しろくまコラム SHIROKUMA COLUMN
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コラム
アパートの鉄部塗装が剥がれる本当の理由と、上田市で実践すべき「2回目」を無くすための根本対策

アパートやマンションを管理されているオーナー様にとって、外階段や廊下の手すり、ベランダといった「鉄部」の塗装剥がれは、見た目の印象を損ねるだけでなく、建物の寿命に直結する深刻な問題です。
特に上田市周辺では、鉄部のサビや塗膜の剥がれを放置すると、単なる美観の低下にとどまらず、入居率の低下や、将来的な大規模交換工事による莫大な出費につながるリスクを孕んでいます。
「数年前に塗ったばかりなのに、もう剥がれてきた…」 そうお悩みのオーナー様も少なくありません。実は、鉄部塗装がすぐに剥がれてしまうのには、明確な構造上の理由と、施工プロセスにおける盲点があります。
今回は、鉄部塗装の剥がれが引き起こすアパート経営へのリスクと、長持ちさせるために絶対に欠かせない確実な対策について解説します。
目次
なぜアパートの鉄部塗装はすぐに剥がれてしまうのか?

鉄部塗装が短期間で剥がれる最大の原因は、「下地処理(ケレン作業)の不足」と「塗料の選定ミス」にあります。
外壁や屋根の塗装に比べ、鉄部の塗装は非常に繊細です。鉄の表面はツルツルしているため、そのまま塗料を塗っても強固に密着しません。また、すでに発生しているサビの上からどれだけ高級な塗料を重ねても、サビが内側から塗膜を押し上げてしまい、すぐにベロリと剥がれてしまいます。
「ケレン作業(サビ落とし・目荒らし)」の手抜き
鉄部塗装の命とも言えるのが「ケレン」と呼ばれる工程です。マジックロンややすり、電動工具を使って、古い塗膜やサビを徹底的に削り落とし、同時に鉄の表面に微細な傷をつけて塗料の食いつきを良くする(目荒らし)作業です。 この作業は非常に地味で体力を要するため、見積もりを極端に安くする業者や、下請けに丸投げされて工期に追われた現場では、最も簡略化されやすいポイントです。
湿気を含んだままの施工
鉄部に水分が残った状態で塗装をすると、塗料の内側に水分が閉じ込められます。これが気温の上昇とともに蒸発・膨張し、塗膜を内側から押し上げることで「膨れ」や「剥がれ」を引き起こします。
放置厳禁!鉄部の剥がれがもたらすアパート経営の3大リスク

「まだ少し剥がれているだけだから」と放置をすることは、アパートの資産価値を急速にすり減らす原因になります。
リスク1:入居率の低下と家賃の下落
内見に来た入居希望者が最初に目にするのは、アパートの外観です。エントランスの鉄骨柱や階段の手すりがサビて塗装が剥がれていると、第一印象で「管理が行き届いていない物件」と判断されてしまいます。これは退去率の増加や、家賃を下げなければ入居が決まらないという悪循環を生みます。
リスク2:入居者の安全を脅かす「爆裂・崩落」事故
手すりや階段の段床(踏み面)のサビが進むと、鉄の強度が著しく低下します。最悪の場合、入居者が手すりに寄りかかった際に破損したり、階段が踏み抜けて転落事故につながったりする危険性があります。オーナー様としての管理責任(工作物責任)を問われる事態になりかねません。
リスク3:修繕コストが数倍に跳ね上がる
塗装が剥がれて鉄骨自体が腐食し、穴が空いたり薄くなったりすると、もう「塗装」では直せません。鉄骨を溶接して補強するか、階段そのものを丸ごと交換する大規模な鉄骨入れ替え工事が必要になります。これには塗装工事の数倍〜十数倍の費用がかかります。
上田市のアパートで実践すべき、剥がれを止める根本対策

鉄部の剥がれを再発させず、次のメンテナンス周期まで美しさと強度を保つためには、以下の対策を徹底する必要があります。
対策1:ケレンの「クラス(段階)」を明確にしている業者を選ぶ
ケレン作業には、サビの度合いに応じて1〜4種までのクラスがあります。
一般的なアパートの改修では「3種ケレン(活きている塗膜は残し、サビと剥がれを落とす)」が主流ですが、サビが深い場合は「2種ケレン(電動工具を使い、徹底的に黒皮やサビを落として金属光沢を出す)」が必要です。
見積書に「鉄部塗装 一式」としか書かれていない業者は避け、「ケレン作業(3種)」などと具体的に明記し、施工中の写真を細かく提出してくれる会社を選ぶことが重要です。
対策2:高防錆・高密着な「エポキシ樹脂系下塗り材」の採用
下地を綺麗にした後、最初に塗るサビ止め塗料(下塗り)の質が耐久性を左右します。現在、最も信頼性が高いのは「変性エポキシ樹脂系サビ止め塗料」です。鉄板への密着力が非常に高く、サビの進行を強力に抑え込みます。
安価な一液型のサビ止めではなく、耐久性の高い二液型(硬化剤を混ぜるタイプ)を使用しているか確認してください。
対策3:入念な「隙間・ボルト周り」のシーリング処理
鉄部が剥がれるきっかけの多くは、鉄板が重なる隙間や、階段を固定するボルトの根元から雨水が侵入することです。
塗装前にこれらの隙間をシーリング材(防水材)でしっかりと埋める処理(水切り処理・隙間埋め)を行うことで、水の侵入経路を完全に断ち切ります。
まとめ:鉄部塗装は「安さ」ではなく「下地への誠実さ」で選ぶ

アパートの鉄部塗装を長持ちさせる秘訣は、高価なプレミアム塗料を使うことではありません。「どれだけ実直に、時間をかけて古いサビを削り落としたか」という、職人の誠実さにすべてがかかっています。
相見積もりを取った際、他社よりも極端に安い見積もりを出す業者は、この手間のかかるケレン作業をカットしている可能性が極めて高いと言えます。
結果として、2〜3年でまた剥がれてしまい、再度工事費用がかかる「安物買いの銭失い」になりかねません。
私たち独自の強みは、アパート一棟一棟の劣化状況に合わせた最適なケレン処理の選定と、水分管理を徹底した確実な施工プロセスです。
入居者様に選ばれ続ける美観と、長期的な修繕コストの削減を同時に実現するアパート維持補修をご提案いたします。
「外階段の手すりにサビ浮きが見られる」「前回の塗装から数年しか経っていないのに剥がれてきた」とお気づきのオーナー様は、建物の致命的なダメージにつながる前に、まずは現状の劣化診断からお気軽にご相談ください。



















