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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/07/07
油性塗料と水性塗料の違いを比較|特徴・使い分け・選び方のポイント

塗装を検討している方の多くが悩むのが、「油性塗料と水性塗料、どちらを選べばいいの?」という問題です。
これらの違いは単なる名称だけでなく、使用する希釈剤・塗装場所・仕上がり・耐久性など多岐にわたります。

この記事では、油性塗料と水性塗料の基本的な違いから、それぞれの特徴、使用シーンに応じた使い分け方まで、分かりやすく詳しく解説します。

油性塗料と水性塗料の基本的な違いとは?

塗料には一液タイプのものと二液タイプのものがあります

塗料は「主成分(樹脂)」「顔料(色の元)」「希釈剤(溶剤)」から構成されています。このうち、希釈剤の種類が油性と水性の違いです。

項目油性塗料水性塗料
希釈剤有機溶剤(シンナー等)
主な用途外壁・屋根・金属など内壁・木部・住宅内部など
乾燥の速さ比較的早い気温・湿度に影響されやすい
臭い強い(シンナー臭)弱い(ほとんど無臭)
環境への影響揮発性有機化合物(VOC)を含むVOC排出量が少なく環境にやさしい

油性塗料の特徴とメリット・デメリット

メリット

  • 高い耐久性と防汚性:外壁・屋根・金属などの屋外使用に強い
  • 付着性が高い:プラスチック・金属など滑らかな面にも密着しやすい
  • 乾燥が早い:作業性が良く、短期間で施工可能

デメリット

  • 臭いが強い:揮発性のシンナー臭があり、室内では使用しにくい
  • 人体や環境への影響がある:VOC(揮発性有機化合物)の排出
  • 火気厳禁:引火性があるため、施工場所に注意

水性塗料の特徴とメリット・デメリット

メリット

  • 臭いが少ない:室内でも扱いやすく、近隣への配慮がしやすい
  • 環境・人体にやさしい:VOCの排出が少なく、子どもや高齢者のいる家庭に適する
  • 近年の技術進化により高性能:以前より耐久性・耐候性が向上している

デメリット

  • 乾燥時間が気候に左右されやすい:気温や湿度によって施工効率が変動
  • 一部素材への密着力が弱い場合も:金属・プラスチックには不向きなことがある
  • 油性塗料と比べて耐久性に劣るケースがある(製品により差あり)

油性と水性、どちらを選べばいい?使用シーン別の使い分け

外壁塗装・屋根塗装

  • おすすめ:油性塗料(特に2液型)
  • 耐候性・耐久性が求められるため、油性が有利

室内壁や天井の塗装

  • おすすめ:水性塗料
  • 臭いが少なく、安全性が高い

DIYやリフォーム初挑戦の方

  • おすすめ:水性塗料
  • 乾燥時間にゆとりがあり、扱いやすい。初心者にも◎

金属・プラスチックなど特殊素材への塗装

  • おすすめ:油性塗料
  • 密着性に優れるため、剥がれにくい

近年の水性塗料の進化とおすすめ製品

従来は耐久性の面で油性に劣るとされてきた水性塗料ですが、近年は技術の進化により高性能な商品も増えています。

高耐久型水性塗料の例

  • 日本ペイント「パーフェクトトップ」:耐候性・低汚染性が高く、水性でも長寿命
  • エスケー化研「水性セラミシリコン」:コストパフォーマンスに優れる
  • アステックペイント「超低汚染リファイン」シリーズ:高機能性でプロにも人気

塗料の選び方で失敗しないためのチェックリスト

  1. 塗装する場所は屋内か屋外か?
  2. 金属やプラスチックなどの特殊素材か?
  3. 作業時間や施工スピードを重視するか?
  4. 子どもやペットがいるなど安全面に配慮する必要があるか?
  5. 環境面の影響を考慮したいか?

このような観点から選ぶと、自分に合った塗料が見えてきます。

まとめ|油性と水性、それぞれの特徴を理解して最適な塗料選びを

塗料には一液タイプのものと二液タイプのものがあります2

油性塗料と水性塗料は、それぞれの特徴や適した用途が異なるため、どちらが「優れている」というよりも、「目的に合っているかどうか」が選定のカギとなります。

最後にポイントのおさらい

  • 油性塗料は耐久性・付着力が高く、屋外や金属向きだが臭いや安全性に注意
  • 水性塗料は安全性・環境配慮に優れ、室内やDIYに最適。近年は耐久性も大幅向上

塗料選びに迷ったら、施工場所や目的、家族構成や近隣環境などを考慮して、塗装業者とじっくり相談しましょう。

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