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2017/02/10
【軽井沢現調レポ】ウッドデッキが傾く!?腐食やカビ、虫を防ぐために押さえたい素材とメンテナンス術

ウッドデッキを設置したはいいけれど、時間が経つにつれて「なんだかかしがってきた(傾いてきた)」「カビや腐食が目立ち始めた」なんて経験はありませんか?
特に湿度の高い地域や日当たりが悪い場所だと、木材は湿気を吸ったり乾いたりを繰り返して、どうしても変形や腐食が進んでしまいがち。
さらに、虫の被害まで加わると、せっかくのウッドデッキライフが台無し。
本記事では、ウッドデッキがかしがる(傾く)原因や素材選びのポイント、定期的に行うべきメンテナンス方法などを詳しく解説します。
どんな環境でも長く楽しめるウッドデッキを目指して、「腐食」「カビ」「虫」「かしがり」といったトラブルを未然に防ぐためのノウハウをチェックしていきましょう。

ウッドデッキが傾く原因とは?

ウッドデッキが「かしがる」「傾く」「歪む」といった症状は、主に木材の膨張と収縮が大きく関係しています。
日当たりや雨水、湿気などの環境要因によって、木材は水分を吸ったり放出したりを繰り返すもの。
以下の理由で徐々に変形が進んでしまうのです。

どうして傾くのか?

雨水や湿気の影響

木材は、空気中の湿度や雨水の影響を受けやすく、水分を吸収すれば膨張し、乾燥すれば収縮します。
この性質は天然木である以上避けられません。
特に日当たりの良い場所と日陰が混在するような敷地では、部位ごとに乾き方が異なるため、反りや歪みが不均一に発生しやすくなります。
この動きが長年繰り返されることで、デッキの表面に「波打ち」「ねじれ」「傾き」といった症状が現れるのです。
定期的な防水処理や雨除け対策が、変形の進行を抑えるために有効です。

地盤や基礎の不安定

屋外で使用する木材には、耐候性・耐腐朽性が非常に重要です。
例えば、価格が安いからといって杉材やホワイトウッドなど耐久性の低い材を使用すると、数年で腐り始め、変形が起こりやすくなります。
一方で、ハードウッド(ウリン・イペなど)や加圧注入材、防腐加工された人工木などは、長期的な安定性に優れ、歪みや傾きが出にくい素材として知られています。
初期コストだけでなく、10年後の安定性やメンテナンス頻度も視野に入れて素材選びを行うことが重要です。

素材選びの問題
耐腐朽性や耐候性が低い木材を選ぶと、早期に腐りやすく変形しやすくなる。

「傾く」という現象は、デッキが設置してから年数が経つほど起こりやすいものですが、素材選びやメンテナンス次第で大幅に抑えられます。

腐食やカビを防ぐために知りたい!素材選びと環境配慮のポイント

ウッドデッキの命ともいえる素材選び。
木材には天然木や樹脂木などさまざまな種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
特に天然木の場合は、どんな樹種を選ぶかが耐久性やメンテナンスの頻度に大きく影響するのです。

代表的なウッドデッキ素材

素材特徴と耐久性メリットデメリット
広葉樹(ハードウッド)
(ウリン、イペ、セランガンバツなど)
・耐腐朽性や耐候性が高い
・非常に硬く虫にも強い
・長期間使える
・高級感がある
・価格が高め
・硬すぎて加工が難しく、施工費が上がる場合も
ソフトウッド
(杉、ヒノキなど)
・価格が比較的安いが耐久性はハードウッドほど高くない・加工しやすい
・比較的安価
・腐食や虫害に弱い
・防腐処理や塗装メンテナンスが必須
樹脂木(人工木材)・木粉と樹脂を混合した合成素材
・耐久性があり、腐らない、色あせしにくい
・メンテナンス頻度が低い
・木の風合いに近いデザインを選べる
・本物の木の質感や香りはない
・高温時に表面が熱くなりやすい

なぜ素材選びが大切なのか?

ウッドデッキの寿命やメンテナンスのしやすさは、どんな素材を選ぶかによって大きく左右されます。
以下に、素材選定で押さえるべきポイントをご紹介します。

耐腐朽性が高い素材を選ぶと、カビや腐食によるトラブルが激減

屋外に設置するウッドデッキは、雨風や湿気に常にさらされるため、耐腐朽性が低い木材を選ぶと数年で腐食が始まってしまうリスクがあります。
特に、木口や接合部などは水分がたまりやすく、腐りやすい箇所として注意が必要です。
そのため、イペ・ウリン・セランガンバツなどのハードウッドや、加圧注入処理を施した防腐木材を選ぶことで、10年以上の耐久性を確保することが可能になります。
素材選びを間違えると、見た目はきれいでも内部が腐っていて、思わぬ事故や補修費用の発生につながるケースもあります。

硬い木材ほど虫害に強い傾向がある

ウッドデッキでよく問題となるのが、シロアリや木喰い虫による食害です。
特に地面に近い構造部分や束柱の根元などは被害に遭いやすく、一度侵入されると修復に多大なコストがかかる場合も。
そこで有効なのが、比重の高い硬質木材(ハードウッド)の採用です。
イペやアマゾンジャラといったデッキ材は非常に硬く密度が高いため、虫が入り込みにくく、仮に触れても食害が進行しにくいという特性があります。
結果として、防虫処理の回数や薬剤使用量も減り、長期的な安全性とコストパフォーマンスを両立できます。

樹脂木を選べばメンテナンス頻度を大幅に抑えられる

天然木と比べて近年人気を集めているのが、樹脂木(人工木)と呼ばれる複合素材です。
これは、木粉と樹脂を配合して成形された素材で、見た目は木の風合いを持ちつつ、腐食・変色・ささくれが起こりにくいのが特長です。
さらに、表面の密度が高いため、カビや虫が付きにくく、塗り直しや防腐剤の再塗布がほとんど不要です。
「忙しくてメンテナンスに手間をかけたくない」「10年後も変わらない美しさを維持したい」という方には非常におすすめです。
初期費用はやや高めですが、塗装や補修にかかる将来的な費用を考えれば、結果的にコスパの良い選択となります。

環境への対策で長持ち度UP!日当たり・湿気・虫に配慮した設置方法

1. 日当たりの良い場所に設置

ウッドデッキを長持ちさせるうえで、「日当たりの良い場所に設置する」ことは非常に効果的です。
直射日光がしっかり当たることで、雨や夜露によって含んだ水分が速やかに乾燥しやすくなり、カビ・苔・木材腐朽菌などの繁殖リスクを大幅に抑えることができます。
ただし、地域によっては紫外線が非常に強く、木材表面の乾燥が進みすぎてひび割れや反りの原因になる場合もあるため、遮光パーゴラの設置や、UVカット塗料による表面保護などの対策も同時に検討すると安心です。
日射と湿気のバランスを考えた配置計画が、耐久性の差を生みます。

2. 湿気を遮断する対策

ウッドデッキの大敵は、実は見えない“地面からの湿気”です。
地面が常に湿っていると、デッキ裏面や束柱の根元から腐食が進みやすくなります。
これを防ぐために有効なのが、「デッキ下に防草シートを敷いた上で、砕石や砂利を敷き詰める」という方法。
地面からの湿気上昇を遮断しつつ、水はけも良くなるため、常に風が通る乾いた環境を維持できます。
また、束柱や根太は直接地面に触れないよう高さを確保し、空気が流れる「床下通気」を意識することで、構造部の腐朽やカビの発生も防げます。
湿気対策は“見えない場所”こそが重要です。

3. 虫対策

屋外の木材で見逃せないのが、「害虫による劣化」です。特に木材を好むシロアリや木喰い虫(キクイムシ)などは、地面からじわじわ侵入し、内部から木を食い荒らす厄介な存在です。
こうした害虫リスクを未然に防ぐために、木材には防腐・防虫剤入りの塗料をしっかりと塗布しておくことが大切です。
表面だけでなく、根太や床板の裏面、端部など「見えない箇所にこそ薬剤処理を行う」ことが、長期的な耐久性を大きく左右します。
また、シロアリの侵入経路を断つため、束石や金属束を使った非木材による支持脚設置も効果的です。
塗装と構造対策の“二段構え”で、虫に強いウッドデッキが実現します。

・定期的な掃除で食べ物カスなどを残さない
虫が寄りつく原因となるゴミや食品カスを早期に取り除くと効果的。

メンテナンスの基本|泥はねや汚れの洗い方と定期塗装が重要

ウッドデッキの美しさと耐久性を長く保つためには、定期的な清掃と塗装によるメンテナンスが欠かせません。
といっても難しい作業ではなく、日々のちょっとしたお手入れの積み重ねが、結果的に寿命を大きく伸ばしてくれるのです。
以下に、具体的なポイントをご紹介します。

日常的なお手入れ

ウッドデッキは屋外にあるため、土埃・花粉・鳥のフン・落ち葉など、さまざまな汚れが蓄積しやすい環境にあります。
そのまま放置してしまうと、湿気と混ざってカビの原因になったり、シミとして残ってしまうケースも。
デッキを長持ちさせるコツは「汚れたらすぐ拭く」こと。
水拭きや乾いた布で軽く払うだけでも十分効果があります。
週に1回、ほうきで掃き掃除するだけでも、デッキの表面を清潔に保ち、腐朽リスクを減らすことができます。

泥はね程度の汚れは水洗い

雨のあとなどに見られる「泥はね」や軽度の汚れであれば、ホースの水ややわらかいブラシでサッと洗い流すだけで十分です。
このとき、ゴシゴシこすりすぎると木材を傷める恐れがあるため、ブラシは「デッキ専用のソフトタイプ」がおすすめです。
汚れが落ちにくい場合には、中性洗剤を薄めて使うと効果的。
洗剤を使用したあとは、洗い残しがないようしっかり水で流し、デッキが完全に乾くまで通気を確保しておくことが重要です。
湿ったままだとカビの原因になるため、乾燥もメンテナンスの一環と考えましょう。

食べ物や飲み物のこぼし跡は早めに処理

バーベキューやホームパーティーでウッドデッキを活用する方も多いかと思いますが、その際に出る油汚れや飲み物のシミは、できるだけ早く対処することが大切です。
油や色素が木材に染み込んでしまうと、中まで入り込んでシミとなり、完全に除去するのが難しくなることもあります。
汚れに気づいたらすぐに中性洗剤を含ませた布で拭き取り、その後に水拭きで洗剤成分をしっかり除去しましょう。
時間が経つほど落ちにくくなるため、「その場で対応」が長持ちの秘訣です。

定期的な防腐塗装・高圧洗浄

1~2年に一度は防腐塗装を検討

ウッドデッキの木材は、日々の湿気・雨・直射日光といった自然環境の中で絶えず影響を受けています。
特に湿気を吸収しては乾燥を繰り返すことで、表面の塗膜は徐々に劣化していき、気づかないうちに防水性や防虫性が低下していることがあります。
これを防ぐには、1~2年に一度を目安に防腐塗装を行うのが理想的です。
塗料は、木の呼吸を妨げない“浸透型タイプ”を使うと、木材内部からしっかり保護できます。
劣化が進む前に塗り替えることで、結果的に修繕コストの削減にもつながる重要なメンテナンスです。

高圧洗浄機で汚れを一掃

ウッドデッキ表面にこびりついた泥やカビ、苔などの汚れは、通常のブラシ洗浄ではなかなか取り切れません。
そこで有効なのが高圧洗浄機によるリセット洗浄です。
水の圧力によって汚れを木の繊維の奥からしっかり吹き飛ばすことができ、再塗装前の下地処理としても効果的です。
ただし、圧力が強すぎると木材を傷めたり、繊維をささくれさせてしまう危険性もあるため、「木材対応の適正圧(通常は5〜10MPa)」に設定して使用することが重要です。
表面を傷めずに、素地を清潔に保つためのプロのひと手間としておすすめの方法です。

ウッドデッキの素材別メンテナンス比較

どの素材を選ぶかでメンテナンスの頻度や方法も変わってきます。
以下の表で簡単に比較してみましょう。

素材メンテナンス頻度具体的なケア向いている人
広葉樹(ハードウッド)年1回の塗装 or オイル仕上げ・オイルステインや防腐塗装で色味と防腐効果をキープ
・高圧洗浄機を使う場合は表面が削れないように注意
・丈夫で高級感ある素材を求める人
・メンテナンスの手間や費用が多少かかっても良い人
ソフトウッド年2回ほど塗装、雨季前後に洗浄など・防腐剤入り塗料をまめに塗り重ねる
・定期的に虫・カビチェック
・初期費用を抑えたい人
・DIYでこまめに手入れを楽しめる人
樹脂木(人工木)年1回程度の水洗いでOK・汚れがひどい時に中性洗剤やブラシでこする程度・メンテナンスの手間を極力減らしたい人
・木の質感にこだわりすぎない人

ウッドデッキがかしがる前に正しい素材選びとメンテナンスを!

ウッドデッキのトラブルも、素材選びと定期的なメンテナンスを意識すれば、大幅に回避できるのです。
傾きや腐食、カビ、虫害などを最小限に抑え、長く美しいデッキライフを楽しむためのキーポイントを再度おさらいしましょう。

・適切な素材を選ぶ
広葉樹(ハードウッド)や樹脂木なら耐久性が高く、ソフトウッドなら初期費用が安い分メンテが必須。

・設置環境に合わせた対策
日当たりや湿気、虫の多さなどを見極めて、砂利を敷いたり防虫塗料を使ったりする。

・メンテナンスの基本を押さえる
泥はね汚れは水洗い、食べ物の跡は中性洗剤で早めに拭き取り、年1~2回の防腐塗装を行う。

・傾く原因は湿度変化による膨張・収縮
地盤や基礎施工、素材選択が大切。適切にケアすれば歪みを抑えられる。

ウッドデッキは家族や友人との憩いの場。BBQや読書、子どもの遊び場など多目的に活用できる魅力的なスペースです。
せっかく設置するのであれば、かしがったりボロボロにならないように、今回のポイントを参考にしてみてください。
快適で長持ちするウッドデッキが手に入れば、暮らしの楽しみ方がさらに広がるはずです。

ウッドデッキの補修や木部塗装はしろくまペイントへ

ウッドデッキの補修や木部塗装のことお気軽にご相談ください
長野市はじめ、信州新町、中条、小川、白馬村、小谷村、麻績村、坂城町、千曲市、須坂市、飯綱町、信濃町、中野市、山ノ内町、木島平村、飯山市、野沢温泉村のウッドデッキの新設やメンテナンスもお任せください。

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