しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
塗料を選ぶには、どうすれば良いの?
目次
塗料を商品単位で見ると多くの種類になってしまいます
塗装に使用されてる塗料の中には、日本メーカーのものや海外メーカーのものをはじめ、塗料メーカーに生産を委託、自社ブランドとして販売するOEM商品があげられます。
塗料は有名ブランドから自社ブランド商品まで、その数をあげると何千種類にもなってしまいます。
その仕組みを、食品に例えると分りやすいかも知れません。
大豆やナッツ、小麦など原材料を販売している会社は限られます。
その商品を加工してお酒や加工食品として販売している会社は原材料を販売している会社よりも多くなります。
独自のラベルを貼りつけたOEM商品
また、お酒の生産会社や加工食品の会社から商品の中身を買い、パッケージを独自のブランドにして販売するものがOEM「original equipment manufacturing」となります。
このことは塗料にも当てはまります。
塗料の成分(原材料)となるものを塗料メーカが買付けブレンドすることで、さまざまな塗料になります。
塗装店の中には、有名塗料メーカーから中身だけを仕入れ、一斗缶のラベルを自社ブランドにして販売している会社があります。
これがOEMによる自社ブランド塗料です。
そのために流通している塗料の数は相当数に上ります。
ここで知ってほしいことは、「この商品が凄いんですよ」「自社ブランドだから特別な性能があり高いんですよ」などのセールストークが、本当なのか見極める方法です。
名の通ったメーカの塗料は多くの施工店から選ばれており、大量生産による商品単価の割引きにつながっています
塗料の高い安いは塗装代金にも反映されるからです。
適正価格で塗装を行うためには、ここを抑えておく必要があります。
従来から使われている塗料で、成分があまり変わらないのなら塗膜の寿命も大きく違わないはずです。
成分の性質を知ることが塗料選定には大切な要素です
塗料で良く使われる成分にはアクリル・ウレタン・シリコン・フッ素などがあります。
また、これらの成分にはそれぞれに特徴があり、耐久性が強いが価格が高い、価格が安いが耐久性が弱い、価格と機能のバランスが良い・塗り替えと同時に機能も付加できるなどとさまざまです。
それでは、各メーカが出す塗料の同等品(同じような成分で同じ強度)で、なぜ価格の違いは生まれるのでしょうか?
それは流通の強さ・弱さをはじめ、開発への時間、良く売れている商品なのかということがあげられるでしょう。
建物利用の観点からも選定塗料を考えましょう
建物は必ずしも一生使う訳ではありません。
老後、住みたいところに引っ越すかもしれませんし、2世帯リフォームで増築するかもしれません。
建て替える予定があるのかもしれません。
どの種類を採用すれば、お客さまのライフプランに合うのかを考えてみましょう。
採用する塗料が決まった時には、実績の多いメーカーのものにするのか、特別なものにするかなども決まってくると思います。
どんな塗料を使う見積もりになっているのかを業者に質問してみることも、適正価格で塗装するためには必要なことかもしれません。