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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/02/22
塗装の手抜きはどう見抜く?手抜きの手口と防ぎ方とは?

外壁塗装の完成度を高める「現場管理」

一つひとつの工程を丁寧に

外壁塗装は、ただ塗ればいいというものではありません。
ひとつひとつの工程を丁寧に進めていく必要があります。
まずは、汚れをきれいに落とす高圧洗浄。

次に、ひび割れや傷を補修。
土台がしっかりさせることで、長持ちさせることができます。
そして塗装。
下塗りがしっかり塗られていないと、密着せず、数年後にはボロボロに。
中塗り、上塗りも、もちろん大切。
一つひとつの工程を積み重ねていくことで、仕上がりの美しさと耐久性が確保できるのです。

管理が手抜きを防ぐ

「職人の腕次第」と言われる塗装業界。
しかし、それだけに頼っていてはダメです。
なぜなら、業者の中には、「どうせバレない」と手を抜く業者もいるからです。
塗料の薄塗り、適当な下地処理、乾燥時間を短縮するなど、悪いことをしようと思えばいくらでもできるのです。

ここで重要になるのが現場管理。
職人がどんな作業をしているのか、塗料の希釈率は適切か、乾燥時間は守られているか…。
一つひとつ確認しなければなりません。
チェックを怠ると、「見た目はキレイだけど、すぐに剥がれる」といった最悪の事態になってしまいます。

たとえば、ある現場で塗装後に数ヶ月で剥がれが発生。
調査してみると、実は下塗りがほぼされていなかった!
職人に聞くと、「上から塗れば分かりませんからね~」と悪びれもせず言うのです。
だからこそ、検査が必要なのです。

4つの現場管理と検査の内容

1. 原価管理

塗塗装工事で最もコストを占めるのが塗料と人件費です。
しかし、ここにこそ落とし穴があります。
悪質な業者は、表向きには「高性能塗料を使います」と言っておきながら、実際にはグレードの低い塗料を使っていたり、規定以上に希釈して使用していたりするケースも少なくありません。
原価管理では、見積書と納品書・使用量・製品名の整合性をチェックすることが不可欠です。
例えば「フッ素塗料」を頼んだのに、実はアクリルだった…なんて話も。
現場で余った缶や空き容器を確認することで、使用実態を把握することもできます。
正当な費用で、正しい材料が使われているか—原価管理は、工事の品質を守る第一の防波堤です。

2. 工程管理

塗装工事には、下地処理・下塗り・中塗り・上塗りという各工程があり、それぞれに「乾燥時間」が設定されています。
この時間を守ることで、塗料本来の耐久性が発揮されるのですが、中には「雨が降る前に終わらせよう」と急いで塗り重ねてしまう業者も。
これでは内部が乾かないまま表面だけが固まり、のちのち剥がれや浮きが発生することになります。
工程管理では、天候や気温、湿度を見ながら作業日を調整し、各工程の間に十分なインターバルを設けることが大切。
職人の技術もさることながら、この工程管理の徹底が10年先も美しく保つための鍵を握っています。

3. 品質管理

長野市アパートマンション外壁屋根無料診断塗装の品質管理とは、単に「ムラなく塗れているか」を見るだけではありません。
塗膜の厚み、密着性、ツヤの均一さ、防水性、塗料の希釈率など、実に多くのチェックポイントがあります。
例えば、既定よりも塗膜が薄ければ耐用年数は大幅に下がり、逆に厚すぎてもヒビ割れの原因になります。
また、サイディングの目地に打たれるシーリング材の種類や厚みまで確認することも重要です。
現場監督や検査員が、仕上げ直後ではなく、塗装中の中間検査をしっかり行っているかどうかも要チェック。
数年後のトラブルを未然に防ぐには、この見えないところまで管理する”プロの目”が必要です。

4. 安全管理

外壁塗装は高所作業が付き物。
屋根や2階の壁を塗るには足場が必要であり、この足場の安全性が確保されていないと、作業員の落下事故や、近隣住宅への物の落下事故につながる恐れがあります。
「とにかく安く仕上げます!」という業者の中には、足場の組み立てを最小限にしていたり、ヘルメットやハーネスの使用を怠るケースもあります。
万が一の事故が起きれば、元請けや施主まで責任を問われることもあるのです。
安全管理では、作業前のKY(危険予知)活動、作業員の教育、適切な装備の使用、作業日報の記録などが実施されているかが重要なポイント。
見えないところで「当たり前に守られている」安全が、現場の信用と信頼を支えているのです。

外壁塗装中に行われる主な検査

1. 中間検査

中間検査は、塗装工事の途中段階で行う最重要工程の一つです。
特にチェックされるのは、下塗りが正しく行われているか、塗料がメーカー指定の希釈率で使われているか、また十分な乾燥時間が確保されているかという点です。
下塗りは上塗りの「土台」となる部分であり、これが不十分だと塗膜の剥がれ・浮き・耐久性低下など、深刻なトラブルを招きかねません。
さらに、天候や気温によって乾燥時間が異なるため、現場環境を無視して急いで次の工程に移っていないかも重要な判断ポイントです。
この段階でミスを発見できれば、後戻りして手直しができるラストチャンス。
検査のタイミングは施工の質を左右すると言っても過言ではなく、信頼できる業者は必ずこの中間検査を実施して記録に残します。

2. 完了検査

完了検査は、すべての塗装工程が終わった後に行われる最終確認です。
ここで行うのは、見た目の「キレイさ」だけではありません。
色ムラがないか、塗膜の厚みが規定通りかどうか、塗料がしっかり密着しているかを、熟練の目でチェックしていきます。
また、窓枠やサッシ、換気口など塗料が付着してはいけない場所に「はみ出し」がないかもポイントです。
場合によっては、専用の機器を使って塗膜の厚みを測定したり、記録写真を残すこともあります。
見えない場所ほど注意を払うのがプロの仕事。問題があればその場で補修し、最終的には施主の立ち会いのもと完了報告を行います。
しっかりとした完了検査があることで、塗装後のトラブルや「こんなはずじゃなかった!」という後悔を未然に防げます。

検査を怠る危険な業者の特徴

1. 下請け業者に工事を丸投げする

「うちは元請けですが、施工はすべて下請けに任せてます」と平然と話す業者には要注意です。
このような業者は実際の施工現場を把握しておらず、進行管理や品質チェックが甘くなりがち。
また、下請け業者との間に中間マージンが発生することで、実際の現場には「低予算で工事を終わらせる」というプレッシャーがかかります。
その結果、「乾燥時間を守らない」「塗料の使用量を減らす」「工程を飛ばす」といった手抜き施工の温床になりやすいのです。
こうした業者に共通しているのは、施主とのコミュニケーションが薄く、検査の有無についても曖昧な返答しかしないという点です。
工事をお願いする前に、「誰が現場管理をするのか」「検査体制はどうなっているか」を具体的に確認することが重要です。

2. 「戸建て住宅に検査は必要ない」と言う

「検査なんて大げさですよ。戸建てなら大丈夫ですから」と、一見親切そうに聞こえるこの言葉も、実は非常に危険です。
たとえ戸建てでも、外壁塗装や屋根塗装には乾燥時間・塗布量・塗り重ねの順序など、厳密に守るべきルールが存在します。
検査を怠れば、それらの工程が守られているかどうかが不透明になり、数年後に塗膜が剥がれたり、雨漏りが発生するリスクが高くなります。
また、検査をしない業者は「工程写真の提出」や「使用塗料の記録」なども怠る傾向にあり、万が一のトラブル時に証拠が残らず泣き寝入りになるケースも。
信頼できる業者であれば、「戸建てだからこそ丁寧な検査が必要」と説明してくれるはずです。
施工後の保証をしっかり提供できる業者は、例外なく検査を大切にしています。

おわりに

外壁塗装は、家の美しさだけでなく、耐久性を大きく左右する重要な工事です。
だからこそ、細かい検査と現場管理が必要なのです。「ただ塗るだけ」ではなく、ひとつひとつの工程を丁寧に行い、厳しくチェックすることで、長持ちする美しい外壁が完成します。

もし「とにかく安くやります!」という業者がいたら要注意。
適正な価格で、適切な管理を行う業者を選ぶことが、結果的に家を長持ちさせる秘訣です。
あなたの大切な家を守るためにも、慎重に業者選びをしましょう!

 

番外編|塗膜の厚さを判断するのは?

塗装の膜厚は、ただ塗るだけではなく、適正な厚みを維持することが重要です。
手塗りか、吹付けかによっても異なりますが、膜厚が適切でないとさまざまな問題が発生します。

✅ 塗膜が厚すぎる場合のリスク
塗料の量が多すぎると、塗膜にひび割れや剥離を起こす可能性があります。特に厚塗りしすぎると乾燥が不十分になり、塗膜の硬化不良を引き起こすことも。

✅ 塗膜が薄すぎる場合のリスク
逆に、塗膜が薄すぎると変色や光沢の劣化が早まり、下地が露出してサビや劣化の原因 になります。
特に金属部分では、適正な膜厚を確保しないと、防錆効果が十分に発揮されず、塗装の寿命が短くなる ことにつながります。

そのため、常に均一な塗膜を確保し、適切な厚みを管理することが重要です。

適切な膜厚にすることで長く持つ塗装の「耐久性」「美観」のすべてを実現!
塗装品質を高めるためにも、適正な塗膜の厚みを守ることが必要です。

塗膜の厚みを測る膜厚計とは

膜厚計とは、塗装面の厚さを測定するための測定機器 です。
塗膜の厚みは、耐久性や防錆効果、仕上がりの品質に大きく影響するため、適切な膜厚を確保することが重要になります。
特に、建築や自動車、工業製品の塗装では、膜厚の管理が品質維持のカギを握ります。
膜厚計にはいくつかの種類があり、それぞれの用途によって使い分けられます。

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