日々の活動日記 STAFF BLOG
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日々の活動日記
【長野市施工レポ】木製ポーチ柱が汚れて見ぐさい!再生手順と自分でもできるDIY方法とは?

目次
しろくまペイントの木部再生事例
施工地域 | 長野県長野市 |
施工場所 | 戸建て住宅『外壁塗装・軒天塗装・雨樋塗装・破風板塗装・霧除け塗装・水切り塗装・シーリング撤去打ち替え・玄関柱染み抜きあく洗い後塗装』 |
施工内容 | 木部、白木再生染み抜き・あく洗い |
目的 | 木部をきれいにして保護層を形成 |
施工経緯 | ホームページからのお問い合わせ |
使用材料 | レブライト / アクロンA・B / ノーベルA・B |
詳しい内容
「玄関の柱が黒ずんできた」「木目が見えなくなった」「触るとささくれてる」
玄関ポーチの柱は家の“顔”ともいえる部分なのに、気づくとボロボロに。
実は、木製の玄関柱は雨風・紫外線の影響を直に受けるため、かなり劣化しやすい箇所です。
本日は、そんな木部を再生させる最終日です。
前回はケレン後1回目の塗装を行いましたが、今回は2回目の塗装になります。
ご存知のように木は生きているので場所によって塗料の吸い込み方が違います。
そのままの状態だとムラっぽくなることもあるので、美観の面や木部を保護する意味でも好ましくないです。
もちろん光の当たり方によって見え方も違うので気を付けなければなりません。
そういった事を防ぐ為にも2回塗装をおこないます。
1回目よりも色がキレイに見えませんか?1回塗りと2回塗りではこれだけの差がでます。
今回は白木色を使用しましたが、ガードラックシリーズには木部の塗装に適した色の種類が販売されているのでお客様のお家にあった色を選ぶことができます。
それでは、玄関ポーチ柱の塗装を行う理由を詳しく解説していきます。
玄関ポーチ柱の再生なぜやるのか?
一見、ただの木の柱に見える玄関ポーチの支柱。
しかしこの柱、見た目以上に重要な役割を担っています。もしも放置すれば、「劣化し腐食・破損」という危険な連鎖に突入することも…。
防水性を持たせることで雨による腐食を防ぐ
木製の柱にとって一番の天敵は、雨水による浸透です。
塗膜が劣化して防水性が失われれば、雨が降るたびに少しずつ、しかし確実に内部に湿気が蓄積。
これが長く続けば、ある日突然、手で触っただけでグニャリ…ということもあり得るのです。
防水再塗装を行うことで、木材の「吸水」をシャットアウトし、健全な状態を長くキープできます。
防虫・防腐塗料を使えばシロアリや腐朽菌の侵入も抑制
玄関ポーチの柱は、地面に接しているだけに、シロアリや腐朽菌が侵入しやすい場所でもあります。
特に、塗膜が劣化した部分から微細なクラックが発生していれば、そこは絶好の侵入口。
だからこそ、防虫・防腐機能を持った塗料でしっかりとコーティングすることが不可欠です。
再塗装によって、構造的な寿命を10年、20年と延ばすことも夢ではありません。
紫外線による色あせや乾燥割れも軽減
日差しにさらされ続ける玄関ポーチ柱。
実は、紫外線によって表面のリグニンが分解され、徐々に色あせ・乾燥・割れが進行します。
「なんか白っぽくなってきたな…」という段階で対処できれば、割れやささくれになる前に防げます。
UVカット塗料によるコーティングは、日焼けによる劣化の“盾”となる存在です。
まずは下地処理が最重要
旧塗膜の剥離と表面の研磨
現在の塗装が残っている場合は、まず完全に剥がすことが大切。
旧塗膜が残っていると、新しい塗料が密着せず、早期の剥がれやムラの原因になります。
皮スキ・サンダーを使って塗膜を剥離
旧塗膜は、一見しっかりしているように見えても、内部で劣化が進行しているケースが非常に多くあります。
その上から新しい塗料を塗っても、数ヶ月〜数年でバリバリと剥がれてくる危険性があります。
このため、最初に行うのは【皮スキ・電動サンダー】を使った旧塗膜の“完全除去”です。
特に屋外で紫外線や雨にさらされた部分は、劣化塗膜が脆くなっていることが多く、徹底した剥離が必要不可欠です。
ザラついた表面はサンドペーパー(#80〜#120)で丁寧に研磨
旧塗膜を剥がした後に現れるのは、木材や素材そのものの素地。
これをそのままにしてしまうと、表面がガサガサして塗料がうまく乗らなかったり、吸い込みムラが出たりします。
ここで登場するのがサンドペーパー(#80〜#120)です。
ザラついた面をなめらかにし、塗料の「密着力」と「均一な仕上がり」を確保するために、丁寧に手作業で研磨していきます。
粉塵は刷毛・掃除機・ウエスで除去しておく
最後に、粉じんや木くずなどをしっかり除去する工程が不可欠です。
刷毛や掃除機、きれいなウエスなどで清掃しなければ、せっかく整えた表面にホコリが残り、バリになったり、そこだけ剥がれて白い点々ができたりしてしまいます。
塗装は「塗る技術」だけで決まるのではありません。
下地処理や施工しながらの確認こそ大切です。
プロはこの工程に一番時間と神経を使います。
適当に済ませた塗装工事は、数年で後悔することになるかもしれません。
剥離と研磨、このひと手間が10年後の仕上がりと寿命を分けると考えてください。
お客様の大切なお住まいを長持ちさせるためにも、見えない“基礎作業”こそ、しっかりと行う必要があるのです。
白木に戻す「漂白処理」で新品のような仕上がりに
経年によって黒ずみ・雨染み・日焼けが進んだ木部でも、諦めるのはまだ早いかもしれません。
プロの現場で使われる「漂白処理」なら、元の白木の明るさや透明感を驚くほど美しく再生することが可能です。
酸素系または還元系漂白剤を使用
漂白といっても衣類用とは違い、木材専用の酸素系または還元系の漂白剤を使います。
たとえば、酸素系は日焼けの黒ずみに、還元系は雨染みに対して高い効果を発揮します。
薬剤をハケで丁寧に塗布し、数分〜数十分放置することで、木材の内部に沈着した汚れを分解・脱色していきます。
ハケで塗布後、数分〜数十分放置
漂白剤は効果が強力なため、放置しすぎや中和の不十分は、逆に木を傷めてしまうリスクも。
だからこそ、塗布後は中和剤や水でしっかり洗い流す工程が不可欠です。
最後にしっかりと乾燥させることで、本来の白木の風合いが浮かび上がるように戻ってきます。
水でしっかり中和してから乾燥させる
とくに和室の柱や玄関の式台など、「人の目に触れる木部」ほどこの漂白処理の効果は絶大です。
照明が映えるほどの明るい木肌が蘇り、まるで新築当時のような清潔感と高級感が戻ります。
「交換しかない」と思っていた木部も、適切な漂白処理で再生が可能です。
無垢材や白木の良さを大切に残したい方には、ご検討いただきたい施工メニューです。
これだけで、まるで新築のような明るさが復活します。
木材塗装に適した塗料の種類と特徴を比較
塗料名 | 主な特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
キシラデコール | 浸透型、防腐・防虫効果あり | 木目が活きる、長持ち | 高価、塗り重ねが必要 |
オイルステイン | 浸透型、天然風合い | 自然な仕上がり | 耐久性は低め |
水性ウレタン | 塗膜形成型、防水性◎ | 雨や湿気に強い | 塗膜が剥がれやすい場合も |
油性ウレタン | 耐久性最強 | プロ仕様、高密着 | 臭い・乾燥時間が長い |
ペンキはNG?木材と塗料の相性を理解しよう
木材にペンキ(被膜型塗料)を使うと…
木の呼吸(湿気の吸放出)を妨げて、内部で腐食が進むかもしれません。
数年で塗膜がパリパリと剥がれることも。
このため、木材には基本的に「浸透型塗料」が適していると言えます。
玄関ポーチ柱の塗装手順
白木に戻す薬品を使うのは、経験者でなければ危険です。そのためDIYには不向きです。
作業自体も難易度が高いです。きれいな状態でのメンテナンス塗装がDIYで行いやすといえます。
ステップ① 高圧洗浄・乾燥
塗装前には、木部表面に付着したホコリ、カビ、花粉、油分などの汚れをしっかり取り除く必要があります。
高圧洗浄機を使えば、細かな隙間や木目の奥に入り込んだ汚れも効果的に除去できます。
ただし、あまりに強い水圧は木を傷める原因になるため、圧力を調整して慎重に作業しましょう。
洗浄後は、表面だけでなく内部の水分も完全に抜けるよう、少なくとも1日以上の乾燥時間を確保することが重要です。
乾燥が不十分なまま塗装すると、塗膜の浮きや剥がれが発生する恐れがあります。
ステップ② 下塗り(シーラー)
下塗り工程では、専用の「木材用シーラー」を使用して、木の吸い込みを均一化し、上塗り塗料の定着性を高めます。
木は塗料を吸い込みやすいため、シーラーを塗ることでムラや色抜けを防ぐことができます。
塗布はハケやスポンジを使い、木目に沿って薄く均等に伸ばすことがポイント。
垂れや塗り残しがないように注意しましょう。
乾燥時間は製品によって異なりますが、通常2〜6時間を目安に、次工程までしっかり乾燥させます。
ステップ③ 中塗り(色付け)
中塗りは、仕上がりの色味と質感を左右する大事な作業です。
事前に選んだカラー塗料を使い、ハケまたはローラーで木目に沿って丁寧に塗り進めることが基本。
初回の中塗りでは、塗料が木にやや吸収されやすいため、2回塗りを標準とし、1回目が完全に乾いてから2回目を重ねるのが理想的です。
色ムラや塗りムラを防ぎ、美しく均一な仕上がりになります。
特に直射日光が当たるポーチ柱では、色あせ防止の観点からも、発色を重ねる中塗りが欠かせません。
ステップ④ 上塗り(仕上げ塗り)
仕上げの上塗りでは、中塗りと同じ塗料を使用し、全体をしっかりとコーティングします。
この工程で塗膜の厚みと防水性を確保することで、風雨や紫外線から木部をしっかりと守る“保護層”が完成します。
ハケ目を整えながら、光の反射具合も意識して仕上げると、より上質な印象になります。
最終的な光沢や質感は、この上塗りによって決まるため、丁寧かつ落ち着いた作業が求められます。
乾燥時間を守り、完全に硬化するまで触れないよう注意してください。
塗装の注意点|よくある失敗を防ぐために
油性と水性の混用はNG
DIYで失敗の一つに、塗料の種類の混用による不具合があります。
たとえば、下塗りに水性塗料を使い、その上に油性塗料を重ねてしまうと、塗料同士の相性が悪く、密着不良を起こすことがあります。
この状態では、せっかく塗った塗膜が乾燥後に弾かれたり、数年以内に剥がれや浮きが生じるリスクが高まります。
塗料は必ず同じ系統で統一するか、異なる種類を使う場合でも密着性を確保するために専用のプライマーを挟んだり、完全乾燥した後に研磨をしたり、下地処理を適切に行うことが必要です。
雨天・湿度の高い日は避ける
施工当日の天候にも注意が必要です。
塗装は晴れていれば問題ないというわけではなく、気温や湿度の管理が非常に重要です。
特に湿度が高い日は、塗料が乾きにくくなり、仕上がりの表面が白っぽく曇ってしまったり、ムラやシワができるなど、見た目や機能性に大きく影響を及ぼします。
適した環境は気温15〜30℃、湿度は60%以下が目安とされており、これを超える場合には無理な作業は避けるのが賢明です。
施工後に発生する不具合の多くは、こうした気象条件を無視して作業を進めたことが原因になっているケースが少なくありません。
玄関柱の塗装費用とその内訳・5万円~の理由とは?
費用相場は5万円~なぜその金額?
玄関ポーチの柱の塗装は一本あたり5万円~程度が相場です。
項目 | 費用目安 | 内容 |
---|---|---|
下地処理 | 5,000〜10,000円 | 剥離・研磨・漂白など |
塗料代 | 3,000〜8,000円 | キシラデコールやウレタンなど |
人件費 | 15,000〜25,000円 | 熟練の職人による施工 |
その他 | 状況に応じて変動 | 足場・養生・補修など |
補修が必要な場合や、特殊な装飾柱の場合は費用が上がることも。
DIYか業者依頼か?どちらがベスト?
DIYのメリットと注意点
材料費だけで済むため、コストが抑えられる
木部塗装をDIYで行う最大のメリットは、なんといっても費用を大きく抑えられる点にあります。
1つ目のポイントとして、施工を業者に依頼する場合に比べて、かかる費用が「材料費のみ」で済むため、全体のコストを大幅に削減できます。
これは特に、広い面積や複数箇所を塗装する場合において、大きな節約効果となります。
自分のペースで作業できる
日程や時間に縛られず、休日や空いた時間を使って少しずつ進められるので、スケジュール調整のストレスがありません。
こだわりを持って自分好みに仕上げたいという方にとっては、非常に魅力的なポイントです。
ただし…
高所作業・安全性・仕上がりの質に不安
注意すべきなのは、「安全性と仕上がりの質に関するリスク」です。
特に高所での作業や脚立の使用などは、転倒や落下といった事故につながる可能性があり、十分な注意が必要です。
また、専門業者が行うような均一で美しい仕上がりを、DIYで再現するのは難しいという現実もあります。
塗りムラや垂れ、厚みのばらつきなどが出やすく、完成度に差が出ることを理解しておきましょう。
油性塗料の取り扱いや乾燥管理が難しい
塗料の選定や管理の難しさも挙げられます。
特に油性塗料を使用する場合は、強い臭いや引火性のある溶剤を扱う必要があるため、取り扱いには十分な換気や防護策が必要です。
また、塗装後の乾燥にも時間がかかり、湿度や温度によっては乾きが不十分となるリスクもあります。
このように、DIYによる木部塗装は確かにコスト面や自由度で優れる一方で、安全性や完成度に対しては慎重な判断が求められます。
施工範囲や目的、リスクをよく見極めた上で、無理のない範囲で取り組むことが重要です。
プロに依頼するメリット
仕上がりが圧倒的に美しい
プロに木部塗装を依頼する最大のメリットは、まず「仕上がりの美しさ」が圧倒的に違うという点です。
熟練の職人が行う塗装は、塗りムラやハケ跡が出にくく、木目の美しさや質感を最大限に引き出すことができます。
表面の均一な艶感や発色の良さは、DIYではなかなか再現できない仕上がりです。
耐久性や防腐性が長持ち
プロは木材の種類や設置場所に応じて、最適な塗料や仕上げ方法を選定します。
たとえば屋外の柱やウッドデッキなどでは、紫外線や雨に強い塗料を使い、効果的な下塗りや重ね塗りを行うことで、長期間にわたり保護効果を維持できます。
適切に処理された塗装は、木の劣化や腐食、カビ・シロアリの被害も防いでくれます。
状況に合わせた適切な塗料や下地処理を選んでくれる
プロに頼む大きな安心材料が、「状況に応じた的確な判断力」です。
たとえば塗装前の下地の状態を見極め、必要であれば漂白や防腐処理、下地補修を行ったうえで塗装を進めてくれるため、仕上がりの見た目だけでなく、耐久性にも差が出ます。
塗料の選定においても、環境負荷の少ない自然塗料を選ぶのか、耐候性を優先した防水塗料にするのかなど、目的に応じた的確な選択をしてくれるのが大きな強みです。
このように、プロに任せることで見た目の美しさはもちろん、住まい全体の保護力や資産価値の維持にもつながる、高品質な塗装が実現できます。
失敗や手直しのリスクを考えると、特に重要な場所や広範囲の施工では、プロへの依頼は確実で安心な選択です。
玄関ポーチの柱は“再生”できる
◆柱の塗装は美観だけでなく耐久性・安全性の維持にも直結
◆塗装前の下地処理が超重要
◆浸透型塗料(キシラデコール・オイルステイン)を選ぶべし
◆費用は5万円~が相場、DIYも可能だがプロに依頼すると安心
◆家の第一印象が驚くほど良くなるリフォームです
あなたの家の“顔”を見直してみませんか?
「最近、玄関の柱が気になるなぁ…」と思ったら、それがサインです。
小さな変化が、大きな美観と安全を生み出します。
気になる方は、ぜひ塗装のプロにご相談ください。

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