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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2016/09/25
軒天(のきてん)とは?5つの重要な役割と素材・メンテナンス方法まで

「軒天(のきてん)」という言葉をご存じでしょうか?
普段の生活ではあまり耳にしないかもしれませんが、住宅の耐久性や快適性、美観に深く関わる重要なパーツのひとつです。

外壁や屋根のメンテナンスを検討している方はもちろん、家の構造について理解を深めたい方にも知っておいてほしい「軒天」について、本記事では以下の点を詳しく解説します。

  • 軒天とはどこの部分か?

  • 軒天の5つの役割

  • 軒天の代表的な素材と特徴

  • 軒天のメンテナンス方法とおすすめのタイミング

  • 劣化のサインと対処法

住宅を長持ちさせ、より快適な暮らしを維持するためのヒントとして、ぜひご活用ください。

そもそも「軒天(のきてん)」とは?

軒天の役割

軒天とは、「軒裏天井(のきうらてんじょう)」の略称で、屋根が外壁から外側に突き出している部分の裏側にある天井のことを指します。
住宅の屋根を見上げたとき、建物の外壁から突き出している部分の裏側にある板状の部分が軒天です。
見た目は地味ですが、建物を守るために非常に重要な役割を担っています。

軒天の5つの重要な役割とは?

軒天は、ただの飾りではありません。住宅の耐久性、快適性、安全性に深く関わる5つの機能を果たしています。

1. 雨・雪・紫外線から外壁を保護する

屋根のひさし部分(軒)は、外壁に直接雨や紫外線が当たるのを防ぐための構造です。
軒天はその下部を覆い、雨や風が吹き込んでも外壁や建物内部に影響を与えないように守ってくれます。

  • 直接の吹き込みを防止

  • 外壁の塗膜やサイディング材の劣化を遅らせる

2. 屋根裏の換気を助ける

軒天には有孔板(通気口付きの板)が取り付けられていることが多く、そこから屋根裏の熱気や湿気を排出する機能があります。

  • 夏場:熱がこもらないように排出し、断熱材の性能を維持

  • 冬場:湿気がたまりにくく、カビや結露の発生を防止

通気性能のある軒天は、結果的に住宅全体の寿命を延ばすことにもつながります。

3. 内部結露を防止する

屋根裏に湿気がこもると、断熱材の裏側や野地板(屋根の下地)に結露が発生しやすくなります。軒天の換気機能が働くことで、内部結露のリスクを大幅に低減できます。

結露による被害:

  • 木材の腐食

  • 金属部分のサビ

  • カビやダニの発生

4. 火災時の延焼防止

万が一火災が発生した際、軒天は火が屋根裏に回るのを防ぐ防火構造の一部として機能します。特に都市部の住宅密集地では、防火仕様の軒天材を使用することが義務づけられている場合もあります。

5. 美観の向上・建物のデザイン性アップ

軒天の色や仕上げ方によって、住宅の外観デザインに統一感や高級感を与える効果があります。白系で清潔感を出す、木目調で温かみを演出するなど、意匠性も意外と重要です。

軒天に使われる代表的な素材と特徴

軒天材にはさまざまな素材が使われており、建物の仕様や予算、地域の気候などに応じて選ばれます。

1. 不燃材(最も一般的)

防火性能が求められる住宅で最も多く使用されるのが不燃材です。

素材特徴
ケイカル板ケイ酸カルシウムで作られた不燃性の板材。加工しやすく耐湿性に優れる。
フレキシブルボードセメント系素材で強度が高く、劣化しにくい。
エクセルボード無機質素材で防火・耐水性に優れ、腐食しにくい。

2. 金属系(高耐久・メンテナンス性◎)

素材特徴
ガルバリウム鋼板軽量でサビに強く、高耐久。
アルミスパンアルミ製のデザインパネル。シャープで現代的な外観に。

近年ではスタイリッシュな外観に仕上げたい住宅で人気が高まっています。

3. 木材系(意匠性重視)

素材特徴
カラーベニヤ安価で施工しやすいが、湿気に弱く劣化が早い。
化粧合板木目の美しさがあり、ナチュラルな外観に合うが、防火性能は低め。

木材系は外観デザインにこだわる住宅に採用されますが、メンテナンスの頻度が高くなる傾向があります。

軒天のメンテナンス方法と適切なタイミング

軒天の役割2

1. メンテナンスの基本は「塗装」

軒天の劣化を防ぐためには、表面の塗膜を保護することが最も重要です。塗膜が劣化すると、防水性能が落ち、軒天材そのものが腐ったり、剥がれたりする原因になります。

2. メンテナンスのタイミング

  • 外壁や屋根の塗装時と同時に行うのが理想

  • 通常は10年前後で再塗装が必要(素材や環境による)

定期的なチェックにより、劣化が軽いうちに塗装・補修を行えば、コストも抑えられます。

軒天の劣化サインとは?

以下のような状態が見られる場合は、塗り替え・補修・張り替えのタイミングかもしれません。

劣化症状原因とリスク
塗膜の剥がれ・膨れ紫外線・湿気による劣化。防水性の低下で木材が腐るリスク。
黒ずみ・カビ・コケ通気性不足、湿気の滞留。健康被害や構造材への悪影響も。
軒天材のひび割れ劣化・強風・地震などで素材が劣化。早期対応が必要。
通気口の詰まり換気性能の低下により、屋根裏の結露や腐食の原因に。

軒天の補修・張り替えの費用目安

工事内容費用目安(10㎡程度)
軒天塗装(2回塗り)約2万〜4万円
部分張り替え1㎡あたり5,000〜8,000円
全面張り替え(足場代別)約10万〜20万円

外壁や屋根とセットで施工することで、足場のコストを抑えられるため、全体のリフォーム計画と合わせて検討するのがおすすめです。

まとめ

軒天は「目立たないけれど、家を守る縁の下の力持ち」です。外壁や屋根と連動して、住まいの寿命・快適性・安全性・美観を維持するうえで欠かせない存在です。

もう一度、ポイントをおさらいしましょう。

チェックポイント内容
軒天の役割防水・換気・結露防止・延焼防止・美観向上
素材の種類不燃材(金属・セメント系)/木材系(意匠重視)
メンテナンス周期10年ごとの再塗装が目安
劣化サイン剥がれ・膨れ・カビ・ひび割れなど
費用目安再塗装:2~4万円、張り替え:10万円前後

軒天のメンテナンスは、家の構造や美観を守るための大切なステップです。
劣化が進む前に、外壁塗装や屋根工事と一緒に軒天にも目を向けてみてください。

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