しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
2016/08/08
一戸建ての防水工事にかかる費用を徹底解説|部位別・工法別の相場と注意点

一戸建て住宅を長く安全に保つためには、「防水工事」が欠かせません。
防水工事は、建物を雨や湿気から守り、雨漏りや構造体の劣化を防ぐ重要なメンテナンス工事です。
この記事では、一戸建て住宅における防水工事の費用について、「施工箇所別」「工法別」の相場を具体的に解説し、費用に影響する要素や注意点、工事のタイミングなどもあわせて詳しく紹介します。
目次
防水工事とは?なぜ必要なのか
防水工事とは、屋根・外壁・ベランダなどの建物外部に、雨水の侵入を防ぐための防水処理を施す工事です。
防水工事が必要な理由
- 雨漏りや湿気の侵入を防ぐ
- 木材の腐食、鉄部の錆、コンクリートの中性化を防止
- 建物全体の寿命を延ばす
- カビ・ダニの発生による健康リスクを軽減
防水機能が失われると、わずかな雨でも室内に浸水したり、構造体に深刻なダメージを与える可能性があります。
一戸建ての防水工事|施工範囲別の費用相場
防水工事の費用は、「どこを」「どれだけの範囲で」「どんな工法で」施工するかによって大きく変わります。
ここでは、施工箇所別の目安費用を見ていきましょう。
■ 外壁防水
- 相場:約30万円〜80万円
- 概要:外壁に撥水処理や防水塗装を施すことで、雨水や風の影響を軽減。ひび割れの補修も含む
■ ベランダ・バルコニー防水
- 相場:約10万円〜30万円(5〜10㎡程度)
- 概要:下地の状態によって価格が上下。ウレタンやFRP防水が多く採用される
■ 基礎防水
- 相場:約20万円〜50万円
- 概要:コンクリート基礎に塗膜・撥水処理を施す。基礎内部への水分侵入を防ぎ、劣化や白華を抑える
■ 屋上防水(陸屋根)
- 相場:約15万円〜40万円(10〜20㎡程度)
- 概要:平らな屋根は雨水が溜まりやすく、定期的な防水処理が不可欠
■ 全体防水
- 相場:約100万円〜200万円
- 概要:屋根・外壁・ベランダ・基礎など全体を防水施工。新築または築年数が経った住宅におすすめ
防水工事の工法と費用相場
防水工法は5種類ほどあり、建物の状態や施工面の素材によって適切な工法を選ぶ必要があります。
■ ウレタン防水
- 相場:3,500円〜6,000円/㎡
- 特徴:液状のウレタン樹脂を塗布し、つなぎ目のない防水層を形成。複雑な形状にも対応可能
- メリット:施工しやすくコストも手頃。改修に向いている
■ FRP防水(繊維強化プラスチック)
- 相場:5,000円〜8,000円/㎡
- 特徴:ガラス繊維マットと樹脂で強靭な塗膜を形成。軽量かつ高強度
- メリット:耐久性・耐薬品性に優れる。バルコニーに多い
■ アクリル防水
- 相場:2,500円〜4,500円/㎡
- 特徴:コストが安く、DIYや短期補修に向いている
- デメリット:耐久性がやや低く、数年での再施工が必要
■ シリコン塗膜防水
- 相場:4,000円〜7,000円/㎡
- 特徴:耐候性に優れ、汚れが付きにくい。屋外の塗膜に使用
- メリット:比較的長寿命でメンテナンスが少ない
■ 塩ビシート防水
- 相場:4,000円〜6,000円/㎡
- 特徴:塩化ビニル製のシートを貼る方式。軽量で防水性能も高い
- メリット:シートなので品質が安定。重ね張りも可能
費用を左右するその他の要素
防水工事の費用は面積や工法以外にも、以下のような要素で変動します。
1. 下地の劣化状況
- クラック補修やモルタルの打ち直しが必要な場合は追加費用が発生
2. 足場の有無
- 外壁や屋根の防水工事では足場設置が必要
- 相場:10万円〜25万円
3. 施工面積と形状
- 面積が広くても単純な形状ならコストは抑えられる
- 凹凸が多い・狭小部があると手間が増える
4. 施工時期と季節
- 雨期や年末年始は費用が高くなることも
- 閑散期(夏・冬)に施工すると割安なケースも
防水工事を依頼する際の注意点
■ 優良業者の選び方
- 防水工事の専門資格(防水施工技能士など)を保有している
- 保証期間やアフターサービスがしっかりしている
- 地元の実績や口コミがある
■ 見積もりの比較
- 複数社から相見積もりをとる
- 工法・材料・保証内容などを細かく比較
■ 手抜き工事を防ぐチェック項目
- 工期が極端に短すぎる
- 工法の説明が曖昧
- 必要以上に高額な材料費を請求される
まとめ|一戸建ての防水工事は早めがカギ
一戸建て住宅の防水工事は、費用こそかかるものの、建物を守るために必要不可欠な工事です。
この記事のまとめ
- 部位別では、ベランダが10〜30万円、外壁が30〜80万円、屋上は15〜40万円程度が目安
- 工法によっても費用は異なり、ウレタン・FRP・塩ビシートなどから選ぶ
- 劣化を放置すると補修費が高額に。早めの施工が結果的にコストを抑える
- 優良業者の選定と見積もり比較が失敗を防ぐポイント
建物の状態に不安がある方や、前回の防水工事から10年以上経過している方は、まず点検だけでも依頼してみると良いでしょう。
適切なタイミングでの防水工事が、大切な住まいを長持ちさせます。