暮らしを楽しむ情報たくさんのしろくまコラム。

最適な外壁塗装を考える際、「機能性」「耐候性」「デザイン」など、選ぶ基準は多岐にわたります。
しかし一番気になるのはやはり「費用」ではないでしょうか。
特に外壁は広い面積を占めるため、数十万円から百万円を超える大きな出費になります。
見積もりを前に「どのくらい必要？」「相場は？」と不安が募るものですが、千曲市の一般的なケースに基づく相場を知っておくことで、予算計画が立てやすくなります。
本記事では、Astec（アステック）ペイントの主要プランを使って、30坪・45坪それぞれの費用相場を詳しく解説。
さらに、費用増加の要因や「安さ」の裏側、賢くお得に工事を進めるポイントまで網羅しますので、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装の費用・相場

外壁塗装の費用は、建物の立地や築年数、外壁材の種類、劣化状況などによって大きく変動します。
ここでは千曲市で多い「2階建て木造住宅」の例として、Astecプランの主な4種類（水性シリコン／油性シリコン／無機塗料／フッ素塗料）を使い、㎡単価と合計金額の相場を見ていきます。

30坪（2階建て・塗装面積150㎡）

30坪の住宅（延床面積約100㎡、外壁塗装面積約150㎡）でのAstecプラン別費用例を以下の表にまとめました。
実際の見積もりでは足場代やコーキング補修費用が別途加算されることが多いため、表をご参考の上、プラスαの予算を想定しておくと安心です。

超低汚染リファイン1000Si-IR　2,300円/㎡（耐用年数～15年）

超低汚染リファイン1000Si-IRで塗装した場合　2,400円/㎡

シリコンREVO1000（～16年）

シリコンREVOで塗装した場合　2,700円/㎡

無機UVコート（～23年）

無機UVコートで塗装した場合　3,400円/㎡

45坪（2階建て・塗装面積180㎡）

45坪の住宅（延床面積約150㎡、外壁塗装面積約180㎡）におけるAstecプラン別の費用相場は下表の通りです。
坪数が増えると塗装面積が広がるため、㎡単価は同一でも総額は大きくアップします。
足場やコーキングを含めたトータルコストをシミュレーションし、ご予算に合わせたプラン選びを心がけましょう。

超低汚染リファイン1000Si-IR　2,300円/㎡（耐用年数～15年）

超低汚染リファイン1000Si-IRで塗装した場合　2,400円/㎡

シリコンREVO1000（～16年）

シリコンREVOで塗装した場合　2,700円/㎡

無機UVコート（～23年）

無機UVコートで塗装した場合　3,400円/㎡

外壁の劣化を補修する方法＆費用相場

外壁の劣化は、主に以下の３つの方法で補修します。住宅全体の劣化状態やご予算、仕上がりイメージに合わせて最適な工法を選びましょう。

1.部分補修

劣化箇所がピンポイントの場合に有効な工法です。

・ひび割れ（幅0.3mm以上）
U字カットシーリング処理を実施。ひびをU字型に広げてシーリング材を充填し、樹脂モルタルで平滑化。
・欠けやクラック
サイディング外壁なら部分的に張り替えを行い、段差を補修。
・サビや塗膜浮き
金属部はケレン（研磨）後にサビ止め塗料、シーリング補修してから塗装。

補足：「部分補修」は低コストですが、補修跡が残りやすいため、目立たなくしたい場合は全面塗装をおすすめします。

2.外壁塗装

外壁全体に劣化症状が広がっている、あるいは補修跡を残したくない場合に最適です。

メリット

・外壁を新築時のように美しく復元
・色を替えてイメージチェンジが可能
・下地処理・中塗り・上塗りの３回塗りで耐久性アップ

費用相場：80～150万円

補足：全面塗装には足場代や高圧洗浄費用、下地調整費用も含まれるため、実際の見積もりは坪数や劣化状況を踏まえて業者に確認してください。

3.重ね張り・張り替え

重ね張り	既存の外壁の上に、新しい外壁材を施工する補修方法。
張り替え	既存の外壁を取り除き、新しい外壁材を施工する補修方法。

塗装では補修できないほど下地や断熱材まで劣化が進んでいる場合に選択します。また、外壁材自体を新しくしたい場合にも有効です。

・重ね張り：既存外壁の上に新しいサイディングを重ねて施工。コストを抑えつつ断熱性能も向上。約150万円～
・張り替え：既存外壁を撤去して新規にサイディングを貼り替え。外観を一新できるがコストは張り替え：200万円～
・補足：重ね張り・張り替えは、下地の状態確認や撤去作業に手間がかかるため、施工前の現地調査が必須です。

外壁の状態・建物立地で費用が高くなるの？

塗装面積やプランだけでなく、外壁そのものの「劣化状態」や建物の立地環境によっては追加補修が必要となり、費用が上乗せされるケースがあります。
ここでは代表的な3つの要因を掘り下げます。

要因①サビの発生

鉄部や金属製の幕板・庇（ひさし）周りで発生しやすいサビは、外壁にも広がることがあります。
サビは塗膜の下で進行し、放置すると塗膜の浮き・膨れを招くため、サビ止め塗料で下地を処理したり、金属部を交換する必要があります。金属部補修＋塗装で数万円～数十万円の費用が別途かかる場合があります。

要因②塗膜のはがれ

外壁に付着した汚れや湿気、紫外線などで塗膜が剥がれると、防水性能が失われます。
塗膜はがれが広範囲に及ぶ場合は、剥がれた箇所のケレン（研磨）作業や下地調整を丁寧に行い、下塗りから上塗りまで再施工する必要があります。はがれた面積・程度に応じて20㎡あたり数万円の補修費用が発生します。

 要因③モルタルのひび割れ

モルタル壁は温度変化や建物の揺れによって小さなクラック（ひび割れ）が発生しやすく、放置すると雨水が内部に浸透して躯体の劣化を進行させます。
細いクラックであれば下塗り材で埋まることもありますが、幅が1mm以上ある大きなクラックは樹脂モルタルやコーキングでの補修が必要です。
亀裂部分を丁寧に補修した後に塗装を行うため、補修費用として10万円前後が別途発生するケースが一般的です。
耐久性を確保しつつ、後々のトラブルを防ぐためにも、事前にひび割れ補修費用を見積もりに含めることが重要です。

要因④サイディングの劣化

窯業系サイディングは塗膜の劣化が進むと、防水機能を失い、雨水を吸収するたびに膨張と乾燥を繰り返して反りやクラックが生じます。
反りはビス打ちである程度矯正できますが、サイディング材自体が脆くなっていると割れやすく、全面的な張り替えが必要になる場合もあります。
また、サッシまわりや継ぎ目のビス周辺にはひび割れが入りやすく、樹脂モルタルやコーキングによる補修作業がメインですが、劣化がひどい場合はサイディング材交換費用（数万円～数十万円）が追加で必要になります。
劣化状況は専門業者に診断してもらうことをおすすめします。

要因⑤幅0.3mm以上のひび割れ

小さなクラックは下塗りで埋まることもありますが、幅0.3mm以上になると、U字カットやVカットでひび割れを露出させ、充填処理が必要です。
幅の大きいひび割れは再発防止のために樹脂モルタル補修後、シーリング材でしっかり充填し、その上から塗装を行います。ひび割れ1本あたり数千円～1万円程度が目安です。

要因⑥ 苔・藻の繁殖

建物の北面や日陰になりやすい場所は湿気がこもりやすく、苔・藻が繁殖しやすい環境です。
表面に付着した汚れは高圧洗浄で除去できますが、長年放置された場合は外壁材の表層が劣化し、表面がボロボロになることがあります。
この場合、洗浄後に下地補修や部分的な張り替えが必要になり、洗浄費用（約1万円～3万円）に加えて補修費用が発生します。
苔・藻の繁殖は美観だけでなく、外壁の劣化を促進する要因ですので、定期的な点検と清掃を行い、早めに対策を講じることがコスト抑制につながります。

しろくまペイントの価格には理由があります

外壁塗装を「安さ」だけで選ぶと、あとでトラブルに発展するリスクがあります。
激安業者の多くはコストカットの手段として下地処理や塗装回数の省略などを行い、人件費や管理体制を削減しています。
ここでは、その代表的な理由を解説します。

手抜き・粗悪な工事

外壁塗装は職人の技術と時間がコストの大部分を占めます。
激安業者は人件費を大幅にカットするために、職人の数を減らしたり、作業時間を短縮したりします。
その結果、適切な下地処理が行われないまま塗装したり、塗料の希釈倍率を守らずに塗布回数を2回に減らしたりといった“手抜き工事”が発生しやすくなります。
表面的には一見きれいに仕上がって見えても、数年で塗膜の剥がれや色あせ、ひび割れが再発し、結局は再施工や補修で余計な費用がかかることがほとんどです。

品質の管理

適正価格の業者では、工程ごとに施工管理責任者が点検を行い、必要に応じて写真撮影や報告書の作成を行います。
しかし、安価な業者は管理体制を簡素化し、作業が完了したかどうかを第三者が確認しないまま引き渡してしまうことがあります。
塗り回数や下地チェックが不十分なまま工事を終えると、「見積りでは3回塗りになっていたはずなのに実際は2回しか塗っていなかった」といったトラブルに発展します。
信頼できる業者かどうかは、保証書・施工報告書の有無やアフターサービスの体制で判断しましょう。

外壁塗装工事を成功させるには

高品質かつ長持ちさせるためには、費用以外のポイントも押さえておく必要があります。
千曲市で安心して依頼できる業者選びや、費用を抑えるコツを紹介します。

火災保険の活用

千曲市は冬季の降雪量が多い地域のため、雪の重みで雨樋の変形や屋根の破損が起きやすくなります。
雪害や風災による損傷は火災保険で補償対象となる場合があり、保険金を活用すれば工事費用の自己負担を大きく軽減できます。
火災保険適用の可否や申請手続きについても、当社がサポートいたしますので、まずは被害状況を無料で診断させてください。

地域密着の塗装店への依頼

外壁塗装は10～15年のメンテナンスサイクルが一般的です。
千曲市の気候や環境を熟知した地域密着の業者であれば、施工後に不具合が起きても迅速に駆けつけてくれます。
また、地元での施工実績が豊富なため、最適な塗料選びや工事時期の提案が期待できます。
さらに、地元業者は顧客との信頼関係を重視するため、アフターサービスや保証内容も充実している場合が多いです。

塗装時期やキャンペーンでお得に工事ができる

割引や春のシーズンキャンペーンを実施している業者も多く、通常時より10～20％程度安くなるケースがあります。
たとえば、当社「しろくまペイント」では春限定の割引プランや、毎年恒例の「初売り」「周年記念イベント」などを開催しています。
先着限定の特典やプランもありますので、見積もり時に時期やキャンペーン情報を確認してみてください。

リフォームローンの活用

外壁塗装を検討したとき、多くの方がまとまった手持ち資金の確保に悩みます。
しかし、リフォームローンを利用すれば、無理なく分割で支払うことが可能です。
ローンを活用して早めに施工を行うことで、劣化の進行を食い止め、大掛かりな補修が必要になるリスクを軽減できます。
当社では複数のローン会社と提携しており、低金利プランや手続きのサポートも行っています。

まだまだお得な情報を発信していきます！

外壁塗装は住宅を守る大切なメンテナンスですが、大きな投資でもあります。
安さだけで選ぶと後悔することも少なくありません。
千曲市で外壁塗装を検討する際は、本記事で紹介したAstecプランの相場を参考に、費用だけでなく品質やアフターサービスにも注目して業者選びを行いましょう。
しろくまペイントは、高品質・適正価格をモットーに、地域の皆さまの住まいを長く安心して守るご提案をいたします。お気軽にご相談ください。