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2017/03/30
【長野市現調レポ】雨樋の種類ってこんなにあるの?素材と形状で選ぶポイントとメンテナンスの注意点

雨の日にふと屋根の端を見上げたら、雨樋(あまどい)の一部が歪んでいたり、汚れが詰まっていたり
何かとトラブルに悩まされることはありませんか?
本来は雨水をスムーズに排水し、外壁や基礎へのダメージを防ぐために重要な役割を果たしている雨樋も、いざ修理や交換となると「どんな素材があるのか」「今使っている樋と同じ形にすべきか」などと迷いがちですよね。
そこで本記事では、雨樋の素材や形状の種類と、それぞれの特徴やメリット・デメリットを分かりやすく解説。
寿命やメンテナンスの観点から、どんな雨樋が自宅に合っているのかを検討するための情報をお届けします。

雨樋の素材別の種類

雨樋の素材は大きく分けてアルミ・ステンレス・ガルバリウム鋼板・塩化ビニール(塩ビ)などがあり、それぞれ強みや特徴が異なります。
選ぶ際には、費用や耐久性、地域の気候などを総合的に考えることが大切です。
ここでは代表的な素材を表で比較しながら、どのような場面に向いているのかを詳しく見ていきましょう。

素材特徴耐久性価格帯向いているケース
アルミ・熱による変形が少なく、錆びに強い
・比較的軽量で、施工もしやすい
約20〜30年程度中程度(ガルバより安いことが多い)・軽量な素材を使いたい
・価格と耐久性のバランスを重視したい
ステンレス・錆びづらく非常に耐久性が高い
・硬度が高い分、加工性にやや難がある
20〜30年、またはそれ以上高め・コストより耐久性を重視
・海辺や塩害地帯など、錆びのリスクが高い場所での使用
ガルバリウム鋼板・亜鉛とアルミニウムを組み合わせたメッキ鋼板で耐食性・耐久性に優れる
・強度が高く、20〜30年の寿命が期待できる
約20〜30年やや高め・スチールの剛性と防錆効果を両立したい
・耐候性を重視する地域(台風や積雪が多いなど)
塩化ビニール(塩ビ)・軽量で運搬・組立が容易
・価格が安く、DIY向きの製品も多い
約15〜20年安価・費用を抑えたい
・扱いやすく簡単に交換できる素材を探している

塩ビ樹脂製の雨樋は20年が寿命の目安?

塩ビ樹脂製の雨樋は20年を過ぎた頃には寿命と言われています。
全体的に経年劣化が進んでいる場合は、部分交換で済ませてもすぐに他の箇所が破損する恐れがあるため、全交換を検討するのが安心です。

雨樋の形状や構成を押さえよう

雨樋は素材だけでなく、形状やパーツの組み合わせがさまざま存在します。
ここでは、リバーシブル型や軒樋・竪樋(たてどい)など、主要な形状・部品を一緒に確認していきましょう。

リバーシブル型

・半円型と角型の折衷形状
外見は半丸と角の中間のようなフォルムで、デザイン性が高い。

・なぜ必要?
雨水の排水能力を確保しつつ、建物の外観にもマッチさせたい場合に選ばれる。

軒樋(のきどい)

・屋根の先端に沿って取り付けられる横方向の樋
屋根から落ちる雨水を受けとめる役割。

・故障例としては傾きの狂い、歪み、詰まりなど
詰まりを放置するとオーバーフローし、雨漏りや外壁汚れの原因になる。

集水器

・軒樋からの雨水を縦樋に導く接合パーツ
雨水が竪樋に流れ込む要所。ゴミが溜まりやすい箇所でもある。

・雨樋のメンテナンス時には集水器の清掃も重要
詰まりを解消することで排水機能を取り戻すことが多い。

竪樋(たてどい)

・縦方向に設置されるパイプ状の部分
軒樋や集水器から取り込んだ雨水を地面や排水溝へ流す役割。

・破損や外れに注意
竪樋が外れて地面に接していないと、雨水が建物周辺に撒き散らされる可能性。

素材・形状の選び方

屋根や外壁との相性、予算、耐久性など、さまざまな角度から雨樋の素材・形状を選ぶのがおすすめです。
以下に主な選定ポイントをまとめました。

耐久性を最優先するならガルバリウム鋼板やステンレス

「一度設置したらなるべく長持ちしてほしい」「メンテナンスに手間をかけたくない」という方には、ガルバリウム鋼板やステンレス製の雨樋がおすすめです。
どちらも耐候性・耐食性に優れており、一般的な塩ビ製よりも倍近く長い20〜30年の寿命が期待できます。
特にガルバリウム鋼板は、軽量でサビに強く、屋根材との相性も良好。費用は高めですが、“長い目で見ればコストパフォーマンスは非常に高い”といえるでしょう。
沿岸部や豪雪地帯など、過酷な環境でも安心です。

コストを抑えたいなら塩ビ製やアルミ

「予算内で必要最低限の機能を備えたい」「取り急ぎ雨漏り対策をしたい」といった場面では、塩化ビニル(塩ビ)製の雨樋が定番です。
ホームセンターでも手に入りやすく、価格も安価で加工しやすいのが最大のメリット。
ただし、紫外線や寒暖差に弱いため、寿命は15〜20年程度とやや短めです。
対してアルミ製は塩ビよりも若干高価ですが、軽量でサビにくく、耐候性もそこそこ優秀。ただし表面が柔らかく、傷がつくと見た目や性能に影響が出やすいため、設置環境に注意が必要です。

デザイン面を重視するならリバーシブル型や角型

雨樋は意外と人目に触れる場所にあり、デザイン性も住宅の印象を左右するポイントです。
伝統的な瓦屋根の家には「半丸型」、モダンな外観の住宅には「角型」など、屋根材や建物のラインと調和させることで、全体の美しさが引き立ちます。
また、最近では“リバーシブル型”といって、表裏どちらでも使えるデザイン性と施工性を両立したタイプも人気。
色味についても、外壁やサッシと合わせて“引き締める色”か“なじませる色”かを選ぶと、ぐっと完成度が上がります。

一部交換か全交換か

雨樋の不具合は「一部が割れた」「金具が外れた」といった小さな症状から始まることが多く、部分補修で対応できるケースも少なくありません。
しかし、経年劣化で全体にたわみ・変色・ひび割れが出ている場合には、部分交換では対処しきれず、次々に別の箇所が壊れるリスクがあります。
このような時は、思い切って全交換を検討した方が、結果的に手間や費用を抑えられることも。
特に築15〜20年を超えている住宅では、**目に見えない劣化が進んでいる可能性もあるため、プロの目での点検を受けるのがおすすめです。

メンテナンスと交換の目安

住宅の外回りの中でも、雨樋(あまどい)は日々の風雨や落ち葉にさらされているため、定期的な点検と清掃が欠かせません。
劣化や詰まりを放置すると、雨水があふれて外壁や基礎を傷める原因にもなります。

定期的な掃除と点検が大事

・年1〜2回は落ち葉やゴミの清掃

特に秋は落ち葉、春は花粉やホコリが雨樋に溜まりやすい季節です。
屋根から流れてきたゴミが集水器(雨水が集まる器)や軒樋(屋根の縁を沿う部分)に詰まると、水の流れが滞り、溢れた雨水が外壁を伝ってしまうことがあります。
清掃は脚立で安全を確保しながら行い、細かなゴミは手やブラシで取り除いてください。高所や難しい箇所は、専門業者に依頼するのが安心です。

・目視点検で亀裂や歪みを発見

雨樋が風で曲がっていたり、接合部がずれていたり、亀裂や歪みが見つかった場合は、そのまま放置せずに補修や部品の交換を検討しましょう。
雨樋のゆがみは雨水の流れを乱し、オーバーフローや逆流の原因となります。
また、継ぎ目の劣化は雨漏りや、外壁の腐食にもつながるため、早めの対応が建物全体の寿命を伸ばすことにもなります。

簡単な清掃でも、外観と住宅性能を守る大事なメンテナンスにつながります。
「最近雨樋から水が垂れてる気がする」「外壁が濡れているのはなぜ?」と思ったら、まず雨樋の状態を点検するところから始めてみてください。
雨樋は「壊れてから」ではなく「壊れる前」の対策が肝心です。

交換のタイミング

・塩ビ樹脂製は20年が一つの区切り

一般的な住宅に多く使われている塩ビ樹脂製の雨樋は、20年程度がひとつの目安になります。
見た目に変化がなくても、経年により内部では硬化が進行し、軽い衝撃や積雪で割れてしまうことも。
紫外線の影響で表面が脆くなるため、ひび割れや変形が見られ始めたら、全体の交換を視野に入れるべきタイミングです。
「雨の日にポタポタ音がする」「風が吹くとガタガタ揺れる」といった症状も劣化のサインです。

・ガルバリウム鋼板などは耐久年数が長いが、腐食や穴あきに注意

ガルバリウム鋼板製などの金属製雨樋は、耐用年数が30年以上と長寿命なことが特徴です。
しかし、だからといって放置して安心というわけではありません。
接合部からのサビや、金属疲労による小さな穴あきが少しずつ進行するため、10〜15年目以降は定期点検を行い、部分補修やメンテナンスを繰り返すことで長持ちさせることができます。

とくに軒先や集水器の裏側など、普段見えにくい場所にサビや腐食が発生していることも多いため、プロによるチェックをおすすめします。
小さな傷みを放置してしまうと、いざというときに部分補修が効かず、結局全交換が必要になることもあります。

雨樋の種類と選び方を理解し、長持ちする住まいを手に入れよう

雨の日に雨樋が詰まって水があふれていたり、台風で外れてしまったりするトラブルは意外と身近なもの。雨樋は地味なパーツですが、建物を雨水から守る要ともいえる大切な存在です。
本記事で紹介したように、素材にはアルミ、ステンレス、ガルバリウム鋼板、塩ビなどがあり、形状はリバーシブル型や半円型、角型など多種多様。
それぞれに耐久性やコスト、見た目の違いがあるので、屋根や外壁との相性や予算、メンテナンス性を踏まえて選ぶことが大切です。
また、軒樋や集水器、竪樋といったパーツごとの役割やチェックポイントを理解し、定期的な点検と掃除でトラブルを未然に防止していきましょう。

・耐久性を重視するならガルバリウム鋼板やステンレス
・コスト重視なら塩ビやアルミ
・形状は家のデザインとの調和も大切
・劣化が進んでいる場合は全交換を検討

雨樋を適切に管理すれば、外壁や基礎の腐食を防ぎ、家全体の寿命を延ばすことに繋がります。
これを機に、ご自宅の雨樋を改めて見直してみてはいかがでしょうか。
思わぬトラブルを回避しながら、末永く快適な住まいを維持する一歩となるはずです。

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