターの横板)に沿って横方向へ全面を研磨。
部分的に赤サビが出ている箇所は、電動サンダーを使って鉄素地が白くなるまでしっかり削りましょう。
仕上げにブロワーで粉塵を吹き飛ばし、シリコンオフなどの脱脂剤で油分を完全に除去。
この工程を雑に済ませてしまうと、後で塗膜が剥がれる原因になります。
手間を惜しまず、ここで“塗装の土台”をしっかり整えるのがポイントです。
Step 2 防錆プライマー塗布
次に行うのが「下塗りは防錆プライマー」の塗布です。ここではエポキシ系の錆止め塗料を、スプレーガン(口径1.3mm)で吹き付ける方法が最も適しています。
シャッターは可動部が多く、刷毛やローラーで塗ると塗料がスラットの隙間に溜まり、乾燥後に開閉が固くなる「貼り付き」が起こりやすいため、吹き付けで薄く均一に塗るのが原則。
塗料は粘度15秒(20℃、NK-2カップ)程度に希釈し、2回に分けて薄く塗布。
合計で膜厚50μmを目安に仕上げましょう。
細かく丁寧に、全体を覆うように吹き付けることで、サビの再発防止と上塗りの密着が確実に確保できます。
Step 3 シリコントップコート
上塗りには、弱溶剤2液型のシリコン塗料を使用します。
耐候性・防汚性に優れており、シャッターのように屋外で紫外線や雨風に晒される部材に最適です。
使用前に主剤と硬化剤を規定の比率でしっかり撹拌し、塗料をなじませてからスプレーガンで45μm×2層(計90μm)に塗布します。
カラーは外壁と調和しやすく、汚れも目立ちにくいN-30〜N-40(濃グレー系)が人気。
また、光沢のある仕上げはキズが目立ちやすくなるため、落ち着いた7分艶を選ぶと実用的で長く美しい状態を保てます。
吹き付けの際はムラが出ないよう、一定の距離と角度でスムーズに作業するのがコツです。
Step 4 乾燥・復旧
塗装後の乾燥は、気温23℃であれば2時間程度で指触乾燥、完全硬化には24時間を要します。
この間、シャッターの巻き取り操作は厳禁。
万が一開閉してしまうと、**スラット同士が塗膜でくっつき、塗装が剥がれたり、動作に支障をきたしたりするリスクがあります。
確実に乾かすため、作業終了後はシャッター用のブレーカーを落とすか、物理的にロックして操作できない状態にしておくと安心です。
完全硬化後は、柔らかい布で軽く拭き上げて塗面を整えると、よりプロらしい仕上がりになります。
アルミ・ステンレスシャッターを塗るときの“鬼門”
アルミ・SUSは表面エネルギーが低く、一般塗料では引っ張り試験100 N以下で剥離するケースが多発。
対策は①アルカリ洗浄→②#240ペーパーで全面スクラッチ→③クロムフリー酸エッチングプライマー→④弾性ウレタン2層。
これでも寿命は5〜6年程度で、クリーニング+保護ワックスの方が長期的に経済的、というのがプロの実感です。
よくある質問Q&A
・電動シャッターは塗装NG?
モーター部に塗膜が噛み込むと高確率で故障します。必ず分解・マスキングできる業者に依頼を。
・吹付ではなくローラー塗りはダメ?
ローラー痕が厚膜段差になり、巻取り時の擦過で早期剥離。吹付がベスト。
・市販スプレー缶でのタッチアップは?
小面積補修なら可。ただし耐候性は2〜3年で色褪せます。
・養生を簡単に済ませる方法は?
マスカー+静電シートで周囲を“コの字”に囲い、足元に防塵ネットを敷くと飛散トラブルをほぼ防げます。
シャッター塗装は“素材判定”と“施工精度”が勝負
スチール製:DIY可だが、ケレンと吹付設備が成否を握る。
アルミ・ステンレス製:塗装は高度でコスパ低。基本は専門業者へ。
塗装周期:外壁塗替えと同時なら足場・調色の手間が激減し、長期コスト最小化。
「シャッターの汚れが気になるけれど、どう動けばいいか分からない」という方は、まず素材を確認し、今回の表と手順を照らし合わせて判断してみてください。
美観と機能を10年先まで保つ最適解がきっと見つかります。
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