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SHIROKUMA COLUMN

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コラム

SHIROKUMA COLUMN

2015/12/18
地震の2次被害で多いガラス破片によるケガ|飛散防止フィルムはBCPとしても人気

2次被害のガラスの破片によるケガを防ぐ

 

地震で揺れた瞬間、「ガシャーン!!!」という破壊音が響き渡る。
何が起こったのかと辺りを見回すと、窓ガラスが粉々に…。
床一面に鋭い破片が散らばり、素足で歩こうものなら即アウト!
さらに、余震が続けば、倒れた家具や落ちてきたものがガラスを直撃し、二次災害の連鎖が始まる。

こんな恐ろしい状況、絶対に避けたい!
では、そもそも なぜガラスは割れるのか?どんな 割れ方をするのか?
もし 空き巣や泥棒が狙っていたら?
そして、 どうすれば安全を守れるのか?
これらの疑問に答えながら、地震や防犯に強い窓ガラスの対策を徹底解説していきます。

2次災害ガラスでの負傷割合

事故事例
◆左グラフ(日本建築学会【阪神淡路大震災 住宅内部被害調査報告書】より引用)◆右グラフ

災害が発生すると、建物の窓ガラスが割れ、その破片によって多くの人が負傷するケースが報告されています。
実際、ガラス片によるケガは災害時の負傷原因の中でも常に上位を占めており、割れた破片が鋭利な刃物のようになって、人々に深刻な被害をもたらすのです。

特に大きな地震が発生した際には、揺れによって窓ガラスやドアのガラスが一瞬にして砕け散ります。
割れたガラスは室内の床や道路に散乱し、避難しようとする人々が踏み込んでしまったり、靴を突き破ってしまう「踏み抜き」による負傷も多発します。

ガラスはなぜ割れるのか?

ガラスが割れる原因は、主に 経年劣化・衝撃・温度変化・サビ の4つ。
それぞれのメカニズムを見てみよう。

経年劣化によるガラス割れ

ガラスは見た目こそ無機質ですが、長年の風雨・紫外線・温度変化で目に見えない微細亀裂が増殖します。
築20年を超える住宅では、地震の揺れや網戸の開閉といった軽い力でも、その無数の傷が一斉に連鎖し「ピシッ」と割れることが珍しくありません。
外観がきれいでも内部応力が限界に達している場合があるため、定期的に専門業者の点検を受け、必要なら早めに交換することが安全維持の鍵となります。

物の衝突

キャッチボール中の硬球や、ベランダに跳ね返ったサッカーボール、さらには突風で飛来した看板や植木鉢。
こうした瞬間的な物理衝撃は、局所に大きなエネルギーを与え、ガラスをクモの巣状に粉砕します。
小さなひびでも衝撃点から放射状に亀裂が走り、短時間で全面破損するケースも多発。
特に掃き出し窓や低い位置のFIX窓は直撃リスクが高いため、飛散防止フィルムや面格子で備えると安心です。

熱割れ

冬の暖房、夏の強烈な日差し──ガラスの一部だけが急激に温まると、その部分が膨張し、冷えている周囲との間で応力差が生じます。
この温度勾配が臨界値を超えると「ピキッ」という音と共に、ガラス中央から小刻みな直線的ヒビが伸びる“熱割れ”が発生。
カーテンを部分的に開けている窓や、暖房器具が接近している場所は要注意です。
Low-E複層ガラスや熱線反射フィルムで日射熱を均一化することで、リスクを大幅に低減できます。

サビ割れ

え?ガラスにサビ?
ガラスそのものは錆びませんが、フレームや押さえ金具が腐食して膨張すると、その圧力がガラス端部へ集中し、時間差で「バキッ」と割れることがあります。
特に海沿い地域や結露が頻繁な窓は、アルミサッシ内に溜まった水が金具を錆びさせやすく、内部からじわじわと割れを誘発する“見えない脅威”となります。
サッシのドレン(排水)穴を定期清掃し、防錆潤滑剤を塗布しておくことが、サビ割れ防止に直結します。

ガラスは見た目でどう割れる?

ガラスが割れる時、その割れ方にはパターンがある。割れ方を見れば、どんな原因で破損したのかが分かることも!

一直線に割れる

まるでカッターで切ったかのようにスーッと一直線にヒビが入るのがこのタイプの割れ方です。
この現象は、経年劣化や熱割れによることが多く、特に日当たりの良い窓ガラスや、冬場に急激に室内が暖まったときなどに起こります。
ガラスは温度差に弱く、片側だけが急激に膨張・収縮すると、その応力が逃げ場を失って直線のヒビとして現れるのです。
築年数が経過した家でよく見られる現象で、地震や衝撃がないのにヒビが入ったときは、熱や劣化が原因かもしれません。

クモの巣状に割れる

ガラスの中央からクモの巣が広がるように無数の細かいヒビが放射状に走るのがこのパターンです。
これは明らかに強い衝撃を受けた証拠。
ボール遊び中の子どもが投げたボールや、台風などで飛ばされた看板、石などが当たった時によく見られます。
割れた中心部が“着弾点”のようになっているのが特徴で、見た目にも破損が激しいため、早急な交換対応が必要です。
なお、この割れ方を放置すると破片が落下したり、さらなる被害につながる恐れがあります。

 

粉々になる!

ガラスが細かく粒状に砕けてパラパラと落ちるように割れる場合、それは強化ガラスの特徴です。
強化ガラスは、安全性を考慮して「割れても鋭利な破片が飛び散らない」ように設計されており、万が一の時にもケガのリスクを軽減してくれます。
ただし、粉々になった破片は量が多く、掃除は大変ですし、地震などで一気に崩れると音と量に驚くこともあるので油断は禁物です。
学校やオフィス、店舗の窓などでよく使われています。

 

空き巣や泥棒が割った可能性|その痕跡

ガラスが割れていたら、地震ではなく 空き巣の仕業 という可能性も。
泥棒はガラスの割れ方にも「技術」を駆使している。

三角割り「音を出さずに侵入する手口」

三角割りは、ドライバーや釘抜きなど先の尖った工具で窓ガラスの鍵付近を三角形に切り抜く手口です。
まずサッシとガラスのわずかな隙間に刃先を差し込み、てこの要領でコツコツと力を加えて亀裂を広げます。
三角形にカットすることで割れたガラスが落下せず、破片同士がかみ合って振動も音も最小限。
直径10~15センチほど開いたら、その穴から内側のクレセント錠を手や針金で回して解錠します。
作業時間は慣れた空き巣ならわずか1~2分。
雨音や車の通行音に紛れるため、住宅密集地や深夜帯でも発見されにくいのが特徴です。

打ち破り 「思い切ってガラスを粉砕」

打ち破りは、バールやハンマーを使ってガラスを一気に粉砕し、大きな開口部から素早く侵入する荒っぽい手口です。
狙われやすいのは人目の少ない裏手の掃き出し窓や勝手口。
犯人はタオルや毛布をガラス面にかぶせ、破砕音を多少でも吸収しつつ、一撃で蜘蛛の巣状にヒビを入れます。
次にグローブをはめた手でガラス片を蹴り倒すように押し広げ、体が通るほどの穴を作って侵入。
騒音リスクは高いものの、数十秒で室内に入れるスピード重視の手法で、留守時間を把握した計画的犯行に用いられます。
厚さ3ミリ程度のフロートガラスなら、大柄な人物がバールを振り下ろすだけで容易に破綻するため、防犯フィルムや合わせガラスでの補強が不可欠です。

焼き破り 「 火を使ってガラスを割る!?」

焼き破りは、携行式ガスバーナーでガラスの鍵周辺を局所的に数百℃まで加熱し、直後に冷却スプレーや水をかけて急冷し、熱膨張と収縮の差でガラスをクモの巣状に破壊する方法です。
ガラスは急激な温度変化に最も弱く、叩かずとも簡単にヒビが走るため、振動音がほとんど発生しません。
さらにヒビの入った部分をドライバーで押し抜けば、三角割り同様に小さな穴からクレセント錠を解錠できます。
金属バーナーは火花も少なく、作業中の光が室外に漏れにくいため、夜間でも目立ちません。
ただし、強化ガラスや合わせガラスだと熱衝撃に耐える場合が多く、時間がかかるため犯人は敬遠しがちです。
窓ガラスに防犯フィルムを貼る、もしくは2ロックにすることで焼き破りの成功率を大幅に下げられます。

窓ガラスの空き巣対策

防犯フィルムで割れにくく!

空き巣がまず狙うのはクレセント錠まわり。
そこを三角にカットしようとしても、厚手の防犯フィルムが貼ってあれば刃先がめり込まず、ガラスは蜘蛛の巣状にヒビが入るだけで貫通しません。
しかもフィルムは透明なので外観を損なわず、日射や眺望もそのまま。
実験データでは厚さ200 µmクラスのフィルムでこじ破りに要する時間が5分を超え、泥棒は音と時間を嫌って撤退する確率が急上昇します。
貼付けは窓1枚あたり30分ほどで完了し、施工料金は鍵交換より安価。
今日の帰宅時刻から防犯力が何倍にも高まる手軽さが魅力です。
しかもフィルム自体が紫外線を約99%カットするため、室内の床や家具の日焼け防止まで兼ね備えた“一挙三得”の投資と言えます。

災害による割れ対策

飛散防止フィルム「 破片の飛び散りを防ぐ!」

地震や強風で窓が割れたときに本当に怖いのは、鋭利な破片が雨あられと飛び散り、室内の家族や避難経路を切り裂く二次被害です。
飛散防止フィルムをあらかじめ貼っておけば、割れた瞬間にガラス片が中間層の粘着層に張り付き、バラけずに一枚シート状で留まります。
阪神・淡路大震災レベルの揺れでも破片飛散率を90%以上抑えた検証報告があり、防災用品としてオフィスビルにも標準採用が進むほど。
透明度はクリアガラスと遜色なく、貼ったことを忘れる自然な仕上がり。
賃貸でも“剝がせるタイプ”が増え、手軽に命を守る“見えない盾”を設置できます。

強化ガラス 「 割れにくくする!」

ガラスを丸ごと強化ガラスに替える選択は、衝撃や揺れへの備えを根本から強化する方法です。
熱処理によって内部応力を高めた強化ガラスは、同じ厚みのフロートガラスの約3〜5倍の強度を誇り、バールや飛来物が当たっても簡単には割れません。
万一破損しても粒状に砕けるため、鋭利な破片が刺さる危険性を抑えられます。
リフォーム時にサッシごと交換すれば、気密性も向上し、結露や冷暖房効率まで改善。防災と省エネを同時に叶える長期視点のリノベーションです。

防犯ガラス 「防災にも効果あり!」

合わせガラスの中間に強靭な樹脂膜を挟み込んだ防犯ガラスは、ハンマーで叩いても穴が開かず、ガラス片がフィルムに密着したまま。
空き巣が諦めるのはもちろん、地震や台風で物が衝突した際にも室内への飛散を防ぎます。
断熱性・遮音性を向上させるLow-E膜との複合タイプを選べば、夏の遮熱・冬の断熱まで得られ、快適性もグッとアップ。
補助金対象になる自治体も多く、実質負担を抑えて“多機能バリア”を導入できる点も見逃せません。

 

対策業者の選び方

✅ 見積もりの詳細さ「明確な内訳をチェック!」
信頼できる業者は、見積もりの項目一つひとつに「作業内容」「使用材料」「数量」「単価」がきちんと記載されています。
例えば「一式」で済まされているものは注意が必要で、後から追加料金が発生する可能性が高いです。
逆に詳細な見積もりを出してくれる業者であれば、施工内容への理解と誠実さが伺え、施工後のトラブルも起こりにくくなります。
見積もり内容を理解できるよう説明してくれるかどうかも、業者の姿勢を見極める大切な判断材料です。

✅ 保証の有無・内容「施工後のトラブルに対応してくれるか?」
施工後に万が一、剥がれ・浮き・雨漏りなどのトラブルが発生した場合、保証制度があれば無償で修理してもらえる可能性があります。
業者を選ぶ際には「保証書があるか」「何年間有効か」「どのような範囲が対象か」を必ず確認しましょう。
特に、外壁塗装や防水施工など長期にわたって効果を期待する工事では、保証の有無が安心材料になります。
曖昧な説明しかない業者は避け、書面で保証内容を明示してくれるところを選びましょう。


✅ 対応の素早さ・丁寧さ「いざという時に頼れるか?」
問い合わせへの返答が早いかどうか、質問に対して丁寧に答えてくれるかは、施工後もスムーズに対応してくれるかどうかの判断材料になります。
特に雨漏りや外壁の急な破損など、緊急性の高い事案が起きたとき、すぐに駆けつけてくれる業者であれば安心感が違います。
現地調査の日程調整や説明の丁寧さなど、最初のやり取りからその業者の誠実さやプロ意識がにじみ出るものです。
信頼できる業者は、施工前から“対応力”が光ります。

なぜフィルムに効果があるのか?

災害時におけるガラスの危険性は未だ一般家庭では十分に認識されておらず、対策が進んでいないのが現状です。
しかし、破損したガラス片がもたらす危険性を理解している国や自治体では、すでに多くの公共施設(学校・病院・庁舎など)でガラスフィルムが採用されています。

また、企業においてもBCP(事業継続計画)の一環としてガラスフィルムを導入するケースが増加しています。
これは、災害発生時に従業員の安全を確保し、支援が到着するまでの間、職場の環境を守ることが事業の継続にとって重要であると認識されているためです。
BCP指針の中でも、ガラスの飛散防止対策は従業員の健康と安全を守る施策として位置付けられています。

実際、ガラスフィルムを施工することで、万が一ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなり、負傷リスクを大幅に低減できます。
特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、安全対策として大きなメリットがあります。
災害時だけでなく、台風や突風による飛来物でのガラス破損、日常的な衝突事故のリスク軽減にもつながるため、今後は家庭への普及も進めるべき重要な対策の一つと言えるでしょう。

まとめ

最後にお伝えしたいのは、地震の“二次被害”として最も多いのが、割れたガラスの破片によるケガだということです。
大きな揺れに驚いて避難しようとしたその時、床に散らばった鋭利なガラス片で足を切ったり、倒れた家具の近くで窓が割れ、顔や腕に飛び散ったり…。
その一瞬の不意打ちで、大切な家族がケガを負う。
そんな悲しい事故を、私たちは未然に防ぐことができます。
そのためには、何よりも「事前の対策」が大切になります

☑ 飛散防止フィルムを貼る
飛散防止フィルムを貼ること。
これだけで、割れてもガラスがバラバラに飛び散らず、破片による怪我を大幅に減らせます。

☑ 防犯ガラスや強化ガラスを導入
防犯ガラスや強化ガラスに切り替えること。
割れにくさそのものを向上させることで、そもそも被害の発生を抑えます。

☑ 信頼できる業者に依頼する
そして、信頼できる業者に依頼すること。
フィルムの貼り方ひとつで耐久性も安全性も変わります。
丁寧な施工こそが、最後の安心を支えてくれます。
「もしもの時に備える」というのは、ただの準備ではなく、家族の命を守るための“行動”です。
災害は防げなくても、“被害の大きさ”は防ぐことができます。
今こそ、しっかりと備えておきましょう。
「大丈夫だろう」は 絶対ダメ!地震や空き巣に備えて、しっかり対策をしましょう!

番外編|飛散防止フィルムについて

飛散防止フィルムの構造と性能

SafetyFilmフィルム構造《NE飛散防止》

%e6%a7%8b%e9%80%a0

飛散防止性能(JIS A 5759)
ショット バッグ試験層間変位
破壊試験
合格分類
合格合格
(受験:第06A2095号)
JIS A 5759
A法
JIS A 5759
B法
物理的特性光学的特性
総厚
(μm)
粘着力
(g/inch)
引張強さ
(kgf/m㎡)
伸び
(%)
引裂強度
(lbs/inch)
耐貫通力
(lbs)
表面強度
(H)
日射可視光線紫外線
反射率
(%)
透過率
(%)
吸収率
(%)
透過率
(%)
透過率
(%)
68
剥離
紙除
1800(M.D)16.6178(MD)58.131.1>210.585.73.891.00<1

 

SafetyFilmフィルム構造《NE200》

%e9%98%b2%e7%8a%af

飛散防止性能(JIS A 5759)
ショット バッグ試験層間変位
破壊試験
合格分類
合格合格
(受験:第06A2095号)
JIS A 5759
A法
JIS A 5759
B法
物理的特性光学的特性
総厚
(μm)
粘着力
(g/inch)
引張強さ
(kgf/m㎡)
伸び
(%)
引裂強度
(lbs/inch)
耐貫通力
(lbs)
表面強度
(H)
日射可視光線紫外線
反射率
(%)
透過率
(%)
吸収率
(%)
透過率
(%)
透過率
(%)
233
剥離
紙除
3200(M.D)14.2166(MD)21793.2>210.484.15.591.00<2

飛散防止フィルム衝撃試験について

firumu2
フィルムが規格に沿っているかを試験している光景(JIS規格)

JIS A5759A法とは?
衝突による飛散と障害の防止(ショットバック試験)

人体衝突を模した試験で45kgのショットバックを落下高30cmで振り子状に落下させ、飛散状況を確認する試験
飛散したガラスの大きな破片を10個選び出し、その重量が80g以下で最大破片の1個の重量が55g以下とする(ガラスの厚みは5mm)(合格基準)
ショットバック…人に例えた重り入りの袋で45kgは11歳児相当になります

JIS A5759B法とは?

B法…層間変位による飛散防止地震などで窓枠が変形し、ガラスが歪んだ場合の飛散防止性能試験
飛散防止は率は95%以上でないといけない(ガラスの厚みは5mm)(合格基準)

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