しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
モルタル外壁とは?特徴・施工・メンテナンス・塗装・仕上げをわかりやすく解説!

モルタル外壁は、落ち着いた質感と高い耐久性から、今でも根強い人気のある外壁仕上げのひとつです。
見た目の美しさはもちろん、機能面でも優れており、戸建て住宅や店舗などさまざまな建物に採用されています。
この記事では、モルタル外壁の基本から施工方法、メンテナンスの注意点、人気の仕上げ種類までをわかりやすく解説します。
これから外壁の塗り替えやリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
モルタル外壁とは?セメントと砂から生まれる重厚で味わいのある外壁材
モルタル外壁とは、セメント・砂・水を混ぜた「モルタル」を使って壁の表面を塗り仕上げる外壁のことです。
下地に金網(ラス)や防水紙を張り、その上にコテや吹き付けでモルタルを施工します。
乾燥後は硬く丈夫な壁面になり、独特の無機質な質感と重厚感のある見た目が魅力です。
タイルやサイディングとは異なり、継ぎ目(目地)がないため、一体感のある仕上がりになります。
モルタル外壁の主な特徴|デザイン・耐久性・防火性で選ばれる理由
モルタル外壁には、他の外壁材にはない以下のような特徴があります。
一体感のある美しい外観
モルタルはコテや吹き付けで施工され、継ぎ目ができないため、建物全体に統一感のある仕上がりになります。
近くで見ても線や段差がないため、フラットで美しい外観が得られます。
デザインの自由度が高い
リシン吹付、スタッコ、吹付タイル、左官仕上げなど、多彩な仕上げ方法があります。
色味や表面の凹凸感も自由に選べるため、「個性的な外壁にしたい」「和風・洋風の雰囲気を演出したい」といったニーズに柔軟に応えられます。
耐火性・耐久性に優れる
モルタルは無機質な材料のため、燃えにくく耐火性があります。また、施工後は非常に硬くなるため、強風や飛来物にも耐える耐久性を備えています。台風や積雪が多い地域でも安心です。
モルタル外壁の施工方法|下地から仕上げまでの流れを理解しよう
モルタル外壁は以下のような流れで施工されます。
下地に防水紙・ラス(金網)を設置
防水紙で水の侵入を防ぎ、ラス金網でモルタルの密着力を高めます。
これによりひび割れや剥離を抑えることができます。モルタルの塗布(下塗り・中塗り・上塗り)
一度に厚塗りせず、何層にも重ねることで強度を確保します。
コテや吹き付けで施工され、最後に表面の仕上げを行います。乾燥・養生
しっかりと乾燥させることで、ひび割れなどの初期トラブルを防ぎます。
季節や天候によって乾燥期間は変動します。
施工には熟練の左官職人の技術が求められるため、業者選びは慎重に行いましょう。
モルタル外壁のメンテナンス|ひび割れや劣化を見逃さずに対処するポイント
モルタル外壁の唯一の弱点ともいえるのが「ひび割れ」です。
これはモルタルの乾燥過程で起きる収縮や、温度変化、地震などによって発生します。
モルタル外壁のメンテナンスはなぜ必要?放置すると雨漏りや内部腐食の原因に
モルタル外壁は定期的なメンテナンスが欠かせません。特に以下の症状が見られる場合は、早めの対処が必要です。
ヘアークラック(細かいひび)
初期段階では見た目だけの問題ですが、放置すると雨水が浸入し、カビや腐食の原因になります。大きな亀裂や剥離
明らかに構造に影響を与える損傷です。すぐに専門業者に相談しましょう。チョーキング現象(白い粉がつく)
表面塗膜の劣化が進行しているサインです。塗り替えが必要なタイミングです。
モルタル外壁は定期的に塗装やひび割れ補修を行うことで、美観と耐久性を保つことができます。
特に築10年以上経過した住宅では、プロの点検を受けるのがおすすめです。
モルタル外壁の塗装|防水性やデザイン性を高めるための重要な工程
塗装は、モルタル外壁の劣化を防ぎ、美観を保つための重要なメンテナンス方法です。
モルタル外壁の塗装で得られる効果と注意点|防水性・耐久性の向上と風合いの変化
モルタル外壁に塗装を施すことで、以下のような効果が得られます。
防水性の強化:雨水や湿気の侵入を防ぐ
ひび割れの進行を抑える:塗膜がクッションのように働き、微細な動きを吸収
耐久性の向上:紫外線や風雨から壁面を保護
美観の維持・回復:カラーチェンジや艶出しによるイメージアップ
ただし、塗装を重ねることで、モルタルの表面の凹凸や質感が薄れてしまう点には注意が必要です。
意匠性を重視する場合は、吹付け塗装や特殊仕上げを選択するのが良いでしょう。
モルタル外壁の仕上げ種類|デザイン性の高い5つの人気仕上げを紹介
モルタル外壁は仕上げ方法によって大きく印象が変わります。ここでは代表的な5つの仕上げ方法とその特徴をご紹介します。
① リシン吹付|和風建築にもなじむ定番仕上げ。ざらつき感が特徴
手のひらに感じるような細やかなザラつき感が、どこか懐かしさを感じさせるリシン吹き付け。
ほんのりと和の趣を感じさせるこの仕上げは、旅館のような静けさや、自然と寄り添うような優しい佇まいを演出してくれます。
主張しすぎず、でもちゃんと個性がある。そんな“控えめな美しさ”が魅力です。
和モダン住宅、木の格子や瓦屋根と合わせてしっとりと演出。
② スタッコ仕上げ|厚みと重厚感を出したいならこれ!石のような風合いが魅力
南フランスの片田舎、オレンジ瓦の屋根と厚みのある壁面が照りつける太陽に映える。
そんな風景を彷彿とさせるのが、スタッコ仕上げ。
厚く塗られた壁には、石造りのような質感が宿り、住まい全体にどっしりとした存在感とあたたかさを与えてくれます。
南欧風・プロヴァンス風の外観、テラコッタと組み合わせて地中海リゾート風に。
③ 吹付タイル仕上げ|フラットで高級感のある表情を演出
手にすっと吸い付くようななめらかな質感。
吹付タイル仕上げは、まるで磨き上げられた陶器のように、洗練された高級感を演出してくれます。
光の角度によって静かに陰影が変わる、控えめながらも確かな存在感。都会的でスタイリッシュな外観に憧れる方にぴったりの仕上がりです。
白やグレーでまとめたシンプルモダン、シャープな窓枠やブラックのアクセントと相性は◎。
④ リシンかきおとし|職人の手仕事が映える味わい深い仕上げ
吹き付けたリシン材を、乾く前にブラシで丁寧に“かき落とす”この技法は、まるで大地を削って現れる素肌のような自然な表情。
均一ではないその質感が、手作業だからこそ生まれる唯一の味わいを感じさせます。
経年とともに色がなじみ、さらに美しさが増していく、そんな“育つ外壁”です。
ナチュラルテイストの家、木や石との相性が良く、庭の緑にもよく映えます。
⑤ 左官仕上げ|自由自在なデザインが可能。手作業による唯一無二の外壁に
コテを持つ職人の手の動きひとつで、波模様、引きずり模様、うねり、さざ波…
自由自在に描き出されるのが左官仕上げ。まるでキャンバスに筆を入れるように、家そのものがアートピースになるような仕上げです。
世界にひとつしかない外観を求める方に、これ以上ないほどふさわしい選択です。
洋風でも和風でも、完全オーダーメイドで“自分らしい外観”を実現したい方におすすめ。
まとめ|モルタル外壁はメンテナンスと仕上げ選びが美しさと耐久性のカギ!
モルタル外壁は、シームレスで美しい仕上がりと、強靭な構造を持つ優れた外壁材です。一方で、ひび割れが起こりやすく、定期的な点検・塗装が必要になる点も理解しておきましょう。
【モルタル外壁が向いている人】
重厚感や職人の手仕事を感じられる外壁が好みの方
和風・洋風など、外観デザインにこだわりたい方
一体感のある仕上がりで、他と差別化したい方
外壁のリフォームや新築時に、選択肢のひとつとしてぜひモルタルを検討してみてください。