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日々の活動日記
【施工レポ】ガイナ塗装|寒冷地では断熱塗料と遮熱塗料はどっちがいい?それぞれのデメリットとは

目次
上田市ガイナ塗装
施工地域 | 長野県上田市 |
施工場所 | 戸建て住宅『外壁塗装・軒天塗装・雨樋塗装・破風板塗装・基礎塗装・シーリング撤去打ち替え・玄関塗装・玄関柱・ベランダ塗装・雨戸塗装』 |
施工内容 | 断熱塗装ガイナ施工 |
目的 | 塗装にて美観回復と、断熱性能を高める |
施工経緯 | ホームページから、お問合せをいただいたお客様からのご依頼 |
使用材料 | ガイナ塗料・フッ素塗料 |
みなさん、こんにちは、しろくまペイントの石井です。
上田市で施工していた住宅のガイナ塗装、屋根・外壁・付帯部まで、昨日で上塗りがすべて終わりました。
今日はその仕上げ前の最終チェックに入ってます。
まずは、養生のマスキングテープやマスカーを丁寧に剥がしていく作業。
これ、ただ剥がすだけじゃなくて、周りに塗料が飛んでいないか、塗り残しがないか、細かいとこまでしっかり見ていきます。
養生を剥がすときに乾いた塗膜がパリパリっと落ちることがあるんで、それも見逃さず、掃除も徹底してます。
塗膜カスは小さいけど、仕上がりに関わるんです。ここは職人のこだわりです。
さて、お伝えしたかったこと、それはなぜガイナを使ったかと言う事。
断熱塗料の「ガイナ」を提案したのには理由があるんです。
上田市って冬はけっこう冷え込みが厳しいですよね。
朝晩の寒暖差もあるし、屋根なんかすぐ冷たくなる。
実は、そんな土地だからこそ、断熱効果のある塗料を使って、室内の温度が下がりすぎないようにしたいというお客さまの希望もあったんです。
よくある遮熱塗料って、夏の暑さを防ぐのが得意なんですけど、寒冷地でそれだけを目的に塗るのって、正直もったいないんです。
せっかくなら、「冬に暖かく」「夏にも少し涼しく」なるガイナの方が、年中快適さを実感してもらえる。
だからこそ、今回はこの塗料を選んだってわけです。
夏の暑さをどうにかしたくて遮熱塗料を検討しているけど、いいことばかりじゃないかも?
そんな方のために、この記事では遮熱塗料の代表的なデメリットと、それを理解したうえでの正しい選び方・対策について詳しく解説します。
導入前に知っておくことで、「思ってたのと違った…」という後悔を避けられます。
効果をしっかり引き出したい人、コストとのバランスに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
断熱塗料・遮熱塗料のデメリット6選
1. コストが高い
遮熱塗料は、一般的な塗料と比べて高機能である反面、価格が高めに設定されています。
なぜ高いの?
原料に特殊な遮熱素材(セラミックや反射顔料など)を配合しているため、材料コストが高くつくからです。
また、遮熱性能がしっかりしている製品ほど価格も上がります。
コスト例
種類 | 平均価格(㎡あたり) | 機能 |
---|---|---|
一般ウレタン塗料 | 約1,500円〜2,000円 | 基本的な防水・防汚機能のみ |
遮熱塗料 | 約2,500円〜3,500円 | 遮熱+防汚、耐候性など |
コストを抑える方法
耐用年数の長い製品を選ぶ(塗り替え回数を減らす)
塗料にはグレードによって耐用年数に差があります。
安価な塗料は初期費用が抑えられる一方、10年も経たずに再塗装が必要になることも。
結果的に塗り替えの回数が増え、トータルコストが上がってしまいます。
断熱・遮熱塗料はやや高価ですが、15〜20年もつ高耐久タイプを選べば、長期的に見て費用対効果が高くなります。
築浅住宅には遮熱効果が活きにくいため、築10年以上の住宅に適用
新築から10年以内の住宅は、もともと断熱性能が高く設計されていることが多いため、遮熱塗料の効果を実感しにくいケースがあります。
そのため、築10年以上経過している住宅にこそ断熱・遮熱塗料は有効です。
屋根や外壁からの熱の侵入が目立ち始めたタイミングで導入することで、冷暖房効率の向上と塗装の必要性を同時に満たすことができます。
補助金制度のある自治体に相談してみる
最近は、省エネ・断熱リフォームに対する助成金や補助制度を用意している自治体も増えています。
「断熱改修工事」として補助対象になることもあるため、事前に市区町村の窓口に問い合わせてみるとよいでしょう。
条件を満たせば数万円〜数十万円の補助が出る場合もあり、初期費用の大幅削減につながります。
2. 冬場の保温効果はなし|断熱効果と混同しないで
「夏に涼しいということは、冬も暖かい?」…残念ながら、それは誤解です。
遮熱と断熱の違い
機能 | 目的 | 効果を感じやすい季節 |
---|---|---|
遮熱 | 太陽熱を反射 | 夏 |
断熱 | 熱の移動を遮断 | 冬と夏 |
遮熱塗料は外からの熱を反射する機能のみで、室内の熱を逃がさない保温効果(断熱性)はありません。
対策方法
冬の寒さも気になる場合。
遮熱と断熱の両方の機能を兼ね備えた複合塗料を選ぶことです。
ガイナやキルコートなどのように、夏の遮熱・冬の断熱の両面に対応した高機能塗料が登場しており、年間を通して快適な室内温度を保つことができます。
初期費用はやや高くなりますが、冷暖房費の節約や建物の保護という面では、長期的に見ると非常にコスパが高い選択肢です。
また、塗装範囲を工夫することでも対策できます。
たとえば、遮熱塗料を屋根だけに限定して使用するという方法。
屋根は日射の影響を最も受ける部分なので、夏場の室温上昇を防ぐには十分効果的。
一方、外壁には断熱性能のある塗料を使用することで、冬の冷気の侵入を防ぐ断熱効果を担保できます。
こうした部位ごとの使い分けは、地域の気候や建物の断熱構造によって最適解が変わるため、業者との綿密な相談が不可欠です。
総じて、遮熱塗料を選ぶ際は「夏の快適さだけ」に注目せず、冬の快適性と冷暖房効率を両立する塗装計画を立てることが、1年を通して快適な住まいを維持するためのカギとなります。
3. 塗膜の汚れで遮熱効果がダウン
どれだけ高性能な遮熱塗料を使っても、汚れが付着すれば遮熱効果は著しく低下します。
なぜ汚れに弱い?
遮熱塗料は、赤外線を反射することで熱の侵入を防ぎますが、汚れが表面を覆ってしまうと、反射力が失われてしまうのです。
汚れの原因と対策
・ホコリや排気ガスの対策には 定期的な外壁洗浄
・雨だれ・カビには 防汚機能付きの塗料を選ぶ
4. 高度な施工技術が必要|誰でも塗れるわけではない
遮熱塗料は、適切な希釈・乾燥時間・塗り重ね工程が必要な難しい塗料です。誤った施工をすると、本来の遮熱効果が発揮されません。
失敗例
・希釈しすぎて薄くなり、遮熱効果ゼロ
・下塗りが不完全で、すぐに剥がれる
解決策
・遮熱塗料の認定施工店に依頼する
・使用製品の「仕様書」を事前に確認して、工程を守っているか確認する
5. 耐用年数が短い製品もある|製品選びに注意
遮熱塗料の中には、5〜6年程度しか持たない低グレード品もあります。
見た目は同じでも、性能差は大きいので注意が必要です。
耐用年数の目安
グレード | 耐用年数の目安 | 特徴 |
---|---|---|
低グレード(アクリル系) | 5〜6年 | 安価だが劣化しやすい |
中グレード(シリコン系) | 10〜12年 | バランスが良く人気 |
高グレード(フッ素系) | 15年以上 | 高耐候・高価格だが長寿命 |
チェックポイント
・メーカーの保証年数
・実績のある塗料かどうか(施工事例など)
6. 思ったより効果を感じないこともある
遮熱塗料を塗ってみたけれど、「全然涼しくなった気がしない…」という声もあります。
なぜ効果を感じにくい?
もともと断熱性の高い家屋だった
「もともと断熱性の高い家だった」というケースでは効果が期待できません。
すでに高性能な断熱材が壁や天井に施工されていた場合、遮熱塗料による“プラスαの効果”は限定的になります。
特に高断熱サッシや複層ガラス、吹付断熱材などが導入済みの住宅では、塗装による温度変化は感じにくくなります。
「劇的に涼しくなった!」と感じるのは、築年数が古く断熱性が低かった家の方が多いのです。
塗布面積が少なかった(屋根だけなど)
特に屋根のみを塗装して外壁には何も施していない場合、日差しの反射による効果はあっても、壁から伝わる熱が遮れず、室内に熱がこもってしまうことがあります。
夏場の熱は屋根からだけでなく、外壁、窓、床からも侵入してくるため、遮熱効果を感じるにはある程度の広い面積への施工が必要です。
屋根材との相性が悪かった
たとえば、ガルバリウム鋼板などの金属屋根は放射熱が強く、遮熱塗料の効果を比較的実感しやすいですが、一方でスレート屋根や瓦屋根の場合は蓄熱性が高く、思ったほどの効果が出にくいこともあります。
また、既存の屋根に汚れや劣化がある状態でそのまま塗装した場合、塗料が本来の性能を発揮できないこともあるため、下地処理の重要性も見逃せません。
効果を引き出すポイント
日射の強い屋根に施工するのが効果的
日射の強く当たる「屋根」に施工するのが最も効果的です。
特に真夏の直射日光は、屋根表面に長時間降り注ぐため、屋根の温度は60~80℃にも達します。
この熱が天井裏に伝わり、室内の温度を押し上げてしまうのです。
遮熱塗料を屋根に塗ることで太陽光の熱を反射し、そもそも屋根が熱くなりにくくなるため、エアコンの効きも良くなり、省エネにもつながります。
ガルバリウム鋼板などの金属屋根との相性がよい
金属屋根は蓄熱性が低く、遮熱塗料の熱反射効果がダイレクトに作用しやすいため、塗布後すぐに表面温度の低下を実感しやすいという特長があります。
スレートや瓦屋根も効果がないわけではありませんが、金属屋根ほどの熱変化は体感しづらい場合もあります。
屋根断熱と併用することで冷房効率アップ
屋根断熱材との併用も非常に効果的です。
遮熱塗料が太陽光を反射して熱の侵入を抑え、断熱材が屋内の涼しさや暖かさを保つというダブル効果によって、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を実現できます。
とくに吹き抜けのある家や、2階が暑くなりやすい家では、この組み合わせによって冷暖房効率が大幅に改善されるケースも多いです。
遮熱塗料は“使いどころ”を間違えなければ有効
デメリットを並べると「じゃあやめた方がいいの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
遮熱塗料は、条件と目的が合致していれば非常に効果的な塗料です。
おすすめしたいケース
金属屋根の一戸建て
屋根材がガルバリウム鋼板やトタンなどの金属系の場合、遮熱塗料との相性が抜群です。
熱を反射しやすく、すぐに効果が表れやすいのが特徴です。
夏場のエアコン代を抑えたい人
屋根からの熱侵入を軽減することで、室内温度の上昇を防ぎ、冷房効率が大きく向上。
結果的に電気代の節約にもつながります。
屋根の温度上昇がひどい建物
直射日光を受けやすい立地や、断熱対策がされていない建物では、屋根の温度が異常に高くなりがちです。
遮熱塗料で屋根の表面温度を下げることで、室内の暑さも軽減されます。
暑さ対策をすぐに体感したい人
遮熱塗料は施工後すぐに効果が表れやすく、日射が強い日ほど体感しやすくなります。
急ぎで快適な住環境を整えたい方にとっては、即効性のある選択肢です。
遮熱塗料の選び方と後悔しないための対策まとめ
デメリットに対応する選び方
デメリット | 対策方法 |
---|---|
コストが高い | 耐久性の高い塗料を選び、長期的にコスパ重視 |
冬場の保温効果がない | 断熱材や複合機能塗料との併用を検討 |
塗膜の汚れで効果が落ちる | 防汚機能付き塗料を選ぶ+定期清掃 |
施工技術が必要 | 認定施工店に依頼する |
耐用年数が短いものがある | 実績ある中〜高グレード製品を選定 |
効果が感じられないことがある | 塗布面積と屋根材との相性を確認 |
遮熱塗料の“後悔しない導入”は、情報収集と業者選びがカギ
遮熱塗料は、夏の暑さ対策としてとても魅力的な選択肢ですが、「知らなかった…」というデメリットも少なくありません。
導入を成功させるポイントは、
・自分の家に本当に合っているかを見極める
・製品ごとの特性を理解する
・そして何より、施工実績が豊富な業者に相談することです。
ぜひこの記事を参考に、賢い塗装選びをしてみてください。暑さに強く、快適な住まいを手に入れる第一歩になります。
もし塗り残しがあったら、すぐに塗り直し。
はみ出した塗料は、専用の溶剤でちゃんと除去して、ピシッと美しく仕上げます。


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