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日々の活動日記

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2017/03/24
【長野市現調レポ】縁側メンテナンスガイド|汚れ・劣化・色あせを防ぐお手入れ方法と塗装の頻度とは

木の風合いが出てきて「これも味かな?」と思っていたら、いつの間にか灰色に変色してザラザラに…。
掃除してもなんだか汚れが落ちきらず、日焼けもシミもそのまま。
服が引っかかるささくれ、なんだか歩くのが怖くなるほどに。
縁側は室内と屋外のちょうど中間にあるだけに、風雨や日差し、湿気の影響をもろに受ける場所。
見た目の美しさだけでなく、長く快適に使うためにも定期的なメンテナンスが重要です。
本記事では、縁側の基本的なお手入れ方法、塗装・ワックス・防腐処理のポイント、頻度や注意点、よくある劣化のサインまでを丁寧に解説します。
縁側をきれいに保ちたい方、DIYでのお手入れを検討している方に役立つ情報を詰め込みました。

縁側のメンテナンスが必要な理由とは

縁側は「汚れ・傷み」が特に出やすいエリア

縁側は屋外の風や雨、直射日光の影響を受ける一方で、靴を脱いで歩くこともあるデリケートな場所です。
特に木製の縁側では、湿気・日焼け・砂埃・アク・カビ・シミなどの汚れが蓄積しやすく、放置すると表面の劣化や腐食につながります。

早めのケアが寿命を伸ばす

傷みがひどくなってからの修繕は研磨や張替え、塗装の全面やり直しで高コスト化することも。
定期的に軽い掃除や塗装を施すことで、20〜30年経っても味わいを保つ縁側になります。

縁側メンテナンスの基本ステップ【5つの工程】

Step1:汚れを落とす(掃除)

まずは日々の汚れを除去するところからスタート。
縁側には砂埃・アク・皮脂汚れ・雨だれ跡などが付着しがちです。

・水拭きと乾拭きが基本
・アクやカビには中性洗剤や重曹水を使う
・頑固な汚れはスポンジで優しくこすり洗い

汚れに応じた洗剤の選び方

汚れの種類洗浄剤備考
アク・ヤケ酸性クリーナー(木材用)放置時間に注意
皮脂・ホコリ中性洗剤(食器用など)水拭き→乾拭きを忘れずに
カビ・黒ずみ重曹水・エタノールこすらず拭き取る

注意:塩素系漂白剤・シンナー・アルカリ性洗剤などは木の変色を招くため使用NGです。

Step2:表面保護(防腐剤・防水剤の塗布)

縁側の劣化を防ぐには、雨や湿気の侵入を防ぐコーティングが重要です。
表面を守るために、防腐剤や防水剤を塗布します。

・塗布前に完全乾燥させる
・塗料は木目に沿って均一に塗る
・水性より油性の方が防水性は高いが、臭いや乾燥時間に注意

防腐・防水剤の種類比較

種類特徴耐久性ニオイ
水性ウッドガード扱いやすく、乾きやすい弱い
油性キシラデコールプロも使用、浸透性高強い
自然系オイル(亜麻仁油など)木の呼吸を活かすほぼなし

Step3:ワックスがけでツヤと滑らかさをプラス

ワックスをかけることで、木目の保護と自然なツヤが生まれ、表面の滑らかさが保たれます。

・床用ワックスや木部専用ワックスを選ぶ
・布で均一に薄く塗り広げる
・塗布後30分〜1時間は乾燥時間を確保

補足:屋外寄りの濡縁にはワックスよりもオイル系塗料やウレタン系塗装の方が防水性に優れています。

Step4:(メンテ)塗装で耐久性と見た目を維持

縁側の木が色あせたり、塗膜が剥がれてきたら再塗装のサイン。
塗装を施すことで、紫外線や湿気からの保護効果が復活します。

縁側塗装の流れ

1表面のサンドペーパーがけ(#180程度)

塗装前の最初の工程は、縁側の表面をサンドペーパーで研磨することです。
使用するペーパーは#180程度の中目が適しており、古い塗膜や表面の汚れ、ささくれやざらつきをしっかり落とすことが目的です。
これを怠ると、新しい塗料がうまく木に密着せず、短期間で剥がれる可能性が高まります。
手作業でも十分ですが、広い面積や傷みがひどい場合はサンダーを使うと効率的。力を入れすぎず、均一に磨くのがポイントです。

2粉塵の除去・水拭き後、乾燥させる

続いて行うのが、粉塵の除去。
研磨後に出る木粉や塗膜カスは、刷毛や掃除機、乾いた雑巾などで丁寧に除去しましょう。
微細な粉が残っていると、塗料がムラになったり、密着不良で浮きや剥がれが発生する原因になります。
その後、固く絞った布で全体を水拭きして表面をリセット。
この段階で湿気が残っていると塗装に支障をきたすため、最低でも数時間〜一晩程度しっかり乾燥させることが重要です。
天気のいい日を選び、できるだけ湿度が低いタイミングで作業しましょう。

3木部用塗料を2回塗布(刷毛またはローラー)

下地処理と乾燥が済んだら、いよいよ塗装工程に入ります。縁側には必ず「木部専用」の塗料を使用しましょう。
屋外用のものを選ぶと、紫外線や雨への耐性が高く、塗膜のもちが良くなります。
刷毛やローラーを使って木目に沿って薄く均一に塗り、1回目が完全に乾いてから2回目を重ね塗りすることで、防水性と耐久性が飛躍的にアップします。
塗料によっては塗り回数の指定があるため、缶に記載された使用方法を必ず確認してください。

4しっかり乾燥させる(半日〜1日)

塗装後は、塗料が完全に乾くまで絶対に触れないことが大切です。
乾燥時間は塗料の種類や気温・湿度にもよりますが、目安としては半日〜1日を確保しましょう。
特に屋外に面した縁側は、乾く前に風でホコリがついたり、急な雨で塗膜が流れてしまうこともあるため、養生シートやビニールで簡易的に覆っておくと安心です。
最後まで丁寧にケアすることで、縁側の美しさと防水性を長く保つことができます。

以上の流れを守ることで、縁側は美しいだけでなく、長持ちする耐久性のある仕上がりになります。
手間はかかりますが、それだけの価値がある丁寧な作業工程です。

塗装に使われる塗料の種類

塗料特徴向いている縁側
オイルステイン浸透性・自然な仕上がり室内寄りの縁側
ウレタン塗料耐水・耐摩耗性が高い屋外の濡縁
水性ペイント色を付ける・臭い少デザイン重視の縁側

縁側の汚れや傷みの種類と対応法

アクやヤケ

縁側の木部は屋内外の中間に位置し、日差しや雨風、湿気などの影響を受けやすいため、さまざまな汚れや劣化が見られる箇所です。
特に多く見られるのが「アク」や「ヤケ」による変色です。
これらは木の成分が表面ににじみ出たり、紫外線によって酸化することで起こるもので、放置すると黒ずみやカビの原因になることもあります。
対応策としては、アク抜き専用クリーナーや重曹水を使って丁寧に拭き取るのが効果的です。何度か繰り返し処理することで、自然な木肌が蘇ります。

シミや水跡

植木の輪ジミやをはじめ、コップの置き跡や雨のしずくによる「シミや水跡」も悩みの種です。
表面的な輪染みであれば、サンドペーパーで軽く研磨し、その後再塗装することで比較的きれいに補修できます。
ただし、木の奥まで染み込んでいるような黒い水跡は、DIYでの対処が難しいこともあるため、その場合はプロによる本格的な補修を検討した方が安心です。

カビ・コケの発生

縁側は日陰や湿気がこもりやすい構造になっているため、特に風通しの悪い面では緑や黒っぽい汚れが発生しやすくなります。
軽度であれば、重曹水やエタノールを使った清掃、または木材用のカビ取り剤による処理が効果的です。
ただし、漂白力が強すぎる薬剤は木を白く抜いてしまうこともあるため、目立たない部分で試すか、取扱説明をよく読んで慎重に使うことが大切です。

こうした症状は、早めの対応で見た目も機能性も維持することができます。
美しい縁側を長持ちさせるためにも、日常的な点検とこまめなメンテナンスを心がけましょう。

縁側のメンテナンス頻度の目安

メンテナンス内容頻度備考
掃除(拭き掃除)月1回砂やアクを取り除く
防腐剤・防水剤の塗布1〜2年に1回雨に当たる縁側は年1回
ワックスがけ半年〜1年に1回表面のツヤと滑らかさ維持
塗装2年に1回目安屋外なら劣化具合により短縮可

メンテナンスの実例|古い縁側が見違えるように再生

事例1:築20年の縁側をオイルステインでリフレッシュ

・汚れ・日焼け・黒ずみがあった無垢縁側
・重曹洗浄→サンディング→オイル塗装2回
・自然な木目が蘇り、見た目も歩き心地も大幅改善

事例2:濡縁の水染み対策にウレタン塗装

・雨の吹き込みによる水染みが目立つ状態
・防腐剤塗布+ウレタン塗装
・光沢が出て撥水性が大幅アップ、汚れも付きにくくなった

縁側を美しく長く保つために大切なこと

縁側は風雨・日差し・湿気の影響を強く受ける中間空間

縁側は屋外と屋内の“ちょうど真ん中”にあるため、直射日光・雨の吹き込み・朝露や結露といった自然環境の影響を非常に受けやすい場所です。
特に木材は、乾湿の繰り返しに弱く、ひび割れ・反り・腐朽が進みやすくなります。
そのため、素材の性質を理解し、定期的な乾燥や保護処理を意識することが、縁側を長持ちさせる第一歩になります。
屋根付きでも油断せず、「半屋外」であることを前提に管理していきましょう。

汚れの種類に応じて洗剤・掃除方法を使い分ける

縁側の木材には、砂埃・雨染み・花粉・カビ・油汚れなど多様な汚れが付着します。
それぞれの汚れに対して適した洗剤や掃除道具を使い分けることが重要です。
たとえば、軽い汚れには中性洗剤、黒ずみには重曹水、カビにはバイオ系洗浄剤など、用途に応じたアイテム選びがポイント。
ゴシゴシ擦りすぎず、木目に沿ってやさしく掃除することで、表面の塗膜を傷めずに清潔さを保てます。

防腐剤・防水剤・ワックス・塗装を目的に応じて選択

縁側を保護するための製品には、「防腐剤」「防水剤」「木材保護塗料」「ワックス」など様々なタイプがあります。
それぞれ目的が異なるため、“何を防ぎたいか”に応じて使い分けるのが効果的です。
たとえば、湿気対策には防水性重視の塗料、紫外線による劣化防止にはUVカット効果のある塗料、定期的な艶出しには天然ワックスなど。
光沢・通気性・耐久性のバランスを考えて選ぶことで、縁側の風合いを損なわずに長持ちさせることができます。

年1〜2回のメンテナンスが、大規模修繕を防ぐ近道

縁側は「劣化が進んでから手を打つ」よりも、「定期的に手入れしておく」方が、結果的にコストも手間も抑えられます。
たとえば、年に1~2回の塗装やワックスがけ、雨の多い時期前のチェックと簡単な補修などを習慣にすることで、深刻な反り・腐食・塗膜の剥がれなどを未然に防げます。
とくに、木が乾燥しやすい春や秋は、メンテナンスに最適なタイミング。“少し手間をかけるだけで10年後が変わる”のが縁側の保全です。

縁側は、家族がほっとひと息つける癒やしの空間。

日常の掃除は単なる「美観維持」ではなく、木材そのものを長持ちさせるための基本動作です。
汚れを放置すれば水分が滞留し、カビや腐朽菌の繁殖、反りや割れの原因になります。
朝露や雨のあとにさっと水気を拭き取る習慣をつけるだけで、縁側の寿命がぐんと延びるのです。
さらに、履き掃除やほこり取りをこまめに行うことで、滑りにくくなり安全性も向上。
日々の“小さな手入れ”が、木の質感と快適さを守る秘訣です。

だからこそ、大切に手入れしてあげることで、そのぬくもりや味わいは何倍にも増していきます。
今日から始める小さなメンテナンスが、10年後、20年後の美しい縁側を作ります。

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